バカとテストと召喚獣 ~たった5人のSクラス~   作:黒炉

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第55問

「でー、どーすんのよ。バリバリFクラスの奴にばれてんじゃん」

「お前のせいだろうが……」

「蹴るよ?」

「ぐぉぉ……蹴ってから言うんじゃねえ……」

 

雄二と竜の目の前で展開される漫才(ツッコミの人は命がけ)にかたまるしかない二人。

だが、固まっていては本題を聞きだす前に逃げられてしまうのも事実。

仕方なしに(かなり怖いのを我慢して)本題に入る。

 

「おい、さっきから不穏当な単語が……」

「逃げるぞ常夏すたこらサッサー」

「「「「え!?」」」」

 

雄二や竜だけでなく、常夏コンビまでもが声をあげてしまうほどに一瞬で逃げだす永遠島。

 

「……あ、待て、永遠島!」

「おい、常村!」

「「待てコラこの野郎!!」」

 

遅れて逃げ出す常夏と、それを追いかける雄二と竜。

5人が一瞬でいなくなる。

 

「……お会計は、野口英世2名か坂本雄二1名でお願いします」

「「坂本雄二1名で」」

「明久君も美波ちゃんもそんな安値で売っちゃだめだよ!?」

 

じゃあ高ければ良いのかと聞き返したら、「100万円くらいならいいんじゃない?」とか言ってる穂乃香がいた。

ホント、明久オンリーラヴですよね、穂乃香さん。

 

 

 

               ☆

 

 

 

「「くそ、逃がした」」

「あはは……」

 

時は30分後、二人と合流した明久は、苦笑いを浮かべている。

時間的には、そろそろ3回戦が始まる時間だ。

 

「それじゃあ、僕は召喚大会があるから行くね」

「おう、頑張れよ」

「明久だけ死んでこい」

「ひどいっ!?」

 

そんなやり取りがあった。

 

 

 

「「……なんでこの人たちなんだろう」」

 

召喚大会会場で、明久と穂乃香は同時に呟いた。

3回戦の相手は……

 

「おい、吉井。お前を潰せるこの瞬間を楽しみにしてたぜ」

「女に頼って勝ち残るとは、さすが観察処分者。最低だな」

 

常夏コンビの言葉に、穂乃香がムッとなる。明久をバカにする二人が許せないのだろう。

 

「待ってろや。俺達が今すぐけちょんけちょんにしてやる」

「つーか、そうなる点数もねえだろうけどなぁ。ギャハッハ!!」

 

下品な笑いを浮かべる二人とは対称的に、穂乃香はプルプルと震えながら顔を真っ赤にする。明久も多少の憤りは思える物の、勉学の面では自分は間違いなく相手より格下だし、とやかく言えるわけでもない。

が、穂乃香は違った。

 

「それでは、召喚してください」

「「「「試獣召喚(サモン)!!」」」」

 

高橋先生の声が響き、全員が同時に召喚する。

 

「よし、吉井はすぐに潰して、」

「2対1で女も潰して……「そこまで、吉井霞ペアの勝利です」……はぇ?」

 

常村が素っ頓狂な声を上げる。

召喚獣の方を見ると、

 

 

☆古典勝負☆

 

Sクラス 吉井明久 121点

     霞穂乃香 777点

 

      VS

 

Aクラス 常村勇作 DEAD

     夏川俊平 DEAD

 

 

既に勝負は決し、常夏コンビの召喚獣はチリとなっていた。

 

「行こ、明久君」

「う、うん……」

 

常夏コンビが「不意打ちはひきょうだ!」とか「再試合だろ!」とか叫んでいるが、高橋先生も鉄人も穂乃香もガン無視している。

咬ませ犬役ってのも大変だな……と、明久は静かに二人に同情の念を送る。

 

 

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