「よし、到着と、ありがとな、紫」
「いいわよ、きにしなくて、ゆっくり見て回りなさい、それじゃあ戻るわね」
あのあと、紫の能力でここまで送ってもらった
「さて、どこ行こうかな?」
とりあえず、適当に回るか
「お、団子屋はっけ~ん」
適当に回っていたら近くに団子屋があったので入ることにした
「おばちゃん、団子2つ頂戴」
「はいよ、少々お待ちを」
それから5分位経って団子が届いた
「へい、お待ちどう」
ん~美味しいな、これならいくらでも食える
「ごちそうさま」
ふぅ、美味しかった、これなら人里に来るたびに食べたとしても飽きないな
「おばちゃん、お会計を」
「130円です」
おれは130円頂度を払って店の外にでた
「まいど~」
「さて次はどこに行こうかな?」キョロキョロ
「誰かー!そいつを捕まえてくれ!泥棒だー!」
はぁ、どの世界でもこういうのいるんだな、うわ!こっちに来やがった!
「どけ!邪魔だ!どかねぇと殺すぞ!」
そいつは、刃物を振り回しながらこっちに走ってきた、それに対しておれは
「ハァ、出来もしないこと言ってんじゃねぇぞ!オラァ!」ドス
「グフぅ」バタ
そいつのみぞに思いっきりパンチを叩き込むと、そいつは呆気無く気絶した
「妖怪よりたちが悪い」
ああ、いきなり目立つことをしてしまった
「ありがとう、今月の生活費生活費だったんだ!」
まじかよ、危うくこの人餓死するところだったのか、いいことしたな
「気にしなくていいですよ、おれは、当然の事をしただけですから、それともう自分のものを人に取られたらダメですよ?良いですか?それじゃあ」
俺がそう言ってその場をさろうとしたら
「待ってくれ」
後ろから、おれが助けた人とは別の人の声に呼ばれた
「なんですか?」
振り向いたらそこには見たこともない綺麗な女性が立っていた
「ウム、少し聞きたいことがあるのだがいいか?」
「なに?」
おれがそう言うと、女性は一度何かを言おうとして、やめた
「ここで話すのも何だし少し場所を移さないか?近くに私の家がある、ついてきてくれ」
そう言って歩き出したので俺は黙って女性の後ろから付いて行った
「ここだ入ってくれ」
3分も経たないうちに女性の家についた
「お邪魔します」
家の中に入ったら居間に通されたので、そこで腰を下ろした
「で?話って何?」
「まぁ、少し落ち着け、まずは自己紹介をしよう」
そう言って女性は、少し間をとって自己紹介を始めた
「私は、上白沢慧音だ、寺子屋で教師をしている、私のことは、けーねと呼んでくれ」
「おれは、木崎修だ、修とでも呼んでくれ、よろしくな」
「ああ、よろしく頼む」
おれたちは、一通り自己紹介を済ませて、改めて本題に入った
「私から聞きたいのは一つ、お前は人間なのか?」
「ああ、おれは純粋な人間だ、なぜそんなことを?」
おれがそう聞くとけーねが一瞬遠い目をした
「いやぁ~、ここじゃあ人間と妖怪の区別がしづらいだろ?それで前に一度人間を妖怪と間違えて、勝負を挑んでしまったことがあってな、それ以来少しでも妖怪の可能性がある奴には確認を取るようにしてるんだ」
なるほどなそれにしても
「けーねでも何かを間違うことあるんだな」
けーねみたいな頭の良さそうやつでも間違えることってあるのか
「おいおい、いくら私でも間違えることはあるんだぞ、どこかの完璧超人じゃないのだからな」
その完璧超人が誰のことを指してるかわからないがけーねがそういう位なのだから相当なのだろう
「なぁけーね、お前今好きな人とかいる?」
「いや、今はいないな、どうしてそんなことを?」
けーねがよくわからないという顔をしているので説明することにした
「いやぁ~、もしまだ好きな人が居ないのであればおれにもチャンスはあるかなーと思って」
「なっ///」
「おお、やっぱりけーねも顔赤くなるんだな」
おれみたいな全く好意を持ってない奴に言われただけで顔を赤くするとは、もしかしたら、幻想郷の女性はみんな男に対する免疫があまりないのかもしれないな、霊夢とかがすぐに顔赤くするから、もしかしたら多少なりともおれに好意を抱いてるんじゃないかと勘違いしそうになるが免疫がないだけだとすれば勘違いして恥をかくこともないな
「なっ!わ、私をからかったのか!」
「悪い悪い、怒らないでくれよ、けーねのことは本当に綺麗だと思ってるんだから」
「っ!も、もういい!///」
ハハ、本当に幻想郷の女の子はあつかいやすな、あっ!でも勘違いすんなよお前ら、別におれは、扱いやすいからといって、幻想郷の女性を利用したり見下したりするつもりはないからな!本当だからな!
おれは、いったい誰に向かって言ってるんだろうな、まぁ、いいや、それよりアレだあいつのことを聞かないと
「なぁ、けーね、おれは、外来人だからよくしらないけど、この世界の記者ってのは、みんなあんなにグイグイくるものなのか?」
「?ああ、射命丸にあったのか」
よく今のざっくりしすぎた質問の仕方で文のことだとわかったな、やっぱり見た目通り頭の回転が速いらしい
「まぁ、そうだな、記者たちは大体あんな感じだが、射命丸ほど、踏み込んでくる奴は、そうは居ないだろう」
マジかよ、面倒なのに目をつけられたな
「ところで、修は外来人なのだろう?今までよく妖怪に襲われなかったな、私はそれに少し驚いたよ」
「?いやぁ、おれは、何回か妖怪に襲われたぞ?」
「何?よく生きてたな」
あれ?コレ、地味に酷いこと言われてないか?
