それが僕の始まり   作:りりなの

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真姫ちゃんごめんなさい当日に君の記念話を書きたかったのに書けませんでした。

まさか、病院で真姫ちゃんの記念話を書くとは思いもしませんでした。

遅くなりましたが真姫ちゃんメインの話になります。

海未ちゃんの様に甘く書くことは出来なかったのは自分の責任ですのです


赤髪の少女の想い

 幽がμ'sを手伝うようになり彼は私が初めてあった時より明るくなっていた。いや、元の明るい性格に戻ったのかも知れない……でも私はそんな彼を見るのが嫌だった。

 

「真姫どうしたんだい」

 

 私がボットしていたのが不思議に思ったのだろうか彼は少し心配そうな顔をしていた。

 

「ちょっと作曲のイメージをしていただけ」

 

 私は嘘をつきながらも彼の心配を消そうとした。

 

「何かあったら相談して欲しい」

 

 前の彼ならそんな事は言わなかっただろう。

 

 誰が彼を変えてしまったのは分かる。

 

 私ではない私にはできなかった事を彼にしたのだろう。

 

 エリーと希が彼を変えた、元に戻したんだ。

 

 これが本当の加藤幽なのだと知った。

 

「ありがとう、でも相談するほど困ってないから」

 

 以前の私なら頼ったのかもしれない、この胸が痛むような感じはなかったと思う。

 

「そうか」

 

 彼はそう言って少しだけ考えて言葉を繋ぐ。

 

「今度の休日空いてるかな」

 

 その日は練習がないのは彼は知っているが私自身の用事を聞いてきたのだろう。

 

「空いてるわね」

 

 私がそう言ったら以前のように優しい笑みをしながら言った。

 

「久しぶりにお昼を食べに行こうか」

 

 その誘いは嬉しかった彼と食事をとるのは久々なことで彼から誘ってくれたのだから。

 

「いつものパスタで良いかな」

 

 私は嬉しくてついいつものお店を言うと彼もそこにしようと思っていたらしくそこでお昼をとる約束をした。

 

 

 

 約束の日になり待ち合わせ場所に向かうと彼の姿があった5分前に来たのに彼の姿あるってことはそれ以前から待っていることになる。

 

「早いのね」

 

 私はそう言って彼に近づいた。

 

「真姫との食事が楽しみで」

 

 お世辞でもその言葉は私を嬉しくさせる。

 

「早く行きましょ」

 

 そう言って私達はいつものお店に向かっていつも食べているものを頼んだ。

 

「本当に真姫はトマトが好きだね」

 

 私の食べているトマトタップリのミートソースを見て微笑みなが言ってきた。

 

「だってこれが美味しいんだからしょうがないでしょう」

 

「それもそうだね」

 

 この時の彼は私が知っている彼だ。

 

 私をからかって食事をする楽しくさせてくれる彼との食事が長く続いて欲しいと思ってしまう。

 

「真姫は音ノ木坂に入学してだいぶ変わったね」

 

 その言葉が私には深く突き刺さった。

 

 私も彼も音ノ木坂に入学して変わった。

 

 彼は優しい彼を思ってくれる二人のおかげで、私は彼が遠ざけていたいた人により変えられた。

 

 私はそこを思って心が痛い。

 

 なんで私はあの人によって変えられたのか。

 

 でも、今は気にしていない私はあの人に出会わなければあのままだった。

 

「それを言うなら幽の方が1番変わったわよ」

 

 私は反撃のつもりでそう言った。

 

「そうだね、僕は変わったのかもしれないね」

 

 そう言ってバッサリと切った髪を触りながら言う。

 

「でも、まだ怖いんだよ」

 

 初めて自分から弱いところを見せてくれた。

 

「ッ!」

 

 彼はまだ殻を割り切れていない。

 

「また薬を使うか分からないんだ」

 

 あの2人でも彼の奥深くの闇を取り除くことは出来ない、なら今ここで私は彼に何を言ったらいいのかわからないけど口は言葉を繋ぐ。

 

「なら、この真姫ちゃんが一緒に戦ってあげる」

 

 子供を安心させるように微笑みながら彼を見ながら私はそう言っていた。

 

「何だか真姫が僕より年上にみえるよ」

 

 彼は微笑みながらそう言ってありがとうとつぶやいた。

 

「でも、これは僕の戦いだから」

 

 そう言って突き放そうとするが今の私はそれで引く事は無い。

 

「1人でこれなんだから私を頼って、もうお兄ちゃんに頼る私じゃなくて今の西木野真姫を頼って」

 

 私はわざと昔のようにお兄ちゃんと呼んだ。

 

「本当に真姫は僕より成長したよ」

 

 そう言って彼は頬をかきながら恥ずかしそうに言葉を繋ぐ。

 

「こんな僕だけど支えてくれるかな?」

 

 その言葉は色々な意味にも捉えられるがこれで私も一歩踏み出せた。

 

「幽が頼ってくれたら私はそれに答えるよ」

 

 彼の妹ではなく西木野真姫として彼に見て欲しかった、ライバルがいようと私は絶対にこの戦いに勝ってやる。

 

「だから幽は私だけを見ててよ」

 

 私は笑顔でそう言った。

 

 今はこの関係でいい。

 

 最後に私を選ぶ様にお兄ちゃんを導けばいい。

 

 あの2人でも出来なかった彼の奥深くの闇を消す。

 

 それが私のお兄ちゃんへの恩返し。

 

 この恋を届けるための一歩なのだから。




関係を変えるのがこの2人の恋愛に繋がるのかなと思う話にしました。

海未ちゃんの様に告白して終わりでも良かったのですが主人公は真姫ちゃんを妹として見ているので告白までは持っていかずにその関係をぶち壊して恋を始めさせる話に仕上げました。

久々の投稿がこれですみません。

次の話はだいたい出来ているので近いうちにあげます。
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