今回の投稿はこれにて終了です。そして不定期な更新になってきたので、今回から「不定期更新」のタグをつけようと思います。
それでは読者の皆さん。よき週末を……。
雨の日も風の日も、何時だってIS学園は朝から色々な話題で盛り上がる女子で騒がしい。
今朝の場合は、今日からISスーツの申し込みが始まる事もあってか、「どの企業のISスーツにするか」と言う話題で盛り上がっていた。その日の話題によっては、俺も会話の輪の中に入ったりするのだが、今回は俺には全く関係の無い話なので遠慮する事にした。ちなみにクロエや箒、マドカが着ているISスーツは、束の特別製だとか。
そして今日は何時もと違い、朝からアンクがいない。何でいないのかと言えば、コアメダルとオーズドライバーのメンテナンスが理由だ。本来なら昨日行なわれる予定だったのだが、一日ずれた為にこうなった。
『何て言うかその……いいのか?』
『いいの。アンくんにも話したい事、いっぱいあるから』
そう言って束はオーズドライバーを受け取り、アンクと共にガレージに向かっていった。少なくとも半日は俺の元にアンクは帰ってこないだろう。
それにしても『最後の切札』が封印されていると言う座標は把握したが、パスワードが聞き出せなかったのは痛い。そもそも恋愛コンボの力で、あの少佐が消滅したとは思えない。やはり秘密を暴露したのは不味かったかも知れん。
そんな後悔を頭の中から追い出し、俺は今日この教室に転校してくると言うシャルロットとの出会いを振り返る事にした。
●●●
今を遡る事およそ一年前、少佐に呼び出された俺は、ある任務を受ける事になった。
「敵の懐柔ですか?」
「正確には懐柔するかどうかの値踏みだ。ターゲットの名前はシャルロット・デュノア。デュノア社社長の愛人の娘だ。そして彼女は君が言う所の『花澤ボイス』と言う天性の才能を持っている」
「マジですかッ!?」
「……それで? この女を選んだ理由は何だ?」
一気にやる気が上がった俺は、食い入るように写真を見てターゲットの顔を覚える事に集中し、アンクは呆れた顔で少佐にこの少女を選んだ理由を聞いた。
「どの国家でもそうなのだが、国家が毎年ISの為に捻出する予算の使い道は新兵器や新技術の開発であり、それを与える相手は大きく分けて二つある。
一つはISの研究施設。もう一つはISを販売する企業だ。もっとも、ISの絶対数を増やしている訳ではないから、“販売”と言うより“委託を受けて改造”すると言った方が良いのだがな」
「確かにな」
「そして前者と違い後者は、他国から金を落とす事が可能だ。そうなると金を出す側としては、ISを“兵器として”活用する手前、“元々武器開発や兵器開発に精通し、そうした経験蓄積がある企業”に投資するのが安全牌だと考える」
「だろうな」
「さて、それではさっきから黙っている、シュレディンガー准尉に質問しよう。ISが登場した10年前、つまり『白騎士事件』が起こる以前の、現デュノア社社長は一体何者だったと思う?」
「? 武器や兵器の開発と、それらの販売の経験蓄積があるとなれば……」
「所謂“死の商人”って類の人間だな?」
俺がちょっと考えて「武器商人」と言おうとした所で、アンクがあっさりと正解を言ってしまった。そこはもう少し待って欲しかったなぁ……。
「うむ。しかもこの手の武器商人は人間社会の表側と裏側は勿論の事、国の暗部とも深い繋がりを持っていて、所謂“まともな感性”を持った人間は存在しない。
そんな人間の愛人だったシャルロットの母親は、当時は付き合っている男の正体が武器商人だとは知らなかった。そして自分の相手が武器商人だと知った時には、既にその男の子供を身篭っていた」
何かキナ臭い話になってきたな。そして資料によると、デュノア社は母親が死亡して直ぐに、シャルロットを確保しにやってきたらしい。
「……この資料を見る限り、母親が死亡する前からシャルロットの存在を知っていたと考えられますが……」
「肉親と死別して路頭に迷った状態なら、本人からすれば選択肢が無いに等しい『抜き差しなら無い状況』だからな。娘を回収するタイミングを見計らっていたと考えた方が自然だ」
「それに関してだが、デュノア社に潜入させていた『ミレニアム』のスパイによると、どうも母親は何かしらの“秘密”を握っていたらしい。自分達の居場所や娘の存在がバレた場合の保険としてな」
「そんな秘密を持っているなら、逆に殺されそうな気がしますが?」
