遠山潤は楽しみたい   作:ゆっくりいんⅡ

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 筆の調子が戻らない……やはりギャグか、ギャグが足りないのか!?
 というわけで今回からいつも通り、シリアス0%でお送りします。つまり勢いです(マテ)
 
そして艦これとGE2RBやってて投稿忘れてました、マジすいません(汗


第三話 警備のついでに昔話、あと戦闘(後編)

 

「死に晒せぇ!!」

「滅殺!」

「わあい、八つ当たりの結果が頭パーンだよってあぶなあ!? アリアんユキちゃん掠ってる、理子に掠ってるから!?」

「理子さん、下がって援護射撃に徹した方がいいかと」

 そう言ってるレキは、ドラグノフに取り付けた銃剣で相手を串刺しにした後ぶん回している。何あの子怖い、狙撃兵の意味分かってるのだろうか。

 さて、避難誘導が終わった俺とメヌは先程まで警備していたカジノまで戻ってくると、そこはカオスな戦場と化していた。主にアリアと白雪のせいで。

 敵はエジプトでよく見る犬頭のジャッカル人間、恐らくパトラとかいう魔女が送り込んだ戦闘用使い魔だろう、知覚できる波長がスカラベのと酷似してるし。各々槍や斧など時代錯誤な武器を手に持っているが、アリアはアル=カタによる銃での受け流しからの額に風穴開けの反撃(明らかに頭狙ってる、武偵法九条どうした)、白雪は超能力(ステルス)も用いずに色金殺女で滅多切りにしたり、「秘剣、燕返し!」と叫んで(流石に次元曲げたりはしない、超速いけど)敵を三枚におろしたりしている。あ、アリアがグリップでジャッカル男を殴った。え、頭吹っ飛んだんだけど。

 ジャッカル男のついでにルーレットの台がぶち抜かれたりスロット台が斬られたりしており、交代した警備担当が「ひいいぃ!?」と情けない悲鳴を上げてうずくまっている。アリアと白雪を見ながら。あと逃げてなかったオーナーが端で「わ、私の店がああぁぁぁ!?」とか嘆いているが、完全無視だな。というか危ねえぞ、アリア跳弾も気にせずガバメント乱射してるんだから。

「あ、ユーくん! ねえねえアリアんとユキちゃん止めて!?」

「レキはいいのか」

 まあレキは意図的にやってるんだろうが。他二人は明らかに感情が昂ぶってのオーバーキルだな。

「二人があのまんまだと、りこりんのおふざけ(本気)が出せないよ!」

「たまには大人しくしてろよお前」

 今も地味~な感じに援護射撃してるんだし、そういうのもいいだろ。いや「やだやだ~!」じゃねえよ引っ付くな。

 まあでも二人が暴走モードなのはたしかなので止めないとマズイだろう。とりあえずUSPを取り出して援護しようとすると、

「ジュン、ここは任せてくださいな」

 言いながらメヌが一歩前に出た。

「メヌ?」

 何する気だとそちらを見ると、横に並んだメヌが車椅子のカバーを外し、そこに設置されていたボタンをポチッとなする。

 ウイイィィィンと機械音を立てながら出てきたのは――四門の小型ガトリング砲だった。

『……わあお』

 俺と理子の声が重なった。多分同じこと考えてるだろう、お前どこの対策室室長? と。

「アリア、白雪避けろー! フリじゃないぞ、避けないと死ぬぞー!」

「は? アンタ何言って――げえ!? ちょっとメヌ、なんてもん用意してんのよ!?」

「アリアどうした――え、ええ!? メヌちゃん、ちょちょちょっと待って待って!!」

 慌てる二人に対し、メヌはニッコリと微笑み、

Fire(斉射)

 容赦なく発砲命令を下す!

