東方消滅録   作:戦闘狂の道化師

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今回はほぼ主人公の一人語りとなっています


旅人は諏訪を訪れる

「それにしても長く生きたもんだな...人が居なくなってからまた人が生まれるまで何年たったんだろう五百年までは覚えていたんだけど...」

俺はとある国の前で独り言を呟いていた。

 

こんな風に俺がついつい独り言を言ってしまうのには理由がある。俺は昔と言ってもかなり昔だが姉の八意 ××、あぁ聞き取れないか...八意永琳と一緒に暮らしていて消す程度の能力を持っている俺はその街の防衛隊の隊長として暮らしていた。

 

暫く暮らしていると上層部の連中は地上の穢れが酷くなったから穢れの無い月に移住すると言い出し永琳がその計画の指揮を取ることになった。

 

それから三年経ち計画が実行され月に向かうロケットが発射される日に問題が起きてしまった。妖怪の大群が押し寄せてきたんだ。妖怪は穢れの象徴、もし怪我を負わされては穢れが体に入り込みその入り込んだ穢れは命を蝕み死ぬと言われていた。だから俺は部隊の連中を無理矢理ロケットに詰め込んでドアに中から開かないように細工して一人で妖怪達に突っ込んだ。飛んでくる妖力弾は放たれた瞬間にすべて消滅させ俺の武器である刀が届かない範囲から街にいこうとする妖怪どももすべて消滅させながら片っ端から切って行った。大体三十分ぐらい戦うと妖怪も粗方片付き最後のロケットも飛んでいった。

 

 

それを見ながらこれからどうするか...。なんて気楽に考えていたら今度は空から核ミサイルが落ちてきて辺り一面を焼き尽くした。その時に死んでいれば楽だったのに死にたくないと無意識に能力を使って自分自身の死という概念を消滅させてしまい俺は誰も居なくて牛などの動物すらすらいないこの星に一人、取り残されてしまった。

 

その後の二、三年は今思い出しても酷いものだった。姉の所に行こうとしても行く方法がなく自殺して死のうとしても死の概念が消えているこの体じゃ首を切ろうとしても首を吊っても、高い場所から落ちても何をしても死ねなかった。能力ならとかも思ったが自分自身を消滅させるのは死に該当するらしく使用することが出来なかった。

 

そんな風に死ぬ為に二、三年は試行錯誤をしていたのだが諦め何時かは姉の永琳に会えると信じ生きることに決めた。それからあちこちを放浪しながらは妙に大きいトカゲを捕まえて食べてみたり、猿が石を道具に加工するのを眺めていたりしていた。そしてつい最近ここに国が出来ているのを見つけ今入ろうとしている訳だ。

 

「この国に何のようですか?」

つい、国を見つけて嬉しく眺め続けているとこの槍を持った青年が話しかけてきた。どうやら、盗賊か何かと間違えているようで槍の穂先は俺に向いている。

 

「すみませんね。私は旅をしているものでここまで大きな村は見かけたことが無かったものでつい見とれていました」

 

「そうですか頑張ったかいがあるってものです。」

俺にそう言われた青年は、国を誉められ嬉しかったのか照れ臭そう笑った。

 

「出来れば中も見てみたいのですが中に入ってもよろしいですか?」

 

「はい大丈夫ですよ。ですが何か悪いことを起こしましたら神の怒りに触れ何が起きるか分からないのでお気をつけを、所で貴方のお名前は何ですか?。長老に貴方が村を見に来ていることを私が伝えておきますのでお名前をお教えください」

 

「私は八意 永夜です。以後お見知り置きを...」

誰かと話す喜びを感じながら俺は自分の名前を告げた。

 

「永夜さんですか...ようこそ永夜さん諏訪の国へ」

 

 

 




はい、今回はここまでです。永琳との日々はもし読みたいと言う方がいた場合書こうと思います
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