遠山潤は楽しみたい   作:ゆっくりいんⅡ

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第二話 言って良いことと悪いことがある(弄られる的な意味で)

 バスジャック事件の報告も終わり、2―A教室。始業式に行けなかったけど別にいいや、あの校長何一つ面白いこと言わねーし。

「朝から大変だったね、遠山君」

「そーでもない。始業式サボって単位取れたと思えば儲けもんやろ」

「そういう考えもあり……かな?」

 俺の目の前に立って苦笑しているイケメンは不知火亮。剛気、理子と同じく一年からの腐れ縁で、パーティーを組むこともあったりなかったり。

「しかし、見事にバカルテット全員同じクラスとはな。SSRの誰かが呪いでも掛けたんかね?」

 机に座る俺の周りには剛気、理子、亮の三人。まー代わり映えのしない面子だこと。

「またまたそんなこと言ってー。理子と一緒のクラスになれて嬉しいでしょーそうでしょ~?」

 右隣の理子がいつもよりウザイ。事件後とあってテンションが高いのだろうか。

「あー、朝からとんでもない目にあった……星伽さんとも違うクラスだし……」

 他人の机に突っ伏す剛気。でかいからすげえ邪魔だ。

 余談だがバカルテットとは、よくつるむ俺達四人を指して『馬鹿騒ぎするカルテット』、略してバカルテットである。付けたやつ出て来い、しばく(使ってたやつ)

 理子が率先して騒ぐ、俺と剛が状況とか気分によって騒ぐ、亮はストッパー。止める方の苦労は推して知るべし(機能してるかは別だが)

 とまあまたこいつらと一緒かと呆れたり、自己紹介で一緒に事件を解決した神崎さんがクラスメイトだったり、理子が興奮して追い掛け回していたらキレた神崎さんに発砲されたり、バスジャックについて質問殺到した際に三人で逃げ回ったり、LHRや授業を潰された担任の高天原先生が半泣きになったり、まあ特に何事もなく進んで放課後、教務科(マスターズ)前。

「さーて、どうするか」

 掲示板に貼り出された依頼書を眺めながら、一人呟く。完了すれば報酬と単位がもらえるため、学生にとってはありがたいものである。

まあ俺は卒業分までの単位を既に取っているため、個人依頼の方が実入りはいいのだが、気にしたら負けだ。

 その中から馴染みの依頼を見付けたので、教務科に報告をしてから現場へ向かうことにする。バイクは今朝のバスジャックで負った傷(自業自得)を直すため剛に修理を頼んだから、電車だな。

 そういや剛の野郎、「友情割引だ」とか言いいながらぼったくろうとしやがって。俺が相場分かんないとでも思ってるのだろうか。当然〆ておいたけど、懲りねえなあ。

 明日また〆ようとどうでもいいことを考えながら、モノレールに乗って青海へ。席を確保し途中で買ったももまん(ももの形をしたあんまん)を取り出し腹拵え開始。地味に美味いんだよなこれ。

 ……少し離れた席から視線を感じる。相手の視線は俺、より正確には持っているももまんに集中しているようだ。というか見すぎだろ、バレるよ。

「ふむ」

 二個目を食べ終えて席を立って向かうと、視線の主――驚いた顔の神崎さんにももまんが入った袋を差し出す。

「食べる?」

「いいの?」

 目がすげえキラキラしていた。そういやももまん大好きだったね、あーた。

 

 

「はむ、いつから気付いてたの、あむ?」

「教務科の掲示板から気配は感じてたな。あと食べながら喋るのはマナー違反やで」

「もきゅもきゅもきゅもきゅもきゅ」

「……いやいいけどさ」

 一個のつもりが全部食われ、悲しみを背負ったところで青海に到着。まさか五個全部食われるとは……見掛けに反しておおぐら「あん?」もとい、健啖家らしい。

 まあ過去のことは置いといて、仕事を始めよう。

「で、あんた何の依頼を受けたわけ?」

「猫探し。二十匹の猫を今日の夜七時までに見つけてくれって」

「……はい? 何その数、複数の依頼人から受けたの?」

「いや一人。ダイジョーブダイジョブ、いつも同じ人から受けてるから慣れてるし」

「いつも二十匹も探してるの!? というか何度も依頼するなら逃げないよう対策しなさいよ!」

「出来るだけ自由にしてやりたいんだと」

「その結果逃げられたら世話ないでしょうが!」

 仰る通りである。まあこっちは金になるのでどうこう言うつもりはない。言っても効き目ないだろうし。あと神崎さんツッコミキレいいな、こりゃ理子にボケ倒されるでえ……

 何はともあれ依頼開始。まずは複数のSNSを使って目撃情報を集めることに。ユーザーの中には『またかw』、『どんだけ猫に嫌われてんだよそいつwww』などの無駄コメントもあるが、結構な人数が見かけた場所を教えてくれた。情報を脳内で整理し、効率的なルートを完成させて探索開始。

