気が付けば幻想郷   作:京土

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3章 博麗神社

「んー、よく寝た」

 

よほど疲れが溜まっていたのか、昨日はあの後すぐに眠りについた

幽香の姿はもうなかったので、そのままリビングに向かった

 

「あら、起きたのね、おはよう」

 

「おはよう」

 

「じゃあ、御飯作ってね」

 

「はいはい」

 

 

 

 

 

 

 

「修、今日どうするか決めてる?」

 

飯を食べ終わってすぐに、幽香がいきなりそんなことを訪ねてきた

 

「いや特には、ただ幻想郷を見て回ろうかなと思ってるくらいしか」

 

「そう、なら博麗神社に向かうといいわ」

 

「博麗神社?」

 

「そうよ、あそこの巫女なら色々と知ってると思うから、話を聞いてくるといいわ」

 

そうか

 

「分かった、今日はそこに行ってみるとするよ」

 

そう言って、おれが行く準備をしていると

 

「ああ、そうそうちゃんとお金持って行きなさいよ」

 

お金?ああ、お賽銭か神社だもんな

 

「分かった、それと、向こうの通貨は使えるのか?」

 

「ええ、問題ないわ」

 

ちなみに、今の所持金は200億以上、なんでそんなに持ってるかというと、向こうの世界で生きていくためにちょくちょく、裏の仕事をしていたからである

おれの金はゆかりん銀行に預けてある

おれの財布は、紫の能力で常にゆかりん銀行につながっていて、いつでも好きな時に好きなだけ取り出せるようになっている

 

「そうか、じゃあ言ってくる」

 

そう言って、おれが玄関の扉を開けたら

 

「行く前にこれを渡しておくわ」

 

渡されたのはスペルカードだった

 

「いつの間に作ったんだ?」

 

「あなたが寝てる間によ」

 

「そうか、ありがとう」

 

なぜおれが、技(スペカ)を使えるのかというと、正直おれもわかっていない

昨日幽香と一緒におれの能力を検証している時に、突然使えるようになった、理由はわかっていない

 

「それじゃあ次こそは本当に行ってくる」

 

おれはそう言い残して、空に向って飛んだ

 

 

 

 

 

「ん~、空を飛ぶってのは楽しいな」

 

空を飛ぶってのは、新鮮な感じがして楽しい

おれが、空中浮遊を楽しみながらゆっくりと飛んでいると、前から小さい人?が飛んできて、おれの前で止まった

 

「お前は食べてもいい人間か~?」

 

何を言ってるんだこの子は?

 

「お前もしかして妖怪か?」

 

「そうなのだ~」

 

ハハ、嘘だろ?

 

「それじゃあ、いただきます」

 

そう言った瞬間妖怪の周りが暗闇に包み込まれた

 

(このままじゃヤバイ!)

 

おれは、一旦距離を取り、スペカを使おうと、身構えた瞬間あることに気づいた

奴の動きが明らかにおかしい、具体的に言うと、誰も居ない方に飛んで行ったり木にぶつかったりしている

 

(もしかして自分でも見えていないのか?)

 

さっきから木にぶつかりまくっているところを見ると、どうやら本当の見えていないようだ、あ、またぶつかった

おれはどうするか少し悩んだが、放置することにした

そのまま博麗神社に向かおうとしていると、暗闇を消した妖怪が近づいてきた

 

「待つのだ~」

 

「・・・何?」

 

そのまま無視して行こうかなとも思ったが、流石に可愛そうなので話を聞くことにした

 

「お腹すいたのだ~」

 

「何か取って食えばいいだろ」

 

「近くにはもう何もないのだ~」

 

それでおれを食おうとしたのか

 

「じゃあこれやるよ」

 

あとで食べようと思って作っていた弁当を妖怪にやった

 

「ありがとうなのだ~」

 

「はいはい、ところで聞いてなかったが、お前、名前は?」

 

「ルーミアなのだ~」

 

そうか

 

「じゃあルーミア、おれはそろそろ行くよ、じゃあな」

 

「バイバイなのだ~」

 

 

 

 

 

ルーミアと別れた後は何事も無く目的の場所に行くことができた

 

「え~と、お賽銭箱は、あ、あったあった」

 

(いくら入れればいいんだ?こういうところ来たことないからな~)

