気が付けば幻想郷   作:京土

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5章 清く正しい伝統の文屋

「見つけましたよ」

 

おれが人里に向かって飛んでいる途中変な奴に絡まれてしまった

 

「誰?」

 

「あやや、申し遅れてしまいました、文々。新聞の発行者、射命丸文と申します。以後お見知りおきを」

 

文々。新聞だって?

 

「お前か、新聞にあんなこと書きやがったのは、ふざけんなよ!お前のせいで!お前のせいでおれは!!」

 

「まぁまぁ、落ち着いてくださいよ、あんなに大きな声で告白しているあなたも悪いんですよ?誰にも聞こえないとでも思ったんですか?」

 

「ムゥ」

 

たしかにそれもそうなんだが、けど

 

「普通告白の現場なんかを本人の許可無しで新聞に載せるか?」

 

どういう返答が返ってくるか大体予想できるが一応聞いてみた

 

「何を言ってるんですか!告白なんてそんな重要なイベントを見逃すような人は新聞記者の中にはいません!それに相手があの博麗の巫女であればなおさら!」

 

大体予想通りの答えが返ってきた。新聞記者はどの世界でも一緒なんだな

 

「それにしても、外来人が空を飛ぶってのは、驚きましたね、誰かに教えてもらったのですか?」

 

いきなり話が変わったな、別にいいけど

 

「あぁ、幽香って言う妖怪に教えてもらったんだ」

 

おれがそう言うと、射命丸が驚いたような顔をした

 

「あの花の妖怪に教えてもらったのですか?それはすごいですね・・・」

 

射命丸が少し考えた素振りを見せたあと、突然こんなことを言い出した

 

「私と戦ってもらえませんか?え~と、そういえば、お名前をお伺いしておりませんでしたね、お伺いしても?」

 

「木崎修だ、修と、いややっぱり木崎と呼んでくれ」

 

おれがそう言うと射命丸が待ったをかけてきた

 

「ちょっと待ってください、なんで今名前を呼ばせようとしたのに名字に変えたんですか!」

 

いや、だって

 

「お前に修とか呼ばれたくねぇし・・・」

 

「酷くないですか!?」

 

射命丸がものすごく納得いかないという顔をしているが、ここはあえて無視することにした

 

「はぁ、もういいです、それで修さん、私と戦ってもらえるのですか?」

 

なんかさりげなく名前で呼ばれてるけどこの際どうでもいいや

それにしても勝負か

 

「その勝負のルールは?ルール次第では受けてもいいけど・・」

 

ルールはちゃんと確認しとかないとな、もしこれがガチバトルとかだったら俺に勝ち目はないだろうし、こいつがどれだけ強いかは知らないが絶対に勝てないそんな気がする

 

「ルールは5分以内に一回でも逃げる私に攻撃を当てることができれば貴方の勝ち、もし一度も当てることができなければ私の勝ち、ということでどうですか?」

 

ルールに文句はないが

 

「リスクは?負けた時のリスクはあるのか?」

 

これもちゃんと聞いとかないと行けないな

 

「そうですね、私が勝った時は一ヶ月間密着取材をさせてもらいます」

 

「一ヶ月?!冗談じゃない!?そんなにいられてたまるか!」

 

ゾッとするようなことを言いやがる

 

「そしてもし貴方が勝てば明日私が仕事を完全に抜きにしたプライベートデートをしてあげます」

 

なんだよそれ

 

「断る、完全にメリットがないじゃないか、おれ」

 

「メリットならあるじゃないですか、私みたいな美少女とデートできる機会なんてそうはありませんよ?」

 

自分でそういうこと言うなよな

 

「それにもう断ることはできませんよ?」

 

「はぁ?何言ってるんだよ、さっきまで同意を求めてたじゃないかよ、なんでいきなりそうなんだよ?」

 

おれが聞くと射命丸が虚空を指差しながら言った

 

「仕方ないじゃないですかあそこにもうやる気の人がいるんだから」

 

「ハァ?」

 

なにをわけわからないことをと思ってそっちを見たらそこからスキマが現れた

 

