「アリアー、着替え終わった?」
ヒュッ ドス
「一応ね。やっぱり和服って着るの大変だわ」
ヒュッ ドス
「慣れればそんなでもないよ? メヌちゃんはどうかな?」
ヒュッ ドス
「お姉様の言うとおり、着るの難しいですわね……白雪、お願いできますか?」
ヒュッ ドス
「いいねいいねえ、美少女達の着替えシーンにりこりん興奮します!」
ヒュッ ドス
「下着姿で撮影してないで、アンタもさっさと着替えろ!」
ガタンッ
「アリアーん、今廊下にはユーくんだけじゃなくゴーくんもいるから、下手なこと言わない方がいいよー?」
「あ……ゴウキ、変なこと考えてたらぬっ殺すわよ!!」
「何で俺だけ!?」
「信用度の問題じゃね? 我等が変体紳士武藤剛気くん」
「男は誰だって変態紳士なんだよ!!」
「ぬいぬいー、ちょっとゴーくん外に放り出してちょ☆」
「武藤くん、とりあえず外に出てようか」
「お前までそう言うか不知火!?」
そら言うだろうよ、リンチの対象になりたくないし。
現在祭りに行くため女子達がリビングで浴衣に着替えているので、俺達野郎は廊下で座りながら待っている。主に
ちなみに俺は浴衣だが、他二名は普通の私服。風情ねえなあ、まあ野郎なんてそんなもんかもしれんが。制服じゃないだけましか。
ヒュッ ドス
「ところでよ潤、さっきから何でフ」
「タマオシコガネな、その名前言うと白雪が凄い顔するから」
「……虫を針で仕留めてるんだよ」
無難に逃げたな、まあ千本(暗器のでかい針)でスカラベの串刺しオブジェを量産してれば気になるわな。というかパトラとかいうエジプト女、どんだけ呪おうと必死なんだよ。もう三十匹以上は仕留めてるぞ。
「SSR的に言うと、使い魔とかサーヴァントってやつ」
「げ……触られるとヤバイのか?」
「男だと女難の相、女ならストーカーに遭うな」
「ちょっと一匹捕まえてくるまみっつ!?」
ガチで信じそうになった
「あれは嘘だ」
「てめえやっぱり騙しやがったのか!」
「武藤くん、割と本気で信じてたよね?」
「目がガチだったしな」
「お前等には男のロマンが分からないのか!?」
「「いや、まったく」」
「ちくしょう、まともな男は俺だけか……!」
お前が男の基準だったら大半はアリアにボコボコにされるわ、というか日常的にボコられてるのにほんとこりねーな。
「ところで遠山くん、話は変わるんだけど」
「ん、何よ唐突に悪い顔して」
トポー食いながら亮にも勧めると、礼を言って一本受け取ってから口を開く。
「結局、遠山くんは誰がいいのかな?」
その一言で、リビングの黄色い声がピタリと止まった。
え、何この空気。扉越しに聞き耳立ててる気配するし。トポーボリボリしてても分かるんですけど。
「ああ、それは俺も気になってるな。いい加減のらりくらりかわしてないでキリキリ吐け潤」
「普段話題にあがらねえだけだろ」
こいつか理子か俺のテンションがハイになってバカやるのがお決まりなだけだし。
「神崎さん、星伽さん、峰さん、レキさん、最近だとホームズさんもだね。みんなそれぞれに魅力的な女性だけど、遠山くんはどの子がタイプなのかな? 普段飄々としてる君がどう思ってるのか、是非気になるんだよね」
「おい潤、星伽さんは譲ったんだから素直に吐けや」
「二回言うなよ」
そういえばこいつ、以前そんなこと言ってたな。「泣かしたら承知しねえぞ!」とか血の涙流しながら。唐突で意味わからねえしウザかったからサマソで撃退したけど。
とりあえず浴衣を掴む腕を軽く捻ってやった。「腕が、腕がああ!?」とか叫んでるが、騒ぐなよ関節外しただけだろ。
「んー、って言われてもなー」
