風見幽香の殺し方【完結】   作:おぴゃん

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4『ハジまりをゼロに(下)』

 目は蜃気楼の中にいるみたいにかすんで、あちこちで折れた骨と折れかけた骨が不平の声を上げ、脚の傷はまるで腐りかけのトマトみたいだ。

 

「今行く」

 

 非常階段の防火扉を押し開けてハジメは上階を仰いだ。

 

「俺たちはこんなボロボロになってまで、何やってんだろな」

 

 壁の手形は答えてくれない。

 彼のいる階から屋上までは十階分。失血気味の体にはあまりにもキツい距離を、ほとんど四つん這いで彼は進んだ。

 

「寒い」

 

 黄金の輝きを失った太陽が、時折彼の背後で思い出したように赤い火花を吐く。光の槍は徐々に本数を減らし、今は僅か数本がはみ出た内臓のように垂れ下がっているだけだ。

 

「凍って、死にそうだ」

 

 止血の必要は既に無くなった。

 

「あんたと戦ってるときは、あんなに楽しくて、あんなに辛かったのに、もう寒さ以外なにも感じられない」

 

 お互いの体が死に近づくにつれ、ハジメは嫌でもこのダンスが終わりに近づいていることを意識せざるを得ない。

 

「ごめんな」

 

 気付けばドアは目の前にあった。

 

「また、ヘタレかけた」

 

 

 ドアノブにべっとりとくっついた幽香の血の手形。それに手を重ねてしばらく瞑目すると、ハジメは一気に扉を開け放った。

 

 ◆◆◆

 

 空気は透明で、千里先まで見通せそうだった。

 屋上は爆発の影響でほとんど床が潰れ、虫食いの葉のようにあちこちから鉄の骨組みが見える。

 

 足下。かつて自分が描いた大きな赤い丸が端だけ残っていた。

 二度目の奇跡を願ってこのビルに忍び込み、絶望し、そして織鴈に襲われ、幽香という別の奇跡によって命を拾われた。

 

「待たせた――――いや」

 

 鉄骨の上を重力を忘れたような動きで駆け抜けてくる幽香の姿に、ハジメは目を細めた。

 

「お前は違うな」

 

 眼前まで迫った彼女が振りかぶった右腕を振りぬくにハジメは任せた。

 ハジメの顔面をすりつぶし目も鼻も口もないただの肉塊に変えるかと思われたそれは、しかし、無数の花弁となって崩れていく。

 

「分身なんて芸当もできたんだな。知らなかった」

 

 すすす、と駆け抜けていった下半身もハジメの背後で倒れると花弁をまき散らして消える。そして煙のように花弁が舞うようになった屋上で、彼はいよいよ幽香の姿を見つけられない。

 例えどれほど劣勢で、どれほど狂っていたとしても、幽香が逃走なんて考えもつかない。そしてそれは、今しがた幽香の分身が現れた鉄骨の先を見るにしたがって確信へと変わっていく。

 

「千晃!」

 

 幅一メートルもない鉄骨の端に、彼の妹は胴を引っかけるようにして寝かされていた。壁も床もなく、遥か下方を指差す彼女の手先から血のしずくが滴っている。

 明らかに罠だ。それでも、ハジメは前に進むことを選んだ。

 

「っとと……落ちたらぐしゃぐしゃだな」

 

 もはや見えない地階から噴き上げてくる強風にあおられたハジメはうっかり足を踏み外すところで踏ん張った。掌に粘り気のある汗がじわじわと沸いてくる。

 

 芋虫のように、もどかしすぎる早さでハジメは鉄骨を這い進む。鉄骨は端に向かうにつれ微妙に下向きの傾斜がついているおかげで、気を抜けば即滑り落ちて死ぬ。

 千晃もまた同様だ。

 

 びゅう、と額に風が吹き付ける。

 

「いっ!」

 

 足の傷にむき出しのボルトの切っ先が潜り込んだ。

 痛みに身じろぎした瞬間、すり減ったスニーカーが見事に足場を見失った。とっさに伸ばした手が血にぬめっていることも忘れていたので、結果は最悪だった。

 

「いいいいいぃぃぃ…………」

 

 地上百数十メートルに両手の指先だけでぶら下がる状態になって、ようやくハジメは町の様子を見下ろしていた。

 見られている。

 通りにひしめき合う人々の目。ビルの屋上に並んだカメラの列。そのすべてが、ハジメの一挙手一投足を追っていた。

 

「こっちは死にかけてるのに、クソ、マジで他人ゴトだな」

 

 肘をなんとか鉄骨の縁にかけて体を引っ張り上げながら、ハジメは何度も途中で力尽きて落ちる想像をしていた。

 結局その時は訪れず、ハジメが我に返ったときには既に息を荒げて千晃の体を抱いていた。

 