「だから娘にも分からないほど、自然に“処理”された。私が思うに、彼女は確かに『鬼札【ジョーカー】』を持ってはいた。しかし、彼女は駆け引きに関しては全くの無知だった。だからカードの切り方を間違えてしまった。そしてそれ以上に、目を付けられた人間が悪過ぎた」
確かに相手が悪過ぎた。恐らく二人が発見された時点で、フランスは既に巨大な鳥籠と化していたに違いない。どっかのデデデな大王も「国家ぐるみの犯罪は犯罪になんのだZOY!」と言っている。
「……接触を図った時期から鑑みるに、シャルロットの事を知ったのは比較的最近だと思われますが、どうやって知ったんですかね?」
「それに関しては全くの偶然だったようだ。しかし、彼女達を知ったデュノア社社長は当然こう思った。『娘がいるだって? 誰の子だ? 子供の年齢を考えると、ひょっとして俺の子なんじゃないか?』……とね」
「デュノア社の非公式パイロットにしている所を見ると、事前にシャルロットのISの適正が高い事を知っていて、それを利用できると考えたんでしょうか?」
「いや、彼女はフランス政府が無料で行っている、ISの簡易適性さえも受けた事は無い。ISに関れば必ず自分の父親に辿りつく事になる。だから、母親が止めていたようだ」
「ISの適正が高かったのは、あくまで偶然だと?」
「そうだ。デュノア社社長にとっては、ISの適正が高かろうと低かろうと、若くて何も知らなければ何かと都合よく利用できる。血縁関係があるなら尚更だ」
なるほど。正直『ジョジョ』第5部のディアボロの様な奴だと思っていたが、実際はポルポも混ざっているらしい。いずれにせよ「吐き気を催す邪悪」には違いない。
「この娘がその“秘密”とやらを握っている可能性は?」
「仮に秘密を知っていたなら、とっくに口封じされていると思うが、確かに全く無いとも限らない。
そこでだ。このシャルロット・デュノアが何食わぬ顔でデュノア社に従っている“獅子身中の虫”なのかどうか、彼女に接触して調べて欲しい。方法は君の判断に任せる」
「了解しました」
「とは言うものの、君達の意見はあくまで参考程度だし、半分は頑張っている君へのご褒美だ。気楽にやりたまえ」
「「………」」
あまり期待はされていないようだが、任務は全うする。
そこで今回は舞台がフランスと言う事もあって、思い切って『ジョジョ』のジャン・ピエール・ポルナレフと同じ髪形に整え、髪の色をシルバーに染め直し、眉毛を剃り落とした。所謂、変装と言うヤツだ。但し、服装は第三部の衣装では少々目立ち過ぎるので、第五部のノースリーブだ。
「居たぞ。シャルロット・デュノアだ。久し振りの休みで呑気にしてやがるな」
「よし、俺はこれから真っ直ぐにターゲットに接触する。アンクはそこで俺の勇姿を見ていてくれ」
「それは構わないが、何だその髪型は? デッサンでも狂ったのか?」
「ポルナレフヘアーだ。どうだ、フランス人っぽいだろう?」
「どっちかと言うと軍人っぽくて、逆に警戒されそうだな」
「………」
小鳥状態のアンクに駄目出しを喰らうが、今回はこれで突っ切る。これからシンガポールでゴミと間違えられそうな荷物を片手に、外国からの旅行者を装い、「フランス語のメニューが難しくて分からん」と言って接触する。
気合を入れなおして改めてターゲットの方に目を向けると、見るからにチンピラと言った風貌の“やけに見覚えのある男”がシャルロットに絡んでいた。
「あの人『ミレニアム』のメンバーだよな? もしかして、少佐が寄越したのか?」
「どうだかな……おい、アイツ今財布とネックレスをスッたぞ。もしかして、話しかけるチャンスを作りに来たのか?」
そう言われればそうかも知れない。少佐め、余計な事をしてくれる……とも思うが、相手がサイボーグなら手加減する必要が無い。ここは一つ少佐の好意に甘えて、思いっきりやらせてもらおう。
「待ちなっ!」
「「え!?」」
立ち去ろうとするチンピラの腕を引っ掴むと、チンピラのポケットから女物の財布がポロリと落ち、その手にはペンダントが握られていた。
「そ、それは私のお財布! それに大事なペンダントも!」
「スリか……。ちなみにお嬢さん。『その財布は私が彼にあげたものですよ』とか言ったりする?」
「そ、そんな事言う訳ないじゃないですか!」
そうだよな。誰だってそーする。俺だってそーする。ジョースター家だけが稀有な例外なのだ。
「フフフ……中々鋭いねぇ。俺のスリテクを見破るとは、イイ勘してるぜ兄ちゃん。だがな……アンタの脇腹をよぉ~く見てみなよ」
