地上のエースオブエースと呼ばれた騎士R   作:ウィングゼロ

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回想『少女との出会い』

 

女性に道案内されて辿り着いたのはこのはじまりの街に佇む教会で中に入ると埃ぽく至るところ汚れてはいるが贅沢言えないし充分だと思える。

 

それ以上に驚いたのは此処にいる人たちだ。

 

先程の女性を除いて8人も此処にプレイヤーがいたしかも俺より幼い小学生…中学一年と行ったところか。

 

そして教会の一室にて設置されているベッドに背おっていた明日奈を寝かせる。

 

「すみません、ありがとうございます…えっと…名前いってませんでしたねカイルです」

 

「カイル君ね私はサーシャと言います、それじゃあ私、外に見回りに行けないから…その人のことお願いしますね」

 

そういってサーシャさんは部屋から出ていき部屋に俺と明日奈だけになると近くの古びた椅子に座り自然に俺は気絶している明日奈に視線を向けた。

 

「3年か…そんなにも時間が過ぎていたんだな」

 

年月の経過に染々と浸っていると明日奈のことを考える。

 

「君は今でも縛られているのか?」

 

返答など来るはずもなく俺の独り言が響く。

 

俺と明日奈の邂逅、あれは本当に偶然であったといってもいい

 

3年前…あの日…突然…

 

 

回想

3年前…

 

「里帰りするからカイルも一緒に来てくれない?」

 

「はい?」

 

突然の里帰り発言に困惑する俺

 

現在ミッドチルダ北東の市街地から離れて山々等に囲まれた中に1軒の豪邸…いや?城か?いや要塞だな…1軒の要塞…デュナミス家の俺の部屋、管理局の仕事も長期休暇でなく暇をもて甘しデバイスをいじっていた俺のもとに俺と同じ茶髪の髪にまだ女子高生じゃね?と思うぐらい若いこの人こそ俺に桜月流剣術を教えてくれた師匠にして俺の母さん、神楽・デュナミスだ

 

「だからカイルも一緒に私の故郷に観光目的で行ってみよう~って言ったの」

 

「…確か母さんの故郷って第97世界の地球だよな」

 

名前から察するに母さんはミッドチルダ生まれではなく、地球という世界の生まれだ。

 

管理外のはずなんだけど…どうやって出会ったんだろう?

 

そういえば前に父さんに聞いてみたとき滅茶苦茶遠目で憂鬱に浸ってたな…結局教えてくれなかったけど。

 

「そういえば、母さん以外に誰がいくの?」

 

「え?カイル以外いないわよ?」

 

その瞬間俺の表情は凍る、今とんでもないこといったぞこの人は…

 

「ちょ、ちょっとまって二人だけ!?使用人は誰もつれていかない気!?ステラとか…あとジョルジュ!」

 

「ステラは休暇でいないし、ジョルジュは…大きいし目立ちやすいわ」

 

そうだった!ステラは今日、休暇でいないんだった!ジョルジュは…母さんのいう通りだな

 

「いや他にもシグルド兄さんやヴァン兄さん、モニカ姉さんやカナ姉さんがいるじゃないか」

 

「シグルドは黒獅子騎士団の演習で忙しいしヴァンも同じで白甲騎士団の演習、モニカは学会で忙しいみたいだし、カナは趣味に没頭中だからカイルだけなの♪あとユミカも今、晶彦くんと通信中だから」

 

ま、まさかここまで…みんな他の予定があるとはカンナ達は…逆に連れていくと怖いからやめといた方がいいな。

 

「はぁ…わかったそれじゃあ支度するから母さんは玄関まてで待ってて」

 

流石に折れた俺は母さんに玄関に行っておいてと言い直ぐ様支度を済ませて家を出た

 

 

「うわぁ~懐かしい~」

 

そして個人用のテレポートや次元航空機に乗って地球の日本の東京の品川という場所にやって来た。

 

「地球には始めてきたけど…あんまりミッドと変わりないな」

 

なんというか技術的にはミッドより劣ってるけど…ミッドよりかは平和な感じがするな

 

「さてと、母さんどこにいきたいの?」

 

…………?

 

 

「母さん?」

 

不意に返事がなかったために後ろふりかえると母さんの姿が無くなっていた。

 

「い、居ない!!」

 

しまったつい目を離した隙にどっか行ってしまったのか!?