 

(まぁ、とりあえずは10万入れとくか)

 

10万円が賽銭箱に入った瞬間、ものすごいスピードで見たことのない女性が近寄ってきて、そんままの勢いで賽銭箱を開けた

 

「じゅ、10万!?あなたが入れてくれたの!?」

 

物凄い勢いで聞かれた

 

「お、おう、聞きたいことがあるんだがいいか?」

 

「いいわよ!なんでも聞いて!スリーサイズは、上から、B70:W52:H68よ!」

 

そんなこと聞いてねぇよ

 

「そうじゃなくて、家を探してるんだ」

 

「家?なんで?」

 

「実は、ワケありである女性と同居してるんだけど、部屋が一緒だから落ち着かないんだ」

 

「なるほどね、まぁ、とりあえず、室内に入らない?このままじゃ落ち着いて話もできないわ」

 

そうさせてもらうか

 

「じゃあ、お言葉に甘えて」

 

「じゃあ、こっちに来なさい」

 

そう言って、巫女の女性が歩いて行く、おれはその後ろからおとなしくついていった

 

「ここよ、入りなさい」

 

通されたのは至って普通の今だった、いやむしろ

 

(ボロいな)

 

パッと見ただけじゃ分からないが、よく見ると所々穴が開いてるのがわかった

 

「それで、家を探してるんだっけ?」

 

「ああ、そうなんだ、ところでまだ自己紹介してなかったな、おれは、木崎修、お前は?」

 

「博麗霊夢よ、霊夢とでも呼びなさい」

 

「分かった」

 

一通り自己紹介も終わったので本題に戻る

 

「できればここから近い方がいいんだが、何かないか?」

 

俺がそう聞くと

 

「あるわよ、一つだけ」

 

「本当か!?」

 

嘘だったら困るけど

 

「ええ、本当よ、条件がここから近いってだけなら、一つだけ紹介できるところがあるわよ」

 

よっしゃぁ!

 

「どこだ?」

 

「この神社の近くの森にあるのよ、道を案内してあげるからついてきなさい」

 

「いいのか?」

 

嬉しい申し出だがさすがにそこまでしてもらうのは少し申し訳ない

 

「気にしないで、10万も入れてもらったのだからこれくらいなら安いものよ」

 

金持ってきて良かった

 

 

 

 

「ここよ」

 

「おぉ」

 

神社から歩いて5分くらいでついた

ここに来るまでに自分が外来人であることと幽香の家に居候してることを伝えておいた

 

「ここって住めるのか?」

 

ぱっと見お化け屋敷かと思うほど不気味だ

 

「大丈夫よ、外観こそ不気味だけど、中は普通だから」

 

そう言いながら霊夢は、なんのためらいもなく、ズケズケと中に入って行った

おれは、少しためらった後、霊夢に続いて中に入った

 

「本当に中は普通だな」

 

あまりにも外観と違うので拍子抜けだった

 

「当たり前でしょう?いくら私でも人が住めないようなところは紹介しないわよ」

 

それもそうだな

 

「じゃあ、紹介したし私はそろそろ帰るわよ?」

 

そう言って、霊夢が外に出たので、おれも後を追って外に出た

 

「今日はありがとな霊夢」

 

「別にいいわよ、また何かあったら私のところに来なさい」

 

もちろんお賽銭を持ってね、と言い残して行く様があまりにも綺麗に見えたのでつい叫んでしまった

 

「ありがとな霊夢!愛してるぜ!」

 

おれがそう叫ぶと、霊夢があきれたように軽く笑ってその場を去った

 

 

 

「これはスクープですね」バサッ

 

 

 

 

「ん?だれかいたような・・・まぁ、いいか」

 

とりあえず家にはいるか

 

今、おれが考えてることは、幽香に新しい家が見つかったことと今日からそっちに住むと言うことを伝える、これくらいか

まぁ、でも、まだかなり明るいから、伝えに行くのは、もう少し暗くなってからでいいな

それまで掃除でもしとくか

 

 

 

 

 

「しゅ~りょ~、やっと綺麗になった」

 

元々そこまで汚くはなかったが、長い間誰も住んでいなかったのか、かなり埃っぽかった

 

「それにしても、結構広いのなここ、そのせいで時間がかかりすぎてしまった」

 

