①全話で出てきた女子大生探偵
まあ、彼女が誰かはネウロ全部読み切った人ならわかると思います。そこで、時系列についてご指摘を頂いたのですが……許して(^ω^) 半クロスオーバーみたいな感じで書いてますから。ちなみに、ネウロは原作終了後のネウロさんです。
②期末近いので、明日から更新ペース少し落とします。てか、1日1話はきっつい!許して(^ω^)
③もし。月の聖杯戦争を私が書くとしたら。
ザビ男でいくか、ザビ子でいくか。サーヴァントは他作品からもってくるなら誰にするか。よければ意見をください。……書く予定ないですけど。
④ネウロ原作のキャラ、本編に絡めてほしい?(´・ω・)
ほしい人は挙手。
※意見は感想欄には送らずに、私のアカウントに直接送ってください
ハサンの悲鳴が響き渡ったのち、唖然とするサーヴァント四騎と、マスターたち。
もう、なんというか、ハサンが憐れすぎて何も言えなくなっていた。
最初に口を開いたのは、ランサーーー魅惑の黒子を持つケルトの英雄ディルムッド・オディナだった。
「…………なあ、征服王。あいつには誘いをかけんのか?」
「…………いや、ちょっと……アレを勧誘するのはなぁ。交渉の余地がなさそうだわなぁ……」
ウェイバーは、内心であんな奴仲間にしてたまるか! と超ビビっていたので、ライダーの言い分にはほっとした。
遠目でしか見えないが、青いスーツを着ている英霊……ということは、比較的近代の英霊なのだろうか?
しかし、アサシンを一方的に蹂躙するほどの実力を持った英霊が、近代にいただろうか?
疑問は尽きない。
すると、高台からあの謎の英霊が此方に向かって飛び降りたではないか。
青い影は、ポールの上に立ちーーあの黄金のサーヴァントと、同じ目線に立った。
「き、貴様……!天に仰ぎみるべきこの我と、同じ目線に立つというのか、雑種!」
「またえらく豪気なサーヴァントよのう。坊主、ありゃあサーヴァントとしちゃあどれくらいのものなんだ?………おい、坊主?」
ウェイバーは言葉を失っていた。
当然だろう。
黄金のサーヴァントも、自分のサーヴァントであるライダーも、あのセイバーも、まず間違いなくサーヴァントとしては高ランク。
ランサーに関してはそれほど高いステータスはないものの、
だというのにーーこのサーヴァントは!
「……ラだ」
「あぁん? なんだって?」
「EX、って言ったんだ! 殆どのステータスがEXで、最悪でもBだ! なんなんだあいつ!」
アイリスフィールは、なんですって、と叫びそうなのをぐっと堪えた。もし、そんなことを叫べばあの謎のサーヴァントのステータスが見えていないことがバレるーーつまりは、マスターではないことがバレてしまうからだ。
切嗣は、内心でアイリスフィールに感謝していた。あのサーヴァントのステータスを見たときは、自分ですら息を飲んだのだから。
「くそ、アレには正攻法じゃ勝てそうもないな。それこそ、アレのマスターを狙うしかないか」
マスターといえば、アサシンがいなくなったために、切嗣は既にケイネスを狙撃できる。しかし、あの謎のサーヴァントの能力は未知数。
下手なことをして居場所がバレてしまえば、一貫の終わりだ。
舞弥が問うてきた。
「切嗣、どうしますか」
「………今回は、様子見だ」
それしか、なかった。
「どうやら、アレもまた厄介な敵みたいね……」
「それだけではない、アイリスフィール。四人を相手に睨み合いとなっては、迂闊には動けません」
バトルロイヤルの常道では、最も劣勢となっている者を総掛かりで潰すのが一番堅実な戦術だ。
下手に弱みを見せてしまい、四対一に持ち込まれてしまえばいかにセイバーといえど勝ち目はない。
この場を生き延びるためには、すべての敵の動向を正確に見極めるしかないが……それは他の英霊にも言えることである。
また、セイバーにとっては、誇りを懸けて斬り結んだ以上何を差し置いてもランサーとの決闘が最優先。
しかし、それはあくまでも一対一の正々堂々、尋常な勝負を憂いなく行える場合の話であり、ここまで邪魔が入ってしまえばその限りではない。また、それはランサーも同じ。
ライダーに関しては、おそらく今のところは他の英霊の顔触れを見定めておきたいだけなのだろう。
けれども、全く臆することもなく罷り出てきたことから察するに、誰の挑戦であろうとも受けて立つ気概や覚悟があるのは違いない。
アーチャーが狙うとすれば、征服王を名乗ったライダーか、もしくはあの謎のサーヴァントだろう。
切嗣だけは、アサシンとあの謎のサーヴァントのやりとりを見るだけではなく会話も聞いていたために、アレがバーサーカーだということを知っている。
果たして、誰が、どう動くのか。
「我の威光を侮辱した罪。死をもって償うがいい」
ーー動いたのは、アーチャーだ。
背後の黄金の窓から姿を覗かせた、神秘の塊ーー槍と剣の宝具の切っ先を、バーサーカーに向けた。
狙われたのはバーサーカーらしい。
「ーー
瞬間、黄金の窓から凄まじい勢いで、バーサーカーに向けて宝具が射出された。
アイリスフィールもウェイバーも、ケイネスも切嗣も、そして時臣も綺礼も、誰もがバーサーカーは脱落した、と思った。
だが。
射出された宝具はあっさりと、斬られて落ちた。
……斬られた?宝具が?