『ギャアアァ!!?』

 女らしさなど欠片もない悲鳴を上げて二人は射線から逃れ、次の瞬間四門のガトリングが回転する。それらは入口に殺到していたジャッカル男達をまとめて薙ぎ払い、ついでにカジノも滅茶苦茶に荒らしていった。オーナーの悲痛な絶叫が聞こえるが、それも銃声にかき消されていく。

 後に残るは、ジャッカル男達であった砂金と、崩壊したカジノだった。そういや砂金の盗難事件が多発してたな、パトラがパクってたのか。

「くぉらあ、メヌ!」

 満足気に息を吐くメヌの頭に、アリアのチョップがクリーンヒットする。叩かれた方は「あ痛」と頭を抑え、般若顔の姉を不満そうに見詰める。

「お姉様、姉妹とはいえ気軽に頭を叩くのはどうかと思いますよ? 世界的に貴重な私の脳細胞がガンガン死んでしまいます」

「やかましいわ! どーいうつもりでガトリングの斉射なんかやらかしてくれやがったのよ!?」

「偶には私も戦闘でお役に立ちたかったのですよ」

「その結果がこの惨状なんだけど!?」

「あら、この程度の被害ならホームズ家にとって微々足るものですわ。そんなことを気にするなんて、お姉様は随分吝嗇家(ケチ)になられたのですね?」

「警備の人間巻き込みかけたことに関して言ってんのよ!!」

「尊い犠牲ですわ」

「もう一回武偵法9条覚えなおしてこい!!」

 使い魔とはいえヘッドショット決めてたアリアのセリフじゃないと思う。ほら、メヌもお前が言うなと言わんばかりの呆れ顔してるぞ。

「まあそれはブーメランということで、お姉様」

「あによ」

 半ギレ気味のアリアに対し、メヌはいつも通りの笑みのまま、

「頭は、冷えましたか?」

 その問い掛けに、アリアは一瞬きょとんとした顔になってから溜息を吐き、

「それでガトリングの件を有耶無耶にしようとしてるんじゃないでしょうね」

 再度ギンと効果音が付きそうな眼で睨みつけた。おおう、メヌの話題逸らし(スラッシュ)バレテーら。

「あら、ばれてしまいましたか」

「アンタが何かやらかした時の対処法なんて分かり切ってるわよ」

「正に姉妹の絆ですね」

「こんなとこで感じるものじゃないのは確かでしょうね……」

 はああ、と諦めきった深い溜息を吐くアリア。この姉妹昔からこんな感じだったのなら、姉が苦労人のツッコミ役なのも納得である。

「そうですか? 私は些細なことでもそういうのを感じられるのは嬉しいことですわ。

 ところでジュン――七時の方角よ」

 メヌが言うのとほぼ同時、ガラクタと化したルーレットの下から難を逃れたジャッカル男が、こちら目掛けてメイスを振りかぶり――

 俺は振り返らないままUSPの引鉄を引き、ジャッカル男の額に命中させてやった。見ていないが、砂金に戻る音がする。

「サンキューなメヌ、助かった」

「いえいえ、ジュンなら言わずとも対処できたのだから、余計なお節介ですよ」

「おー流石ユーくん、不意打ち無効とか狙撃兵涙目だね!」

「私が泣けばいいんでしょうか」

背面撃ち(バックショット)くらいお前も出来るだろうが理子。あとレキ、確実に涙の無駄だからやめときなさい」

 言いながら、今度は吹き抜けの窓を割って急降下してくる砂鷲の群れを三人で叩き落としていく。中でもレキは凄まじく、ドラグノフから放たれる銃弾一発に付き二、三匹の敵をまとめて屠っていった。流石狙撃科(スナイプ)の麒麟児、というかまともにドラグノフ使うの久しぶりに見た気がする。

「空はアイツらに任せておいていいわね」

「そうだね。私達はどうしようか?」

「分かりやすく援軍が来たんだし、とりあえず撃滅かしらね」

「ここにメヌ持参の小型RPGがありますが」

『やめなさい』

 長姉コンビに止められ、メヌは「残念です」と言って車椅子に仕舞う。予測だがカジノが半ばは吹っ飛ぶそれ使ったら、今度こそオーナー気絶するぞ。

 さて、全員で取り掛かり問題なく撃破している訳だが、如何せん数が多い。まあ弾が切れる前に片は付くだろうが、そう予測しているとジャッカル男の一匹が奇妙な行動に出た。手に持っていたモーニングスター(どーいう武器チョイスだ)を持ち手ごとアリアにぶん投げたのだ。