 

「母さん極度の方向音痴だから」

 

もし目を離して一人にしたら危険すぎる

 

「そうだ!通信!」

 

そういって通信端末…こっちの世界だとケータイと呼ばれているものに疑似しているこれを取りだし母さんの端末にかける。

 

ワンコール

ツーコール

繋がった!

 

「母さん!俺だ!今どこに…」

 

《ん?カイルかどうしたんだ?いきなり》

 

端末から聞こえてくる声は母さんの声ではなく男性の声であり、その声は聞き覚えのある声だったために少し混乱した。

 

「と、父さん!?どうして母さんの通信端末から!?」

 

この声の主はライン・デュナミス、現デュナミス家の当主である。

 

《何って…神楽、通信端末を忘れたみたいでな》

 

マジかよ…なんでこんなときに天然ボケまでしちゃうかな!?

 

《それより、なんか神楽に用があったのか?》

 

「いや実は母さんと二人で今地球の東京にいて…目を離した隙に何処かへ…はっ!」

 

つい状況を説明してしまい、その聞いているのがよりにもよって父さんだ…つまりは…

 

《神楽が…行方不明…》

 

「お、落ち着いてくれ!父さん!まだ居なくなってからそんなに…」

 

《神楽ぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!今探しにいくぞぉ!!!》

 

耳元でものすごく煩い父さんの声で耳が痛くなり、そのあと向こうで落ちたおとがしたあとなにも聞こえなくなった。

 

「父さん?父さん!」

 

声をかけるが応答がない。

 

最悪だ、一番起こしてはならないことを起こしてしまった父さんは物凄く強い人なのだが家族何かに何かあったら…特に母さんの場合暴走する…所為の親バカ&ラブラブカップルだ、まあ後者でこの大家族になったのだが…

《あれ?母さんの通信端末、なんでこんなところに?しかも通信中?》

 

不意に父さんではない声が聞こえその声も聞き覚えのある人だ。

 

「モニカ姉!俺だ!カイルだ!」

 

《あれカイル?どうしたのよいきなり》

 

モニカ・デュナミス

 

デュナミス家の長女にして今は大学生一年の彼女は母さんの通信端末を拾ったようだ。

 

「急いでるから手短に話すけど…」

 

《うん》

 

「母さんの里帰りに付き合って

目を離した隙に母さんいなくなった

それで父さんが暴走」

 

《OK理解したわ、父さんはこっちで抑える》

 

どうやら読み込めたようだ。

 

《こっちでもカナに母さんの行方を捜索してもらうから何かあったら連絡するわ》

 

「うん、それじゃあ頼む」

 

そういって端末を閉じて母さんを探すために走り出した。

 

2時間後…

 

「くそ…一体どこに行ったんだ…」

 

2時間…母さんを探したがその人影すら見つからなかった。

 

「姉さん達から連絡がないし…」

 

河川敷を駆け足で探していると前方の橋の下に二人ほど人影が見えた。

 

「?」

 

不意に近づきて見ると何やら男が大声で言っているようだ。

 

「明日奈、いい加減に来るんだ」

 

「嫌よ!そうやって点数稼ぎのつもり!?」

 

明日奈と呼ばれた少女は目の前の男性エセ紳士みたいな奴を睨む。

 

「うっとおしいな…さっさと来い!」

 

男性は少女乱暴に取り押さえようとする。

 

こんな現場をみてみすみす見過ごすわけにはいかないよな

 

そういって俺は直ぐ様石柱から出て二人の間に入って男性に鳩尾。

 

「ぐふぅ!」

 

「え、あ、え?」

 

突然のことに戸惑う少女を横目に俺は男性を見る。

 

「このガキ!ヒーロー気取りのつもりか?」

 

「気取るもなにも端から大の大人がまだ幼い女の子に襲いかかろうとしていたら助けるさ」

 

「ふん!彼女は僕の知り合いさ…正確には彼女の両親とは親しいなかというわけだ…その二人から明日奈を連れてくるように言われていてね」

 

「…本当なのか…それ」

 

俺は後ろの女の子に訪ねるとなにも答えないが首を縦に振って頷いた。

 

