こんなのが英雄なのは間違っているだろうか   作:上条 統牙

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ドーモ、ドクシャ=サン。
上条統牙=デス。
何か次話が出来ちゃったんで投稿します。
アメリカに存在する連休。Thanksgiving dayというものを満喫してると、ふと思いついちゃったんですよね。
まあそんなこんなでどうぞ。


第二話

俺は朱雀星君様と一緒に<豊穣の女神>という店にきていた。ここは相当うまい料理を出す割に量が多いし、割と安いしな。

 

「こんばんは、ミアさん。今日もきちゃいました」

 

「おや、あんたたちかい。リュー!席に案内しな!」

 

「はい、リュウガさんこちらです」

 

「ああ、ありがとう」

 

この店とも店員のみんなとももう既に友達になっている。朱雀星君様もこの店が好きなのだが、何故かこの店だとあまり話そうとしない。

 

「朱雀星君様、何にしますか?」

 

「貴方がいいと思うものを頼みなさい。私は葡萄酒をいただきます」

 

「わかりました」

 

朱雀星君様はこの通り自ら何かを決めることはあまりしない。まあ俺が頼むのはもちろん葡萄酒に合って美味しく食えるものを頼むぞ?

まあ、注文が何かなんてどうでもいいことなのでそこはカットするが(メタいメタい)、出てきた料理を食べ終えて、朱雀星君様と静かに葡萄酒を飲み交わしていると、店内がざわついたことに気がついた。何事かと思い入り口の方を見てみると、そこにはこの迷宮都市オラリオでもトップと言っていいファミリア、ロキ・ファミリアが店に入ってきていた。

 

「マジかよ、俺気付かれないよな?気付かれたらあの絶壁女神とか駄犬がうるさいんだよな」

 

「そうですね.....このビンを飲み終えたら今日は帰りますか」

 

「申し訳ありません。自分が変に強くなってしまったのが原因で、あのファミリアの勧誘などが喧しくなってしまって.....」

 

「気にしないで下さい。お酒はいつでも飲めます。緊張して飲むよりも、落ち着いて飲む方が美味しいですよ」

 

相変わらず優しい神様だ。そして少し時間が経ち、そろそろ帰ろうとした時、無駄に喧しい駄犬の声が聞こえてきた。

 

「そうだ、アイズ! お前のあの話を聞かせてやれよ!」

 

「あの話……?」

 

話を振られたヴァレンシュタインは心あたりがないのか首を傾げていた。

 

「あれだって、帰る途中で何匹か逃がしたミノタウロス! 最後の1匹、お前が5階層で始末しただろ!? そんで、ほれ、あん時いたトマト野郎の!」

 

「ミノタウロスって、17階層で襲いかかってきて返り討ちにしたら、すぐに集団で逃げ出していった?」

 

「それそれ! 奇跡みてぇにどんどん上層に上がっていきやがってよっ、俺達が泡食って追いかけていったやつ!こっちは帰りの途中で疲れていたのによ~」

 

「それでよ、いたんだよ、いかにも駆け出しっていうようなひょろくせぇ冒険者ガキが!

抱腹もんだったぜ、兎みたいに壁際へ追い込まれちまってよぉ! 可愛そうなくらい震え上がっちまって、顔をひきつらせてやんの!」

 

「ふむぅ? それで、その冒険者どうしたん? 助かったん?」

 

「アイズが間一髪ってところでミノを細切れにしてやったんだよ、なっ?」

 

「それでその震えてた方、あのくっせー牛の血を全身に浴びて……真っ赤なトマトみたいになっちまったんだよ!」

 

「うわぁ……」

 

「アイズ、あれ狙ったんだよな? そうだよな? 頼むからそうと言ってくれ……!」

 

「……そんなこと、ないです」

 

「それにだぜ? そのトマト野郎、叫びながらどっか行っちまってっ………ぶくくっ! うちのお姫様、助けた相手に逃げられてやんのおっ!」

 

「しかしまぁ久々にあんな情けねぇヤツラを目にしちまって、胸糞悪くなったな。野郎のくせに、泣くわ泣くわ」

 

「……あらぁ~」

 

「ほんとざまぁねぇよな。ったく、泣きわめくくらいだったら最初から冒険者になんかなるんじゃねぇっての。ドン引きだぜ、なぁアイズ?」

 

「ああいうヤツラがいるから俺達の品位が下がるっていうかよ、勘弁して欲しいぜ」

 

全くあの駄犬は自分をどう思ってんだか。そこまで誇れるほど強くはねぇだろ。せめてレベル7を越えてから威張れっての。

 

「いい加減にそのうるさい口を閉じろ、ベート。

ミノタウロスを逃したのは我々の不手際だ。巻き込んでしまったその少年に謝罪することはあれ、酒の肴にする権利はない。恥を知れ」

 

「おーおー、流石エルフ様、誇り高いこって。でもよ、そんな救えねぇヤツラを擁護して何になるってんだ?