 一匹、二匹と次々見つけていき、最後の一匹確保まで一時間も掛からなかった。やはりカツオブシとマタタビは偉大である。変な目で見られたけど、こっち見んな。

「ふふふ、もふもふー」

「にゃー」

 抱えた一匹をモフりつつご満悦の神崎さん、猫も気持ちよさそうにしている。

ちなみに彼女、何も手伝わなかった。いや俺の依頼だしいいんだけどね? 何しに来たのよあーた。

 二十匹からなる猫を引き連れた野郎とピンクツインテの美少女。青海では見慣れた光景とはいえ目立つことこの上なく、面白がって足を止めたり携帯で写真を撮っている。以前は取材されて足止めを喰らったこともあるが、幸いそういう輩はいないようだ。あ、顔バレは勘弁な?

 目的の場所は、西洋風の建築式が取り入れられたかなり巨大な家。それ自体はオフィス街であるこの街に合っているのだが、

「なんか、アレね……独特なセンスの家ね……」

 神崎さんが微妙な顔で言葉を濁しているが、ハッキリ言って配色・構造、どこを取ってもイかれている代物だ。景観を壊すと訴えられた某オカマの家といえば分かりやすいだろう。

「まあ、遠山さん! いつもいつもありがとうザマス!」

 そして家に負けず劣らず、というよりそれ以上に住人兼依頼主はぶっ飛んでいる。光沢の入った紫のドレスに、パンチパーマでザマス口調の太ったオバン。大阪のオバチャンでもこんなセンスの人種いねーぞ。

「ああミゼルちゃんにイオちゃん! みんないなくなるから心配したのザマスよ!?」

「フギャー!?」

 おばさんに抱きしめられた一匹が明らかに悲鳴を上げるが、彼女には不安から来るものと勘違いしているらしい。何で分かるかって? 何十回も同じ光景見せられりゃ自然と分かるだろJK。

 ちなみにこのおばさん、間違ってはいるが全力で猫達を可愛がっている。それが分かっているのか引っかいたり噛みつかれることはないのだが、ストレスからか週一ペースで示し合わせたように脱走する。

 唖然とする神崎さんの肩を叩いて正気に戻らせ、一礼してその場を去った。毎度のことながら猫達の縋る視線を感じるが、すまん、俺にはどうすることも出来ん。

 

 

「何か、見てるだけで疲れてくる相手だったわね……」

「慣れると大抵のことには動じなくなるぞ」

「あんたは依頼主を何だと思ってるのよ? ……まあ、否定はしないけど」

 仕事も終わり、疲労困憊と机に突っ伏した神崎さんと話しながら某ハンバーガー店で一番でかいセットを食べる(代金は俺持ち)。

 ちなちに、おばさんと話すとさっきの数倍は疲れる。ちょっと会話しているだけで常時MPを吸収されSAN値が削られている気分になるのだ。何なのあの人。

 神崎さんは突っ伏したまま行儀悪くポテトをもぐもぐしている。たしかいいとこのお嬢さんなのだが、妙にその姿が似合ってるのは何故だろうか。

 まあどうでもいいかと三つ目のオレオを食い終える。「どんだけ甘いもの食うのよ!?」と対面の女子に突っ込まれたが、いーだろ別に。甘いもの食わねえと死んじまう極甘党なんだよ(真顔)

「そんで神崎さん、俺に何か用があるんじゃねえの?」

 食事も一段落したところで本題を切り出す。教室からこっち、探るような目でこちらを見ていたのだ、余程鈍くても気付く。言い方を変えるなら値踏み、か。

 まあ彼女が現在何を目的にしたか知っているため、大体予想はつくけど。

「そうね、そろそろいいか。あと、アリアでいいわよ」

 神崎さん改めアリアが席を立って一呼吸し間を置くのは予想内、

 

 

「ジュン! アンタ、アタシの奴隷になりなさい!!」

 

 

 だが、指を突きつける決めポーズで放たれた言葉はヨソウガイデス。

 凍りつく俺、アリアは固まるこっちを見て不思議そうに首を傾げている。マジかよ気付いてねえのか。

「アリアアリア。ここ店内、周りお客さん」

 若干片言気味に告げると、今更気付いたのかハッとした顔になり、周囲をぐるっと見回すが、もう何もかも遅い。

 夕飯前の微妙な時間とあって客はまばらだが、然程広くない店内で『奴隷になれ』宣言を大声でしちゃったから、全員に聞こえてるわけで。

カウンターの店員さんなんか「え、あの二人ってそんなハードな関係……?」、「あんな小さい子がご主人様って……」、「私もあんな子に飼われたいなあ……」などと囁き合っている。そして最後の人、アンタダメだろ。

