アリシアお姉ちゃん奮闘記   作:燐禰

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拝啓:母さん、うちの妹は天才でした

 生き返ってから、何と言うか時の流れは早いもので、瞬く間に1週間が経過した。流石に十年以上が経過していると、色々なものが変わっているらしくこの1週間は驚きの連続だった。

 

 変わっている常識と共に、フェイトには彼女の事情もいっぱい教えてもらった。母さんが発生させたPT事件、まさか管理外世界で発生してたとは思わなかったし、母さんが家の庭園を丸ごと動かしてたとか聞いた時は、コイツ、何言ってるんだ? って思ったね。ロストロギアってのは何でもありだ。

 

 そして次に発生したのが闇の書事件……殆どPT事件に連続して発生してたらしい。闇の書、守護騎士、お馬鹿な私の頭はパンクしそう。で、フェイトはその事件の最中に私と会ったことがあるらしい……なにそれ、怖い。

 

 そしてその後発生したのが紫天の書事件……地球って所は呪われてるのかな? こんな立て続けに弩級ロストロギアの事件が発生して、星が原形保ってるなんてのは驚きだったよ。何かタイムスリップとか、そんな事も言ってた気がするけど、聞き流した。

 

 フェイトの親友のなのははそのどの事件でも大活躍したみたい。まぁ、たぶんフェイトも活躍したんだろうけど、性格上それを大きく語らないせいか、私の聞いた話は清々しい程なのは無双だった。

 

 でもやっぱり無敵の超人なんてのは存在しない。そのなのはが前に入院してたのはそれらの事件で戦い続けたツケによるものらしい。長く溜まった疲労によって鈍った体のせいで、未確認機体との遭遇の際にその影響が現れ、あわや撃墜と言う所まで行ったらしい。

 

 でも他の誰も気付かなかったなのはの不調に、ただ一人だけ気付いた人が居て、その人は自分の仕事を投げ出してなのはを助けに向かい、そのおかげで最悪の事態には至らなかったみたい。それでもやっぱり溜まった疲労と戦闘の怪我によって入院と言う事になったみたいだ。

 

 とまぁ、ここまでが私が生き返るまでにフェイトが体験した事。そしてここからは、私が生き返ってからの事になる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 フェイトが手配してくれた訓練場。システムによって表示された広く何もない岩石地帯。訓練用のバリアジャケットに身を包んだ私の目の前には、極大消滅呪文がぶつかったかのような大穴の空いた岩があった。

 

「こんな感じで、魔力を収束させて撃ち出すんだよ」

 

「へ、へぇ……」

 

 拝啓、母さん……私の妹は、どうやら天才みたいです。巨大な岩石に大穴開けるとか……ま、魔法の力ってすげぇ……

 

「収束魔法には二種類の方式があって、一つは空気中の魔力素を自身の魔力を媒体に収束させる。もう一つは自分が放出した魔力を収束させて再利用。この場合の大きな違いは収束効率に違いがあって――つまり、リンカーコアの魔力変換率を1として――要するに収束魔法の根底理論は――例を上げるなら魔力再変換理論の――その場合はこっちの方式を利用して――で特定下での魔力素をαとして――」

 

「……お、おぅ……」

 

 拝啓、母さん……繰り返します。私の妹は色んな意味で天才です。もう何言ってるのか分かんない以前に、この話がいつ終わるのかも分かんないよ。フェイト、お願いだからお姉ちゃんを同じレベルに考えないで、いや本当に私勉強とか大嫌いだから、理論的なのはあんまり……

 

「これで一通りの魔法は使ってみたけど、お姉ちゃんはどんな魔法が使いたい?」

 

「……翻訳魔法かな?」

 

「そんな魔法ないよ?」

 

「い、いやぁ……私にはどれも難しそうで……ね?」

 

「大丈夫、お姉ちゃんならすぐ何でも出来る様になるよ!」

 

 えぇぇぇぇぇ!? なんで、どこ、一体この1週間のどこで私のハードルはそこまで上がったの!? いやいや、無理だって、無理だから! そんな「私よりお姉ちゃんの方が凄い」みたいな目で見られても、無理なものは無理だからね!

 

「と、ととと、とりあえず今日は、この辺にしようか……」

 

「うん。それじゃあ、帰ろうお姉ちゃん」

 

「アッハイ」

 

 さて、どうするか……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 1週間で見慣れた部屋に戻ってきて荷物を置くと、フェイトが黒いエプロンを付けながら話しかけてくる。

 

「晩ご飯作るね」

 

「は~い」

 

 いつもの様に軽く返事をしてソファーに座り、テレビのリモコンを持った所で気が付く。

 

 まてまて、今の私の状況は何だろう? 朝フェイトの作ってくれたご飯を食べて、昼フェイトに魔法を教えてもらいながらフェイトの作ったお弁当食べて、夜テレビを見ながらフェイトの作ってくれる晩ご飯を待つ。フェイトが出かけてる日は、フェイトに貰ったお小遣いで街へ……ニートじゃないか私!?

