DXオーズドライバーSDX   作:トライアルドーパント

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束「君はゴッくん? それともライト?」

5963?「お前のゴッくんに決まっているでしょ」

束「……じゃあ、束さんにして欲しいコスプレ言ってみて」

5963?「蘭花・フランボワーズ」

束「むろみさんだよ! お前、やっぱライトじゃん!」

ライト「バレてしまったのならしょうがないッ! 第39話、どうぞ~♪」


第39話 Time judged all

60年前に起こった最終決戦……またの名を「第二次IS大戦」の全貌を束の口から聞いてから二週間。ナノマシン型改造人間の面目躍如と言うべきか、切断された左腕と両足は問題なく動き、失った右手もアンクが義手の代わりになっている事で何とかなっている。

それでも刺された心臓の調子はイマイチであり、やはりアンクが居ないとちょっと不安な所である。救心でも飲めば、少しはマシになるだろうか?

 

「……で、具体的にどうやって未来を変えるか、そろそろ聞きたいんだけど」

 

「未来を知ってるゴッくんが元の時間軸に戻れば、その時点でゴッくんは未来を変えうる特異点になる筈。だから、普通にゴッくんが過去に戻ってライトを倒すなり、なんなりすれば、何かしらの形で未来を変える事が出来る筈だよ」

 

「もっとも、ライトが言う事が正しければ、この世界の崩壊は『必ず起きる出来事』らしい。仮にお前がライトを倒しても、それが先延ばしになるだけで、審判の日が訪れる事を避ける事は不可能なのかも知れん。歴史の修正力が、ライトの代わりを作り出すからだ」

 

「……それでも、何の罪もない人達が死ぬのは回避できるだろう?」

 

「どうだろうな。まぁ、試す価値ならあるだろうが……」

 

まあ、いずれにせよ俺が過去に飛ぶ事は確定している。なら問題はどのタイミングで介入するかだが……。

 

「ふと思ったんだが……『ミレニアム』が『亡国機業』に襲撃された時に戻って、俺がシュラウドを何とかしてしまえば、全部丸く収まるんじゃないか?」

 

「駄目だよ。絶対に駄目」

 

「どうして?」

 

「決まってるだろ。それをやったらお前が確実に死ぬ」

 

「……タイムパラドックスか」

 

「ああ。“同じ時間軸に同じ存在は存在する事が出来ない”。仮にお前がそうやって包帯女を倒した場合、お前はこうして60年後の未来に来なかった事になるし、お前は60年前の世界には居られない。つまり今のお前は間違いなくソコで消える」

 

「……てゆーか、もしかしてまだ『基本世界』に戻す事を考えるの?」

 

「いざ、その可能性が浮上するとなると……ねぇ?」

 

「確かにその可能性もあるにはあるが……お前はそれで良いのか?」

 

「あん?」

 

「言い方が悪かったな。確かにあの馬夏は、この世界に選ばれた存在なのかも知れん。行動の全てが肯定され、その全てが上手くいく運命にあるのかも知れん。それこそ、物語の主人公の様に『勝利することを約束され、関わった人間が全て救われる存在』なのかも知れん。

だが、だからと言ってお前は、『いずれ馬夏の手で救われる』からと、目の前で愛に彷徨っているウサギ女達を、何もせず見て見ぬ振りをする事が出来るのか?」

 

「………」

 

そうアンクに言われて、思わず口をつぐんだ。考えてみれば、俺が言っている事は極端な話、今すぐ助けて欲しいと思っている人間に、「後で必ず救われるから今は苦しめ」と言って見捨てているのと同じではないか。

 

「確かにお前のやった事は間違っているのかも知れん。運命に逆らい、何らかの歪みを生み出す愚行なのかも知れん。だがな、それと『救われる事』は全く別の問題なんじゃないのか?」

 

「まあ、間違ってるかどうかなんて、こうなった今じゃ今更過ぎる事なんだけどね……」

 

「……そうか。そうだな」

 

「それに過去への時間移動を実行するとすれば、どれだけ遡っても『お前がIS学園から消えたあの日』が限界だ。と言うか、それより過去に戻す事は同行する俺が許可しない。勿論、コイツもな」

 

「……で、具体的にはどうやって時間を遡るつもりだ?」

 

「時間移動に関しては問題ない。ライトが自滅した時に回収した『紫のコアメダル』が6枚とタイムメモリがある。ソレを専用のマシンに装填して使用すれば、お前を元いた時間に戻す事が出来る。そして、ヘキサポセイドンに勝つ方法だが……」

 

「まあ、タイムメモリに関しては問題ないだろう。対抗策は幾つか考えられる訳だし」

 

