やはり俺が奉仕部へ入ったのは間違いではなかった 作:randason
「・・・・熱い・・・」
春も終盤、季節が移り替わろうと気温も徐々にあがっていく。もう夏でいいよ~
今日は珍しくこの辺一帯の温度が27度にもなるらしい、いやマジでないわぁ~っとぱないわぁ~...こいつの真似は自分の体温をさらに上げかねないのでやめておく...ぱねぇ
「なんで時間割最後が体育なんだよ。ふざけてるの?馬鹿なの?」グデェー
「...みっともないわよ比企谷君、ただえさえ暑いのに更に空気まで汚染させる勢いでだらけないで頂戴」
「はぁぅ・・・あづぃぃ・・・」
流石の雪乃下や明るさと五月蠅ささの混合した由比ヶ浜もご憔悴のご様子。
体から噴き出す汗は止まることがなく、ついぞ制服を濡らす。
そのせいでか雪ノ下や由比ヶ浜の制服が所々透けて見える..別に見ようとして見てるんじゃないんだからねっ!自然とこぅ・・・ね?わかるでしょう?一男子高校生だもの…
学年問わず知られる美少女(雪ノ下雪乃)に、片やこいつもなかなかの美少女である(由比ヶ浜由比)。双方が同じ空間で、目の前で、しかも汗で少し色っぽく見えちゃうのよ。男子なら、生粋の男子高校生なら気になるもんでしょう?!
...なんていうか、目がね?吸い寄せられてしまうというか?......これが万乳引力なのか。なんて恐ろしい子達なのっ!
こちらの視線に気づいたのかこんなくそあっつい日に背筋も凍えるような視線を送る雪ノ下、快適だな~暑さも寒さも相殺しあって…ちょっとまって、雪ノ下さん?なんで無言で鞄から携帯を取り出すのかな?
リアルに危険を感じたのですかさず止める、説得してる最中に「貴方からとてもイヤらしい、ネットリト絡みつくような不埒な視線を感じたから」と言う雪ノ下に対して(由比ヶ浜の方が断然と引き寄せられてましたけどね?雪ノ下さん?自意識過剰よ?)などと下らない小言を内心でぼやいていると、絶対零度の如き視線が俺をこおらせるぅぅ!!無駄無駄ぁ!あんたのスタンドでは俺の...(ry)てれぱしーでも使えるんでしょうか、今どきの高校生は・・・。
「!そうだゆきのん!ヒッキー!」
「どうしたのかしら由比ガ浜さん?」
「あ...?」
「アイス買いに行こうよ!アイスアイス!」
「・・・は?」
「...由比ヶ浜さん?貴方、少し冷静になったほうがいいわ」
「そうだぞ由比ヶ浜さん?貴方は少し我慢という自我を発達させたほうがいいとおもいます」
「えぇ~だめ?」ウルウル
「ハァ...由比ヶ浜さん?今は放課後といえど学業の一環に含まれている時間帯よ?なのに部活動を途中で切りあげてまで、アイスを買う必要があるのかし... 「だめぇ~?」ウルウルウル ......といってもこのままじゃあ部活動自体に支障が出かないわね、折角来てくれた依頼人にこんな締まりのない体を晒していては奉仕部としての沽券にかかわるわね、しょうがないわね、いやこれは必要事項なのよ、必要経費出費なのよ、他の部活動連に文句なんかいわせないわ。」
「ということで、いくわよ二人とも?」
八幡君は思いました。
雪ノ下さんが壊れた...と。暑さのせいもあるが、それ以前に由比ヶ浜に甘すぎじゃぁないんですかね雪ノ下さん?百合百合は今日も健在なんですねはい。自由だなこの人は誰に似たんだ、その顔からは渇望しかかんじられませんがね、そんなに食べたいんですかアイス...
コンビニ経由、帰宅路…公園
公園に誰かと来るなんて何年ぶりだよ、しかも異性連れでなんて小学生いらいだぞ? だから~友達はいましたよ?顔も成績もなかなかいいほうだっていったでしょう?ただ異性の友達がいなかったことを除けば他どうでもいいんですがね(血涙
二人は公園に入ってすぐにあるブランコに仲よく座り、先ほど買ってきたアイスを頬張っている。雪ノ下は「ハーゲンダッツ クランチークランチキャラメル マカデミアナッツ」 んん!さすがはお嬢様っぽい?というか雪ノ下がコンビニアイスとか、なんか新鮮?斬新?いや違うな…不自然だわ(笑)一方、由比ヶ浜はというと「いちごモナカ」を。 色と言い形容といいなんかいろいろとお前っぽいな。
俺はというと別段何の面白みのないチョコバーだ...なんだよ、いいじゃんチョコバー、なんだよチョコバー馬鹿にすんなよなめんなチョコチョコ言ってんじゃねーこのチョコ野郎がっ←(意味不明
「ん~♪やっぱり熱いときはアイスだよねっ!ね?ゆきのん!」
「…そうね、たまにはいいものね。こういうものも」ズーン
「ちょ、ちょっとゆきの~んそんなあからさまに落ち込まないでよぉ;!」
「くっ!私としたことがっ…でも、私だけのせいじゃないし、暑さのこともあるし何しろ由比ヶ浜さんがどうしてもっていうから・・・」ブツブツ
由比ヶ浜「ゆきのんっ!?きこえてるよ?!」
「…」
雪ノ下は冷静差さを取り戻したのだろう。普段の自分なら起こすはずもない失態を犯してしまったのだから。いやいや?そこまで重大な問題でもないんですけどね??どんだけ真面目なのよ。えらいわぁ
まぁこれに賛同、同行した俺に文句なんかいえないんだけどね。あと雪ノ下は拗ねると言動が少しだけ幼児化することが分かった。聞こえてますよ雪乃さ~ん?
この後俺たちは、しばらく他愛もない雑談を交わしていた。まだ本格的な夏は到来していないが、大気や地表からは先ほどまで日に当たっていた名残の熱がほんのりとつたわってくる。それを心地よい涼風が流し新鮮な空気を運ぶ、流れてくる風には各家庭からの生活音や夜飯の香りを漂わせる。まだここの空間に浸っていたい気持ちと、そろそろ帰らないといけないなと焦燥に駆られる自分がいる...こいつらと居て、こんなにも大事にしたい、失いたくはないと思えるなんてな。
「う~し、ぼちぼち帰るか」
「そうね、時間も時間だし、そろそろ帰りましょうか」
「そうだね~…うん!かえろっか!」
「ちょ、ちょっと由比ヶ浜さん、すこし暑苦しいわよ・・・」
といいつつも嫌がらない雪ノ下さんも中々満更でもないご様子。え?間に挟まれたいだって?そんなことしたら即地獄牢獄極刑の3連コンボで即死じゃないですかぁ~馬鹿なんですかぁ~♪?
「んじゃ俺はこっから帰るから」
「OK~よしっゆきのん行こうかっ」
「そんな急に引っ張らないで由比ヶ浜さん…じゃ…「ジャァネ」比企谷君…」
・・・・俺はゆっくりと沈みゆく日を眺めながら、ふと思想に耽っていた。
照れるくらいなら最初からいうなよ!かわいいとか思っちゃうじゃないか、いや十分可愛いんだけどね!?
こんなこと口走ってる俺も相当暑さで参ってるようです。いや~んわたしってば馬鹿な子っ…いえ知ってました。