ゲート チート自衛官 彼の地にて理不尽に戦えり   作:メガネ二曹

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どうも。おはこんばんちわ。
バレンタイン?知らない子ですね。メガネです。
チョコ貰えたかって?ははっ、寝言言ってんじゃねーよ。(友達は結構貰ってた)
ああ···妬ましい···パルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパルパル(以下略



レレイ·ラ·レレーナ

「急げ!!」

 

「炎龍が来るぞ!!」

 

村人達があわただしく村中を走り回っている。

コダ村の村長と話終わってから五分もたっていないのにもかかわらず、

ほとんどの家があわてて村から逃げる準備をしているところを見ると、事の重大さがわかってくる。

 

「痛ってーな!どこ見てあるいてんだ!」

 

「うるせえ!邪魔だ!」

 

一部では喧嘩すらおきている始末である。

 

「は~。もうちょいスムーズにいかないもんですかねぇ」

 

「あーあーあー、喧嘩おっ始めたよ···お、栗ぼー行った。」

 

喧嘩をしていた男二人がいつの間にか栗林に足を払われ、突然のことにキョトンとした表情で地面に座り込んでいた。

 

「ほら!さっさと奥さん手伝う!!くだらない喧嘩はおしまい!」

 

「「はっ、はい!」」

 

言葉が通じているのかは解らないが、栗林の言葉で、それぞれ自分の家に駆け足で戻っていった。

 

「お~怖。」

 

「ですね···。」

 

暁と伊丹が苦笑する。

 

「隊長!暁!来てください!」

 

「おやっさん?今行きます。」

 

桑原曹長に呼ばれた伊丹と暁は、村の出口付近へと向かった。

 

――――――――――――――――――――――――――――――――

 

コダ村のはずれの、一軒の家。

 

賢者カトー・アルテスタンとその弟子レレイ・ラ・レレーナが住まっていた家である。

 

彼らもまた、炎龍の知らせを聞いて、村を出る準備をしていた。

 

家の前の荷車には、どう考えてもロバ一匹で動かなそうなほど、本や木箱等が山ほど積み込まれていた。

 

老人が家から出してきた本を見て、少女がどこにどうやって乗せるかを考えていた。

 

「お師匠、これ以上積み込むのには無理がある。」

 

「どうにかならんか?レレイ。本は重要で貴重なものじゃ。」

 

「解っている。書物は持っていくべき。この場合、コアムの実とロクデ梨の種を置いていくのが合理的。」

 

そういってレレイと呼ばれた少女は、荷車から袋を下ろし、本を乗せる。

 

「全く···炎龍の活動期はあと50年は先だったはずじゃ···いい迷惑じゃよ。」

 

ほぼ空き家のようになった家からぶつぶつと炎龍に文句を言う老人が出てきた。

 

「お師匠。速く乗って欲しい。」

 

「あ?儂にお前さんのような少女に乗っかる趣味などない···」

 

まで言ったところで、レレイが空気を固めて老人目掛けて放つ。

 

「っ···やめんかレレイ!魔法とは神聖な物じゃ!むやみに使ってはならん!」

 

そういってレレイの隣に座る。レレイは手綱を握り、手綱を振り、ロバを進ませようとする。

···が。

 

「進まんのぅ。」

 

「やはり荷物を乗せすぎた。」

 

「だっ、大丈夫じゃ!儂らにはコレがあるではないか!」

と、くすんだ木製の杖を掲げる。

「魔法とは神聖な物じゃ。むやみに使ってはならん。」

と、先ほどの老人の言葉をそっくりかえした。

「うっ···」

 

「···でもこの際、仕方ない。」

 

レレイが杖を上げると、荷車が浮いた。

 

「すまんのぅ、レレイ。」

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

「もっと力を込めて押せっ!」

 

「「せ~のッ!」」

 

「おやっさん、何?···あ~、コレね。」

 

「見事にはまってますね。」

 

桑原曹長に呼ばれて列の先頭付近まで来ると、ぬかるみにはまった荷車を懸命に押している仁科一曹達がいた。

 

「暁。お前も入ってくれ。」

 

「了解です。」

 

桑原曹長に言われ、伊丹に小銃を預けると、仁科一曹の横に付き、荷車に手をかける。

 

「行くぞ!せーの!」

 

「「「せ~のッ!!」」」

 

思いっきり力を込めて荷車を押す。ぬかるんだ地面に半長靴の爪先が少し沈んだ。

 

「もう少しだ!せーの!」

 

「「「せ~のッ!!」」」

 

もう一度力いっぱい押すと、少しずつ荷車が前へ進み、ぬかるみをこえた。

 

「ありがとう!助かったよ!」

 

「いえいえ。とんでもないです。」

 

桑原曹長に、荷車の持ち主がお礼を言っていた。

 

「ふ~。終わった。」

 

その近くの道端で、暁は水筒の水を飲み荷車を押していた仁科達が膝に手をついて休んでいた。

 

「なんだ暁、全然平気そうだな。」

 

「空挺団の訓練よりよっぽど楽ですよ。」

 

なんて会話を桑原としていた矢先、何かが折れる音と何かが崩れる音、そして馬と人間の悲鳴が響いた。

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

「なんじゃ?これは。」

 

賢者カトーとその弟子レレイが乗る馬車は、村の道の列に並んでいた。

その列の動きが突然止まったのだ。

 

「おおカトー老師!それにレレイも。」

 

「どうして列は止まっている?」

 

「何でも前の方の荷車の車軸が折れて動けないらしいんですよ。」

 

と親切な村人が教えてくれた。

すると2つほど前に、緑色の服を来て、謎の杖?を持ち、聞いたことのない言葉を発している人間が走っていた。

 

「伊丹隊長!村長から、出動要請を貰ってください!」

 

「他は現場に向かえ!」

 

「「「了解!」」」

 

その連中は何処か規則正しく、どこかの軍隊のようだった。

自衛官達に興味を持ったレレイは、馬車を降り、自衛官を追った。

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

「こりゃあ酷いな···」

 

「母親はどうだ?」

 

「無事です。ただ娘さんの方が···」

 

「娘は黒川二曹に頼もう。とりあえず伊丹隊長を待とう。」

 

車輪が外れ、倒れた馬と荷車。

そしてその前に、ぼろぼろの少女が横たわっていた。

レレイは少女に駆け寄り、軽く状態を見る。

 

「···危険な状態。」

 

レレイがそう言った時、緑色の服を着た長身の女が座りこみ、脈をはかったりし初めた。

 

(医術者?)

 

レレイが周りを見ると、走ってきた三十代位の男が指示を飛ばしている。

 

するといきなり、馬の悲鳴と、「危ない!」という声がして後ろを向くと、馬がいつの間にか立ち上がり、自分達に向かってこようとしていた。

「伏せろ!!」の声と同時に二十代位の男に頭を押され地面スレスレまで下げられ、そのあと、三回、バン!という炸裂音が響き、馬は血を流して倒れた。

 

「大丈夫か?怪我は無い?」

 

「暁~!女の子は大丈夫そうか~?」

 

「大丈夫そうです!」

 

言葉はわからないが、レレイは、今一つだけ解った。

この人達は、自分を助けた。ということを。

 

 

 




うーん、眠い。
次回も読んで下さい!
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