「はっ!」

 無論そんなのが効く訳なく、針の合間に叩き込まれたハイキックが弾を弾く、どころか持ち主の方へ逆走していった、投げた時より豪快なスピードで。蹴りというよりサッカーのシュートだな、ボールがおかしいけど。

 ジャッカル男はしかし投げた時にはこちらへ背を向け、カジノの入口から鮮やかに逃走していった。

「逃げたな」

「逃げたね、明らかに罠って感じで」

「追うなよ、絶対に追うなよ! って奴か。

 ではお言葉に甘えて。レキー、あのジャッカル頭ぶち抜ける?」

「問題ありません」

 レキはその場で膝立ちになり、ダッシュで逃げるジャッカル男(アスリート走りの理想的なフォルムがなんかシュール)に向け、ドラグノフを放つ。双眼鏡で確認した銃弾は、障害物を越え、ガラスの割れた隙間をくぐり、狙い違うことなく後頭部に突き刺さった。お前等ヘッドショット好きね。

『ヒュー』

「当然の結果です」

 俺と理子の賞賛に、レキは淡々と告げる。まあこれくらいなら余裕だわな、以前マシンガンの斉射を跳弾だけで全部叩き落としたたり、4km先のリンゴをぶち抜いたこともあるし。

 とか考えてたら、またもジャッカル男が現れた。そして今度は頭サイズの鉄球をアリアに投げる。

「ふん!」

 それを今度はスフィ〇シュートで返す。弾がギュルンギュルン言いながら飛んでくが、既にジャッカル男は逃亡していた。

「レキー」

「はい」

 ヘッドショット、ハイ終了。と思ったらまた出てきた。今度は巨大な円筒形の石柱、所謂オベリスク(巨神兵ではない)をアリアに投げてくる。

「オラァ!!」

 段々掛け声荒くなってるな。ジェ〇トシュートで弾き返した柱は、当然の如く逃げたジャッカル頭に命中しない。

「……ねえジュン、ちょっと外出てアイツに風穴開けてきていいかしら」

「いやいや、明らかに罠だからな? 出てったら狙撃だの伏兵だのが待ち構えてること必定だぞ」

 適当に宥めてると、またもレキがドーン。そうしてまたも地面から生えてくるが、今度はジャッカル頭ではなく蓄音機のように見える砂の筒だった。

『お主等、いい加減にせんかー!!』

 予想通りそこから声がした。わあ、何かキレてるし。

『妾が外に豪勢な罠をしこたま用意したというのに、貴様等と来たら追うどころかヘッドショット安定とはどういう了見じゃ!? おこじゃぞ、呪いが成功しなかった分も含めて激おこじゃからな!?』

「……何か自分から罠があるって言ってる罠師がいるんだけど。理子、もしかしてこいつが?」

「うに、元イ・ウーのNO.2パトラだよ。理子が知ってる頃より数倍残念な仕様になってるけどねー」

『喧しいわ、妾は未来の全世界を統べる覇王(ファラオ)じゃぞ!? 悪女気取りで男一人も落とせないヘタレ女にどうこう言われる筋合いはないわ!!』

「言っちゃいけないこと言ったなお前!? そっちこそ、カナにチョコッと撫でられただけで速効デレたチョロインの癖に!!」

『ギャー!? 何てこと言うんじゃ!? ち、違う、あれは違うぞ! 無礼にもいきなり撫でてきたから驚いただけじゃ! 焦っておらんし顔も赤くなっとらん!』

 なんか裏モードの理子とパトラで低レベルの口喧嘩が始まった。何だこれ。

「アリアさん、この状況に関して一言」

「五十歩百歩って知ってるかしら」

「『一緒にするな(でない)!!』」

 同時に反応した。うん、お前等似たもの同士だわ。

 とりあえずメヌに頼んでレキを護衛に、カジノのオーナーと警備の人を避難誘導してもらった。

「ジュン」

「ん、何?」

「私の推理から、貴方とお姉様に大きなものが迫り来ると推理しています。どうかご武運を」

「でかいのねえ、俺は兄貴だろうな。ま、気を付けるわ」

 返事を聞いてしかしメヌはまだ何か言いたそうだったが、そのまま去っていった。パトラは口論に夢中なのか仕掛けるどころか気付いた様子もない。いや楽でいいんだけどよ、万が一に備えてもらった白雪が可哀相だろ、困った顔してるじゃねえか。

