気が付けば幻想郷   作:京土

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一章 幻想郷

幽香から聞いたことをダイジェストに伝えると、ここは幻想郷というところで、おれのいた世界とは違う世界で元いた世界では、おれは神隠しにあったとされてるらしい

おれは、この世界にいわゆる幻想入りしてるじょうたいであり、この世界でのおれは外来人という扱いらしい

幻想入りの方法はいくつかあるがおれが、どのような方法で幻想入りしたかは分からないらしい

それとここは人も妖怪も住んでいるらしい

にわかには信じがたいが、おれの元いた世界ではできないことを目の前で平然とやって見せられたので信じるしかない

ちなみに幽香は妖怪らしいがなんの妖怪かは教えてもらえなかった

スペルカードルールも教えてもらったが細かいことは省く

 

「このくらいかしら、私の教えられることは、最後に修の元いた世界に帰る方法だけど、知りたい?」

 

幽香が意地の悪そうな顔をして聞いてきたことに対しておれは少し考えた後

 

「いや別に元いた世界には帰らなくてもいい」

 

おれが言ったことに対して幽香は一瞬驚いた顔をした後すぐに全てを理解したというような顔をした

 

「なるほど、色々と理由はあるようだけど簡単にいえば向こうにあなたの居場所はないのね」

 

おれはコクンと頷いた

 

「8年前におれの家族はみんな殺された、だからもう戻らなくてもいいんだ」

 

「そう・・・外に出ましょう、いつまでも家の中にいたら息が詰まってしまうわ」

 

そう言って幽香は近くにおいてあった日傘を持って外に出た、後に続いておれも外に出ると、あたり一面全てに向日葵が咲き誇っていた

 

「おお、スゲーこれは誰が管理しているんだ?」

 

「私よ?」

 

「えっ!これ全部一人でやってんのか?!」

 

「ええ、そうよ」

 

俺達が話していると、明らかに人や獣じゃない何か、おそらく妖怪と言われるものが向日葵を踏みつぶしてコッチに向かって来る。その光景を見ておれの中の何かが切れるのを感じた

 

「せっかくの綺麗な向日葵を潰してんじゃねぇぞ!化け物がぁ!!」

 

おれは向日葵を踏まないようにしながら化け物のところに走って行きその化け物を全力でぶん殴った。そしたら一撃で化け物は気絶した

パチパチパチと拍手の音が聞こえた

 

「試験合格よ」

 

そこには拍手をしている幽香の姿があった

 

「試験?」

 

意味がわからず聞き返すと

 

「そうよ、もしここで負けたり、逃げ出したり、花を踏んだりしたら、殺すつもりだったけど、どうやらその必要はないみたいね」

 

危なかった、どうやらおれは、知らないうちに命の危険にさらされていたようだ

そのあと話を聞いたら、今の妖怪は普通の人間でもある程度以上の実力者であれば、倒すことのできる妖怪だそうだ

それであの妖怪は、俺の実力を測るためにわざと呼んだらしい

幽香いわく、この幻想郷で生きていくにあたってあの程度の妖怪を倒せないようでは、生きていけないらしい、

 

「とは言え、まさか一撃で気絶させるとは思ってなかったわ、かなり人間離れしてるわね」

 

その後、幽香は少し考える素振りをして

 

「修、まだこれから何するか決めてないでしょう?」

 

「あぁ、まだ何も決めてない」

 

「よし、じゃあ、あなたしばらくここに住みなさい」

 

「えっ!いいのか?妖怪とはいえ一応女だろお前?」

 

(普通女ってのは親しい相手以外と同じ家に住みたくないものだと思うんだけど、襲われるとか思わないのか?)

 

俺の言いたいことが分かったのか幽香は軽く笑いながらこういった

 

「大丈夫よ、あなたごときに女を襲える度胸はないだろうし、仮に襲ってきたとしても返り討ちにできるから、それと私は、一応じゃなくて、れっきとした女よ、そこのところを勘違いしないようにね」

 

幽香のその言葉を聞いた後、おれは少し考えてから

 

「それもそうだな、お前「幽香と呼びなさい」幽香に勝てる気しないし」

 

「じゃあ決まりね!」

 

何故か嬉しそうに言われた

 

(まぁ、いくら妖怪とはいえ、こんなにきれいな女性にこれだけ嬉しそうに言われるとこっちとしてはありがたいな」

 

「えっ!///」

 

ん?なんで赤面してるんだ?・・・もしかして声に出てた!?

 

「ち、違うんだ!い、いや違くはないんだけど!美人だとは思ってるんだけど!そうじゃなくて!あ、あの、あれ」

 

「////」

 

あれ?なんか、どんどん墓穴をほって言ってないか?そろそろ地球の裏側につくんじゃないか?

このままじゃまずい!無理やりにでも話を変えなければ!

 

「そ、そういえば幽香、なんかこの世界にきてずっと体に違和感を感じてるんだ」

 

「い、違和感?」

 

よし!持ち直した!

 

「ああ、なんか今まで出来なかったことができるようになった、みたいな感じがするんだ」

 

正直に言って自分でもうまく説明できないが、幽香なら何かわかるんじゃないかと思って聞いてみた

 

「もしかしたら能力が発現したんじゃないかしら」

 

「能力の発現?」

 

聞きなれない言葉だったので聞き返してみると

 

「ええ、そうよ、元々から能力の才能がある者は幻想入りと同時に何かしらの能力が発現する場合があるのよ」

 

へぇー、そうなのか

 

「よし、そうと分かればなんの能力か試してみましょう」

 

 

 

                スペルカードルール

 

・決闘の美しさに意味を持たせる。

・意味の無い攻撃はしてはいけない。

・事前に使用回数を宣言する。

・このルールで戦い、負けた場合は負けをちゃんと認める。余力があってもスペルカードルール以外の別の方法で倒してはいけない。

 

                スペルカードの原案

 

・一つ、妖怪が異変を起こし易くする。

・一つ、人間が異変を解決し易くする。

・一つ、完全な実力主義を否定する。

・一つ、美しさと思念に勝る物は無し

 

 

 

 

 

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