「まあな。問題はどうやって『紫のコアメダル』を使わずに、『紫のコアメダル』を砕くかって事なんだが……」

 

「……ねぇ。別に苦労して『紫のコアメダル』を砕かなくても、束さんがそうしたみたいに厳重に封印でもしておけば良いんじゃないの?」

 

「いや、その考えは甘い」

 

「ああ、『紫のコアメダル』だけは必ず破壊しないと駄目だ」

 

俺が体験しているこの時間移動は、ライトが使ったタイムメモリによる副次効果によるものである可能性もあるが、『オーズ』本編で「ロストブレイズ」を使って『紫のコアメダル』を砕いた時の様に、俺が同じ方法で『紫のコアメダル』を破壊した場合、再び未来へ繋がる扉が開く可能性がある。

そうなれば最悪の場合、ライトが『未来の仮面ライダー』として復活し、再び元の時代にやってくるか、過去に遡って過去を改変する可能性が浮上する事になる。

 

そして、何よりも最悪なのは、それを利用してライトに別の時代へ逃げられる事。だから、ライトを撃破するにあたって『紫のコアメダル』の破壊は必須だ。

 

「一応アイディアはあるんだが、俺一人じゃどうしようも無いんだよなぁ……」

 

「一応聞いてやる。どんな策だ?」

 

「ゴールドエクストリームとタジャドルコンボの同時攻撃だ。それならコアメダルもガイアメモリも同時に砕けると思うんだが……」

 

しかし、言っておいて何なんだが、この策を実現する事は不可能に近い。特にゴールドエクストリームが問題だ。

 

ゴールドエクストリームに至る方法は二つ。一つは人々の勝利の願いが込められた風をエクスタイフーンに受ける事。もう一つはタジャドルコンボの波動をエクスタイフーンに受ける事だ。前者に関してはかなり難しいが、後者に関しては俺がタジャドルコンボになれば問題ない。

しかし、俺がタジャドルコンボを担当したとしても、もう一人をどうするかが問題である。此処には俺以外にはBBAと化した束しかおらず、エクストリームに至ったクロエとラウラはこの世を去った。そして、前の時間軸に戻って二人に専用ISとメモリを渡したとしても、二人がすぐにエクストリームに至る事は不可能に近い。

 

「まあ、一度ライトを倒してから、二人がエクストリームに至るまで待つって手もあるけど……」

 

「出来るならすぐに破壊しておきたい所ではあるな。下手に残して時間をおくと、後でどんな災いが起こるか分からん」

 

「……ねえ、ゴッくんがゴールドエクストリームに至るって言うのはどうかな?」

 

「え?」

 

「あん?」

 

「だって、ゴッくんはエターナルメモリのエクストリームに至ってるんでしょ? なら、後はタジャドルコンボを使ってゴールドエクストリームをやればいいだけなんじゃないの?」

 

「「………」」

 

なるほど。それは盲点だったな。今までエターナルはブルーフレアからの複数本同時のマキシマムドライブが最強にして最終形態だと思っていたが、束が言う様にゴールドエクストリームと言うブルーフレアの先も有り得ると言えば有り得る。

そして、俺の『オーズ』はコアメダルとガイアメモリのハイブリッドだ。タジャドルコンボとゴールドエクストリームを組み合わせる事だってその気になれば確かに可能だろう。

 

「成る程な。確かにそれならイケるかも」

 

「となると……必要になるのはエターナルメモリと、専用のエクストリームメモリか」

 

「そこはこの束さんの出番だね。まあ、3日もあれば良いかな?」

 

「……無茶はするなよ」

 

「アハハハ、無理♪ だってコレが束さんの最後の仕事だもん」

 

嬉々としてコンソールをいじる束お婆ちゃん。とても80を過ぎているとは思えないキャピキャピ具合と、人類を超越した超ハイスペック頭脳は、老いて尚ますます健在……と言った所である。

 

そして、作業開始から3日後。宣言通りに、エターナルメモリとガイアメモリ強化アダプターと同じくらいのサイズのエクストリームメモリが完成した。

サイズ以外での相違点として、本来なら内部に隠されているはずのエクスタイフーンが剥き出しになっており、どことなく強化アイテム繋がりでメテオストームスイッチに似ている様な気がする。

 

ちなみにエターナルメモリは使い込む必要も無く、最初からブルーフレアだ。この辺は劇場版『仮面ライダーW』の大道克己と同じようである。

 

「さて、コレで準備は整った訳だが……」

 

「ん? どうしたの?」

 

「いや、このマシンがどうしても『ディメンション・タイド』に見えるって言うか、何と言うか……」

 