だが、彼女の体は何やら震えているようだった。

 

「そういうわけだ、だからとっとと、ガキはすっこんでろ」

 

そういって俺の横を通りすぎようとしたときだった。

 

「やっぱ、見捨てられないよな…!」

 

俺は男性の腕をつかみそのまま一本背負いで川に投げ飛ばした。

 

「逃げるぞ」

 

「え!?」

 

川に落としたがそんなの時間稼ぎでしかない俺はこの隙に女の子の手を握りこの場から離れた。

 

そして河川敷を沿って30分ぐらい走って追ってきていないことを確認したあと近場のベンチで休憩していた。

 

「ふぅ…ここまで来ればだいじょぶだろ…」

 

「どうして、助けたの?」

 

「助けることに理由なんているのか?強いていうならあいつについていくことを拒んでいたからな…だから見過ごせなかった…それだけだ」

 

「変わった人ねあなた」

 

そこまで変わってるか?俺?

 

「んで、どうして、あいつは君を連れ戻そうと?家出でもしたの?無理に言わなくていいけど」

 

「…学校の成績を落として、両親に失望させちゃって…」

 

「そんなに厳しい両親なのか?」

 

「お父さんは…そんなに厳しくはないよ、けどお母さんは…」

 

なるほど、母親が厳しいのか

 

「進路のこととかなんでも決めちゃうんだ…それで期待されてたのに…落としちゃって…此処で落ち込んでいるの」

 

女の子は寂しそうな顔をしながらその理由をいう。

 

「それって…他人が決めたことなのか?自分で決めたんじゃないのか?」

 

「うん、自分で何かしたいってことはあったけど…逆らう勇気なんてないから」

 

そんな…そんなの…まるで篭の中の鳥じゃないか

 

「なんか、悲しいなそんなの」

 

「え?」

 

「だって自分がやりたいことがものが目の前にあるのに届かないなんて…」

 

「檻みたいっておもう?」

 

「ああ」

 

そう返答すると何故か彼女はくすりと微笑む。

 

「どうして笑うのさ」

 

「ううん、優しいんだなって」

 

「まあ、俺はこんなんだしな…さてと、そろそろ移動するかあいつに追い付かれると…」

 

移動しようとして立ち上がり向いた方向を見た瞬間言葉がつまった。

 

「み、見つけたぞ…クソガキ!!」

 

「うわあ…予想以上に早かった」

 

向いている目線の先には服がびしょ濡れて完全に頭に血がのぼっている男性だ。

 

「この僕をこけにしやがって…痛め付けてやる!」

 

「その言葉今の姿で言っても説得力ないよ」

 

彼の姿に呆れている俺はほっといても問題なさそうだと思いここから立ち去ろうとしたときだった。

 

「ようやく見つけたわ、明日奈」

 

近くの車から出てきたであろう女性は女の子向けてそう言いはなった。

 

「まさか、あの人は」

 

「お母さん」

 

やっぱりな、でもこの子が言っていた母親が登場するとは予想外だな

 

「全く、手間をかかせないで」

 

「ごめんなさい」

 

「さあ、さっさと家に帰って勉強しなさい、こんなところで時間が無駄なだけよ」

 

流石に女性が言ったことに気がさわり間に入る。

 

「何かしら?」

 

「さっきの言葉撤回してください…この世界に無駄ということは何一つない」

 

「これは家族の問題よ部外者は引っ込んでなさい」

 

「引きません、彼女の将来は彼女のものだ!家族だろうと縛り付ける権利なんてない!」

 

互いに睨み付け完全に一触即発の雰囲気が漂い始める。

 

「ま、待って!母さん!家に戻るから、彼のことは許して!」

 

この空気に動いたのは予想外にも女の子だった。

「正気か!?このままだと君は」

 

「いいの!私はこれで…母さん、少しだけ彼と話がしたいです、少しだけ待ってくれませんか」

 

「…いいわ、でもすぐに済ませなさい」

 

「はい」

 

そうして、少し離れた場所で女の子と話すことになった。

 

「本当にいいのか、これで…これじゃあ結局」

 

「うん、君の言ってくれたことは本当に嬉しかった、けどね、お母さんが本気なったらあなたが危ないわ」

 