リビングや客間を抜いて、全部で8部屋あった、それに加えてトイレと風呂場が各部屋に1つずつと大浴場が一つ、もはや旅館だ

正直一人で住むには、広すぎるが贅沢は言えないので我慢する

 

「さて、そろそろ幽香の家にでも行くか」

 

 

 

 

「ただいま」

 

「おかえりなさい、ところで、聞きたいことなんだけど」ニコォ

 

「ひっ!」ビク

 

幽香は、今まで見たことないほどの暗黒の笑みを浮かべている

嫌な予感しかしない

 

「これは何かしらぁ?」

 

そう言って、幽香が一枚の新聞を見せてきた

 

「!?」

 

そこには、さっきおれがふざけ半分で霊夢に大好きだと叫んだ時のことが書かれていた

 

 

 

 

 

                   文々。新聞

 

外報

 

あの博麗の巫女に、白昼堂々告白をしている男性の姿が!!

今日の昼頃、森の奥の家から二人が出てくるのを確認、すでにことに及んだ後なのだろうか

このことについてはまだ、分からないことが多いのでこれから更に調査をしていく方針です

この男性の特徴は以下のとおりです

 

・髪の色:黒

 

・体格:平均的

 

・眼の色:紅

 

・服は見たことのないものを着用している

 

・おそらくは外来人

 

以上のことに心当たりがある方は射命丸にご連絡ください

 

 

「いつの間に霊夢とここまで仲良くなったのかしら?」ニコォ

 

暗黒の笑みに加えて殺気も放ち始めた

 

「ち、違うんだ!これは!あの時は、勢いで言ってしまっただけなんだ!!」

 

「・・・本当?」

 

よし!空気が変わった!あとひと押しだ

 

「本当だ!ただあの時は、霊夢がものすごく綺麗に見えてしまったからつい叫んでしまっただけなんだ!!」

 

「ハァ?」

 

(しまったァァァァあああああ!!?ついうっかり本当のことを言ってしまった!!)

 

幽香の殺気が極限まで達した

 

「修、たしか私にも前、似たようなこと言ってたわよね?」

 

そういえばそういうこともあったな

 

「あなたは誰にでも、軽々しくそんなことを言うの?」

 

「違うって!」

 

このままじゃ埒が明かない、話を変えるか

 

「そういえば今日妖怪にあったんだ」

 

「話を変えない!」

 

失敗してしまった、次行くか

 

「いや、もういいだろ?」

 

「だめよ、今は聞きたいことがたくさんあるもの」

 

まただめだったか、仕方ない、今は質問に答えるか、特に聞かれてまずいこともないし

 

「あなたは霊夢とどこまでいったの?A?C?D?」

 

「どこまでもいってねよ!?」

 

なんかいきなり物凄いことを聞かれた

 

「もしかして、もうZまでいったの!?だめよ!あなた達にはまだ早すぎる!」

 

「何もしてねぇて言ってんだろ!」

 

「嘘よ!年頃の男女が人気のない森の奥の家から出てきて何もしてないなんなんてありえないわ!」

 

「だぁあもうめんどくせぇ!!!いいかよく聞けよ!あの家は、今度からおれが住む家で、霊夢に紹介してもらってたんだよ」

 

「本当?」

 

疑いの眼差しでおれを見てきた

 

「本当だ、信じてくれ」

 

おれは、幽香の目をじっと見つめながらそう言った

 

「わ、分かったわよ///」プイ

 

何故か顔をそらされてしまった

 

「本当か?」

 

「本当よ」

 

「さすが幽香だ、話せば分かってくれると思ってたたぜ、ありがとな」ナデナデ

 

「な、なんで撫でるのよ!///」

 

「いや、悪い悪いついうっかり」

 

「なによ!子供扱いして!実年齢も見た目も私のほうが歳上なのよ!」

 

「そう怒んなって」ドウドウ

 

「ふぅ、もういいわ、それで、住むところが決まった?早いわね」

 

「霊夢のお陰でな」

 

「そう、で?いつからそっちに住むの?」

 

「今日から、幽香に伝えたからもう行く」

 

「ああ、そうなの?じゃあ、今度行かせてもらうわね」

 

「分かったよ、んじゃあ行くは、じゃあな」

 

おれは、そう言い残して家に帰った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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