考えてみれば、アレも小型ブラックホール兵器で、古代生物が現代に現われる原因だったなと思いつつ、どう考えても主人公がゴジラ打倒に執念を燃やす様が逆恨みにしか思えなくて感情移入できなかったな……と、映画を鑑賞した時の事を思い出す。

傍から見れば、これから世界の運命を賭けた最終決戦に赴くとは思えない心境の様に思えるだろうが、これは一種の現実逃避……ではなく、肩の力を抜いてリラックスしているだけだ。ホントよ。

 

「おい。気ぃ抜くなよ、ゴクロー」

 

「分かってるって」

 

「それじゃ、始めるよ」

 

『プテラ! トリケラ! ティラノ! ユニコーン! アンキロ! ヌエ! スチャニング・チャージ!』

 

『TIME・MAXIMUM-DRIVE!』

 

あの日、時間が停止した世界で一夏を庇い、代わりに俺が喰らったヘキサポセイドンの必殺技。それと同じモノが巨大な砲台から発射されると、ターゲットに着弾した部分を始点にして空間に大きな穴が空き、その先には暗闇が無限に広がっていた。

 

そして、過去へ繋がる扉が開いたことを確認すると、俺は修復された『DXオーズドライバーSDX』を腰に巻き、メダルをスキャンして大きく叫んだ。

 

「変身ッ!」

 

『タカ! トラ! バッタ! タ・ト・バ! タトバ! タットッバ!』

 

「……それじゃ、行ってくるな」

 

「……うん。行ってらっしゃい」

 

「……束」

 

「何?」

 

「お前、俺と会えて良かったか?」

 

「……うん。会えて良かった」

 

「そうか……」

 

もしも未来が変わったなら、今俺の目の前にいる束は消える。その事は頭の良い束なら分かっているだろう。

それでも尚、束は過去を変え、未来を変える事を望んだ。それはきっと、束が過ごした60年の全てがこの日の為にあったからで――。

 

「行くか、アンク!」

 

『ハッ! ヘマすんじゃねぇぞ!』

 

凄惨な未来を変える為に、そして束の望みを叶える為に、俺はアンクと共に過去へ続くトンネルに勢いよく飛び込んだ。

 

 

●●●

 

 

照明設備など皆無の暗闇のトンネルを抜けた先には、眼下に青く美しい星が広がり、衛星と見紛うばかりに巨大な『メダルの器』が停滞していた。

 

「アレか……」

 

『そうだ。ライトを倒す前に、まずは「メダルの器」を破壊する』

 

取り敢えず『メダルの器』に向かって接近すると、噂の防衛機能が働いたのか、大量のクズヤミーが『メダルの器』から飛び出してきた。

 

「まずは戦闘員からか……」

 

『油断するな。直ぐに他のヤミーやグリードも出てくる』

 

「そうだな……気合い入れていくか!」

 

タカの目による視力強化に加え、展開したトラクローで切り裂き、バッタレッグの連続キックで吹き飛ばし、ウォーミングアップとばかりにクズヤミーを次々と葬っていく。

 

「なあ、アンク! お前が一度死んだ後の事なんだけどさ!」

 

『気にするな! 未来が変わればそうはならん!』

 

「……それじゃ、これだけ! 俺が“お前”と一緒に戦うのって、もしかしてコレで最後ッ!?」

 

『……ハッ! そうしたくなかったら、キッチリ生き残れッ!!』

 

「……分かった! お前もなッ!」

 

そうだ。生き残らなきゃ何も始まらない。クズヤミーの包囲網の隙をみて3枚のコアメダルをスキャンし、更にマキシマムスロットをタップする。

 

『スキャニング・チャージ!』

 

『ZONE・MAXIMUM-DRIVE!』

 

「セイヤァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!」

 

ゾーンメモリの空間移動を併用し、クズヤミーの群れに色んな角度から何度もタトバキックを叩き込む。そして、クズヤミー達の数が大きく減った事で、『メダルの器』から今度はヤミーとグリードが出撃する

 

「ガンガン行くぜ!」

 

『クワガタ! カマキリ! バッタ! ガータガタガタキリバッ、ガタキリバッ!』

 

ガタキリバコンボに超変身し、緑色の電撃とカマキリブレードを駆使してクズヤミーを蹴散らしつつ、ひとまず巨大な魚と化したピラニアヤミーと、巨大な昆虫と化したオトシブミヤミーのデカブツ2体を叩くべく、必殺技の発動態勢に入る。

 

『スキャニング・チャージ!』

 

『CYCLONE・MAXIMUM-DRIVE!』

 

「「「「「「「「「「「セイヤァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!」」」」」」」」」」」

 