そう言われて脇腹を見ると、脇腹にナイフが突きつけられていた。但し軍人が使うようなコンバットナイフではなく、チンピラが持っている様な小さいバタフライナイフだ。分かってらっしゃる。
「さあ、コイツでチクリと刺されたく無かったら、黙って財布と高価そうなペンダントを盗まれな!」
「ふぅ~~。なあ、お嬢さん。ノミっているよなぁ……小さな虫けらのノミだよ。あの虫は巨大で頭の良い我々人間に所構わず攻撃を仕掛けて、戦いを挑んでくるよなぁ。巨大な敵に立ち向かうノミ……これは『勇気』と呼べると思うか?」
「え……?」
「では……『勇気』とは何か?」
「この野朗ぉおおおおおっ! 余裕ぶっこいてんじゃねぇぞぉおおおおおっっ!!」
俺の余裕な表情が気に入らなかったのか、そのまま周りにバレない様に脇腹をぶっ刺せば良いのに、チンピラはワザワザ顔を狙ってナイフを突き刺そうと大きく動く。やはり、見せ方と見せ場がワカっている。
「『勇気』とは『怖さ』を知る事ッ! 『恐怖』を我が物とすることだぁあああああああああああっ!!」
それに対して俺はそこら辺に捨ててあった空き瓶を掴むと、瓶の底をナイフの切っ先を目掛けてぶつけた。そうなれば当然瓶の底は割れる。お蔭でナイフを握ったチンピラの左手が血まみれになった。
「ギニャァアアアアアアアアッッ!!」
「人間讃歌は『勇気』の讃歌ッ! 人間の素晴らしさは勇気の素晴らしさ! 幾ら強くても、こいつは『勇気』を知らんッ! ノミと同類よォーーーッッ!!」
左手の激痛に喘ぐチンピラ。しかし、サイボーグならばこの程度は問題ない。恐らくは俺の為に大げさにリアクションしているのだろう。そして俺は容赦なく、只の飛び膝蹴りをノリノリでチンピラの顔面に叩き込んだ。
「『仙道波蹴【せんどう・ウェーブキック】』(只の飛び膝蹴り)!!」
「ホギャァアアアアアアアアアアアアッッ!!」
しつこい様だが、叩き込んだのは只の飛び膝蹴りだ。俺は「波紋」なんて一切込めていないし、使えもしない。飛び膝蹴りを正面からモロに喰らったチンピラは、鼻血を噴水の様に流して気絶した……振りをしているのだろう。サイボーグはこの程度では気絶しない。
それにしても何時も思うのだが、この生身の人間を殴っている様な感触を、ドクはどうやって再現しているのだろうか? まあ、聞いたところでサイボーグになるつもりはないが。
「あっけ無い奴だ。南米で出会ったチュパカブラの方がよっぽど強敵で、恐ろしい相手だったぜ」
(こ、この人、さっきから一体何を言ってるんだろう?)
「所であんた、カラシは好きか?」
「………」
返事の無いチンピラに対し、俺は近くに居たホットドッグ屋の屋台からカラシを拝借し、静脈注射を打つ看護士の様な冷静さで、チンピラの頭にカラシをモリモリかけていく。一分弱で完成したのは、何処からどう見ても完璧なとぐろ型だった。
「ああ、気にするな。そのカラシには何の意味も無い。只の悪意だ」
「うわぁ……」
「さてと、スピードワゴンはクールに去るぜ」
「ちょ、ちょっと待って! これ、どうするの!?」
慌てながらもシャルロットが指を指しているのは、大惨事としか言いようが無いチンピラの姿。しかも野次馬が周りに集りつつある。
「そうだな……こんな時に役に立つのはココだ」
「? 足?」
「そうだ、思いっきり足を使うんだ」
「どんな風に?」
「……逃げるんだよぉおおおおおおおおおっ!! どけーっ! 野次馬共ぉおおおおおおおおおっ!!」
「えええええええええええええええええええええええッッ!?」
俺は全力で走った。その後ろをシャルロットが何故か着いてきていた。多分、つられて一緒に逃げてしまったのだろう。10分ほど爆走し、現場から大分離れた所で、俺とシャルロットは足を止めた。
「正直、凄い滅茶苦茶だったけど、お財布もペンダントも助かりました。あの、名前を聞いてもいいですか? 私はシャルロットって言います」
「そうか。俺はおせっかい焼きのスピードワゴン。親しい奴は俺の事を『奇行種』って呼んだりするぜ」
お互いに自己紹介をしたが、俺はナチュラルに偽名を使った。本当は違う偽名を使うつもりだったが、さっき思わずスピードワゴンと言ってしまったので仕方無い。
「あの……それ多分、馬鹿にされてるんじゃ……」
「細かい事は気にするな」
ちなみに俺を奇行種と言った奴に怒りを覚えた俺は、風呂場で会った時にそいつの股間の紳士を指差し、「俺が奇行種なら、お前は奇形種だ!」と言ってやった。怒り狂うかと思ったらオイオイと泣き出したので困ってしまったのだが、流石にそのエピソードをシャルロットに言うつもりは無い。