「紫!?」

 

そのスキマからニョキッと紫が出てきたのだ

 

「話は聞かせてもらったわ、その勝負受けなさい」

 

「なんでだよ!」

 

本当に意味がわからない

 

「私は貴方の力が見てみたいのよだからお願い」

 

口ではそう言ってるものの圧力で無理やりやらせようとしてるのが分かる、こうなったら仕方ない

 

「わかったよその勝負受けるよ」

 

「ありがとうございます、では早速始めましょう」

 

そう言って射命丸がものすごいスピードで飛んだ

 

「はやっ!くそ!普通にしてたんじゃ追いつけねぇ、こうなったら!」

 

実戦で使うのは初めてだがアレを使うしかねぇ

 

「身体機能超強化」

 

体全体が今までの100倍以上強化されてるのを感じる

 

「よし、行くぞ!」

 

そう言っておれは射命丸の倍ぐらいの速さで飛んでいった

 

「あやや!これはすごいですね!」

 

スペカを使って絶対に当てる!

 

異常「ロストウェポン」

 

無数の砲撃が射命丸を囲むように飛んでいった

 

「あやや、これは避けれませんね」ドン

 

 

 

 

 

 

「んっ」パチ

 

「目、覚めたか?」

 

「えっ、近!もしかして今、私膝枕されてます?」

 

そう今射命丸が言ったように、射命丸は今俺の膝の上で寝ている。なぜそうなっているのかというと、あのあとおれの攻撃をくらって射命丸が気絶してしまったので、どうしようかと迷っていたら、今までの光景をすべて見ていた紫が射命丸が気絶したのはおれのせいだから、責任をもって射命丸が目覚めるまで膝枕をしとけと命令されたので、こうやって射命丸が目覚めるまで膝枕をして待っていたのだ。ちなみに紫はこの様子をどこからか取り出したカメラで二、三枚撮ってスキマの中に消えていった

 

「あやや、まさか男性の方に膝枕される日が来るなんて夢にも思っていませんでしたよ」

 

「だろうな、おれだって誰かを膝枕する日が来るなんて思ってなかったし」

 

というか

 

「普通逆だろ、膝枕する方とされる方」

 

なんで男の方が膝枕してるんだよ、まじ誰得だよコレ

 

「もしかして膝枕されてみたかったりするんですか?」

 

「ん、まぁ、少しはそういう気持ちもあるかな」

 

男だったら憧れるよなぁ、普通

 

「そうですか?でしたら明日のデートの時にして差し上げますよ」

 

「デートって、あの話本気だったのか?」

 

おれがそう聞くと

 

「あたりまえじゃないですか、負けたらデートって言ったのは、私なんですから」

 

「それもそうなんだが、別に無理しなくてもいいんだぞ?」

 

「いえいえ、無理とかじゃないんで気にしなくていいですよ」

 

「そうは言っても、お前全然本気じゃなかっただろ?もしその気になればおれの攻撃が当たることはなかった、そうだろ?」

 

おれがそう言うと射命丸が驚いた顔をした

 

「すごい洞察力ですね、完璧に隠してたつもりでしたのに」

 

「洞察力とかじゃなくてただの妄想だよ」

 

「妄想?」

 

おれが言ったことにたいして、射命丸が意味がわからないという顔をして聞いてきた

 

「ああ、おれなんかじゃお前らに勝つことはできないと言う悲観的な妄想をおれは常にしている、だからもし勝ってしまったらこいつはまだ実力を隠しているんじゃないかと裏を探ってしまうというだけのことだ」

 

なにを言ってるんだろうなおれ

 

「そうですか、ところで、修さん自分が何をしているか忘れてませんか?」

 

「なにって、...ああ、忘れてた射命丸起きたんだったらどいてくれ」

 

「まだどきませんよ?それと私のことは文とお呼びください」

 

「分かった、じゃあ文どいてくれ」

 

とりあえず、呼び方を変えてもう一度頼んでみる

 

「嫌です、でもどうしてもこれ以上はしたくないというならどいてあげてもいいですが」

 