ガタキリバキックとサイクロンメモリのマキシマム発動直後に分身し、緑色の風を纏った分身達と共に巨大ヤミーに突っ込んでデカブツ2体を爆発させ、即座に能力を解除して一体に戻る。ついでに、核となっていたピラニアコアメダルと、オトシブミコアメダルの回収も忘れない。

 

『ライオン! トラ! チーター! ラタラタ~! ラトラーター!』

 

「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!」

 

続けてラトラーターコンボに超変身した直後、ライオディアスを発動して群がるクズヤミーを一掃しつつ、猫系としては愚鈍なパンダヤミーに、水棲系としては珍しく人型のイカヤミー、そして水棲系グリードのメズールに狙いを定めた。

 

『スキャニング・チャージ!』

 

『LUNA・MAXIMUM-DRIVE!』

 

「ララララララララララララッ!! セイヤァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!」

 

灼熱のエネルギーをトラクローに集約し、進行方向上にいるクズヤミーをトラクローで切り裂きながら本命のパンダヤミー、イカヤミー、メズールを撃破する。トラクローにはパンダコアメダル、イカコアメダル、シャチコアメダル、ウナギコアメダル、タコココアメダルの5枚がしっかりと挟まっていた。

 

「次はコイツだ!」

 

『サイ! ゴリラ! ゾウ! サッゴーゾ、サッゴーゾ!』

 

高速で接近するジャガーヤミーを、サゴーゾコンボの増強された腕力で力任せに殴りつけ大きく吹き飛ばす。しかし、俺の狙いはコイツだけではない。

 

『スキャニング・チャージ!』

 

『METAL・MAXIMUM-DRIVE!』

 

「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ! セイヤァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!」

 

ジャガーヤミーを吹き飛ばした先にいた、飛行能力を持つ鳥系のフクロウヤミーとハゲタカヤミーをまとめて重力操作で拘束し、三体を同時に手元に引き寄せて押し潰すように拳と頭を叩き込む。

引きつける最中に火炎弾で攻撃されたが、サゴーゾコンボとメタルメモリの組み合わせによる鉄壁の防御力の前では焼け石に水である。炎なのに。

 

かくして、確実にヤミーとグリードの数を減らしていく俺に危機感を覚えたのか、グリードもどきの偽アンクが俺を強襲する。

 

「来たな、めんどいの」

 

『言ってろ! さっさとコイツに変えろ!』

 

『シャチ! ウナギ! タコ! シャ・シャ・シャウタ! シャ・シャ・シャウタ!』

 

炎による熱攻撃と高速戦闘に対抗するべく、シャウタコンボに変身して固有能力の『液状化』を発動する。偽アンクの動きに最初は翻弄されつつも、そこはグリードとは言え無人機紛いのロボット。何度かの攻防で行動パターンを先読みし、カウンター気味に必殺技を叩き込む。

 

『OCEAN・MAXIMUM-DRIVE!』

 

「オーシャニック・ブレイクッ!!」

 

そして、オーシャンメモリのマキシマムを使った回し蹴りを叩き込み、偽アンクがよろけた所で止めとなる一撃を繰り出した。

 

『スキャニング・チャージ!』

 

「セイヤァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!」

 

ウナギウィップで拘束して電撃を流しつつ、タコレッグによるドリルキックが偽アンクを貫く。いよいよ敵の数も少なくなってきたが、流石に前より慣れたとは言え、コンボの連続使用は疲れる。

 

『なら、そろそろ回復しておけ!』

 

『コブラ! カメ! ワニ! ブラカ~ワニッ!』

 

ブラカワニコンボにチェンジし、ソーマジェムによって体力を回復させつつ、残りのヤミーとグリードの位置を確認。そして、これまで重量系のヤミーを一体も撃破していない事に気付き、それらを一気に倒すべく、コアメダルをスキャンしマキシマムスロットをタップする。

 

『スキャニング・チャージ!』

 

『NASCA・MAXIMUM-DRIVE!』

 

背中にハチドリを模したエネルギーの翼を生やし、通常のワーニングライドを上回る速度でバイソンヤミー、アルマジロヤミー、リクガメヤミーの三体を、ワニを模した巨大なエネルギーの顎でかみ砕き、租借する様に次々と撃破していく。まるでガオウライナーの様だ。

 

この時点で残る敵の戦力は、ヤミーがクロアゲハヤミーとシャモヤミーの2体。グリードはウヴァ、ガメル、カザリの3体だ。

 

「最後はやっぱコレだろッ!」

 

『タカ! クジャク! コンドル! タ~ジャ~ドル~!』

 

「って! 通常かよ!」

 

『こんな時に変な文句言うな! さっさと決めろ!』

 

ロストブレイズではない事に文句を言いつつも、アンクの言葉通りに勝負をさっさと決める為、タジャスピナーに9枚のコアメダルを装填して最大レベルの火力を誇る必殺技の発動態勢に入る。

