バカとテストと召喚獣 ~たった5人のSクラス~   作:黒炉

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八月一日さん感想ありがとうございました!


第44問

清涼祭当日―――――――――Sクラス教室。

 

「「いらっしゃいませ、中華喫茶『好吃』ようこそ!」」

 

優希と瑞希の元気な声が響く。

明久とムッツリーニが血涙を流して頼む物だから、穂乃香(と、ついでに瑞希と美波)がチャイナドレス着用を決意、たった4人の女子の内、3人がチャイナドレスを着るものだから、何となく優希と秀吉も来てしまったのだが、

 

「なあ、土屋、眼福だよなぁ……」

「………(コクコクコク)」

 

約2名が再起不能になっていた。

 

「………」

 

明久も男である。瑞希や優希のたわわに実った双山(+チャイナドレスで効果アップ)に目がいかないわけがない。

が、そんな明久の様子に穂乃香もやきもちを焼かないわけがない。

 

「………明久君」

「ハッ!?な、何でもない。うん、なんでもない」

 

首をちぎれそうなほどに横に振りまくる明久。まあざっとこんな軽いカオスが出来上がっているのだが、

 

「お客様、ご注文はお決まりですか?」

「あなたをお持ち帰りしたいです!」

「申し訳ございません。私は商品ではありませんので」

 

しっかりと業務をこなす静真は静真で、その容姿のせいで逆に仕事が進まなかったり、まあ客の回転事態は悪くないのだが、部分的にカオスが濃すぎるのだ。

 

「おい明久、悪いが俺と秀吉は抜けるぞ」

 

唐突に雄二が明久に言う。

 

「へ?何で?」

「ババアとの交渉でな、俺と秀吉が召喚大会に参加しなくちゃならねえんだ。あと、なんか霞もお前と一緒に出るとか言ってたけどな」

「………Really?」

「ああ。どうやら本当に頭良くなってるらしいな」

 

英語で聞き返してくる明久に感心する雄二。

が、当の明久はそれどころではない。

 

「何で僕が?」

「さあな。大方、賞品のペアチケットが目当てなんだろ。というか、抜けるから後頼むぞ」

「では、行ってくるのじゃ」

 

どこからともなく現れた秀吉(脱・チャイナドレス)と雄二が教室を出ていく。

なんとなくポカンと見送る明久だが、

 

「明久くーん!注文とってー!」

「あ、うん!」

 

そんなことを気にしている余裕などないほどに、明久達の中華喫茶『好吃』は大繁盛。Fクラスの大半をつぎ込んでやっと人を捌けるほどに大人気……というわけではなく、女子のレベルが高いだけなのだが。

 

『うわ翔子何をするくぁwせdrftgyふじこlp;@:「」』

 

そんな断末魔がドアの向こうから聞こえてきたりもするのだが、やはり気にしている余裕もない。

 

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