バカとテストと召喚獣 ~たった5人のSクラス~   作:黒炉

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第20問

とある学園のとあるババア長――――――もとい学園長室、Sクラス代表の七尾静真と向かい合っている妖怪――――――もといババア長が

 

「さっきから失礼なモノローグさね!!」

 

ちょっと調子に乗りすぎました。

 

「落ち着いてください、学園長」

「あ、ああ、悪いね」

「お歳ですからね」

「アンタちょっと表出な!!」

 

何故かこの学園長には厳しいSクラス代表しずまくん。それはこのババア長――――――分かったって、ちゃんとやるから――――――学園長があまり生徒のことを考えた発言をしないからなのだが、そのことに気がつかない学園長もとい文月学園妖怪藤堂カヲル。

 

「で、何だっけ、確か、Fクラスとの合同出店だったかい」

「はい。最低設備のFクラスが、私たちの設備を使うことになるので、やはり許可は取るべきかと」

「そうかい、なら言ってやろうかね。許可はできないさね」

 

学園長はちゃぶ台以下のFクラスだけに最高級設備を使わせるわけにいかないので、当然のごとく却下する。

 

「そうですか。どうしてもですか」

「どうしてもさね。そもそも、何で許可がもらえると思うんだい、このウスノロ」

 

静真が再度聞くが、学園長は断る上に罵倒のプレゼント。生徒(しかも学園を代表する秀才)を簡単に罵倒する学園長はやはり問題があるだろう。

が、静真も負けているわけでない。

 

「ところで、先日の吉井明久君と船越先生の件ですが」

「それがどうしたんだい」

「私も船越先生に襲われそうになったのですが……生徒に手を出す教師は問題があるのでは?」

「………」

 

学園長、黙る。

 

「さらに言わせてもらいますと、Fクラスははっきり言って問題児の集まりです」

「確かにそうだね」

「吉井明久君の例を見ますと、Sクラスでの学習態度も極めてまじめですし、いい傾向にあるかと」

「なるほどね」

 

続けてFクラスの話題を持ち出し、問題児代表の明久がSクラスにいることでいい意味で刺激され、更生の兆しが見えていることを報告する。

 

「けど、そんなことは分かってるんだよ。言いたいことがあるならはっきり言いな」

「そうおっしゃるなら。もしFクラスを単独でやらせた場合、何か問題を起こし、他学年や来賓の方にもご迷惑をおかけするかもしれません」

「………」

 

学園長、再び黙る。

が、静真は理論攻撃を止めることなくさらにたたみかける。

 

「そんなことになれば、管理が行き届いていなかったということで学園側の責任になるかと思いますが……」

「………」

 

さらに黙秘を続ける学園長。

そして、静真のとどめの一撃が炸裂する!

 

「そうなれば、学園長の試験召喚システムの研究もほかの研究者に引き継がれ、学園長は左遷ということに―――――――――」

「分かったさね!アンタの好きにしていいから黙るんだよ!」

「ありがとうございます、学園長」

 

学園長、陥落。

 

 

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