「これ以上はしたくない、だからどいてくれ」

 

割とマジで頼むと文がしかたないですねと言ってどいてくれた、助かった

 

「ちょっと待ってください!」

 

「!!?」

 

文がどいたので立ち上がろうとしたら今度は文がおれの膝の上に座ってきた

 

「な、ななななn、なにすんじゃの!」

 

テンパりすぎて言葉がおかしなことになってしまってしまった

 

「いやぁ~一度してみたかったんですよこういうこと」

 

「そ、そういうのは霊夢相手にでもしとけ!お前だったら百合の方がにあう!」

 

「ちょ!なんですかそれ!え?修さんからしたら私って百合に見えるんですか!」

 

「うん、と言うか幻想郷の女は全員百合が似合うと思う!」( ´∀`)bグッ!☆

 

「なんですかその差別的考え!偏見にもほどがありますよ!」

 

「いや、だって男女の比率的に考えて女の方が圧倒的に多いじゃん」

 

「だからって!というか恥ずかしの誤魔化そうとしてません?!」

 

「うっ!」

 

「ホラやっぱり!」

 

くそ、天狗の分際で鋭いな

 

「ちょっと今失礼な事考えませんでしたか?」

 

「イーエ、ソンナコトハアリマセンヨ?」

 

「片言になってるじゃないですか!」

 

まずいな、今まで適当なことを言って気を紛らわせてたがこのままじゃ文のことを意識してしまう、そうなってしまったら、下半身が大変なことになってしまう、しかも今文はおれの上に座っている、だからもし少しでも立っちまったら文にはすぐに伝わってしまう、そういう意味では幽香と添い寝した時の方がよっぽどマシだ、あの時はおれが、反対方向を向いていたから少しぐらいなら立っちまっても問題はなかったが、これはヤバイ非常にヤバイ

 

「それにしても男性のかたとこんなに密着したのは初めてですね、修さん私の体はいかがですか?なかなかのものでしょう?」ニヤニヤ

 

「!」

 

コイツ!おれが今どういう心境か分かったうえでわざとやっていやがる!そっちがそのきならこっちにだって考えあるぞ!

 

「そうだな、じゃもう少しくっつこうぜ?」ダキ

 

そう言っておれは文の胸より少し下の方に手を回した

 

「あ、あ、え~と、その大胆ですね、私のような美女を相手にして我慢できなくなって抱きしめてしまうのは男の方なら当然の事ですけどね!」

 

さすがだな、一瞬取り乱しただけですぐいつもの調子に戻りやがった、さて次はどうするか、よし!すこしいたずらするか

 

「なぁ、文」

 

「なんですか?」

 

「美味しそうだなお前」カプ

 

おれはそう言うと文の耳を甘噛した

 

「ヒャ!な、なにを」

 

「なにって噛んでんだよ、カプ、チュウ、レロ、カリ」

 

「あ、あう、ン、やっ」ハァハァ

 

「いきが上がってんぞ?」カリ

 

「やっ、ん」ボン

 

とうとう文がショートしてしまった、やり過ぎたか?

 

「ふぅ、さてどうすっかな、ん、なんだ」

 

近くの空が軽く光った、もしかして

 

「おい!紫!盗撮とか趣味が悪いぞ!」

 

おれがそう叫ぶと虚空からスキマが現れた

 

「別にいいじゃない減るもんじゃないし」

 

「ふざけんな!盗撮は立派な犯罪だぞ!」

 

なんでここはこんな身勝手な奴ばっかりいんだろう

 

「そんなに怒ってはダメよ修」

 

盗撮されて切れんなとか無理だろ

 

「それにしても貴方があんなことをするなんて驚いたわ、アレも立派な犯罪よ?」

 

「カッとなってやった反省はしていない」

 

「開き直ったわね」

 

「まぁ、気にすんなよ、ところで、おれを人里に、文を、元いた場所に連れて行ってくれないか?」

 

「仕方ないわね、スキマに入りなさい」

 

紫がスキマを作ってくれたのでそこに入った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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