「う、あ、う、こ、これは、ちが、その!!」

 信号機みたいに真っ赤な顔で、何か言い訳を言おうとしてうまくいっていない様子のアリア。どうも深く考えず勢いで言ってしまったっぽい。咄嗟に出るのがドレイってのもどーかと思うが。

 状況が悪化する一方なので、ショート寸前なアリアの手を引いて外へ出ることにした。擦れ違い様店員さんに「お幸せに~」と生温い笑みと共に言われた。絶対信じねーだろうけどちげーから、まだ貞操は無事だから(そこじゃない)

 もうこれねーなこの店。青海での活動拠点が一つ潰れた瞬間であった。

 

 

 モノレールに乗って幾つか駅を越え、人気のない公園に辿り着いた。また爆弾発言されても困るし。

 寮の自室にしないのかって? オイオイ、知り合ったばっかの異性を部屋に連れ込むとかマジで撃たれるぞ、他の男子に。

「えーとつまり、冤罪で捕まってるお母さんを助けるためパートナーになって欲しいってことでおk?」

「……(コクコク)」

 まだ赤い顔のアリアが頷く。だいぶ落ち着きはしたのだが、ツリ気味で自信満々な瞳は垂れ下がり、こっちの質問には首を振ることで答えている状態だ。意思疎通が出来るだけマシか。

 ちなみに青海の道中とモノレールでのパニックについては、本人の名誉を考慮し割愛させていただく。でも一般人いる前でガバメント抜くのはやめような? 通報されなかっただけ奇跡だと思う。

「事情は分かったけど、俺は探偵科(インケスタ)のCランクだぞ? アリアが望む前線より、後方支援とか情報収集の役目になると思うが」

「ただのCランク武偵が指揮取ったりバスに飛び移りながら精密射撃出来るわけないでしょ……それにアンタ、去年は強襲科(アサルト)のSランクで前線張ってたらしいじゃない……人望もあるみたいだし」

 小声で早口に理由を告げるアリア。向こうもこっちのことは調べてるみたいだね。

「ああ見てたんだ、あのバスジャックの曲芸」

「曲芸って自覚はあったのね……」

「そりゃまあ。少なくともふざけてる自覚はありますんで」

 まあ奇怪な行動を取ることで呆気に取らせ、恐怖心を薄めようとする効果もあったのだが。パニックになった集団ほど面倒なものはないからな。

 ……うんごめん嘘、単に遊んでただけで理由はただの後付です。

 閑話休題(まあそれは置いといて)

「でもそれなら、理子の奴でも良かったんじゃないか? 近接戦ならアイツの方が上だし」

「……声はかけようと思ったわよ。ただ、いきなり追いかけられたら、ねえ……」

「あー……ご愁傷様」

 可哀想に、理子の『かあいいものセンサー』に引っかかっちまったか。あの変態、気に入った相手なら男女問わず欲しがって付け回すからな。

 ちなみにあのアホ(理子)の座右の銘は『美老年、美少年はいい、美少女ならなおよし!』である。どこの男装皇帝サマだオメーは、座右の銘でもねえし。

「そういうわけで、ジュンには理子との仲介役をお願いしたいんだけど」

「ふうん。だとさ、理子」

「はいはい! 理子もユーくんをドレイにしてあんなことやこんなこと、具体的には」

「言わせねーよ」

「うぴゃああぁ!?」

 ベンチ下から這い出てきた理子に驚き、素っ頓狂な声を上げるアリア。そして理子、何でわざわざアリアが座るベンチの下にいた? まあ理由は聞かんが、どうせしょーもないし。

「い、いいいつからいたのよアンタ!?」

「んー? ベンチには先回りして潜ってたよー。アリアんには教室出るところから着いていったかな~?」

「ほぼ最初からじゃない!? って、じゃあさっきのアタシ達の話も」

「まあそうなるな」

「美少女が自分の発言にテンパる姿、理子的にとってもオイシイです!」

「――――!!??」

 羞恥心が擦り切れたのか可聴域を超える声を上げるアリア。すげーな、人間の出せるもんか?