『ぜえ、ぜえ……ま、まあ良い。とにかく、さっさと表に出るのだぞ貴様等! さもないとこの貧相な賭場ごと押し潰してやるからな!』

 息を切らしながら(体力ねえなオイ)パトラがそう告げ、蓄音機モドキは砂に還っていった。

「チッ、逃げたか。ねーユーくん、どうしよっか?」

「急にモード変わるなお前。とはいえどうするねえ。白雪、どうする?」

「え、わ、私!? えーと、追跡した方がいいんじゃないかな。すぐ思い付くだけでも器物損壊と殺人傷害未遂の罪に問えるんだし」

「そのために罠の中へ飛び込まないといけないんだけどね」

「アリアんやる気ないね~。元とはいえパトラはイ・ウーのメンバーだよ?」

「いや、アイツママの罪状とは関係ないし……何か捕まえるのに無駄な苦労する気がするのよね」

 別にイ・ウー関連なら何でも憎む訳じゃないアリアは面倒くさそうだ。この状況で突撃するか決めなきゃならんのか。

 まあ行くしかないべと結論に達し、メヌ達に連絡を入れてから四人で外へ出ることにする。勿論仕掛け人が罠の存在を告知してくれたので警戒しながらだが、

「おっかしいわねえ、どこにもないわ。白雪、そっちはどう?」

「うーん、こっちも感じないね。超能力系の罠は集中すれば微弱程度でも感じられる筈なんだけど……」

「てっきりジャッカル頭と砂鷲の大量お出迎えかと思ったんだけどね。ジュン、アンタはどう思う? 油断したところをドカンって可能性も」

「――ああ、そういうことか」

「こりゃ一本取られましたな」

 アチャー、と理子と二人頭に手を当てる。残念な奴と見せかけてパトラの奴、中々の策士じゃない。

「はあ? アンタ達何言って――白雪?」

「あ、アレ、アレ」

 青褪めた白雪が指差した方を全員が見ると、そこでは海岸沿いの程近い場所で、複数のシロナガスクジラが水上からジャンプしている光景が見られた。

Q:体長30mの生物が同時に水面着地したらどうなる?

A:余波がヤバイ。要するに軽い津波。

「ギャーーーーー!? つ、つ、つな、つな、津波ぃ!?」

 クジラ達の生み出したビッグウェーブに、泳げないアリアがパニックを起こす。まあ小規模とはいえ人間なら余裕で飲み込める大きさだしな、あーあー混乱して理子に抱きついてるよ。

「白雪、やるぞ。……おーい、白雪?」

「――ハッ!? は、はい、潤ちゃん様! 五防火衣紡(ゴボウヒゴロモノツムギ)!」

 我に返った白雪が懐から護符を出して叫び、俺達の周囲に結界が展開される。そこに俺も印を結んで簡易だが風の結界を重ねた。出力的に白雪のより大分ショボイが、まあ無いよりはマシだろ。

 そうこうしてる内に津波が俺達を飲み込む。轟音と周囲が水一色に染められる中、白雪の張った結界はヒビの走る音がするも、壊れる様子はない。俺の結界? 幾らか勢いを減衰はしてるぞ、意味あるか分からんが。