 

『タカ! クジャク! コンドル! カマキリ! トラ! ゴリラ! ウナギ! カメ! イマジン! ギガスキャン!!』

 

『HEAT・MAXIMUM-DRIVE!』

 

『セルバースト!』

 

「オオオオオオオオオオッ!! セイヤァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!」

 

通常のマグナブレイズと異なり、極彩色の羽根を持つ不死鳥が背後に顕現し、それにヒートメモリとセルバーストによる底上げが施された浄化の炎により、クロアゲハヤミー、シャモヤミー、ウヴァ、ガメル、カザリの5体を一気に焼き尽くす。

 

かくして、全てのグリードとヤミーからコアメダルを回収し、マグナブレイズの勢いを殺さぬまま『メダルの器』に突入し、中枢であるエクスカリバーに向かって真っ直ぐに突き進む。

 

「ここか……頼むぞ、アンク!」

 

『ハッ、任せろ』

 

『VIRUS・MAXIMUM-DRIVE!』

 

アンクによるサポートもあり、ヴァイラスメモリの能力によって、エクスカリバーを介して『メダルの器』の機能を内部から破壊。最終的には自爆するように仕向けておく。爆発した後で散らばるだろうコアメダルの回収はカンドロイド達に任せ、俺は操縦者のエクシア・カリバーンを無事に地球へ返す事と、次に控えるラスボス戦の事に集中しよう。

意識の無いエクシア・カリバーンを抱えながら、ライトとシュラウドがいるだろうIS学園に帰還するべく、ゾーンメモリのマキシマムを発動させる。

 

『ZONE・MAXIMUM-DRIVE!』

 

かくして、成層圏から戦場と化しているIS学園に瞬間移動し、ひとまずラスボスであるライトを探した。すると、ライトの周りにはこの時代のアンクと一夏の他に、マドカ、箒、鈴音、ラウラがいた。

 

「織斑一夏ぁッ!! 何故、君がISを動かす事ができるのかッ!! 何故、君に専用機として『白式』が与えられたのかぁッ!! 何故、君が織斑千冬と同じ『単一使用能力【ワンオフ・アビリティー】』を使えるのくわぁあッ!!

その答えは……ただ一つ……ッ! 織斑一夏ぁッ!! 君がこの世界で唯一、“『織斑千冬の細胞』に適合した男”だから……」

 

「セイヤァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッ!!」

 

「どぅわぁああああああああああああああああああああああああああああああッ!!」

 

何かライトがキャラ崩壊も甚だしい声色で、とても重要な事を言っていた様だが、余りにも隙だらけだったので、上空から容赦なく蹴りを入れた。まともに蹴りを食らったライトは絶叫と共に吹っ飛び、その光景にこの時代のアンク達は唖然としている。

 

「な……!?」

 

「え!?」

 

「ゴクロー……?」

 

「それに、誰だ? あの女は……」

 

「後で説明する。取り敢えず、この子を頼む。セシリアの身内らしい」

 

「あ、ああ……」

 

ひとまずはマドカにエクシア・カリバーンを託し、吹っ飛んでいったライトを見据える。不意打ちを貰ったライトは信じられないモノを見たかの様な動揺を隠すこと無く、俺に疑問をぶつけてきた。

 

「君は……もしかして、ゴクロー。シュレディンガーなのか?」

 

「ああ、そうだけど?」

 

「馬鹿なッ! 君はバラバラになって死んだ筈だ! 一体どうやって……!」

 

「……あん? そんなの決まってるだろう。この世にショッカーがいる限り、『仮面ライダー』は死なんッ!!」

 

「何を訳の分からん事をッッ!!」

 

「無駄だッ!」

 

『TIME・MAXIMUM-DRIVE!』

 

『ETERNAL・MAXIMUM-DRIVE!』

 

タイムメモリの効果が発揮される間も無く、此方もエターナルメモリの能力を発動する事で、タイムメモリを含めたライトの持つガイアメモリの機能を掌握する。

 

「!? 馬鹿な! そんな馬鹿な! 僕のメモリは全て、君のエターナルメモリのデータを反映している為に影響を受けない筈だ!」

 

「そんな事……俺が知るかッ!!」

 

本当はなんでそうなったのか知ってるケドな。でもこう言った方がライトが悔しがるだろうし、本当の事を言ったら精神攻撃の材料を与える事になるから、この際こう言ってやるぜ。ケッ。

狼狽えるライトの様子を見て、一気に勝負を決めるべく、通常のタカコアメダルをアンクの意志が内包されたタカコアメダルに変更。その瞬間、ドライバーからエネルギーで出来た真紅の羽根が舞い落ちる。

