一ヶ月も食事してないと本当に人間って点滴だけで生きれるんだなと実感しました。
強化合宿編に入ってきたのでなんとか舞姫のデレを書きたい、いや書きますどこかで……
そんな感じでゆっくりと今回の話は書いていこうかなと思います。
原作が目の前になくて書きにくいのが本音でもあります。
目的の場所に向かって歩き出した僕達はペンションが並ぶキャンプ地帯に足を踏み入れた。
「もしかして宿泊はここなんですか」
そう聞くと先輩は頷いた。
「ここが先代からの宿泊場所やで、伝統やからね」
毎年これだけの部費を貰うって贅沢だなと思いながら管理人の所へと向かった。
「すいません」
そう言って先輩は管理人の家へと入っていった。
僕は行かなくていいと思い外で待機していた。
「あれ、幽なんでいるの」
僕は自分の名前を呼んだ男の方を見たくはなかったがここに来るのは分かっていたから声だけで応える。
「佐藤、お前と同じだよ」
佐藤の他にあの時ボロボロだった女とメガネの女がいた。
「舞姫は中にいるのか」
「誰アンタ?」
女のひとりに話しかけられたが名前を知らない。
「槍水仙だ」
興味無いな。
「そう、先輩は中にいるけど」
相手が年上だろうと興味が無い人間に敬語は使う気は無い。
「そうか」
槍水はそれを聞くと笑っていた。
「アンタみたいに弱そうな奴が先輩には適わないよ」
あの時思ったことを口にした。
「なら自分の目で確かめてみるか?」
これって売り言葉に買い言葉だよなと思いながら次に言葉を口にした。
「いいよ、アンタには負ける気はないから……それと怪我をしてるからと言って手加減されるのも嫌だから」
僕はそこで相手の顔を見る。
佐藤は僕達のやりとりに戸惑っている。
「舞姫は面白いヤツを見つけるな」
「どうでもいいけどあの人を倒すのは俺だから」
自然と僕はそう口にしていた。
あの人は僕の獲物に変わっている。
「お前達のところは周りが敵だったな」
「確か、氷結の魔女だっけ」
だいぶ前に二階堂に貰った紙に書いていた二つ名の名前を適当に口にしたら相手は驚いたので当たっていたのだろう。
「面白いな『復讐者』」
僕の二つ名が変わっている。
「こっちではお前はそう呼ばれているステルス」
「二つもつけられるか上を目指すのはいいことやん」
そう言って先輩は出てきた。
「仙ちゃん、本番は私と本気でやろうね」
先輩はいつもより風格がある言い方押した。
「あぁ、去年と同じではないからな」
2人は去年の夏もここで会っているのか。
僕は先輩に頭を叩かれた。
「誰にでも牙向けていいけど、その熱さは忘れたらあかんよ」
そう言って階段を降りてくる先輩は笑顔で言った。
「氷結の魔女は強いよ」
それの一言だけで熱いものを感じ取った。
この人以上の何かを持っている。
「楽しみです」
僕はそれだけを口にした。
「それじゃ、行くで!」
先輩はそう言って歩き出したのでついていく。
「それで、どこまで一緒に行けばいいですか?」
小さなペンションが沢山あるのだから部屋代は高いだろうが2つぐらいは借りれる部費があるだろうと思った。
「へっ、同じところで泊まるんよ」
まさかの展開だった。
この歳で女性と同じ場所で泊まるのか……ギャルゲーか! そんな心にツッコミを入れる。
「ここの部費でそこまでは借りれへんよ」
先輩は数秒前の心を読みとったのだろうかそんな事を言ってくれた。
「ここの部活は少数で女性しかいなかったんやし」
そうだった、学院が共学になったのはたった数年前になるのか。
「過去に男性の部員も居なかったし」
居ないのかよ。
「あの地域は女性の方が強い狼が多いしな」
確かに女性の狼は多いです。
「まぁ、二泊三日なんかすぐやよ」
すぐですかね。
「って、さっきから人の心を読んで会話をしないでください!」
僕は話していないのに先輩の独り言はまるで会話を成立させていた。
恐ろしい……スピリチュアルパワーなのか?
「先輩の力を思い知ったか!」
隣には上機嫌な先輩がいる。
そして先輩は一枚の紙を渡してきた。
「赤丸のところに氷結の魔女は来るからね」
僕はそれだけでこの紙の意味がわかってしまった。
それでもこの周りにはスーパーが多い。
それだけに集まる狼も多いことなんだろう。
「うちの部活はあの子達と同じ場所を狩場にしてるから従兄弟と戦うかもそれへんよ」
そうか、それは楽しみだ。
そんな気持ちを抑えながら先輩について行った。