バカとテストと召喚獣 ~たった5人のSクラス~   作:黒炉

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第23問

第23問

 

「なぜ、私が皆さんに睨まれるのでしょうか?」

「えっと、なんていうか……」

「言いづらいわね……」

 

静真は首をかしげながら、睨まれる理由を穂乃香と優希に聞くが、理由が理由なだけに二人とも言いだせない。

 

「……まあ、あとで坂本君にでも聞きましょう。それよりも、二人とも着替えたらどうでしょうか」

「「え?」」

 

穂乃香と優希はFクラス生徒に対する呆れと静真とのやり取りで自分の格好を忘れていたが、落ち着いてみれば、かなりきわどい物であることを思い出し、

 

「ひゃ、ひゃ、ひゃあああああああああああ!!」

 

穂乃香は優希を置いて光の速度で教室を出て、3階へと消えていく。

 

「あ!!ちょ、ちょっと穂乃香!?」

 

おいてけぼりにされた優希は、一瞬判断に迷った後、とりあえず着替えの制服がある自分の寮に戻ることにする。

 

『真っ赤の穂乃香ちゃんも可愛いよな』

『動揺してる優希さんも良かったよな』

『どっちかって決めるのは無理があるぜ』

 

とまあ、(自覚のない)原因どもは、好き勝手なことを言っているバカども。バカども襲い掛かりそうになった明久が雄二と美波と瑞希によって取り押さえられたのは別の話。

 

「まあ、皆さんが戻ってきてくれたので、話し合いができそうです」

『はあ?こんな良い設備があるのに、なんで清涼祭の出店なんかしなきゃならないんだよ』

 

静真がこれからの方針について話し合いを始めようとすると、Fクラスの中の誰かが、やる気な下げに声を上げる。

 

「確か、坂本君が話を通しておいてくれたのでは?」

「ああ、確かに話はした。大多数の奴らが非協力的だったがな」

 

静真はFクラスの人間に話が通ってないのかと疑問に思うが、雄二は確かに連絡事項を伝えており。単純にFクラスが乗り気でないだけである。

 

『せっかくなんだから、クラスの出し物よりも彼女作りしたいよな』

『あ、激しく同意』

『『『異端者だ!!』』』

『『すんませんでしたぁぁ!!』

 

おまけに勝手なことをほざいた二人を制裁にかかる始末。その中にはムッツリーニも混じっており、雄二、秀吉、美波、明久は頭を抱える。

 

「……静真、俺、坂本の評価、本気で見直した方がいいと思う」

「そうですね。彼らをまとめ上げるその手腕は並のレベルではなさそうです」

 

そして改めて雄二に感心してしまう竜と静真だった。

 

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