 

「超変身!」

 

『タカ! クジャク! コンドル! タ~ジャ~ドル~!』

 

『XTREME!』

 

「『オオオオオオオオオッ! ハァアッ!!』」

 

アンクの意志が内用したタカコアメダルによって可能となる『タジャドルコンボ・ロストブレイズ』。アンクの声のコンボソングと共に真紅の炎を纏いながら、6枚の赤を基調とした極彩色の翼が背後に展開される。

そこに小さな鳥形メカが現われてエターナルメモリと融合すると、嘴状のバイザーが真紅から金色へとその色を変えた。

 

『オーズ・タジャドルコンボ・ロストブレイズ・ゴールドエクストリーム』……って長いな。まあ、簡単に言うなら、『二人で一人のてんこ盛り』ってトコだな。

 

「くっ……例え、ガイアメモリが使えなくとも……『紫のコアメダル』がある以上、君は僕には勝てないッ!!」

 

「どうかなぁあッ!!」

 

メダガブリューを取り出し、ドライバーのコアメダルを狙って攻撃を仕掛けるライト。しかし、その攻撃は感情任せで単調。かわすのは勿論の事、動きを先読みしてカウンターを叩き込む事は容易い。

 

「オルラァッ!!」

 

「がっ……!!」

 

渾身の左正拳がライトの腹を正面から捕らえ、タジャドルコンボの不死鳥を象ったオーラングサークルの文様がライトの体に刻まれる。仮面の下で苦悶の表情を見せているだろうライトは腹を押さえたが、すぐに振り払う様な動作をした後で天高く飛び上がる。

 

「コレで……終わりだあああああああああああああああああああああッ!!」

 

『スキャニング・チャージ!』

 

「冗談だろッ!」

 

『タカ! トラ! バッタ! サイ! ウナギ! ワニ! サメ! イマジン! ショッカー! ギガスキャン!』

 

「ハァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!」

 

「セイヤァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!」

 

無の欲望を司る紫の力と、有の欲望を司る極彩色の力が、エネルギー弾と言う明確な形をもって空中で激突する。二つの欲望がせめぎ合い拮抗する中、勝負の天秤をこちら側に傾けるべく俺は勝負に出た。

 

『スキャニング・チャージ!』

 

『XTREME・MAXIMUM-DRIVE!』

 

「トォオオウッ!」

 

6枚の大きな翼を羽ばたかせ、発射した極彩色のエネルギー弾に向かって両足を突き出す。翼から発生する真紅の風をエクストリームメモリのエクスタイフーンが吸収し、その全てを余すこと無く力に変える。

それによって極彩色の力がゆっくりと紫の力を押しだし、そのままライトに向かって真っ直ぐに向かって行く。

 

「何ッ!?」

 

「ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッ!!」

 

そして、紫のエネルギー弾が砕け散り、極彩色のエネルギー弾がライトに着弾してすぐに両足がライトを捉え、『ヘキサポセイドン』の装甲に亀裂を入れていく。

 

「ウガァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッ!! 僕は神だぞ! それが何故……お前なんかにぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいッッ!!」

 

「ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!! セイヤァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッ!!」

 

そして、遂に両足がヘキサポセイドンの装甲を貫き、そのままライトのセルメダルで出来た体を破壊する。そして俺がライトを吹き飛ばすと、ライトは空中で盛大に爆発する。

爆炎の中から6枚の紫のコアメダルと数本のガイアメモリが飛び出し、その全てが同じタイミングで砕けると、その残骸がセルメダルと共に地上へ降り注いだ。

 

「終わった……」

 

『いや、まだだ。包帯女が残っている』

 

……そうだ。そうだったな。そして、60年後の束がシュラウドの死因を頑なに言わなかった事を考えると、恐らくシュラウドは……。

 

「決着を……つけないとな」

 

『そうだ。あの60年の責任はお前にある。「仕方なかった」は通用しない。此処の女達が大勢死んだのも、世界中が戦火に包まれたのも、ウサギ女がしぶとく生き長らえたのも、全てはお前のせいだ。此処で止めなきゃ、包帯女はまた同じ事をしでかすだろう』

 

「………」

 

一人の母親の長い夢を終わらせる為に、俺は歩き出した。

 

全ては『鬼札【ジョーカー】』。もう、終わらせよう。『勝負【コール】』だ。

 

 

○○○

 

 

束とシュラウド。ユートピアメモリに選ばれた者同士の戦いは、『メダルの器』が破壊され、最大戦力であるライトが敗れた事で、シュラウドの予定とは大きく外れた結末へと向かっていた。

 