剛の関節を戻してやりながら(ゴキンという音と「うわらば!?」と汚え悲鳴が聞こえた気がしたが、無視)、俺は思考する。揃いも揃って美少女揃いだし、好みはあれど魅力的と言えるだろう。だけどそれとこれとは別な訳で。
「ひょっとして、向こうに嫌われてると思ってるのかな?」
「いや、嫌いなやつと好き好んで一緒にいる訳ねえだろ。そこまで鈍くねえよ」
どこの鈍感主人公だっつの俺は、アイツらがどう思ってるかくらい理解してるわ、言動が明らかにそうだし。
扉越しから安堵の息が聞こえた気もするが、気のせいということで再度考える。
「う~~~~~~~~~~~~~~~~ん……うん?」
「いや、そんな逆瞑想しながら考えなくても……」
亮が止めるが、正直このまま頭部だけでスピンしたい気分だ。禿げそうだからやらんけど。
「ごめん、嫌なこと聞いたかな?」
「いや、そういう訳じゃないんだが。うーん?」
「昔何かあったのか?」
「いや、大したことじゃないんだが。十くらいのガキの頃なんだがな、ロリショタがドストライクの二十歳くらいの変態女にストーカーされたことあるんだよ」
「おい何が原因だよ超羨ましいじゃねえか」
「両手にチェーンソー持って100キロババアよろしく全速力で一日中追っかけられたんだよな。危うく両手両足持ってかれそうになった」
「「……」」
正直に言ったらなんか気まずい空気になった。亮も笑顔のまま冷や汗流してるし。何ぞ。
「……いやいやいや、冗談だろ?」
「冗談だったらいいんだけどなあ」
「……ひょっとして僕、現在進行形で遠山君のトラウマ抉ってるかな?」
「いや、別に? ただそういうのもあったり育った環境の影響で、恋愛に肯定的になれないだけ。否定もせんけど」
「逆にそれで女性恐怖症になってないお前がすげえよ……」
何か剛が感心してるし亮もウンウン頷いてるが、こんなんでトラウマなってたら武偵なんてやってられんやろ。まああとは純粋に、恋愛より他の方に興味あるってのもあるが。
「うん、この話は終わりにしようか。そろそろ女性陣も着替え終わるだろうし」
「そうだな。ん、噂をすればなんと――うお、どうしたお前等?」
リビングから出てきた白雪と理子がいきなり抱きついてきた。え、何この展開。
「潤ちゃんごめんね、知らなかったとはいえ怖かったよね……! 大丈夫、私は怖くないから!」
「いや、お前が怖くないのは知ってるけど」
「ユーくん、これからゆっくり知っていっても遅くないから、理子達と一緒に頑張ろう……!」
「何が? 何を知るんだ?」
「ジュン、もし辛いことあったら隠さず言いなさいよ?」
「貴方は一人じゃないんですよ、ジュン?」
白雪と理子は涙目で見上げるし、ホームズ姉妹は優しい顔で頭撫でたり手を握ったりするし、少し離れたところにいるレキ(黙ってたけどいた)も心なしか同情的な視線だし。いつもならこういう光景にキレる剛も男泣きしてるし、亮は「ちょっと失礼」とか言って顔背けてるし。
「……ワケワカメ」
当事者置いてけぼりにして感動的なシーンにしないでくれ。空気呼んで小声で言ったけど。
「ジュン、帯が崩れたので直してくれませんか?」
「ん? 白雪直した方がいいと思うが、まあいいぞ」
「はい、ではお願いね」(ヒョイ、トコトコ)
「おう」
「「「「「…………」」」」」」
「これで良し」
「はい、ありがとうございま――」
「ってちょっと待てええええぇぇぇぇぇ!!!! 何、何でメヌ車椅子から立ってるのよ!? え、これ夢!? ジュンが平然としてるから夢っぽくないけど!!」
「実はお姉様を驚かせたくて黙っていました、テヘ☆」
「テヘ☆ じゃないわこの妹はああああぁぁぁ!
