長らく書けなくてすみません。
今回の話から数話で一つの物語が終わります。
それは読む人にとって賛否両論だと思いますが最後までこの作品を読んでください
あの一件以来、僕は絵里先輩と居る事が多くなった。
「はい、お弁当」
生徒会室でのお昼はいつの間にか絵里が用意してくれていた。
「ありがと」
僕がそう言って受け取るとその光景を見ていた希先輩が二やついていた。
「エリチと幽君いつの間にそんなに仲良くなったん」
希先輩にそう言われて絵里は顔を赤くさせた。
「この前、絵里に僕の食生活がばれてしまってこうして管理されてるんですよ」
僕は窓の外を見ながら遠い目をしながら説明した。
「ふぅ~ん、絵里ってよんでそれだけじゃなさそうやね」
うん、やってしまった。
「まぁ、僕にも色々あったんですよ先輩」
先輩は僕の顔を見ると何か納得したような顔をした。
「そっか、ならそれを大事にしなあかんね」
「そうですね」
僕らがそんな会話をしていると顔を赤くしてアワアワしていた絵里がこちらを見ながら睨んでいた。
「2人して何の会話してるのよ!」
なんだかその顔を見ると安心した。
この人なら大丈夫だと信じても大丈夫なのだと思ってしまった。
だから僕はこの一年でやりたいことを模索しようと思った時間はあると思っていた。
「いえ、2人で絵里が可愛い反応するので次は何をしようかと話していたんです」
だから冬までに自分のやりたいことを探さないといけない、それが兄さんとの約束だ。
こんな日常を過ごしながら半年が過ぎてしまった。
兄さんとの約束の時が迫っていた。
それを絵里に今日告げた。
「早く相談してよね」
そう言われた。
「普通、怒りません?」
僕は少しだけ驚いた。
「この半年で幽君のことは誰よりも分かってるつもりよ」
だからと言って言葉を繋ぐ。
「君がいつも何かを考えているのは分かっていたけど聞いたら君は答えそうにないから君から聞きたかったの」
「本当に僕には勿体ない人ですよ」
「でも、この半年でやりたいことが見つからなかったです」
だからと言おうとしたけど辛い。
「少しだけ、自分を探して来てもいいですか」
「それが君の望むものなら」
「でもその前に僕の我儘聞いてもらってもいいですか」
そう言って僕は絵里の手を掴んで家に向かった。
「私でいいの?」
「絵里じゃないといけないんです」
そう言って絵里は僕の長くなっている髪を優しく持った。
「初めてだから変でも文句言わないでよ」
そう言って髪にハサミを入れた。
そして、地面に落ちていく僕の髪
僕を探すにはこの髪は邪魔だ。
アイツとの縛りがあるから僕は前に進めないんだと。
そうして、僕の新しい日が始まり決別をした過去の記憶と共に髪を落とした。
それから一月から僕は教師に事情を説明して単位の取得を許可させてもらい放課後の補修が増えて絵里と会うことが減ってしまった。
それが、最悪の事態に持って行くとは思いもしない。
学校の廃校の知らせ、それが僕と絵里との会う時間をさらに遠ざけてしまった。
「絵里、こんな時間まで残ってたんだ」
僕が補修が終わり生徒会室に行くと彼女は一人で悩んでいた。
「幽君、こんな時間になってたのね」
「ここ最近、帰りが遅いけど体はちゃんと休めてる」
「それは大丈夫」
でもその顔は無理をしていた。
「幽君は自分の事に集中して」
そう、それは彼女からの拒絶の言葉だ。