「よかった。生きてる」

 

 こうして妹を最後に抱きしめたのはいつだったか。

 

「ごめんな。遅くなった」

 

 こんなに暖かいものだということも忘れてしまっていた。

 

「そうだ。救急車。きっと助かる。今呼ぶ――――」

 

 携帯を取り出し、液晶に指を走らせようとして、画面が異様に明るい閃光を反射していることに気付く。

 

「しまっ」

 

 ハジメの意を汲んだように、その日輪が彼の指先に燃える大盾を形作った。不意打ちの光線がバラバラに散らばっていく中、盾を縁取る日輪に大きな亀裂が走った。

 

「クソ。こんな時に!」

 

 宙に投げ出された携帯は一度外壁に弾かれて、果てしなく落ちていく。

 それが誰かに当たりませんように、なんて心配する余裕はない。日輪から切り離された光の槍が背後の襲撃者へと飛んだ。

 それをハエのように瞬時に撃ち落として、彼女が鉄骨の上に踏み出してくる。

 

「ハジメ、よく聞きなさい」

 

 耳を貸しちゃいけない。

 幽香の攻撃をしのぎ切ったハジメは即座に大盾に命じた。大きく歪んだ日輪が甲高い悲鳴のような音を立てて大砲へと変形していく。

 

「世界は残酷で、運命はそれ以上に残酷よ。本当に、千晃じゃなくても足がすくむくらいにね」

 

 不完全な大砲は不完全な光線しか吐けない。

 ハジメの切り札は千切れた幽香の右肩を掠め、あさっての方角の空に太陽のような爆発を引き起こした。

 

「ここまでの理不尽なんてほんの序の口。この瞬間だって、あなたの最悪に向かって落ちている途中でしかないのかもしれない」

 

 彼女の二射目を盾で受け止める。鉄骨が赤く焼け始めている。

 

「大人になるって、きっと痛くて怖いことよ」

 

 亀裂は更に広がり、ハジメの目の前で日輪の一部が音もなく崩れ落ちた。瞬く間にそれが灰となって消えていく。

 

「あなたが大人になれば、もっともっと辛くて耐えられないようなことが次々と襲ってくる。あなたのあしもとに敷き詰められたガラスは、いつだってあなたが転ぶ瞬間を今か今かと待ち構えているわ」

 

 血を絞りつくしたというのに、ハジメの目は熱を取り戻していた。

 

「ねぇ。あなたはとんでもなく不幸なへたれ。それなら」

「それでも……!」

 

 半壊した日輪が再度大砲へと変形する。

 それはもはや光を失った土くれであったが。砲門の輝きはもっとも眩い。

 

「それでも俺は立ち止まるワケにはいかない。俺には」

 

 幽香の手元に光が収束する。もはやハジメの能力で受け止めることはできない。正面切って撃ちあう。それだけだ。

 涙を振り切って、見えないトリガーに指をかける。

 

「俺には、野望があるからだ!」

 

 見えない弾倉がゆっくりと回転して、見えない弾薬が、見えない撃針を誘う。致死の閃光を前に幽香は、

 

「そう」

 

 幽香は、明らかに充填の間に合わない閃光を振り捨てて、

 

「それなら、こんな理不尽ひとつ乗り越えていけるわね」

 

 振り捨てて、笑った。

 

「ッ!」

 

 実に、嬉しそうに、笑っていた。

 いつもの微笑みとは違う。眠りにつく寸前の子供のような、安心しきった表情だった。それに後押しされたハジメの指はトリガーを絞り、無情にも極大の光線が幽香を正面から捉えた。

 

 束の間。

 

 何も聞こえなくなった。

 

 何も見えなくなった。

 

 何も感じなくなった。

 

 焼け溶けた鉄骨が指先を焦がす感触でさえ、ハジメの心を揺らすことはできなくなった。

 

「やっ、た?」

 

 屋上を包んだ黄金の炎。

 その中からゆっくりと現れた幽香の姿が、その答えだった。

 

「ハジメ」

 

 彼女には右側がなかった。

 既に失っていた右肩。そこから下腹をごっそりとやられた幽香は、それでも壮絶に立っていた。

 ゆらりと彼女が歩きはじめる。

 

「なんだよ」

 

 こんな瞬間でも幽香は強く、美しかった。ハジメはそれに気圧されて、戦慄するばかりだ。持ち上げた指先が重い。水ぶくれのできた指先で火花が散る。

 崩れかけの日輪にはもはや大砲を形作るだけの力が残されていない。

 

「止まれ。止まれ。もう、いいだろ」

 

 指鉄砲が当たる度に鉄骨の上で幽香はふらりと揺れ、その都度またハジメへと歩み寄ってくる。指を削ぎ、足首を撃ち抜き、残された腕をも穴だらけにして。

 