それからお礼を兼ねて、シャルロットと一緒に適当な店に入る事になった。
「手間ひま掛けてこさえてあるな。ほら、この人参の形。スターの形……何か見覚えがあるなぁ~~」
「?」
「そうそう。俺の知り合いに、首筋にコレと同じアザを持っていたな……」
「へぇ? そうなんですか?」
「………」
予想はしていたがポルナレフネタはシャルロットに一切通用しなかった。まあ、これが普通か。この世界に『ジョジョの奇妙な冒険』は存在していないし。
「それじゃあ、世界中の色んな国に行った事があるんですね。良いなぁ……」
「ああ。色んなものを見てきた。アフリカの珍しい動物とか、アジアの奇怪な植物とか、カリブ海の大木を吹っ飛ばす竜巻とかな。
取り敢えず、自販機が沢山設置してある国は、ある程度治安が良いと考えて良いぞ。自販機は治安が良くないと成立しない物なんだ」
「へぇ~~」
これはネタではなく、この世界で実際に見た事があるので嘘は言っていない。その後の会話も俺は花澤ボイスを堪能しつつ、ジョジョネタを交えた実体験で通し、会話はそれなりに盛り上がった。
なんとも楽しい時間だったのだが、出会いがあれば必ず別れと言うものがやって来る。シャルロットと別れる際に、俺は彼女と再会を約束する言葉を投げかけた。
「未来で会おう! イタリアで!」
「フランスじゃないの!?」
最後までシャルロットはツッコミ役だった。任務を終えた俺はアンクと合流し、早速少佐に報告と文句を言いに言った。
「少佐~。部下を寄越すなら、前もって言って下さいよ~」
「ん? 何の事だ? デュノア社に潜入させた『ミレニアム』のスパイが、シャルロット・デュノアの監視を担当する今日を狙ったのは確かだが、それ以外に寄越した部下は一人もいないぞ?」
「え?」
「うん?」
この時になって俺は、あの男が『ミレニアム』のメンバーではなく、メンバーによく似た別人だと理解した。……うん、まあ、アレだ。スリだったから悪党には違いないし、正当防衛の範疇……では収まらないかもなぁ……。特に最後の飛び膝蹴り。
「何かトラブルがあったようだが、君達から見てシャルロット・デュノアはどうだったかね?」
「……腹に二物を抱えるような感じには見えなかったですね。あと、何処となく依存するタイプのヤンデレの臭いがしました」
「クソ真面目でドツボに嵌りそうって感じだな。あと、懐柔するなら自分は味方だってアピールすれば、多分あっさりと落ちる」
「……そうか。実に貴重な意見だ」
それからしばらくして、俺がフルボッコにしたチンピラが死んだ事を少佐から聞いた。何でも川をぷかぷか浮いていた状態で発見され、死因は銃弾を受けた事による失血死。何でもヤクザな連中の鉄砲玉をやらせられ、逃げる際に自分が撃った拳銃の弾が跳ね返り、運悪く自分の体に当たったのだとか。
某ヤクザ漫画の主人公みたいに、タイムスリップして「Take2」で一度目よりも悲惨な人生を送っていなければいいが……と思いながら、俺はチンピラの冥福を祈った。
●●●
それから俺がこうした任務を少佐から受ける事は無く、シャルロットの事も全く聞かされなかった。俺としては本当にイタリアで再会するつもりは無かった訳で、こんなに早く日本で再会するなんて事も想像していなかった。
そんな感じで過去を振り返っていると、教室に一夏がやってきて俺の近くに寄ってきた。
「昨日、千冬姉の夏のスーツを出したんだけどさ。千冬姉が飲み過ぎで二日酔いになってて、束さんが千冬姉を看病してたんだよ。ホント仲良いよな、あの二人」
「……そうだな」
一夏が昨日の事を笑顔で話し、俺はそれに相槌を打ちつつ聞き手に専念した。一夏は暢気な事を言っているが、実は束は一昨日の夜の様子をカンドロイドで録画しており、それをネタに織斑先生をおちょく……もとい、俺がよからぬ事をしていなかった事を証明していたのだ。
そうやって時間を潰していると、やっと山田先生と織斑先生が教室に入ってきた。織斑先生は俺を見てバツが悪そうにしていたが、ぱっと見た感じ大丈夫そうだ。
「今日はなんと! 転校生を紹介します!」
うん、知ってる。しかしクラスメイトは知らなかったらしく、山田先生の爆弾発言に一気にざわついた。そんなクラスメイトの動揺を他所に、山田先生の合図の後で教室の外から聞こえる「失礼します」と言う声は、間違いなく花澤ボイスだった。
そして、IS学園は制服の改造が自由なので、もしかしたら普通の型とは違うかも知れないと、若干期待していたシャルロットの服装は、俺や一夏と同じ男子の制服だった。
………あるぇ?