ああ、もう……治ったなら早く言いなさいよぉ……」
「お、お姉様?」
一旦落ち着いたと思ったら、メヌの爆弾発言によりアリアが嬉し泣きし、妹は珍しくオロオロしていた。白雪とかももらい泣きしており、電車等に乗り遅れたのは言うまでもない。
最後にメヌが歩けるの黙ってた理由なんだが、「車椅子に乗ってるとそれだけで他の方が優しくしたり侮ってくれるじゃない? 後はキャラ付けかしら」とのこと。まだ歩くのがしんどいのもあるらしいが、それはそれでどーなんよ。他の人には黙っててくれとも頼まれたし。
「ジュン、祭りの最初と言えばわたあめよね! 早速行くわよ!」
「あらお姉様、最初にはかき氷ブルーハワイという謎の味を試すのが相場じゃありません?」
「チッチッチ、アリアんもヌエっちも分かってないなあ。まずはりこりんが購入してきたネコカ○スのお面を付けるのが通例だよ!」
「そんなものはない」
「アリアにメヌちゃん、まずは焼きそばとかたこ焼きを食べに行こっか? 甘いものは後からでも大丈夫だし、無くなったりしないからね?」
「よしじゃあユーくん、お面ドゾー」
「ドモドモー。――オイ、ニボシ買ってこい」(←ジョージボイス)
「「「ブフッ!?」」」
アリア、理子、剛の三人が吹き出す、ここまでテンプレ。ちなみにレキは白雪の袖を掴んで目線で何かを訴えていた。口で言いなさい口で。
さて、出る前幾らか食わせておいたが、果たしてこいつらはどれくらい食うのか。とりあえず財布の貯蔵が十分なことを祈ろう。
「あ、遠山の兄貴!」
SP(サイフポイント)の心配をしつつ理子たちを先導していると、たこ焼き屋の方から声を掛けられた。顔をそちらに向けると、染めた金髪の痩せたいかにもチンピラと言った風体の男が、人懐っこくこちらに手を振っている。
「おう
チンピラ、藤木林に手を挙げて挨拶すると、横から理子が出てくる。
「お、ユーくんこの人誰? 男の子の知り合いなんてレアですな~」
「いや、野郎の知り合いくらいいるからな?」
寧ろ武偵高だけじゃなく、依頼や個人の関係で親交のある奴は女子より多いし。何で女の知り合いばっかだと思われてるんだ。
「お、また姉御に負けず劣らずの美人な彼女さん連れてるッスね~、相変わらず兄貴はモテモテのようで」
「今のセリフ録音したが、菊代に送っていいか?」
「すんませんマジ勘弁してくださいッス」
「くふふ~ユーくん理子彼女さんだって! だって! ――で、その女誰?」
「ヤンデレの真似してんじゃねえよお前知ってんだろ」
「何ジュン、アンタ学外でも女引っ掛けてたの?」
「アリアの中で俺のキャラが女たらしになりつつある模様。菊代は中学時代のパートナーだよ、今はヤクザの親玉を立派にやってる。
で、藤木林は組の下っ端で、昔ちょっとした縁があって知り合った」
「うす、兄貴の彼女さん達とお友達さん初めましてッス! 自分藤木林って言って、兄貴には昔危ないところを助けてもらったッス!」
「いや、別に彼女じゃないんだけど」
「そうだよ、私は潤ちゃんの――恋の奴隷です!」
「イケナイイイ仲希望です!」
「大切な
お前等何好き勝手に言ってんだ、それとメヌは後で屋上な。
「いやあ遠山君、凄いモテっぷりだね」
「チクショウ、何で潤ばっかり……!」
「分かる、分かるッスよツンツン頭の人……兄貴の人柄からモテるのは分かるんスけど、男として、こう、負けた気分に……!」
「分かってくれるか!」
「もちろんッス!」
野郎二人がガシリと硬い握手を交わす。お前等鉄板の上で何やってんだ。
「まあいいや、えーと注文いいか?」
「お、お買い上げッスか。モテモテの兄貴ならここで男の甲斐性を見せてくれるッスよねえ?」
藤木林がニヤニヤしながら聞いてくる。ほう言ったな、後悔するなよ?