「これ以上俺にあんたを撃たせないでくれよ!!」

 

 ついにその指先を幽香の赤い瞳に向けて、結局撃てなくて。

 

「ッ!」

 

 ようやく発揮できたへたれっぷりが幽香の心臓に弾丸を叩き込ませた。

 ほんの一瞬幽香は体をひきつらせた。そして、ハジメの目の前までやってくると、すとんと腰を下ろす。

 

「あぁ、さすがにタフだ」

 

 白く、細い腕がすっと伸びて、ハジメの首に回される。

 

「…………やっぱりあんたには、勝てないのかな」

 

 大好きだったこの手で、どんな最期を迎えるのか。ねじ切られて潰されるのも、そんなに悪くないかなと考えていると、幽香はゆっくりと頭を振った。

 

「いいえ。あなたの勝ちよ」

 

 粘った甲斐があった。

 ハジメにそこまで言わせれば、もはや悔いはない。

 

「本当に、本当に強くなった」

「おまえ」

 

 口の中に花と血の味が広がった。

 ハジメにはもう一滴の血も流す余裕はない。それは、幽香の舌だった。永かったようにも短かったようにも思えるキスの後、あっけにとられるハジメの目の前で幽香の瞳が静かに瞬いた。

 

「これが、あなたにあげられる最後のご褒美」

 

 

 ◆◆◆

 

「おぞましい」

 

 万場は一つ目を細めて、射手の隣にしゃがみこんだ。

 

「撃てますか」

「はい。今ならろ号でも問題なくやれるかと」

「万場ァ!」

 

 ついに我慢の限界に達した今井が背後の男を殴り倒して駆けだした。後ろ手に縛られているというのに、そこからはまさに獅子奮迅だった。噛みつき、蹴り、押し倒し、あちこち殴りつけられながら万場の数メートル手前まで迫った今井は、

 

「ぐうっ」

 

 結局数では叶わず、その場に潰される。

 

「タイミングが巡ってきましたよ、今井さん」

「万場、お前、性根まで腐り切りやがって!」

 

 今井の叫びに、それまで座り込んでいた寺田がわずかに顔を上げた。

 

「いまい、さん」

 

 その瞳から、うつろが取り払われた。彼はゆっくりと立ち上がると眼鏡を押し上げ、髪を整え、上着のボタンをかけ直す。

 

「万全を期してターゲットを変更します。は号を狙ってください」

「分かりました。は号を狙います」

 

 冗談みたいに巨大な狙撃銃が、その矛先を青年へと向ける。

 

「こっちを見ろ、万場」

 

 地獄の底から響くような低い声が発せられたのは、その時だった。

 

「寺――――」

 

 万場の声は、立て続けの発砲音にかき消された。ハジメの足を撃ったまま持ち続けていた拳銃を胸ポケットから引き抜いた寺田はまず射手の腕を撃ち抜くと、万場に銃口を向ける。

 

「なるほど。面白いですね」

 

 異形の胸元が爆ぜ、鮮血が吹いた。

 どうと仰向けに倒れ込んだ万場を足蹴に、寺田は弾倉に込められていた残りの弾をすべて吐き出させた。

 ぴくりとも動かなくなった万場へと尚も空撃ちを続けていた寺田は顔を上げ、焼けたビルの屋上を見つめる。

 

「今井さん、俺、こんな形でヒーローになんてなりたくなかったです」

「寺田」

 

 ぱん。

 

「大抵それは死にたがりに付けられる名前です」

 

 倒れる寺田と入れ替わりに立ち上がった万場の手には自動拳銃が握られていた。

 黒いスーツには血糊どころか穴の一つもない。

 

「忘れましたか、寺田さん。僕は『僕たち』です。四発の弾丸は、別の世界線の、既に役目を終えた万場幾絵が引き継ぎました」

 

 万場が目配せすると、それまで時が止まっていたように男たちは慌ただしく動き始めた。血を流し、呻く射手と動かなくなった寺田が引き摺られて運ばれていくのを尻目に、万場は狙撃銃を撫でる。

 

「ふむ」

 

 地面に釘づけされていたそれを、万場は力任せにむしり取った。

 片腕一本で対物狙撃銃を構え、今まさに幽香と何事か言葉を交わすハジメの頭部に狙いをつける。

 彼はまるでうっかり落としたリンゴを拾うように、なんの呵責もためらいもなく、仕事をしてのけた。

 

 ◆◆◆

 

「ハジメ!」

 

 唐突なキスに放心していたハジメはいつしか幽香の抱擁の中にいた。

 どこかから放たれてきた攻撃に自ら盾になった彼女の体を貫いた衝撃は、ハジメの肋骨をもへし折るだけの威力を持っていた。

 

「が」

「……………………大丈夫」

 