 

「これじゃ駄目だ!」

 

「へっ? お、お姉ちゃん。どうしたの?」

 

「フェイト、今すぐ交替! 今日の晩ご飯は私が作る!」

 

「え? お姉ちゃんが?」

 

 戸惑うフェイトから、殆ど無理やりエプロンを奪い取ってキッチンに立つ。

 

「お姉ちゃん……料理できるの?」

 

「包丁に触れたこともない!」

 

「えぇぇぇ!?」

 

 そう、ぶっちゃけ私は料理なんてした事が無い。以前は母さんが作ってくれたし、家に帰れない日はちゃんとお弁当を用意してくれてたからね。しかし、出来ないと言う事は、やらないと言う理由になる筈がない。誰だって初めてはあるんだから、必要なのは挑戦する気持ちだよ!

 

 オロオロと心配そうに動くフェイトをリビングに追いやり、私はまな板の上の食材に向かい立つ……そう、料理は、フィーリングだ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……あの、お姉ちゃん?」

 

「うん?」

 

「これ、なに?」

 

「30分前までは卵と言う名前だったナニカ」

 

 食卓に並んだ私の料理を見て、フェイトが青ざめた顔で聞いてきたので簡潔に答える。

 

「じゃ、じゃあ、これは?」

 

「サラダと言う夢を見て破れた食材達のなれの果て」

 

「こ、こっちのは?」

 

「溺死した野菜達と泥沼」

 

 まず初めに指差したのは、焦げたと言うより溶けたドロドロの卵焼きで、次に尋ねててきたのはピンポン玉位の大きさの野菜が入ったサラダ。その次は物凄い異臭を放つ味噌汁。

 

「残るアレは?」

 

「炭に転生した肉」

 

「お、お姉ちゃんはこれ食べられるの?」

 

「無理!」

 

「なんで、そんな自信満々なの!?」

 

 い、いや~料理って難しいね。ノリと勢いで何とかなると思ったけど、世の中そんなに甘くないみたいだ。もうこれは、食卓と言うか食材の墓場だね。

 

 それを見て呆れた様子で再びエプロンを取るフェイトに、私はわざとらしく落ち込みながら声をかける。

 

「ごめんね……フェイト……私、フェイトを少しでも楽させてあげたくて……」

 

「お姉ちゃん……ううん! その気持ちがすっごく嬉しいよ! 大丈夫、誰だって失敗するから、すぐ私が美味しいご飯作るから!」

 

「ありがと~フェイト」

 

 うちの妹……チョロいなぁ……いや、ホント。尽くすタイプと言うか、悪い男に引っ掛かりそうな単純さだ。

 

 うん、早く魔法を使いこなせるようにならないと……フェイトにちょっかい出す男は、去勢しなくちゃいけないから……うん。もっと強くなろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 夕暮れに染まる病室。窓から見える景色を眺めていたなのはは、病室のドアの音を聞いて振り返る。そこには一人の女性が立っていた。

 

「……来て、くれたんだ」

 

「謹慎がとけましたので」

 

 微笑むなのはの言葉に完結に答え、見舞いらしき女性はベットの近くまで歩いてくる。果物の入ったかごをベットの脇に置き、備え付けの椅子に腰かける。

 

「調子はいかがですか?」

 

「うん。もう大分元気になったよ……あ、あと、ごめんなさい」

 

「……何のことですか?」

 

「わ、私のせいで降格と謹慎を……」

 

 なのはは女性に対し深く頭を下げる。それも当然のことだろう。この女性はなのは自身だけでは無く、フェイト、はやて、果ては同じ任務についていたはやての守護騎士ヴィータでさえ気付かなかったなのはの不調。それにただ一人気が付き、己の任務を放り出してなのはを救った人物だった。

 

 彼女のお陰でなのはは最悪の事態にはならなかったが、当然己の任務を放棄して別世界に無許可で向かった女性に罰が無い訳では無く、彼女は1階級の降格と1年間の減給、そして2週間の謹慎と言う罰を受けた。

 

「……本当にごめんなさい。シュテル」

 

「……そう思うのでしたら、二度とあの馬鹿げた行いを繰り返さない事ですね」

 

「……うん」

 

 女性の名前はシュテル・スタークス。かつて猛威をふるった闇の書の欠片から、なのはをモデルにして生まれたマテリアルと言う存在。かつては理のマテリアルとしてなのはと激しい戦闘を繰り広げた敵であったが、紫天の書を巡る戦いの後主と共に管理局に投降し、現在は時空管理局本局に所属する魔導師である。氷の様な冷静さと、烈火の如き向上心を併せ持つ人物。