それはてめえの失敗をてめえで誤魔化すための、ただの自己満足だろ? 」

 

「これ、やめえ。ベートもリヴェリアも。酒が不味くなるわ」

 

「ゴミをゴミって言って何が悪いアイズはどう思うよ? 自分の目の前で震え上がるだけの情けねぇ野郎どもを。あれが俺達と同じ冒険者を名乗ってるんだぜ?」

 

「.....あの状況じゃあ、しょうがなかったと思います」

 

「何だよ、いい子ちゃんぶっちまって。.....じゃあ、質問を変えるぜ? あのガキどもと俺、ツガイにするなら誰がいい?」

 

「……私は、そんなことを言うベートさんとだけは、ごめんです」

 

「無様だな」

 

「黙れババアッ。……じゃあ何か、お前はあのガキどもに好きだの愛してるだの目の前で抜かされたら、受け入れるってのか?」

 

「はっ、そんな筈ねえよなぁ。自分より弱くて、軟弱で、救えない、気持ちだけが空回りしてる雑魚野郎に、お前の隣に立つ資格なんてありはしねぇ。他ならないお前が許せねぇ(・・・・・・・・・・・・)

 

「朱雀星君様.....」

 

「仕方ないですね。私も多少ロキに絡まれるくらいは覚悟します」

 

「ありがとうございます」

 

「雑魚じゃあ、アイズ・ヴァレンシュタインには釣り合「そろそろ黙れよ駄犬が」がっ!?」

 

生き生きとして喋り続ける駄犬の頭を掴み机に叩きつける。そろそろ俺も我慢の限界なんだわ。

 

「ああん!?誰だ!!こんなふざけたことをしでかす奴は!?俺を誰だか知ってこんなことをしたんだろうな!?」

 

「ああ、よく知ってるぞ。たかだかレベル5の冒険者でロキ・ファミリアに所属してる駄犬だろ?」

 

「駄犬だと!?誰だてめぇは!?」

 

「声で気付けよ。だからお前は駄犬なんだよ」

 

「あぁ!?その声は!!てめぇリュウガか!?」

 

「ようやく気付きやがったか」

 

ロキ・ファミリアの面々も俺に気付いたみたいで、静まっていた店内がまた騒がしくなる。

 

「えっ!?リュウガ!?リュウガがきてるよ!!リュウガ〜〜!!」

 

俺と駄犬が睨み合ってるにも関わらず俺の背中に飛び付いてくる奴がいる。種族はアマゾネス、その快活そうな褐色の肌を惜しみなく晒している女の子。名前は

 

「今は飛び付いてくるなよ、ティオナ。駄犬を躾けてんだからよ。」

 

「ええ〜、やだよ。最近リュウガと会ってなかったんだもん。ベートの事なんか放っといて私と飲もうよぉ〜」

 

「参ったな。ティオナみたいなかわいい女の子の誘いは断りづらいよ」

 

「か、かわいいって///もう、リュウガはそういうこと言うんだから!」

 

うむ、どうもティオナが絡んでくるとそっちに意識がいってしまうな。俺はティオナと話す前に何をしていたっけか?

 

「リュウガがおるってことはあいつもおるやんな?」

 

「私のことですか、ロキ?」

 

「おお〜!せやせや!スザクたんお久ぁ〜」

 

「ええ、お久しぶりですね、ロキ」

 

「もう、そないに堅い口聞かんでええんよ?もっと砕けてええんやで?」

 

「私はこれが素なんですが.....」

 

「ほんまウチのお母s「ロキ?何を言っている?」い、いやぁリヴェリア、何もあらへんで」

 

それぞれが思い思いに話し出し、耐えきれずその場から去ろうとした白い髪の男の子と、気分よく話してる時に邪魔されてキレている狼人はただ放置されるだけであった。




まあこんな感じかな。
んーとまあこれ以上何か言うこともないし。
またいずれ会いましょう。

追記
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興味のある方は活動報告へお越し下さい。
内容としてはどの作品を再開するかです。
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