 そうして十数秒後、波止場とカジノの一部が崩壊したが、俺達は無傷で済んだ。いやあ、白雪の結界様様だわ。

「た、助かった、の……?」

「理子達何にもしてないんだけどね~。ところでアリアん、そこまで情熱的なハグだと流石のりこりんも苦しいのですが」

「え? あ……こ、これは違うのよ! そう、近くに手頃な浮かぶものがあったからつい!」

「りこりん板切れかライフジャケット扱いですかーい」

「浮かび上がりそうなもの二つも付けてるじゃないの、直に!」

「いやいや、理子の胸部装甲は浮輪じゃなくてえっちぃことに使うもので」

「寄んな変態」

「急に冷めた顔になった!?」

 そりゃそうだろうよ、この状況ならありがたいけど。

「ほう? 誰も沈まなかったか。泳げないアリアを回収するつもりだったのじゃがのう」

 頭上から超能力による拡声した声が聞こえたのでそちらを見ると、シロナガスクジラ達が一斉に横へと退いた。

 そしてそこにあったのは、かつて兄貴が世間的に死亡した原因となった船、ピラミッドを載せたアンベリール号が浮かんでいた。

 甲板に経っていたのはおかっぱ頭の際どい水着みたいな格好をした、如何にもクレオパトラ風といった格好の女、こいつがパトラだろう。そしてその傍らには、

「はあい、潤」

 この船で死んだとされた兄貴、今は姉貴となっているカナが、いつもの調子でこちら手を振っていた。何敵と仲良く並んでるんだよアンタは。

 

 

 




登場人物紹介
遠山潤
 今回援護役なので全然目立っていなかった主人公。後方支援が得意なので戦闘時の立ち位置が地味なのは案外間違っていない。
 津波が目の前に迫っても普段どおりな精神状態くらいには落ち着いている。ちなみに津波対策の結界が役に立ったかは微妙。

神崎・H・アリア
 津波でパニックを起こしていたカナヅチツインテ。そのうち泳げるように特訓させられるかもしれない、馬鹿二人の思い付きによって。
 モーニングスターや巨大石柱をただの蹴りで撃ち返せる程度の身体能力持ち。ちなみに今回のシュートに関しては「慣れれば地上でも出来る」とのこと。それ普通できねえしやろうと思わねえから。

峰理子
 アリアがパニックを起こしたことで地味に役得していたライフジャケット(仮)。女同士? どっちでも彼女にとってはご褒美です。
 恋愛方面で突かれると裏理子モードになる程度にはキレる。でも否定のしようがないと思う、潤は気にしてないだろうが。
 

星伽白雪
 アリアに続いて暴走状態だった武装巫女。炎使わずにジャッカル軍団を退けるのは、描写されないところで訓練しているため。多分カカシに理子の似顔絵とか張ってるんじゃないかな(適当)
 今回使った防御用の結界は今作オリジナル。物理攻撃に特化した仕様で、魔術的な攻撃には防御力はほぼ皆無。
 

メヌエット・ホームズ
 車椅子に殺傷能力の高い技巧をしこたま仕込んでいる探偵。ガトリングやRPGのチョイスを見る限り、若干火薬脳かもしれない。
 潤とアリアが行く先を『推理』し、危険を示唆した。なお同行しなかったのは、屋内はともかく屋外での戦闘は車椅子もあり不得手なため。

 
レキ
 ようやくドラグノフを本来の使い方で活躍させた狙撃手。ジャッカル男を串刺しにしてた? またまたご冗談を。
 『風』からの声で潤達に危機が迫っているのを知ったが、メヌエットが似た内容を伝えているため護衛に専念していた。なお、店が壊されて半狂乱のオーナーにはドラグノフを突きつけて落ち着かせたとか。
 

カナ
 原作の戦闘パートすっ飛ばしてパトラ側にいる姉上(仮)。次回多分戦闘する、多分。

 
パトラ
 ようやく出てきた砂礫の魔女。ジャンヌと同等かそれ以上の残念キャラかと思われたが、悔しがる姿を装って津波を起こすなど、智謀も中々のもの。
 もっとも、原作と同じく詰めが甘いのかはまだ不明だが。


後書き
 ポコシャカ出てくるネタを適当なメモ帳に書き留めていたら、机の上がメモ帳で侵蝕されてる件。さっさと書けよという話なのですが、ずっと先の話や他作品だったりで保存しとくしかないんですよね……
 などと小説家っぽい愚痴を垂れ流しつつどうも、ゆっくりいんです。戦闘描写もありましたが、今回は少しギャグに戻れた……ですかね? とりあえずアリアのパニック姿は楽しく書かせていただきました(ゲス顔)
 次回はアンベリール号内での戦闘です。ここで注目されている彼女が再登場!? いや注目されてませんけどね、出てきたら面白いとは思いますが。誰かは次話を読んでいただければ分かるかと。
 とりあえず、今回はここまでで。感想・誤字訂正・評価・批評、あのキャラのことが知りたい、こんな話を書いて欲しいなどの質問・リクエスト、お待ちしています。

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