「んとね、そういうのは、おれが最初に会った幽香って言う妖怪に聞いてたんだ、だから、他の妖怪に襲われた時に、冷静に対処することができたんだ、もしアレがなかったら、おれは、今頃死んでたな」
おれがそう言うとけーねが納得したというよな顔をした
「それにしても、あの花の妖怪が外来人に対してそういうことをしてるとは、驚いたな」
驚くようなことなのか?そういえば、文の奴も驚いた、みたいなことを言ってたな、幽香は有名な妖怪だったりするのかな?まぁ、気にしてもしょうがないか
それから5分位、けーねと話してたら、外からけーねを呼ぶ声が聞こえた
「おーい、けーねー、いるかー」
声が聞こえたあとすぐにけーねが立ち上がり、おれにこうつげた
「私の友人だ、ちょっと迎えに行くからここで待っててくれ」
「分かった」
そう言って、けーねは呼ばれた方に歩いていった
「けーね、今誰かいるのか?」
「ああ、私の客人だ、外来人らしい」
「外来人?誰かが幻想入りするのは随分と久し振りだな、けーねの客なんだろう?だったらあたしは出直したほうがいいか?」
「いや、いい、お前のことは、そのうちあいつに紹介しようと思っていたんだ、丁度いい、今のうちに紹介しておこう」
「そういうことなら、遠慮無くあがらせてもらうよ」
この会話が聞こえてきた、数秒後にココ(居間)に二人が入って来た
「おいすー、あんたが、けーねの言ってた外来人か?」
「ああ、そうだよ」
おれが、この人にいだいた第一印象は、親しみやすい人だった
「そうか、あたしは、藤原妹紅ってんだ、あたしのことは、藤原でも妹紅でも、好きな様に呼んでくれ、あんた、名前は?」
「木崎修だ、おれのことは、修と呼んでくれ」
「そうか、よろしくな、修」
「ああ、こちらこそよろしくな、もこたん」
「もこたん!!?」
おれがそう呼ぶと、もこたんが、大袈裟に反応した
「な、なぁ、その、もこたんって言うのは、あたしのこと、なのか?」
「そうだけど?」
何当たり前なことを言ってるんだ?
「な、なんでもこたんなんだ?」
なんでって、そりゃあ
「だって、もこたんって感じじゃんお前」
おれが思った通りにそう言うと、けーねが爆笑した
「ハハッ、クフ、ハッハッハッハッハッハ!、もこたんか、いい呼び方じゃないか!なぁ、もこたん!」
「なんだよそれ!やめろよな!その呼び方!」
「なんでだよ?」
「なんか馬鹿っぽいだろ!それ!」
そうかな?
「うむ、たしかにそうだな」
「そうだよな!けーね!」
「うむ、だが、元から馬鹿っぽい、お前には、丁度いいんじゃないのか?」
「ひど!お前、今まであたしのことをそんな風にお思ってたのか?!」
けーねの衝撃的な告白にもこたんがショックを受けていた
「まぁ、気にするなよ、もこたん、けーねだけじゃなくみんなお前のことは馬鹿っぽい奴だとおもってるんだからさ、今更気にしたところですでに手遅れだ」
「そうなのか?!あたしが知らないだけで、実はみんなに馬鹿っぽい奴だと思われてたのか?!」
「まぁ、そんなに気にすることでもないさ、なぁ、けーね」
「そうだな、実際、今、私達が言ったことは基本、冗談だしな」
けーねがそう言った瞬間もこたんの顔が明るくなった
「そ、そうだよな!そんなこと思われていないよな!あたし!」
「ああ、もちろんだ、なぜなら、誰もお前の事なんて気にしてないからな!」
「それはそれで、ヒデー!」
こんな感じでコントみたいなことを10分ぐらい続けたあと、けーねが思い出した様に声をあげた
「そうだ、ちょっとしたゲームをしないか?」
そう言うと、けーねがどこからともなく将棋を取り出した
「けーねそれはなんだ?」
「将棋と言うもので外の世界の遊戯の1つらしい、前にある店の主人がくれたんだが、使い方がわからなくてな、ずっと放置状態だったんだが、同じく外の世界にいたお前なら使い方を知ってるんじゃないかと思ってな」
「うん、知ってるよ、おれも昔はよくやってたからな」
「そうか、なら私に教えてくれないか?寺子屋の生徒達に教えてやりたいんだ」
「うん、いいよ、将棋はな・・・・~~~~ーーーーーという遊びだ、わかったか?」
ルールの説明を終えたおれは、二人にちゃんと理解出来たか確認を取ってみる
「面白そうだな!けーね1回やってみようぜ!」
「ウム、そうだな一度やるか」
そう言って二人は覚えたてのルールで始めた
「楽しかったな、なぁ、けーね」
「そうだな、アレなら寺子屋の生徒達も楽しめそうだ」
あのあと、二人の将棋は、初めてとは思えないほど白熱していた、おれが挑んだら絶対瞬殺されていた
「外もだいぶ暗くなってきたな、修、お前はもうそろそろ戻ったほうが良いんじゃないか?」
外を見るとかなり暗くなっていた
「それもそうだな、じゃあそろそろ帰るは、じゃあな」
「ああ、またな」
そう言って、もこたんとけーねが手を振ってくれたので、おれも軽く手を振ってその場を離れた