「じゃあたこ焼き十個入り、二十パックで」
「へい毎度、ってえええ!? いやいやいや冗談ッスよね!?」
「残念ながらウチの連中は食いしん坊万歳上等な連中ばかりなんでな、冗談でもネタでもなくガチだ」
「マジッスか……おーい
「あん? なんだよそんな大量の客が来た――って、遠山のアニキ!?」
屋台の奥から丸刈りのデブもとい体格のいい男、朝青が顔を出し、俺を見て驚いた声を上げる。
「おう朝青も久しぶり、とりあえずこれで二十パック頼むわ」
「へ? いや二十パックって――アニキ、これ1.5倍の額払ってますよ?」
「無茶な注文頼んだ分の色付けだよ。休憩の時に使うなり、菊代のご機嫌取りの足しなり好きに使え。小遣い程度だけどな」
「「あ、兄貴(アニキ)……」」
「その代わり最速、且つ美味いの作れよ? 生焼けとか出したら承知しねえぞ」
「「了解ッス(です)!」」
二名がやたら感動した顔で声を揃えると、真剣な顔付きでたこ焼きを作り始めた。これなら美味いの期待できそうだな。
「潤さんは女たらしというより人たらしですね」
「僕もそう思うよ」
おうレキに亮、俺に妙な称号付けんじゃね――
ガシャン!!
「あ?」
妙な金属音が聞こえたので手元を見てみると、左腕に手錠が掛かっていた。
「は、え、何?」
武偵がいきなり手錠されるとか意味わかんねーぞ。俺が何したよ。
「さ、桜ちゃんどうしたの!?」
「あかり先輩、皆さん、手伝ってください!」
聞き覚えのある声にそちらを振り向くと、警官制服姿の乾さんを先頭に、間宮さん率いる後輩ズがこちらに駆けてくる。
周りが何だ何だと騒ぐ中、手錠を片手に持った乾さんは音が付きそうな勢いで指を差し、大声で告げた。
「その人は『悪』、危険です! 私の勘がそう告げています!」
……こういう時、どういう顔をすればいいんだろうか。
「すいませんでした!!」
野次馬を退けて場所を移動してからしばらく、土下座しかねない勢いで椅子に座る俺に乾さんが頭を下げてきた。
「いや、もういいって。乾さんに悪気が無いのは分かったから」
「でも、武偵高の先輩を犯罪者と間違えるなんて……」
乾さんはしょんぼりしている。何度目だこのパターン、落ち込むのは分かるが面倒くさくなってきたぞ。
ちなみにアリア、理子、剛、休憩に入った藤木林、朝青の五人は未だ爆笑している。メヌも時々「クス」と笑いを漏らしているし、俺の代わりに白雪が「私、怒ってます」って顔してるから怒るに怒れんし、間宮さん達は(火野さんと夾竹桃を除いて)何故か『当然の報いだ』って顔してるし。
「もうお詫びもしてもらったし、気にするなって、な? 誰にだって間違いはあるんだから」
「お詫びといっても、買出しを頼まれただけですし……」
乾さんは自分が買ってきた食い物の山(代金は俺と白雪持ち)を見て、この程度でいい訳が無いといった顔をしている。こっちとしてはこの人混みの中行ってくれただけで大助かりなんだが、どうしたもんだか。
まあとりあえず、
「いつまで笑ってんだコラァ!」
「ガブスレイ!?」
「マラサイ!?」
「ハイザック!?」
いい加減ウザイので、まず手近にいた藤木林と朝青、ついでに剛の三人をぶん殴っておいた。その後アリアと理子も殴ろうとしたが、あっさり避けられてしまう。
「レディーの頭を軽々しく触ろうとするなんて、失礼ねジュン……プッ」
「ユーくん暴力はんたーい! ……ぶはっ」
「うるせえよ、武偵が軽々しく暴力反対とか言うんじゃねえ! そこに直れ!」
「あら、アタシ達に勝つつもり? 無謀ね」
「くっふふふー、久々りっこりこにしてやんよユーくん」
「上等だコラァ! 火事と喧嘩は江戸の華ー!!」
「ここ神奈川だけどね」
アリアの妙に冷静なツッコミが腹立つ。なお、当然勝てるわけもなく返り討ちにされました。素手じゃこいつら二人は流石に無理だよチクセウ。
ちなみにさっきの逮捕騒動は『人ごみにおける迅速な逮捕術の試験』ということで誤魔化しておいた。我ながら苦しい言い分だと思うが、乾さんが美少女だからか納得どころか拍手が起こっていた。やはり世の中美貌か。