「何処まで……何処まで私の思い通りにならないの! ゴクロー・シュレディンガーッ!!」

 

「なる訳無いじゃん。だって、ゴッくんは『世界の破壊者』なんでしょ? なら、お前の思い描く世界だって破壊できて当然じゃん」

 

「知った様な事を……! くっ……! ぐうう……ッ!!」

 

「ん~、そろそろ限界、かな? 確かに超能力とガイアメモリの併用は凄かったけど、それも無茶な人体改造の賜物であって、体と脳の負荷が半端じゃないから長期戦には向かない。時間が束さんの味方をしてくれる以上、防御と回避に徹して粘り強くやれば、当然出るよね。自力の差ってヤツがさ。ナチュラルボーンでアルティメットな束さんの敵じゃない」

 

束の言う通りである。元々ボロボロだった体で、無理矢理人を超えた存在に対抗する為に強化改造を施したのだ。瞬間的には互角に戦えても、時間経過と共に必ずボロが出る。

勿論、それを分かった上でシュラウドは戦場に赴いているのだが、『メダルの器』によるIS学園への超長距離砲撃が使えなくなった事で、束の追撃を逃れて撤退する隙がない。

 

「それじゃ、そろそろ終わりにしようか」

 

『UTOPIA・MAXIMUM-DRIVE!』

 

束がユートピアメモリをマキシマムスロットに装填してタップすると、束が掲げる『玉座の謁見【キングス・フィールド】』に黄金のエネルギーが集まっていく。黄金色に輝く魔法少女チックな杖はある種の幻想的な光景を生み出していたが、それを手にする束の目は奈落の様な色をしていた。

 

「何か言い残す事はある?」

 

「……貴方は、絶対に幸せに何てなれない」

 

「あっそ」

 

束が『玉座の謁見【キングス・フィールド】』を振り下ろし、杖の先から高出力のエネルギー弾が放たれ、シュラウドに着弾する直前、横から別のエネルギー弾が束の放った文字通りの必殺技を相殺した。

 

「………」

 

「ゴッくん?」

 

「ゴクロー・シュレディンガー。情けを掛けたつもり? 反吐がでるわ。誰が貴方なんかに――」

 

マキシマムモードのトリガーマグナムを構えていたオーズを見て、当初二人はシュラウドを助けに来たのだと思った。

だが、その後でマキシマムモードを解除し、シュラウドに容赦なく銃弾を浴びせたことで、彼女達はそうではないと認識を改めた。

 

――助けに来たのではない。自分の手で決着をつけにきたのだ……と。

 

「ガフッ……! どう言う……風の吹き回し……? 徹底的に甘い、貴方らしくもない……」

 

「……本当は、俺だって分かってたんだよ。この世界に救いがたいヤツは幾らでもいるって。『全ては救えない』。『救わなくてもいい者もいる』。それでも、何かしらの事情があるなら出来るだけ救ってやりたいと思っていた」

 

「………」

 

「出来れば復讐を止めて欲しかった。でも復讐に走るだけの理由も理解できていた。でも……俺は失敗した後の事が覚悟できていなかった」

 

「……そうね。確かに貴方には……ソレが無かったわね……。きっと、取り戻せない失敗なんてないと……思っていたのでしょう……? でもね、あるのよ。そう言う事が……。特に、命のやり取りはそう……。貴方には……『失敗したら始末する覚悟』がまるで無かった……」

 

「そうだな……。60年後の未来で、お前とライトが世界中の人間を殺しまくるのを知った。世界が崩壊し、人類が歩みを止めた、正に荒廃と呼ぶに相応しい未来だった。それを変える為に、俺はこうして戻ってきた」

 

「……なるほど。60年後の篠ノ之束……結局は、貴方の掌の上……と言う訳ね……」

 

「……最後にもう一度だけ聞く。復讐を止めるつもりはあるか?」

 

「無いわ……絶対に、無い。皆殺しよ……この世界の全てを、破壊する……」

 

「そうか」

 

『BOMB・MAXIMUM-DRIVE!』

 

トリガーマグナムのマキシマムモードを再び起動させると、ボムメモリの最大出力を告げるガイダンスボイスが死刑宣告の様に鳴り響く。

 

「……これで終わりだ」

 

「終わらないわ……誰もが“終わらせる”つもりで……実は“始めている”のよ……。篠ノ之束も。織斑千冬も。織斑一夏も。そして……貴方と私も。それに……私が貴方の思い通りになる訳がないでしょう……?」

 

その瞬間、シュラウドの体から炎が勢いよく吹き出し、瞬く間に火達磨となった。俺は一体何がシュラウドに起こったのか分からなかったが、アンクがその答えをボソッと言った。

 