 

 なのはの事を好敵手と呼び、その実力は次期トップエースと称されるなのはとほぼ互角であり、誰よりもなのはの力を認めている。だからこそ他の誰も気付かなかったなのはの不調を、彼女だけは気付く事が出来た。

 

「私も折角の好敵手を失うのはごめんですからね」

 

「……好敵手……か……」

 

「うん? 何か不満でも?」

 

 穏やかに告げるシュテルの言葉を受け、なのはは残念そうな表情を浮かべる。

 

 なのはにとってもシュテルは好敵手であるが、同時に彼女の憧れでもあった。自分とそっくりの顔、同じ戦闘スタイルでありながら、自分とは違い常に冷静で己に妥協を許さず、煌めく恒星の様に気高い存在。自分もあんな風に戦えたらと考えた事は、一度や二度では無かった。自分と似ていて、それでもやはり自分とは違う強さを持つ存在……だからこそ、より眩しく見えるのかもしれない。

 

 そしてなのははシュテルを好敵手とは思っている。しかし彼女自身の願いとしては、互いに切磋琢磨する『友人』でありたかった。しかしあくまでシュテルの方はなのはを好敵手として扱っており、プライベートでの接点は殆どないと言っていい。

 

「私は……好敵手より、友達がいいな……」

 

「……病人の戯言ですか?」

 

「ッ!? ち、違っ!?」

 

「……」

 

 なのはの溢した願いをあっさりと切り捨てた後、シュテルはなのはを睨む様に見つめる。まるで試す様な、或いは何かを探る様な視線を受け、なのはも己の想いが本気であると示す為目を逸らさす向き合う。

 

 数分の沈黙が流れ、シュテルは溜息を吐き表情を崩す。

 

「……まぁ、いいでしょう」

 

「え?」

 

「私の思考として、貴女と友人になる事を望むか否か問われれば、否であるとは言えません」

 

「そ、それって……」

 

「今日この瞬間から、私と貴女の関係を友人としましょうと言っています。望んだのは貴女です。構いませんね? ナノハ」

 

「う、うん!」

 

 いつものシュテルらしく声に抑揚はなく淡々とした物言いではあったが、彼女は自分で口にした事を違える人物では無い。つまりシュテルは本当になのはと友達になって良いと言っており、どことなく壁を感じていたなのはにとって何より嬉しい言葉だった。

 

 しかし満面の笑みを浮かべるなのはとは裏腹にシュテルの表情は全く変わらず、何事もなかったかのように椅子から立ち上がる。

 

「さて、それでは様子も見ましたし、私はこれで」

 

「え?」

 

 淡々と告げてドアに向かうシュテルを、なのはは慌てた様子で見る。それもそうだろう。なのは的には友達宣言が完了したので、これから仲良くなれると思っていたのだが……シュテルはいつも通りだった。

 

「ま、待って!」

 

「なんでしょうか?」

 

 何とかシュテルが扉に手をかけた所で呼びとめることができたが、その後が続かない。なにか、何かを言わないとシュテルはこのまま帰ってしまう。

 

「……えと、もっとお話しを……」

 

「……」

 

 なのはがようやく絞り出した言葉は、それだけだった。それに対しシュテルは特に何を言うでもなく、静かな沈黙でなのはを見つめる。

 

 しばらくそのまま沈黙した後、シュテルは溜息を吐きベット脇の椅子まで戻って腰掛け、持ってきた見舞いのリンゴを手に取る。

 

「……りんご、食べますか?」

 

「う、うん!」

 

 シュテルは自分が約束した事は破らない。なのはと友達になると言ったからには、今後対応は友人として行う。そしてその友人の願いであるなら、己の時間に余裕がある以上応じない理由は無い。

 

 満面の笑顔を浮かべるなのはに微笑み、手に持ったりんごを無駄の無い手つきで皮をむいていく。

 

「ほら、出来ましたよ」

 

「あ~ん」

 

「……まったく、貴女と言う人は……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 夕食を食べ終えてまったりとしている中、フェイトが思い出した様に何か封筒を持ってくる。

 

「そういえば、お姉ちゃん。適性検査の結果が出たよ」

 

「おぉ、3日前に受けたやつだね……どれどれ」

 

 フェイトが持ってきてくれたのは、私が少し前に受けた魔法の適性検査の結果。簡単に言ってしまえば、自分の魔力量とかどんな魔法に向いているのかが分かる……魔導師にとって一つの指針になる検査。大抵は訓練学校とかで検査するみたい。

 

 ふふふ、楽しみだ。これで私にどんな才能があるか分かる訳だね! さあ、見せてもらおうか、私の性能ってやつを……

 

「……」

 

「お姉ちゃん?」

 

「ねぇ、フェイト……魔力量E+ってどうなの?」

 

「……えと、こ、これから成長していくんだよ!」

 

 私が開いた検査結果の一番上には、魔力量E+と記載されていた。えっと確かフェイトがAAA+だっけ? これ、何段階違うんだ?