「シャルル・デュノアです。フランスから来ました。この国では不慣れな事も覆いと思いますが、皆さん宜しくお願いします」
「お、男……?」
「はい。此方に僕と同じ境遇の方がいると聞いて、本国より転入を――」
あ……ありのまま、今起こった事を話すぜ!
一年位前にフランスで出会った花澤ボイスの金髪美少女が、日本で再会した時には花澤ボイスの金髪美少年になっていた。
な、何を言っているのか分からねーと思うが、俺も何が起こっているのかさっぱり分からねえ。『銀魂』の汚れたバベルの塔をおっ建てる選択を取った柳生九兵衛とか、実は『ハイスクールD×D』のギャスパー・ヴラディみたいな女装少年だったとか、そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ。もっと恐ろしいものの片鱗を――。
『きゃああああああああああああああああああッ!!』
俺が脳内で静かに混乱する中、クラスメイトは三人目の男子(仮)の転入によって、これ以上ない程に狂喜乱舞していた。
「それではHRを終える。各人はすぐに着替えて第二グラウンドに集合。今日は二組と合同でISの模擬戦闘を行う。デュノアはシュレディンガーに面倒を見てもらえ。では解散!」
正直、未だに頭の整理がついていないのだが、次は実習なので迅速にシャルル(仮)を連れて、更衣室へと行かなければならない。そう考える俺の元に、シャルル(仮)が近づいてきた。
「ええっと、シュレディンガーさん? 初めまして。僕はシャルル・デュノア。シャルルって呼んで」
「……ああ、“初めまして”。ゴクロー・シュレディンガーだ。ゴクローで良い」
落ち着け。KOOL……もとい、冷静になるんだ。
アンクは昨日「シャルロットが来る」と俺に明言していた。アンクは「聞かれなかったから」と言って隠し事をする事はあっても、俺に嘘をつく事は絶対に無い。
そして、シャルロットの顔立ちは一年前と殆ど変わっていないし、声だけでなく会話のニュアンスも当時と変わっていない。
つまり、シャルルは“シャルロットによく似た別人”ではなく、“シャルロットが男として転入してきた”と考えるのが妥当な線……だと思う。
とりあえず俺は、しばらくの間シャルロットを観察し、アンクを後でシバく事を心に決めた。
○○○
シャルロットがシャルルとして紹介され、ゴクローがポルナレフ状態に陥っていた頃、三組の方でも一人の転入生が紹介されていたのだが、此方は一組とは真逆の展開を見せていた。
「………」
ドイツからやって来た、クロエとよく似た容姿の転校生。その視線はマドカとクロエの二人にだけ向けられ、教室に入ってからも無口を貫いていた。
「じ、自己紹介をしてくれないかな?」
「ラウラ・ボーデヴィッヒだ」
「……そ、それだけ?」
「以上だ」
即答だった。担任の気遣いも空しく、「それ以上言う事は無い」と言わんばかりの態度のラウラによって教室に気まずい空気が流れる中、かつて完全に「サスケェ!」な自己紹介をしていたマドカが口を開いた。
「他にも色々あるだろう? 好きな事とか、嫌いな事とか、将来の夢とか」
「……好きな物や嫌いな物を教えるつもりは無い。それに私が将来の夢と言ってもな……」
マドカに対するラウラの返答は、何故か「写輪眼のカカシ」っぽかったが、コレは別にラウラが意図してやった事では無い。
実を言うと彼女はマドカとクロエの情報を事前にドイツ軍から渡されており、二人の素性をかなり正確に把握していた。以前出会った「ゴクロー・シュレディンガー」を首魁とした『NEVER』のメンバーにして、ゴクロー流に言うなら「自分と同じく狂気の科学によって生み出された怪物」と言える二人の人造人間。
しかもクロエに至っては、死んだと思っていた自分の姉妹たる存在だ。かつて自分が味わった挫折。そして役立たずの烙印を押された経験は、ラウラにとってクロエの境遇がどれだけ絶望的だったのかを、完全にではないが理解する要素となった。
同じ様な生い立ちと境遇を持つ者同士、出来る限り敵対はしたくない。
かつてゴクローが「戦いたくない」と言っていた理由が、ラウラにも何となく理解できていた。
