更に前回の後書きでは霊夢視点の話にする的なことを言ってたのに主人公視点にしてしまうという……
深く反省しております(白目)
それでは、第3話をどうぞ
僕達は森の中を歩いていた。
咲李と名乗った少女の話を聞きながら進む。
「それで、地下に『災厄』が……」
話を聞く限り細かいところはともかく『大きな出来事』はおおむね予想通りのようだ。
「あの、災厄ってなんなんですか?」
「うーん……」
災厄についてはあんまり語りたくないんだけど……しょうがないか。
「災厄って言うのは、昔の予言者が最期に予言した終末のことだよ」
「終末……?」
「そう、終末。世界の破滅のこと」
災厄はこの国において、最も最初に人間の予言者によって予言された破滅の形だ。
「2000年ぐらい前かな、懐かしいよ」
「……え?2000年前…?」
「あれ、言ってなかったっけ…僕は『転生者』って言われる存在なんだよ」
転生者。博麗の中でも災厄と同レベルの禁忌の話だ。
「その名の通りに、死んで、蘇り、また死に、そして蘇る。幾度も生を受けることの出来る存在」
『常識』だけでなく『非常識』からも逸脱した特性を持つ禁忌の存在、と言い換えることも出来るけどね。
「凄いですね……」
「それほどでもないさ、蘇った後は記憶も自分が転生者である自覚も無いしね」
「えっ、でも……」
「今までは無かった、死ぬ直前やそれ以外の要因での転生直前に走馬灯のように記憶が流れ込んでくるけど……今回はイレギュラーだ」
そう、今回の転生はイレギュラーだ。霊夢が表れたのはこことは別の世界。霊夢に力を与えられ、転生したが……最初から前世やそれ以前の記憶を持ち、容姿と能力も1番最初の身体と同じだった。
「災厄が現れたからか、霊夢のおかげだろうけどね……さて」
神社を離れ1時間ほど歩いたが辿りついたようだ。
辿りついた屋敷は神社を除けば唯一の博麗家所有建築物だ、里にほど近く分家の者が多く住んでいるはずで……しかし今は人気が無いように感じられる。
「何だか1週間ぐらい前に来た時と雰囲気が違います……」
「1週間ぐらい前?」
「あ、はい、霊夢さんに手紙を渡すように頼まれてここに来たんです。その時は大勢の人が慌しく動いていて、警備員の人に手紙を預かってもらったんですけど……」
1週間前に大勢の人が動いていた……?
霊夢が手紙を……?
「……とりあえず中の様子を探ってみるか」
魔力を濃縮する。胸の前で両手を合わせ、手の間に魔力の玉を作り出すイメージだ。十分な量の魔力を濃縮したところで、手を離す。一気に魔力が溢れ出し、周囲に拡散する。
「…!なんですかこの音……!」
「高スピードで拡散する魔力が体内…主に脳内にある魔力に影響を及ぼす現象だよ、少しの間我慢してて……ちなみに耳を塞いでも効果は無いよ」
「そんなぁ……」
馴れないとなかなかに不快だから、可哀想ではあるけど……我慢してもらおう。
「人は……確認出来るのは43人、全員が意識不明。周辺の森も含め妖怪の類の反応は無し。建物の損壊状況は……おや?」
館の奥に以前は無かったはずの地下室があるようだ。死亡者らしきモノが3つ横たわっているが…それより……
「大規模な召喚陣がある……この大きさだと、神かそれに及ぶレベルの『何か』の召喚……?」
「そ、それってかなり危ないんじゃ……うぅ…頭が……」
「危ないね、暴発したら館だけじゃなく里まで一瞬で消えてた。暴発はしなかったみたいだけど……召喚した何かによって召喚者は死亡、屋敷内にいた人も意識不明まで陥ってる……」
分家ではあるが、博麗の血筋の者達だ。皆相当の実力者であったはずで……
「戦った形跡が一切無い。強い妖怪の類を召喚したり、神を召喚して怒らせてしまったなら、中にいた人達と戦闘になり屋敷に何かしらの跡が残るはず……」
つまり、実力者達相手に抵抗すらさせず殺し、意識不明に至らした。どうやら召喚された何かは相当に強いようだ。
「……とりあえず中に敵らしきモノの反応は無いし、中に入ろう」
「は、はい……」
久々の更新でしたがいかがでしたでしょうか。
今後は間の空白の時間を無くせるよう精進します、3ヶ月は我ながら酷い←
では次回をお楽しみに