それが僕の始まり   作:りりなの

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さて、この話はまだ続くぜよ。

ラストはカオスチャイルドを少しだけ借りました


さようなら エリー√完

 そう、それは彼女からの拒絶だった。

 

「そうですね、では絵里先輩(・・・・)頑張ってください」

 

「えっ」

 

 絵里先輩は少しだけ驚いた顔をしたけどもう、関係ない。

 

 そう思って僕は笑顔でその場を去った。

 

「幽君、待って!」

 

 その声は聞こえない聞いてはならない一度の拒絶で僕はそこに居ないのだ。

 

 帰宅するまでの記憶がない。

 

 別になくても困らない。

 

「薬どこだっけ」

 

 静かに呟きながら僕は部屋の何処かに置いているであろう薬を探していく。

 

「何処だよ」

 

 ないなら探すのが嫌だから寝よ。

 

 そして、全部を失くしてしまえばいいいらない物はゴミ箱に捨てないといけない。

 

 失くしてしまえば楽になる。

 

 今も昔も変わらないのだから。

 

 そう考えているうちに一つの疑問が生まれた、髪が短くなってるけどなぜだろう。

 

 そう思いながら闇に溶けるかのように眠りについた。

 

「あなたは誰ですか?」

 

 翌日、私が幽君に声をかけたらそう返された。

 

「私よ、綾瀬絵里よ」

 

 そう言ったら彼は何かを思い出したかのように呟いた。

 

「そう言えば会長と同じ名前ですね」

 

 そう言って彼は私の隣をではと呟いて通り過ぎていった。

 

 彼に何があったのか。

 

 私の事を覚えていない。

 

 そのことがとても悲しく絶望に立たされたよな感覚だった。

 

 私は時間がある時に彼に話しかけても彼の私に関する記憶は希が生徒会室に連れてくる前までだった。

 

 私に関する記憶だけが抜けている。

 

 それだけが心残りになるが廃校を阻止することが大事なのだ。

 

 彼も大事だけどおばあ様が過ごしたこの学園を廃校にさせたくない。

 

 だから、今だけは彼の事を忘れないといけない。

 

 そうしてしまうと終わってしまう気持ちになるが私はこの学校の生徒会長なのだから我慢しなければならない。

 

 廃校を阻止したら彼と話をしようと思い、自分のしなければならない事をする。

 

 そのせいだったのだろか廃校を阻止した時には彼に残された時間が残っていなかった。

 

 それは文化祭の翌日に思い出した。

 

 彼は海の向こうに行くのを忘れていた。

 

 だから行く前に彼の処に行く。

 

「すいません、準備があるので忙しいのですけど」

 

 そうだ、彼はここに未練なんかないのだからそんな言葉が来るのは分かっていた。

 

「加藤君、食事まともにとってないでしょ」

 

 だからこの時からやり直す。

 

「なんで会長が知っているんですか」

 

 彼は疑問ではなく警戒心を抱いた眼で私を見る。

 

「希に聞いたのよ」

 

 そう言うと彼はムッとした表情をした。

 

「あの先輩は人の事を簡単に話しすぎだ」

 

 その時の表情は心を開く前の少しだけ打ち解けた時の声色だった。

 

「それで会長は僕になんの用ですか?」

 

「料理をしてあげようと」

 

 そう言うと幽君は少し考えてから言った。

 

「課題の邪魔だけはしないでください」

 

 彼の返答はそれだけだった。

 

 ただでご飯が食べれるからそれは得だと聞いた。

 

 彼はご飯中でも参考書から目を離さなかったが料理を一口目食べた時、何かを呟いたと思うと何もなかったように食べ始める。

 

 それから彼はありがとうと言って帰ってしまった。

 

 それ以降彼に会うことはなかったが彼のあの時の言葉は以前の彼と変わらない言葉だった。

 

 講堂のライブが終わり生徒会室に向かうと私の机の上に手紙が置かれていた。

 

「行ってらしゃい」

 

 私はそう言って置かれていた手紙をポケットに入れる。

 

 この手紙を読む日は来ないだろう。

 

 読んでしまったら終わってしまうと思ってしまったからだ。

 

 数年ぶりの日本は暑い。

 

「っち、こんなことだったら日本への派遣組から外してもらえば良かったよ」

 

 そう言って今日から住む住所が書かれた紙をポケットから取り出そうとしたが違う紙を取り出し住所が書かれた紙を落としてしまった。

 

「レシートかよ」

 

 見た紙をそのままゴミ箱に投げ入れた。

 

 それからポケットを探るが目当ての紙がない。

 

「帰国してそうそう不幸かよ」

 

 そんな事を呟いていたら女性に声をかけられた。

 

「この青い紙を落としたのは貴方ですか?」

 

 そう言われて落とした紙の色が合っていたので声の方を向いて礼を言う。

 

「そう、それで」

 

 そこで言葉が出てこなくなった。

 

 なんでここに貴方がいるんだ。

 

 あの日、さよならとしか書いていな手紙を置いてきたのに。

 

「なんで、ここにって顔をしてるわよ」

 

 僕はその言葉に頷くことしかできなかった。

 

「希が空港に行ったら待ち人が来るって教えてもらったの」

 

「全く、あの人には行動の全てが把握されているみたいだ」

 

 でも

 

「手紙置いていきましたよね」

 

 そう言うと鞄から封が切れていない水色の封筒をだしてそれをゴミ箱に捨てた。

 

「私はあれを読んでいないだから」

 

 こちらに手をさし伸ばして言った。

 

「ここから始めましょ」

 

 僕はその手をゆっくりと時間をかけてとった。

 

 時間が止まってしまったような感覚だった。

 

 頬に熱いものを感じる。

 

 なんで泣いてるんだよ。

 

「はい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 楽しんだかな幽君、でもこれは本の一部やで君はもっと楽しんで苦しまないとアカンよ。

 

 それに幽君にはうちと戦わないと駄目やから。

 

 待ってるよ、幽君




新のヒロインはのんたんでありラスボスである
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