しかし、ラウラは誇りあるドイツ軍人だった。ドイツ軍はラウラに『NEVER』と接触し、「いざ敵対した時に躊躇する程度に親密になる」ように言われている。それは『NEVER』がドイツの敵になった場合、此方が勝利する確立を少しでも上げる為であり、上手くすればラウラを介して懐柔出来るかも知れないと期待しての事である。
ラウラの本心としては、真にお互いを理解できる存在として、特にクロエとは仲良くしたいと思っていた。しかし、万が一にドイツ軍から与えられた任務の内容がバレたら、「そんな理由で自分達と仲良くしていたのか」と、特にクロエに思われるのだけは嫌だった。
こうしてラウラはどうやって二人に接すれば良いのか分からなくなってしまい、混乱した挙句に「こちらの情報を極力与えない」と言う選択を取った結果が、この「カカシェ……」な自己紹介だった。
「……ねえ。結局分かったのって名前だけじゃない?」
『………』
三組のとある生徒の発言を、クラス全員が沈黙によって肯定の意を示した。
●●●
本日も天気は快晴。今回はジャージにロストドライバーを付けた状態で、織斑先生の傍に立つ。山田先生はISを取りに行っている為、少し遅れてくるらしい。
とりあえず、山田先生が来るまでシャルロットについて考えてみる。
まず、シャルロットがデュノア社の非公式パイロットになった二年前は、一夏と言うイレギュラーが存在しなかった時代で、ISが男でも使える事は『ミレニアム』を除いて、誰も考えつきさえもしなかった時代だ。
そして幾ら使用者が非公式パイロットとは言え、「分配されたISを誰が使っているのか」を、デュノア社ならフランス政府へ、そしてフランス政府は国際IS委員会に報告する義務がある。
絶対数が限られたISを、得体も素性も知れない人物に使わせているとなれば、デュノア社やフランス政府の信用に関るから、当時のデュノア社はシャルロットを『シャルロット・デュノア』としてフランス政府に報告し、フランス政府も国際IS委員会に『シャルロット・デュノア』として報告している筈なのだ。
つまり既に登録されている人物を、デュノア社の独断で“男性IS操縦者”として送り込める訳がない。“女子”であるシャルロットを“男子”として送り込むためには、デュノア社・フランス政府・国際IS委員会と、シャルロットに関る全ての組織が協力する必要がある。
そして、「何の為に“シャルロット”を“シャルル”として送り込んだのか」だが、これについては一つ心当たりがある。
IS学園は、国際IS委員会が出した『一夏の引き渡し要求』に応じていない。その為、現在の『白式』の詳細なデータは、日本の倉持技研が独占している状態にある。それで“男でも使えるIS”、或いは“男でもISが使えるメカニズム”なんてモノが日本で発明・発見されれば、日本が世界でどんな立場になるのかは馬鹿でも分かる。
実際に倉持技研の篝火ヒカルノなる人物が、入手した『白式』のデータを使って、「次世代型量産機計画」なる怪しい計画を企んでいるらしい。
そこで国際IS委員会は、一夏が「女だらけの環境で男との触れ合いに飢えている」と推測し、同世代の男を差し出すと言う変則ハニートラップを仕掛け、油断した所で『白式』のデータを奪取する事を考えた……と言った所だろう。操縦者ごとISを奪取するのは、俺が各国の特殊部隊のメンバーを暴露した所為で、しばらくは動けないだろうし。
他に気になるのは、シャルロットの立ち振る舞いが、正直言って間抜け過ぎる事。どう贔屓目に見ても、スパイとして実戦投入するなんぞ出来ない仕上がりだ。
……しかし、これが女だとバレる事を前提にしているとすればどうだろう?
デュノア社は現在経営危機に陥っているらしいが、確かデュノア社の社長婦人がその要因の一つとなる程の金食い虫で、しかもシャルロットとは相当に険悪な関係だと以前聞いた覚えがある。
仮にこの事が世間に露呈すれば、デュノア社は確実に世間から批難されるだろう。しかし、そこでデュノア社社長が「女尊男卑のこの社会で暴君と化した社長夫人には私も娘も抗う事が出来ず、泣く泣く愛する娘を男装させてIS学園に潜入させるしかなかった」……とか言えばどうだろう?
そうなればシャルロットに対して世間の同情が集まり、シャルロットは『希少な男性操縦者』から『悲劇のヒロイン』になる。同時に邪魔でしかない金食い虫を、合理的に始末出来る様になるとは考えられないだろうか?