彼女は色々とコネを持っているのだろう、それによる社会的に打撃を入れるというところだが…元々地球出身じゃないし…まあ次元世界にパイプがあったとしても天下のデュナミス家を相手にするなど逆に返り討ちにされるのがオチだろう。

 

「私は君みたいに強くないから…」

 

「…カイル」

 

「え?」

 

「カイル・デュナミス…俺の名前、そういえば名前をいってなかったなって」

 

「そういえばそうだったね、私は明日奈、結城明日奈」

 

結城明日奈…か良い名前だな

 

「それじゃあ、私行くね…さよなら、カイルくん」

 

「さよならじゃないよ」

 

「え?」

 

「またいつか会いに行く、だから、またな明日奈」

 

「…うん、またね、カイルくん」

 

そういって明日奈は微笑んでまた会うことを約束して母親と共に車に乗り込み去っていった。

「……あなたは行かなくていいんですか?」

 

そういってある人に振り向く、そこにいるのは明日奈を追っていた男性だ。

 

「頭悪いな…こんなにこけにされたんだ…仕返しをしないといけないだろ!?」

 

「…はぁ…警告しておきます、やめておいた方がいいですよ」

 

襲ってきそうな男性に俺は警告した、いや、勝敗がわかってるからだ。

 

「そこまで僕をこけにしたいか!!!」

 

逆に激情し襲いかかってきた。

 

「そうですか…ならやってしまっても問題ないな!」

 

むしゃくしゃしていたんだ…少しストレス発散に付き合ってもらうぞ!

 

 

明日奈side

 

カイルくんと別れて車に乗り家へと帰る道程、カイルくんのことを考える、そういえば、須郷さんも残ったけど…大丈夫だよね

 

「明日奈、勉強の話だけど、今度から家庭教師をつけることにしたわ、それで今よりもっと良い点数を取りなさい」

 

「はい…」

 

母さんの言うことには逆らえない。

 

「それと、先程の男だけど…忘れなさい」

 

「っ!!どうして!?」

 

「そんなの、あなたにとって必要ないからよ、あの男と何を話していたかは知らないけど、あなたにとって関係のないことよ」

 

そんな…やだよ…家族以外にあれだけ安らぎを覚えた人なんていなかった、そんなカイルくんを忘れるなんて私にはできない。

 

けど、母さんには逆らえない…

 

「はい…わかりました…」

 

表面的には母さんに従う、けど、カイルくんのことは絶対に忘れない、心のなかで彼のことをしまい、もう二度と母さんの前では言わない。

 

「そう、なら良いわ……それにしてもあの男の雰囲気…どうして神楽に似ていて…そんなわけないわね、神楽は昔に…」

 

お母さんが小声でなにかいっているけど聞き取れなかった。

 

カイルside

 

「ふぅ…あ~!!まだイライラする!」

 

男性が襲いかかってきて1分俺の近場には顔面がボッコボコで膨れ上がりあの紳士スタイルがどこへやらの男性が倒れ伏せており…まあ見ての通り返り討ちにしました。

 

すると俺のポケットから着信音がなり通信端末を取り出すと、通信相手は…モニカ姉さんだ。

 

「はい、カイルだけど」

 

通信を入れて返事をする、その返事はイライラして刺々しい返事になっているが。

 

《…なにイライラしてるの?》

 

「…別に…それで、母さんの居場所わかったの?」

 

少しでも平常心を取り戻そうと心を落ち着かせる。

 

《カナの情報なら…今母さん、神奈川の海鳴市にいるわ》

 

「…どうやったら他府県にいけんだよ」

 

流石、極度の方向音痴…というか、呆れてさっきのイライラなくなったぞ。

 

「了解、それじゃあ神奈川の方に行くから何かあったらまた連絡して」

 

そういって連絡を終えると俺は神奈川へと向かうことにした。

 

 

そのあと、海鳴市で療養中だった空のエースオブエースに会うのだがそれはまたの機会ということで

 

 

回想終了

 

本当、偶然だったよな…結局この三年間仕事が忙しくて行けなかったし…というか、もう俺のことなんて忘れているんじゃないか?

 

「…早く目を覚ませよ」

 

明日奈の目覚めを祈りながら俺は待つことにした。

 

 




この話で約6000文字…マジでなげぇ!
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