 ハジメから幽香の体がどうなってしまったのか、はっきりと確かめることはできない。

 翼が抜け落ちて風に舞って落ちていく。腕を通して感じる彼女は体温を急激に失って、軽くなっていった。

 

「これからきっと、何もかもよくなるわ」

 

 片腕でハジメの背中を撫で続けた幽香は、不意に体を離し、ハジメの胸に掌をあてがった。

 

「遅くなっちゃったけど。おめでとう」

 

 彼女はもう一度、小鳥のついばみのようなキスをした。

 とん、とハジメの胸を押し、鉄骨の上から滑り落ちていく。花の香りが遠ざかっていく。

 

「あなたを愛していました」

 

 幽香の微笑みが、階下の闇に呑まれて消えていった。

 ハジメはただただ、それを見送ることしかできなかった。どうして自分が手を彼女に差し伸べて、どうして叫んでいるのかも理解できずに。

 

 ただ、息苦しくて、寒かった。

 

「おめで、とう?」

 

 ハジメの背後、輝きを失った日輪からまたひとかけ灰の塊が滑り落ちて、砕ける。

 

 ◆◆◆

 

「なぁ、紫。本質って一体なんなんだ」

 

 結局暴れまわった雪之丞は、閉じ込められた結界の中から紫を睨んだ。

 

「ずっと前に言ったよな。無理やり能力に背けば、本質を損なうことになるって」

「えぇ。そうね」

 

 細い路地の奥の奥。雪之丞の前に腰を下ろした紫は、満身創痍の吸血鬼以上に憔悴しているようだった。

 

「この町の守護者は使命に縛られ、あなたは想いに焦がれ、あの子は息詰まりする世界に風を引き込みたくて穴を空けた。これが、本質」

 

 いずれも強大な能力だ。

 しかし最強の能力には最強の代償がついて回る。雪之丞は焦がれすぎて心臓を焼いてしまい、エリカは自分の時間までも縛り付けた。

 

 だが、ツケるばかりで払っていないヤツがいる。

 

「一人、ズルをしてないか」

 

 結界を叩いた雪之丞の拳が消えて無くなる。

 あまりに強力な檻に苛立ちつつ、ビルの屋上から真っ逆さまに落ちて行った人影を見て、彼はまた暴れ狂った。

 

「もちろんあの子の能力にもちゃんと代償はある。ただ、それに今まで気づかなかっただけで」

 

 そうした代償は、大抵あとから重くのしかかるものだ。

 

 ◆◆◆

 

 ハジメは千晃を背負ったまま、無表情に家を目指した。

 ここまでの道のり、誰も手を差し伸べようとはしなかった。未曾有の異常現象が続いているのだ。無理はないが。

 

「はい、そうです……はい。ケガは、結構重くて、俺も」

 

 野次馬もクラスメートたちも、もういない。

 千晃を玄関先に下ろして、ハジメは電話をかける。運よくつながった消防署から救急車が到着するのを待つあいだ、彼は包帯を巻きなおしたり、潰れたリビングを調べて時間を潰した。

 

「ハラ減ったな」

 

 いつの間にか差し込んでいた夕日を無感動に見つめる。

 幽香を殺したというのに、何も感じない。きっといろんなことが一日で起こって、マヒしてしまったのだろう。

 

「なんか、ないかな」

 

 電気も通っていないので、冷蔵庫の中身はきっとダメになってるんだろうな、とひどく現実的なことを考えながら白いドアを開けて、ハジメはそのまま悲鳴を上げていた。

 

「あ、あぁ」

 

 それは。それは真っ白な。

 

「そう、か。今日は、俺の」

 

 18本のロウソクが立てられたケーキが、そこにあった。

 ようやく何もかも悟った。幽香の振る舞いも、「おめでとう」も。

 彼女は徹頭徹尾正気で、冷静に現実を見据えていた。ハジメが逃げ切れるはずがないと知って、最後まで上手に役を演じきったのだ。

 

「なら、なんだ。俺は、もしかして。俺は、家族を」

 

 彼の背後に崩れかけの日輪が浮かびはじめる。この息詰まりした世界に風穴を空け、バラバラになった家族を一つにするための能力が。

 

「家族を―――――ころし、た?」

 

 では、『家族を一つにする』という約束が達成できなくなったとき、それは何を意味するのだろうか。

 やがて日輪すべてが灰となって崩れ去ったとき、ハジメの体も同様に糸が切れた人形のようにくずおれ、床に倒れ伏していた。遠のく意識の中で、聞こえるのは救急車のサイレン。

 

 風見幽香はほとんど完璧な役者だった。

 

 ただ一つ、彼女に誤りがあったとすれば、それは、自分がいかに愛されているかを理解できていなかったということだけだ。

 

 

 

 第二十二話『ハジまりをゼロに』おわり

 

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