そう考えればこの計画に乗った時点で、デュノア社はシャルロットが「白式」のデータが盗めようが盗めなかろうが、最低でも邪魔者を始末した上に、クリーンな広告塔を入手する事ができる。
つまり、この計画の理想とされる展開は「シャルロットが『白式』のデータを盗み、デュノア社からフランス政府を経由して、国際IS委員会に『白式』のデータ提供された上で、シャルロットが女だと世間にバラす」……と言った所だろう。
もっともコレはあくまで俺の予想なので、何処まで当たっているのかは分からない。コレについては、アンクをシバいた後で話し合ってみよう。
そんな感じで放課後の予定を立てている間に、セシリアと鈴が織斑先生に呼び出された。しかし、呼び出された二人はやる気がなさそうだったので、試しにやる気スイッチを押す様な台詞を言ってみた。
「なんであたしが……」
「何だか見世物みたいで気が乗りませんわ……」
「まあ、そう言うな。こーゆー時こそ、自分の良い所を見せるチャンスなんだぞ?」
「! つまりはこの私、セシリア・オルコットの出番と言う訳ですわね!」
「ま、まあ、確かに実力を見せる良い機会よね!」
二人のやる気スイッチは見事にオンになった。その証拠に、若干猫背だった二人の背筋がシャンと真っ直ぐになっている。
ちなみに鈴音の専用機は、装甲のリペイントと若干の改造が施され、何となく「カチドキアームズ」から「ヨモツヘグリアームズ」っぽくなった『黒柘榴』だ。その内、レデュエの戟や、シンムグルンの斧を模した近接武器が追加されるだろう。
「それで、相手はどちらに? ……はっ!? まさか、ゴクローさんとか言いませんわよね!?」
「え!? さ、流石にソレはちょっと……」
「慌てるな。対戦相手は――――」
「ああああーっ! ど、どいて下さい~~っ!!」
山田先生の絶叫が空から聞こえたので、ふと空を見上げると教員用の「ラファール・リヴァイヴ」を纏った山田先生が、地面に向かって突っ込んで来た。このままだと山田先生が一夏に着弾してしまう事に気付いた俺は、エターナルメモリの起動スイッチを押した。
『ETERNAL!』
「変身!」
『ETERNAL!』
エターナルメモリが装填されたロストドライバーを倒すと、青い炎のエフェクトと風が発生して『ブルーフレアRX』へと変身する。メモリのメンテナンスは昨日の内に全て終わらせたので、ガイアメモリは一通り此方に方に移動させている。
『LUNA・MAXIMUM-DRIVE!』
着弾地点にいる一夏を押しのけ、ルナメモリの力でエターナルローブをぐんぐん伸ばし、突っ込んでくる山田先生を対衝撃にも優れたエターナルローブで優しく包み込む。お蔭で山田先生も一夏も怪我をする事は無かった。しかし……。
「……あ、あれ?」
「おい一夏、怪我は無いか?」
「え!? あ! 助けてくれたのか! ありがとうな!」
「……正直このやり取りは前にもあったような気がするが、今はこの体勢を何とかしたい所だな……」
「この体勢?」
そこにはエターナルローブに全身を包まれた山田先生と、背中から抱きかかえる様に一夏の肩に左腕を回す『ブルーフレアRX』の姿が!
『フォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッ!!』
何人かの女子がスペードのカテゴリーQの様な咆哮を上げた。恐らくは「E×1」派のゾンビ共だろう。
「ねぇ、何かちょっと変わってない!?」
「うん! 赤かった所が青くなってる!」
「でも他にも何か変わってない? ほら、右腕と左脚の所!」
この『ブルーフレアRX』を初めて見る所為か、同級生がざわざわと騒がしい。現在進行形で『エターナルRX』との間違い探しをしている視線を感じる。
「あ、あのう~シュレディンガー君。肌触りが良くて気持ちいいんですが、そろそろ離してもらえませんか?」
「あ、は~い」
山田先生を包んでいたエターナルローブを解き、「山田先生VSセシリア&鈴音コンビ」の模擬戦が、織斑先生の指示によってシャルロットの解説付きで行なわれた。
模擬戦の内容としては、セシリアは不安定ながらもビットを用いた「偏光制御射撃」がメインの遠距離戦。鈴音は「ブドウ龍砲」と「キウイ撃輪」を模した武器を使い、オールラウンドに戦っていた。
しばらくは一進一退の状態が続いていたが、時間経過に伴って二人と山田先生の持つ戦闘経験の差が浮き彫りになってきた。山田先生は二人の攻撃と未来位置を予測して攻撃と防御、或いは回避を行い、最後には二人が空中で激突した所でグレネードを一発。二人を同時に撃破した。
このままだと地面に穴を開けて後が面倒なので、再びルナのマキシマムでエターナルローブを伸ばし、二人仲良く落下するセシリアと鈴音を優しく受け止めた。お蔭で地面に穴は開いていない。
「うう……無様な姿をお見せしましたわ……」
「もう……何であんなに面白い様に回避先、読まれるのよ……」
「それは勿論、積み上げてきたモノが違う。確かに山田先生の『ラファール・リヴァイヴ』には、『ブルー・ティーアーズ』の様な第三世代兵器は搭載されていないし、機体の基本スペックも『黒柘榴』より劣る。
