地上のエースオブエースと呼ばれた騎士R   作:ウィングゼロ

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廃館の財宝

アルゴの協力することになり俺と明日奈はアルゴに連れられて森のなかを進んでいた。

 

「本当にこんなところにあるのかな?」

 

坦々と森の奥へと進むなか明日奈は不安の顔を隠せずにいた。

 

「まあ、なければそれまでだ…別に問題ないだろう」

 

この道中にでも敵は出くわす、そいつらは先ほどいた場所より強いこともあり経験値とコルが貯まっていた。

 

どっちにしても、俺たちにとっては有益な行動であったとされる。

 

そして先頭アルゴが足を止まったのをみて前方を見ると随分と使われていない廃館が存在した。

 

「ここが?」

 

「おう、そうだよ…ここの門前にいるNPCに話しかけるとクエストが発生するんダ」

 

そういって門の近くにいる老人に近づくとこちらに気づいたのか顔を向けてきて頭上には!マークが現れる。

 

「話しかけれバ、クエストが始まるヨ」

 

「あのどうされましたか?」

 

NPCとはいえ訪ねるわけだから言葉使いをを丁寧して訪ねる。

 

「おお~旅の者よ、この老いぼれの話を聞いてはくれませんかね?」

 

「別に構いませんよ」

 

そういうと老人は話を続けた。

 

「実はこの洋館は昔、友人の住まっていたところじゃった」

 

「みての通り、友人は裕福な生まれでなそれは幸せな生活だった」

 

「だが、魔物が頻繁に現れるとき友人は亡くなってしまっての、それからこの館は魔物が住まう巣窟へと変わってしもうた」

 

「そこで旅のお方に此処に住まう魔物を倒していただきたいのです」

 

ようやくすると屋敷に住み着いた友人の敵を討ってほしいってことか

 

そう思っていると目の前にウィンドウが開かれるクエスト名『廃館の財宝』報酬として3000コルか…

 

俺は迷いなく承諾ボタンを押した。

 

「おお~聞き入れてくれますか!どうか、お願いします」

 

そういうと突如門が開いて入れるようになる。

 

「さてと、行こうか」

 

俺の呼び掛けに二人とも頷くのをみて門を潜り家の中へと入る。

 

中は至るところ埃に黴まで生えており床も腐食して嫌な音を響かせる。

 

「ところで、その友人の敵ってどこにいるんだ?」

 

「ん?ああ、一階奥の金庫前にいるヨ、まあカーくんなら問題ないと思うけド」

 

「そうか、ならさっさといこうぜ」

 

薄汚れた廊下を進んでいく俺達は途中にMob等が出現したがワンパターンというのもあって楽勝であった。

 

「流石、カーくん、ここまで楽に行けるとはオイラも思ってなかったヨ」

 

「私、本当にいるのかな?」

 

後ろの二人がそんなこと言っているが目的の場所にたどり着いた。

 

二人もたどり着いたことにより緊張が見られて俺の顔をみて頷くのを見てから中へとはいった。

 

入ると巨大な金庫の前にボロボロな長剣に背中にはボロいマントの骸骨が一体いた。

 

こちらを視認すると不気味な赤い目が俺達を捉え、長剣を構えだした。

 

そしてそのMOBの頭上に名前が出る。

 

『ボーンナイト』骨剣士…かまんまだな

 

「さてと、行くぞ!アルゴは下がってろ!」

 

「うん!」

 

俺と明日奈もお互いの獲物を抜刀しボーンナイト目掛けてかけ出した。

 

「俺が敵の攻撃を捌くから明日奈は隙をついて攻撃を!」

 

「うん!」

 

先に攻撃を仕掛けてきたのはリーチの長い長剣を持つボーンナイトだ。

 

長剣を振るうが軌道を読んだ俺は難なくと弾き体制を崩させてから後退して明日奈がレイピアでその隙に攻撃をいれた。

 

攻撃は通ったがダメージは1割にも満たない程しか削れていない。

 

このまま追撃を加えようかと思った矢先体制を立て直したボーンナイトの長剣が青く輝いた。

 

「なんだ?」

 

何か強化されたのかと疑問に思っていると後ろからアルゴが驚いた表情で声をあげた。

 

 

「ソードスキル!?β版だと使ってこなかったのに」

 

ソードスキル?なにそれ?

 

と思っているとボーンナイトがかなりの勢いでこちらに接近し長剣を振るってくる。

 

俺はそれを弾こうと振るった。

 

「くっ!重!」

 

かなり力が強いから今では弾ききれない

 

「カーくん!避けろルンダ!」

 

「カイルくん!」

 

「避けるったってな…」

 

二人とも悲鳴に近い声でそう言うが…ここから避ける行動はとれないだろう。

 

だが、まだ俺はいたって冷静だ…

 

「全く、軽くあしらえると思ってたけど…そうもいかないか」

 

出来れば使わずに倒したかったが

 

「四の五の言えないよな」

 

なら見せてやるよ俺の本気を!

 

受け止めていた俺の剣を瞬時に逆手に持ち受け止めていたボーンナイトの長剣を当たらないように剣で軌道をそらす。

 

勢い余ったボーンナイトは自ら俺に懐に入らせてくれたので俺は剣を再度元の構えに戻して突きの構えを取る。

 

「二式、神駆」

 

そう技名を口にして俺は突きの構えの剣を高速で2度刺し、その衝撃からかボーンナイトが後ろにぶっ飛ぶ

 

「良くできてるな…だが終わらないぞ!」

 

そういって俺は足の筋力をフルに使い飛び出しボーンナイトに追い抜くと鞘無しで抜刀の構えを取る。

 

「六式!翔龍!」

 

鞘無しでそれにより摩擦無しの高速抜刀で切り上げる。まだまだここからが空中連撃の時間だ。

 

そういってまた筋力をすべて使って飛び上がり先ずは勢いからの回し蹴りを一撃、そこからボーンナイトの体を踏み台にサマーソルトを顔面に食らわせる。

 

「八式!臥竜連牙!!」

 

そして同じくらいの高さになったぐらいで高速の八連撃を切りつけて、まだまだ…終わる気はない。

 

「三式!空牙!」

 

そして十字に切り裂いてボーンナイトを吹き飛ばし地面に叩きつける。

 

「まだまだ!九式!九蛇の…」

 

「カーくん!もう相手のライフはゼロだよ!」

 

そうアルゴに言われてボーンナイトを見ると奴は青いポリゴンとなり散り経験値とコルを入手された。

 

「なんだよ、もう終わりだったのか」

 

そういいながら剣を鞘に収めてアルゴたちの元へと駆け寄る。

 

「さてと、これでクエストは終わりだよな」

 

「う、うん、あとは依頼人のところに行けバ完了ダゾ」

 

何故か声に戸惑いの様子が見られる、何かあったか?

 

ほと、首を傾げるがまあいいか、今はクエストをクリアしに行かないとな。

 

 

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