 とまあ、また暴れそうになったので適当に宥め、理子が俺の隣に座って話を再開する。

「そ、それで、アンタ達に協力して欲しいんだけど」

「俺は別にいいぞ」

「理子もー」

「軽いわね!?」

 ツッコミ入れたら赤かった顔が正常に戻った。え、何が起こったのこれ? 地味に気になります。

「手を貸してくれって言ったのはそっちだろ」

「それはそうだけど……いいの? 危険よ?」

「アリアん、武偵のお仕事に安全なんて言葉はないよー? それに、友達の頼みなら断らないのがりこりんの主義なのです!」

「アリアん言うな! って、誰と誰が友達だってのよ!」

「えー? 一回殺す勢いで衝突して、その後名前を読んだらもう立派な友達だって白い人が言ってたよ~? だからりこりんとユーくん、アリアんの三人はもう友達なのです!」

「どんな物騒な考えなのよそいつ! というかアタシは友達なんて要らないし、アンタみたいな変態なら尚更お断りよ!」

「やーん、つれないこと言わないでよアリアーん。理子寂しくて泣いちゃいそぉ、グスン」

「ええいくっつくな、その忌々しいものを離しなさい!」

 泣き真似して抱きつく理子、引き剥がそうとするアリア。どうやら身長は同じくらいだが、格差があることを気にしているようだ。どことは言わないが。

 あとどうやら、アリアはリアルボッチのようで。元ボッチの俺としては、何となく気持ちは分かるような分からないような。

「何か二重に失礼なこと考えなかった!?」

「そのようなことがあろう筈がございません」

 勘は凄くいいようだ、特に自分の悪口には。

「さて、じゃあ当面の目標は『武偵殺し』ってことでいいかね?」

「そうね、とりあえずは手近なところから逮捕していって、ママの冤罪を晴らすわよ!」

「アラホラサッサー。じゃあアリア、よろしくね」

 それまでのふざけた態度とは異なる笑みを浮かべ、理子は手を差し出す。

「ええ、よろしく。……ちゃんと名前を呼べるなら、普段からそうして欲しいけど」

「友達をあだ名で呼ぶってのは当然でしょ?」

「もう友達なのは確定なのね」

 言葉こそ呆れたものだが、その口元には隠しきれず、

「嬉しそうだな」

「な!? そ、そんなこと! ……ないわよ」

 否定は小さかった。必要ないとは言っていたが、出来て嬉しくない訳ではないらしい。

「それじゃあ改めて、よろしくな。独奏(アリア)がいきなり三重奏(トリオ)になっちまってしっちゃかめっちゃかだが」

「それ、面白くないわよ」

「ユーくん、ゼロポイント!」

「うるせぇ」

 そう言いつつも、アリアはクスリと笑みを零した。ツボに入ったのだろうか。

「いよーし、じゃあチームを組んだしお祝いだー! ユーくん、理子カルアミルク練乳入り飲みたい!」

「堂々と飲酒宣言すんな。寮に置いてあるバナナミルクで我慢しろ」

「まず飲もうとするんじゃないわよ!?」

 ツッコミ入った、理子が嬉しそうだ。これからより騒がしくなりそうである。

 

 

 




登場人物紹介
遠山潤
尾行されていたが気にしていなかった探偵科(インケスタ)の武偵。もはや猫探しはウィークリー任務。
アリアのドレイ宣言にも冷静な対応が出来る少年。もっとぶっ飛んだ発言する奴等が過去にいたとかなんとか。
なお祝杯を挙げて一人になったあと、とある戦姉妹(アミカ)に絡まれた模様。

神崎・H・アリア
 潤を尾行していた強襲科(アサルト)Sランク。尾行の腕前は中々だが、いかんせん外見が目立つ。
酒を飲もうとする二人を止めるなど、常識はある模様。しかしこの二人相手に常識人は……
なお、ドレイ宣言をやらかしたあの店には二度と行かなかった。そりゃそーだ。

峰理子
 アリアをストーカーしていた探偵科(インケスタ)Aランク。かなり近くでも気付かれなかったのは本人曰く「圏境A+持ちですから!」とのこと。どこのアサシン先生だお前は。
アリアへの友達宣言はノリで言っているが本気。これから仲良くなる予定である。
本編同様家の因縁があるのだが、アリアを気に入ったのととある理由からその辺は気にしていない。

猫飼いのおばちゃん
ノリじゃなくて前々から脳内設定したキャラ。ちなみに原作の依頼人は普通の主婦。どうしてこうした当時の俺。
今後登場の予定はなし。あっても扱いに困る。


後書き
 発言はTPOを弁えましょう(←アリアに言わせた張本人)。
はい、というわけでアリアさんがやらかした第二話です。ぶっちゃけこのシーンがここまで酷くなる予定はなかったです。ただ筆が進んでしまったんや……(言い訳)
さて、前話の後書きで原作小説一巻分が四話+小話と書きましたが、
おわるきがしねえ
……いや、書きたいことが多すぎるんですよね。まあ本編に関係ない部分はカットしたりするつもりですが……零れ話として短編でも書こうかなあ。でもそうなると本編の進みがなあ……
そんなことを考えつつ、次回へ続きます。次はちょっとシリアスかも?
感想・誤字訂正・批評お待ちしています。非難も罵倒もどんと来いやあ!!(←ヒビの入ったガラスのハート持ち

2019/5/23 修正しました
追記
12/13 本文・後書き改定しました。

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