バカとテストと召喚獣 ~たった5人のSクラス~   作:黒炉

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月夜明菜さん、八月一日さん感想ありがとうございました!


第26問

「ほんっっっっとうにゴメンね、明久君!」

「ううん、僕の方にも問題はあったし、というか、殆ど僕が原因だし、気にしないでよ」

 

普通の制服に着替え、教師のある2階へと降りてきた穂乃香と明久。現在は(ほの火山の大噴火によって)傷付いた明久を穂乃香が手当てしている。

 

「ウチには暴力振るうなって言っておいて、自分は良いんだ?」

「う……ごめんなさい……」

 

美波は穂乃香の言動と行動の矛盾を指摘し、言い返せない穂乃香はうなだれるしかない。

 

「まあまあ、島田さん、穂乃香も悪気があったわけじゃないし、あれは僕が悪かったから」

「何よ、その言い方だといつもウチが悪気があって吉井を殴ってるみたいになっちゃうじゃない」

「「え?違うの?」」

「………」

 

明久と穂乃香の両方に言われ、一瞬手が出そうになる美波。が、そこを何とか抑え込み……

 

「どうせ、ウチは暴力女よ……」

「美波ちゃん……捨てられた者同士、同じなんですね……」

 

教室の隅っこの方に行くと、瑞希と一緒になってお葬式ムードを全開にする。

 

「あれって、僕が悪いのかな……」

「えーっと、どうなんだろ。半分自業自得な気もするけど。はい、手当て終わったよ。本当にごめんね、明久君」

「気にしてないってば」

 

明久の手当ても終わり、これで優希や穂乃香も含めて全員が完全復活……ではなく、恋に破れた乙女二人が再起不能状態だが。

 

「お前ら、きりきり働け!デートは目前だぞ!」

『『『サー、イエッサー!!』』』

 

相変わらず雄二の餌撒きによるFクラス統一作戦は半端じゃない、どうでもいいところや無駄なところで普段からは想像もできない連携能力を発揮するのがFクラスクオリティー。

その仕事ぶりには静真や竜、優希もを点にしてしまうほど。

 

「……坂本君が凄いの?Fクラスが凄いの?」

「正直、Fクラスは単純(バカ)なだけだろうが……」

「いやいや、やはり坂本君に依頼したのは間違いではありませんでしたね」

 

各々が感想を言い合っている。が、やっぱり共通認識でFクラスは最低のようだ。この手の餌に釣られてるあたりも含めて。

 

「………明久、秀吉」

「どうしたの?ムッツリーニ」

「ワシらに何か用かの?」

 

ムッツリーニが突如として背後に現れ、穂乃香が少し驚くが、明久や秀吉は1年時から繰り返してることなので今さら驚かない。

 

「………ちょっと。霞にも聞いてほしい」

「え?な、何?」

 

いきなり自分も話題に混ぜられ、穂乃香だけが混乱しながら、人目につかないように教室の外に出ていく。

 

 

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