 

「ちなみに、フェイトが5歳の頃の魔力量は?」

 

「……A+……」

 

 くっそっ、天才め……いや、まだだ。まだ系統別魔法適性が……

 

「フェイト」

 

「う、うん?」

 

「この検査結果を見てくれ、コイツをどう思う?」

 

「……すごく……Dランクです」

 

 私の系統別魔法適性の項目には、上から下まで綺麗にDランクと言う文字が刻まれていた。えっと、確か適性の項目に+とかAAAとかは無いから……S、A、B、C、D、E、F辺りだった気がする。え? 嘘? 全部平均以下って事? まてまて、まだ希少技能の項目がある。ものすっごいレアスキルとかあるかも……

 

 希少技能:幻術魔法E 収束魔法E 

 

「おうふ……」

 

「お、お姉ちゃん?」

 

「フェイト……ちょっと君の適性検査表持って来なさい」

 

「え、えと……」

 

「はりあっぷ!」

 

「は、はい!」

 

 自分の検査結果にちょっと目眩を覚えながら、フェイトも執務官試験の為に最新のを持ってる筈だから、持ってこさせる。

 

 そしてそれを恐る恐る見てみると……っておい! 一番低いのでもBランクじゃん!? AとかSがずらりと並んでるんだけど!! 更に更に……

 

 希少技能:魔力変換資質S 収束魔法A

 

 拝啓、母さん……三度言います。私の妹は弩級の天才です。てかこれ、私よりフェイトの方がよっぽど母さんの娘っぽくない?

 

「うん。これ、どう見ても私は才能ないよね?」

 

「そんな事無いよ! お姉ちゃんは凄いよ!」

 

「ど、どのあたりが?」

 

「……」

 

「こっち向こうか、フェイト」

 

 流石のフェイトでもこの有様はフォロー不可能なのか、目を逸らしながら「お姉ちゃんは凄い」と繰り返す。しかし、これは……むむむ……このまま普通にやってたんじゃ難しいな。

 

 言っちゃ悪いけど、フェイトは正直あまり教えるのは上手くない。というか、本人が天才肌のせいで、この位は出来るだろうの基準が高すぎる。検査結果とここまでの感じから、私は掛け値なしの凡人だろうし、フェイトと同じやり方ではとても追いつけない。

 

となると……

 

「よし、修行だ!」

 

「え?」

 

「ちょっと、5年位修行の旅に出てくる!」

 

 バトル物漫画とかのお約束、修行パート。これさえ完了すれば、きっと何か出来る様になる筈だ。うん。具体的なプランは何もないけど……

 

「じゃあ、5年後にミッドチルダで!」

 

「だ、だめぇぇぇ!!」

 

「うぉっ!?」

 

 カッコよく片手を上げて修行に出ようとしたら、フェイトに思いっきりしがみ付かれる。

 

「……い、いや、だから修業の……」

 

「居なくなっちゃ……やだぁ……」

 

「ッ!?!?」

 

 な、涙目プラス上目使いだとぉ!? そ、そんな攻撃如きで私の決意は……

 

「……毎日、御夕飯までには帰ります」

 

「うん!」

 

 私よわっ……いや、でもこれはしょうがないよね。可愛い妹を泣かせる訳にもいかないしね。

 

 さて、後は修行って言っても具体的に何をするか……とりあえず、リンディさんに紹介状とか書いてもらって、実戦経験を積みまくろうかな。

 

 うん。私が才能ない凡人だってのはよく分かったし、たぶん私は修行を積んでも弱いままだろう。でもそれを言い訳にするつもりはない。才能が無く弱いのなら、それで才能があって強い相手に勝てる手段を探せばいい。強さは勝敗を手繰り寄せる手段になるけど、それだけが勝敗を決める訳じゃない。

 

 フェイトの語るお姉ちゃんは凄いとの言葉を、現実にする為に……ちょっと本腰入れて頑張るかなぁ……

 

 




まさかのシュテなのである。

シュテルの名前はゲーム版、シュテル・ザ・デストラクターではなく、innocent版のシュテル・スタークスにしました。なんとなく

そしてアリシアは原作基準で、魔法の才能はありませんし、勉強嫌いの実戦派です。

現状妹はチョロくて、お姉ちゃんはポンコツですが、これから自分にしかできない闘い方を模索していく感じです。

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