「ふん、この程度か。ーー魔界777ツ能力……【
見れば、バーサーカーの両腕は変形しており、ある程度腕の形を残しながらも、腕から生えている細かい刃が高速回転しており、まるでチェーンソーのようになっていた。
あれで、あのアーチャーの宝具を斬り裂いたのだ。
アーチャーは、愕然としていた。
と、同時に凄まじい怒りに顔を歪めた。
「我が宝物を切り裂くとは……そこまで死に急ぐか、雑種!」
「……そ、そんな馬鹿な!?」
怒り狂うアーチャーの背後に、さらに黄金の窓が開いていく。
そこからは、通常では考えられないほどの数の宝具が現れ、バーサーカーに狙いを定めていた。
叫んだのはウェイバーだ。同じように叫びこそしなかったものの、アイリスフィールもセイバーも、そしてランサーも愕然としていた。ライダーのみが唯一、面白そうにアーチャーの無数の宝具をみていた。
サーヴァントの宝具は、通常は一体につき一つである。だが、時には二つ三つ、さらには四つ宝具を揃えた破格の英霊も存在する。
だが、多くてもその程度。
しかし、アーチャーの出す無数の武器はその全てが間違いなく宝具であった。そのような英霊が、果たして存在しうるのかーー?
「その小癪な能力でもって、どこまで我の宝物を防ぐことができるか……さぁ見せてみよ!」
アーチャーが手を振り下ろすとほぼ同時に、黄金の窓から放たれた宝具がまるで流星のようにバーサーカーに飛来する。
だが、当のバーサーカーは臆した様子など微塵も見せず、淡々とアーチャーの宝具をその両腕で潰し、砕き、掴み、斬り裂いて防いでいる。
「おのれおのれおのれおのれおのれおのれおのれおのれおのれおのれおのれおのれおのれおのれおのれおのれおのれおのれおのれおのれおのれおのれおのれおのれぇぇぇぇ!」
「ちっ、これではキリがないな」
宝具を砕かれたことに激昂し、アーチャーは黄金の窓の数をさらに増やしてバーサーカーを射つ。
しかしどれ一つとしてバーサーカーには当たらず、それどころか逆にどんどん砕かれていく始末だ。
「ふむ、どうやらあの金ピカは宝具の数が自慢らしいが……ありゃあ相手が悪いな。少なくとも、真名解放しなけりゃあ傷もつけられん。金ピカも、ああ節操なく投げまくっていては深みにハマる一方だ」
「やっぱり、あいつそんなに強いのか……」
「情けない顔をするでない、小僧。確かにあのバーサーカーは驚異の一言に尽きるが……余の宝具であれば、勝ち目はある」
「ほ、本当か!?」
ウェイバーは信じられない、といったようにライダーの巨体を見上げた。ライダーはにやり、と笑ってサムズアップしてみせた。
「応とも。余は征服王である。曲がりなりにもマスターである小僧に、虚言など吐かぬわい」
「……分かった。期待してるぞ、ライダー!」
「うむ!」
やっぱり、ライダーは最高だ。
ウェイバーが破顔したときに、ひときわ大きな破砕音が響いた。
おそらく、あのバーサーカーが砕いたアーチャーの宝具は百を超えるだろう。
アーチャーはぎりぎり、と歯が砕けるのではないかと思うほど食いしばり、視線で人を殺せるのではないかというような形相で怒りを露わにしている。
「おのれぇぇ……! 貴様何者だ! 我の宝物をいとも簡単に砕く英霊など、我の盟友以外には知らぬぞ!」
そう言って、アーチャーが大きく手を掲げると同時に恐ろしい大きさの石槍が黄金の窓から姿を見せる。
その神秘は、今まで放たれていた宝具とは比べ物にならなかった。
が、射出されたその宝具を、バーサーカーはまたも難なく砕いてしまった。
そして、アーチャーに向けて底意地の悪そうな不気味な笑みを浮かべて、名乗った。
「吾輩の名は、ネウロ。魔人ーー脳噛ネウロ。覚えておくがいい、人間どもよ」
何度目になるかわからない衝撃を、この場の全員が再び味わった。