おまけ どこぞの海上で
「ぐぐぐ……連中め、何故妾の使い魔をこうも簡単に退けるのじゃ!?」
「そりゃ隠行系の
「嫌じゃ、誰も呪えないなどわらわのプライドが許さん! 呪いが成立するまで続けるのじゃ!」
(ジャンヌの呪いは既に成功してるんだけど……最初が拍子抜けなくらい簡単だから忘れてるみたいねえ)
なお、一晩掛けて呪おうと頑張ったが、当然成功するわけなかったですとさ。
登場人物紹介
遠山潤
後輩に突然『悪』認定されて逮捕されかけた先輩。男の姿で乾桜と顔合わせは初だが、流石にあんまりである。
女性恐怖症になりそうなトラウマ必須の過去を経験しているが、強がりでも何でもなく気にしていない。異性からの好意には鈍感ではなく希薄、要するに反応が薄い。
余談だが、財布の残量はギリギリ保ったらしい。
神崎・H・アリア
パートナー(男)を女たらし認定したお祭りではしゃぐ娘。まあこれだけ女子に囲まれた生活をしていれば当然かもしれないが、渦中にいる人間の発言ではない。
素手ならタイマンでも余裕で潤をボコれる。多分無手の戦いならこの中でNO.1、並の人間なら指先一つでダウンも夢じゃない……かもしれない。
峰理子
潤がやるネコジョージの物真似が大好きなボケ娘。祭になるといつも件のお面を買ってくるくらい本人の中では定番らしい。
潤のトラウマ話を聞いて今までのことを反省している模様。まあそれでもノリが変わるわけではないのだが(オイ)
星伽白雪
お祭だと相も変わらず保護者役な少女。メヌエットの車椅子を押したり着付けを手伝ったりなど、甲斐甲斐しく他の人間の世話をしている。
一番長い付き合いなのに潤のトラウマ経験を知り、これからはもっと優しくしようと心の中で誓った。これ以上優しくしたらダメ人間になる気もするが……
メヌエット・ホームズ
実は歩けた安楽椅子名探偵。姉が嬉し泣きする姿に珍しく動揺していた。本人曰く「腕のいい外国の人間が治してくれた」とのこと。というか車椅子がキャラ付けのためのものでしかない。
ブルーハワイ味という謎の味に挑戦するなど、変わった味への挑戦が最近のマイブーム。ただしコーラのキューカンバー味はダメらしい。
レキ
今回一言しか喋ってないのに妙な存在感があるのは作者の気のせいだろうか。
武藤剛気
我等が変態にして思春期男子の代弁者。HENTAI発言をかましては女子にドン引きされたり、アリアにボコられるのが日常。でも懲りない。
潤のモテっぷりに嫉妬パワーを溜めていたが、今回の話ではさすがに同情してしまった。でも嫉妬しちゃう、野郎だもの。
不知火亮
潤の爆弾発言を招いたイケメン武偵。本人は気にしてないが流石に悪いと思い、後日昼食を奢った。
野郎三人の中では騒動を後ろから見守るスタイル。ただし時々火に油を注ぐように煽る。
乾桜
初対面の先輩を『悪』認定してタイーホしかけた真面目娘。まあ間違ってはいない、特にアリアにとっては。
藤木林・朝青
誰だこいつらと思った読者の方々、原作十二巻の東池袋高校で出てきたチンピラです。本作では潤と会って既に更正している模様。
鏡高組の下っ端兼学生。頭の菊代を『姐御』と呼び、極度に恐れている模様。詳細は鏡高菊代が出てくるときにでも。
後書き
潤は野郎の嫉妬パワーによって誤認逮捕されかけました、主に作品内の野郎と作者、あと(いれば)読者の皆さんの力によって。
というわけでどうも、またもお待たせしてしまって申し訳ありません、ゆっくりいんです。今回久しぶりの投稿ということですが、やっぱり話がすすまねえ……ちなみにお祭編は魔剣のときにやったのでカットしました、まあ逮捕シーンだけは意地でも入れましたが(オイ)
次回はいい加減カジノ警備に行かせます。というか話が進まないって話やたらしてる気がしますね……もうやめるか、進まないのがデフォだし(←開き直り)
とりあえず、今回はここまでで。感想・誤字訂正・評価・批評、あのキャラのことが知りたい、こんな話を書いて欲しいなどの質問・リクエスト、お待ちしています。