バカとテストと召喚獣 ~たった5人のSクラス~   作:黒炉

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GCユウキさん、スライム好きさん、みとぅーさん、京勇樹さん、へもそなさん感想ありがとうございました!


第53話

『ここの接客の仕方は最高だなぁ!!』

『Fクラスのバカどもとは次元が違うぜ!』

 

そんな怒号が聞こえてくる。

明久達から少し離れている女性陣達(というか、瑞希と美波の二人だけだが)が明らかに怒りをむき出しにしている。のだが……

 

「なるほど、確かに接客面のステータスは低いよな、ウチのクラス」

「なまじホントのことだから否定できないよね」

「対人スキル不足しすぎだもんな、Fクラスの大多数」

 

男子3人があまりにも冷たすぎた。雄二とか、一応クラス一緒なんだしもうちょっと何かあってもいいと思う。

 

「つーか、おい、翔子。アイツらが来たのはこれが初めてか?」

「……そう言えば、さっきも来ていた。話の内容も同じ」

「なるほど」

 

翔子に話を聞き、思案顔になる雄二。

こういうことを考えさせるのなら、竜や明久よりも雄二や静真の方が向いているのである。この手の場面での雄二と静真の違いは、あくまで暴力的に解決するか穏便に事を運ぶかの違いであるが………

 

「情け、かける必要ないよな?」

「「「「うん」」」

 

雄二の問いに全員が頷く。

なんか、やっぱ常夏は常夏だよなってPCもしくは携帯の画面の前の皆様が満場一致でそう思っているだろう。

 

「そうだな、思いっきりブン殴ってやりたいところだが、それをやると悪評が広まる」

「じゃあどうするつもりだ?一応腕っ節には自信あるぞ」

 

またシャドーボクシングを始める竜。貴方が強いのは分かりましたから落ち着かねえちょっと黙れ。

 

「そうだな、翔子、メイド服はあるか?」

「……任せて」

 

雄二が聞くと、翔子がメイド服を脱ぎ出す。天下の往来で何やってんのこの人たち。

 

「わっ、何?何?」

「明久君は見ちゃダメ!」

「霧島さん!?何してるんですか!?」

「綺麗なお姉さん、お胸が大きいですっ」

「……どうせウチは絶壁よ。優希より穂乃香より小さいわよ……」

「………よし、優希の方がかわい(ゴスゴス)」

「………」

 

それぞれが思い思いの反応を見せるが、その中で約1名が顔面パンチを食らってるのは気にしない。

当の雄二はどうかと言うと、

 

「おい、誰がいま着ているメイド服を脱げと言った!?予備があったら貸してくれって意味だ!」

「……今、もってくる……」

「あからさまにがっかりするな!!」

 

ホントにこの学園の女子はどいつもこいつもひと癖あって困る。

 

「それで、坂本君、メイド服なんてどうするんですか?」

「勿論……明久が着る」

「坂本君、KILLよ?」

 

嘘だ、嘘。と雄二が慌てて訂正。迂闊に明久をはめることはできない。

 

「あのメイド服は単純に明久の趣味だ」

「え?何それ僕知らない……」

「「坂本(坂本君)、それ渡しなさい(渡してください)!!」」

 

そんなガッつくなよ女子二人。穂乃香も優希も呆れてるぞ。ついでに明久は穂乃香の嫁だぞ。……あれ?なんかおかしい。

 

「あの時、確か坂上と小井草、姫路に島田は奴らに顔を見られていない。だから、まず女子3人が奴らをおびき出して坂上が確実に仕留める。なんなら明久と俺もやる」

「待てよ、坂本。それだと女子の心に深い傷が残る。あんなのをおびき出すための餌なんて、虫でも嫌がる」

「そうか、それは悪かった」

 

もうこの罵倒の嵐絶対常夏に聞こえてるよ。だってプルプルしてるもん。

 

「そうか……なら、どうするか……?」

 

雄二が再び思案顔に入った時、

 

『常村、夏川、あんた達、覚悟出来てんでしょーね!!』

『『げえ、永遠島!?』』

 

そんな叫び声が聞こえてくる。

 

 

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