だが山田先生にはそれを補って余りあるISの操縦技術と戦闘経験の蓄積がある。つまり使い手の力量次第で、量産機でも専用機に勝てるって事だ」
「そ、そんなに凄くはありませんよ。結局、代表候補止まりでしたし……」
「「ぐぬぬぬぬ……」」
俺の言葉に山田先生は謙遜するが、実際に山田先生の技量自体はかなり高い。本番でのあがり症さえ無ければ、今頃は日本の代表操縦者になっていただろう。
一方のセシリアと鈴音は、俺の山田先生に対する評価を聞いて呻いていた。特にセシリアは入学試験の際に山田先生に勝っているので、あの時よりも成長した状態でやられた事が、余計に悔しいだろう。
「逆に言えば、二人ともまだまだ成長の余地があるって事だ。この敗戦を次に活かせるようにこれから成長すれば良い。だから不貞腐れてないで機嫌直せ」
「べ、別に不貞腐れてなんてないってか、何か子供扱いしてない?」
「そ、そうですわ。ですから、出来れば人目の無い所で……」
どう見ても不貞腐れている子供にしか見えないセシリアと鈴音の頭を、思い通りに行かなくて愚図っている子供をあやす様に撫でる。その所為か、此方に微笑ましいものを見るような視線が幾つか向けられている。しかし、セシリアの言う事が何かおかしい。
「これで諸君にもIS学園教員の実力が理解できたと思う。以後は敬意を持って接する様に。それではこれからISを用いた実習に移るぞ」
それから織斑先生の指示の元、IS学園が三機ずつ用意した『打鉄』と『ラファール・リヴァイヴ』を使い、俺・一夏・箒・セシリア・鈴音・シャルロットの六人がグループリーダーとなって実習を教える事になった。
しかし、一夏の班で相川が立ったままISを装着解除した所為で、一夏が岸里をお姫様抱っこでコックピットに運んでいた所を他の班の人間が見てしまい、此方でも立ったままISを装着解除し、お姫様抱っこで運んで貰おうと考える女子が続出した。
これによって実習の進行が予想よりも遅れる事になるのだが、それでも俺達の班のどれかが最後と言う訳ではなかった。何故なら……。
「だからこう『ズバーッ!』とやって、『ガキーン!』ときて、『ドカーン!』と言う感じだ!」
「……え、え~っと……」
箒の説明が相変わらず擬音だらけで、何となくなニュアンス的にしか分からない為、箒の班が一番遅れていたのだ。織斑先生が山田先生を箒のフォローに入れたので、大分マシになるとは思うが……。
「えへへ~~。シュレりん、抱っこ抱っこ~~」
「分かりやすくて何よりだな……」
『LUNA・MAXIMUM-DRIVE!』
安全面を考慮して、サイクロンやナスカの様な飛行能力を持つメモリではなく、ルナメモリで変化したエターナルローブを支えに使い、本音をお姫様抱っこした状態でリフトの様にゆっくりと上昇する。
しかし、一夏やシャルロットの方は兎も角、俺の方は『ブルーフレアRX』に変身している所為で、無駄にヒーロー染みている。背後で大爆発が起こっても違和感は無いだろう。
「あああああああ! 何で私の出席番号が十二番なのよぉおおおおおおッ!」
「ちょっと! 落ち着きなさいよ! ISスーツ破れちゃうでしょ!」
「ISスーツなんてどうでも良いわよ! 羨ましい!」
「ほう。それでは今度の実習では、貴様に下着姿で出席する権利をやろう。喜べ」
「え゛っ゛!?」
一部で絶滅タイムな騒動があったものの、俺・一夏・シャルロットの三人はグループメンバーを運び続け、箒・セシリア・鈴音の三人は百面相をしながらこちら側を睨み続け、6つのグループの内半分がワザと立ったままの装着解徐をやり続け、もう半分がお姫様抱っこで運ばれる様を羨ましそうに見続け、だらしない表情をした同級生の頭に織斑先生の出席簿が炸裂し続けて、午前の実習は終わったのだった。
キャラクタァ~紹介&解説
シャルロット/シャルル・デュノア
遂に登場したシャルロッ党。天性の素質として花澤香菜ボイスを持つ魔性の女にして、フランスが産んだIS版オルレアンの乙女。ジャンヌ・ダルクと同じ男装女子だが、黒王様に「胸が中世ヨーロッパ暗黒時代」と称された某貧乳男女と違って、スタイルは結構良さげ。同じ様に中性的な容姿と言われていても、どうやら彼女とはモノが違うようである。
ラウラ・ボーデヴィッヒ
再登場となったブラックラビッ党。せっかくなのでこの世界では、転入先をマドカやクロエが居る三組にしてみた。千冬が『ドイツ軍の真実』を知らなかったら、一組になっていた。つまり、それもこれも全部アンクって奴の仕業なんだ。ついでに5963の所為で、どこか『ゴースト』のアラン様みたいになっちゃうかも。
デュノア社
シャルロッ党の大体が「ユグドラシル絶対許さねぇ!」状態になる、IS世界で量産機シェア第三位のIS企業。原作でもアニメでも、シャルロットの正体が発覚してからの描写が無いが、シャルロットとはIS関連で繋がりがあるらしいので、原作でもしぶとく生き残っている模様。この会社についても、作者の独自解釈が多分に含まれている。
それにしても、第二位と第一位の量産型ISは一体何時出るのだろうか? 片方が『打鉄』だとしても、もう一機はどんな機体なのだろうか?