「やはり仕込まれていたか。『ミレニアム』の自爆装置……」

 

「そうよ……。貴方の手で死ぬなんて、真っ平御免なのよ……! ハハ……ハハハ! 最後に一つ、教えてあげるわ……! 貴方や織斑一夏が拘った『基本世界』は……ある意味、織斑姉弟にとって幸せだとは言えないわ……!」

 

「!? どう言う意味だ!?」

 

「……結末、は……貴方が、決めな……さい……。アハハハ、ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!」

 

人が焼ける嫌な匂いと共に、体を燃やしながら高笑いを上げるシュラウド。そして、シュラウドが真っ黒な灰と化し、その場にドライバーとユートピアメモリが残された時、『オーズ』の輪郭が崩れ、音を立てながら徐々に霞の様に消えていった。

 

「………」

 

「ご、ゴッくん?」

 

明らかに通常とは異なる変身解除と、ゴクローの右腕が無くなっている事に束は戸惑い、近寄ろうとするが、ゴクローの横顔を見て、思わず立ち止まってしまった。

 

「無様だな、俺は……。未来を理由に肯定し続けた理想を否定して、同じ糞ったれになる覚悟を決めた結果がコレか……。糞ったれにすら、なれやしない……」

 

世の中には「どんな悪党にも人権はある」とか、「人の命は地球より重い」とか言う人がいる。それは勿論、真実だろう。しかし、世の中にはそんな愛やモラルではどうしようもない人間もいる。確実にいる。

自分で自分を止められない以上、誰かが止めてやるのは「慈悲」であり、一つの救いなのかも知れない。だが、その「慈悲」さえも拒絶されたのなら――。

 

「……違うよ、ゴッくん」

 

「……何がだ、束」

 

「きっとシュラウドは、ゴッくんを自分と同じにしたくなかったんだと思うよ? だって、本当に嫌いならワザと殺されるに決まってるよ。それこそ束さんに殺されそうになった時みたいに。だから……」

 

「……そうか」

 

かくして、復讐の物語は終わった。本来存在しない人間。本来ありえない人生。知るはずの無い未来。数多の特異点と化した存在によって歪んだこの世界は、一夏の様に否定する者がいれば、束の様に肯定する者もいる。

そして、シュラウドが死んだ今、世界はいずれ突出した個の力を持つ者に、『新世界の創造主』と『旧世界の破壊神』の二択を迫るだろう。

 

「……ねぇ、ゴッくん」

 

「……なんだ、束」

 

「もしも、束さんが『空っぽの星で、時代をゼロから始めたい』って言ったらどうする?」

 

「……奇遇だな。俺も同じ事を考えていた」

 

だから、そうなる前に男と女は――。




キャラクタァ~紹介&解説

5963
 惨たらしい未来を改変する為に、理想を捨てて一線を超える覚悟を決めていたが、結局無駄になってしまった。まあ、そのお陰でエターナルメモリが成長していると言うのが何とも皮肉だが。
 これが『龍騎』の英雄論を語る師弟なら「多くを助ける為の小さな犠牲」として英雄的行為であると讃えるだろうが、5963としてはそんなのは只の糞ったれだと思っている。自己犠牲を他人に強要する英雄など、存在する筈がないのだから。

アンク(現代・未来)
 どこぞのカテゴリーKよろしく、「過去と未来のアンクが一つに!」……なんて展開も考えていたが、だからどうしたって感じになりそうだったので止めた。最終的に未来のアンクはタイムパラドックスによって消滅。この後、現代のアンクが5963の右腕に取り付き、義手の役割を果たす事となる。

シュラウド
 コイツの最期は小説版『クウガ』のクラゲ怪人の様にワザと5963に殺されて深いトラウマを残すか、一線を越える覚悟をも否定して自爆するかで本当に悩んだ。最終的に後者を選んだが、コレは作中で束が語った通り5963を心底嫌っていた訳ではないから。ちなみに束は心底嫌いなのでワザと殺されてやろうとしていた。



タジャドルコンボ・ロストブレイズ
 アンクの意思が内包されたタカコアメダルを用いて変身するタジャドルコンボ。原作『オーズ』の様にアンクの幻影と共に戦う事は出来ないが、出力は通常のタジャドルコンボよりも高い。

タジャドルコンボ・ロストブレイズ・ゴールドエクストリーム
 凄ぇ長ぇ名前の本作オリジナルライダー。ガイアメモリとコアメダルのハイブリッドライダーならコレも有りと言えば有りでしょう。紫のコアメダルを使わずに紫のコアメダルを破壊し、T2ガイアメモリと同様にメモリブレイク出来ないシュラウド製ガイアメモリを粉砕するにはこれ位の事はやらないと……ね?
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