東方星霊宴~気がついたら転生してた~   作:ALUM

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ここから適度に時間を飛ばしていくんじゃよ?


※2012329 修正 


第二話 始まり

[はろ~]

 

「…………」

 

[……あらら? どうかした?]

 

 

ほっといてよ……

 

 

[……もしかして、キャッキャウフフしてたけど暴走してやりすぎちゃったとか?]

 

 

……え?

 

 

(なんで知ってるの?)

 

[なんででしょうね~]

 

 

棒読みのような口調で答えてきた

 

私が対話している相手は、アプロディーテ。ロディって呼んでって言われてる

 

光と闇……光の方の神で慈愛の象徴だって言われていたから、穏やかなイメージが強かった。だけど……

 

 

[う~ん……直感?]

 

 

初めて会ったときに、そのイメージを覆されたんだよね

 

……先入観とか固定観念とかに囚われちゃいけないと痛感したよ

 

 

(……見てたでしょ?)

 

[生放送よ♪ ちょっと画質が粗かったけど]

 

(あ……あぁ……)

 

 

よりにもよって……ロディに……

 

 

[安心して。見ていたのは私だけだから]

 

 

そういう問題じゃないんだけど……

 

からかってくるよ……これネタにして

 

 

[初めての行為は野性的で、初めは受け止めるだけのつもりでいたけど、途中からは一方的に愛をぶつけていくことに変わっていった、と]

 

(っ!?)

 

[そして最も愛している者に対して力を分け与えることも知らずに……フィニッシュしたと。 ……キャー!!///]

 

(やめてよぉ……///)

 

 

ことごとく他人……いや他神の黒歴史を掘り返してくるロディ

 

慈愛の神だからしょうがないけど、露骨だから困る

 

 

[それで気になったんだけど……なんで服着てないの?]

 

 

なんでって言われても……

 

ちらりと狼華のほうを見る

 

白かった髪は所々に黒のメッシュが入り、尻尾の先は黒くなっている

 

ぐったりとして動かない。 原因は私です 

 

胸が上下にゆっくりと波打っているから、そのまま眠ってしまったのかな

 

下腹部には私を表す紋章が刻まれている。これは所有印で、知らない間に私がつけてしまったもの。当分、先までずっと一緒にいるから、効力についてはあまり関係ない

 

 

(誰にも見られてないから……)

 

[私に見られてもいいの?]

 

 

何を言ってるんだろう

 

 

(私たちは同性でしょ?)

 

[何言ってるの。あなたは両性よ?]

 

(え?)

 

 

なんだか混乱してきた

 

 

[もう……わからないの? あなたの名前は?]

 

(え? ……ノヴァ……カオスフル……)

 

[カオスっていうのは混沌って意味でしょ?]

 

(うん……あっ!)

 

 

混沌……混ざり合ってる……ああ、そういうことか。 ……じゃないよ

 

 

(説明つかないんだけど)

 

[十分ついてるじゃない♪ 光と闇が混ざり合ってるんだから、性別が混ざってるのもおかしくはないのよ]

 

(えっ……そうなの?)

 

 

自分自身のことはよく知っていたつもりだったけど、根本的なところを知らなかったのか……

 

 

「……っん」

 

 

ロディと話していたら、狼華が目を覚ました

 

身体を起こそうとして――

 

 

「ひゃあっ!!」

 

 

腰を押さえながら悲鳴を上げた

 

 

「っあ……痛い……」

 

 

起き上がる途中でまた倒れこんだ

 

ごめんね狼華。私のせいなの。無理させちゃったから

 

 

[あら、しゃべれるようになったのね。……あ、ノヴァのおかげだったっけ]

 

(もう……)

 

 

いつまでそれを引っ張ってくるのかな……

 

 

「うっ……」

 

 

今度は頭を押さえた

 

 

「……痛いの?」

 

「……痛いのは腰」

 

 

この子まで……違うか

 

 

「何かが頭に流れ込んでくるの……」

 

「ど、どんなの……?」

 

「映像とか……文字とか……」

 

「…………」

 

 

……どうやら、力を分け与えるだけでなく、ついでに知識も一緒に流れていったみたいだ。 ちなみに、渡すきっかけになったのは……私が暴走したからだと思う

 

それで、今の狼華には許容できないほどの膨大な量の力と情報を持ってる。だから右手首に少し制御できる腕輪をつけておいた

 

ちなみに、制限ギリギリまで力を解放すると、狼華が妖艶な美女に変身する。体が制御できるまでに成長しているんだろうと思うんだけど、まさか成長するとは思ってなかったよ

 

身体は成長するし、尻尾が9本に増えるし、腕輪から半透明の帯が出て光っているし……

 

……可愛い上にかっこいいから思わず見とれていたのは私だけの秘密

 

 

「……もう大丈夫」

 

「へ? う、うん。それならよかった」

 

 

再び体を起こそうとするも――

 

 

「あぎゃっ!!」

 

 

腰を押さえて悶える

 

 

 

「やっぱり……大丈夫じゃない……」

 

[ふふっ。 ……やりすぎたわね]

 

「っ/// ……さする?」

 

「……お願い」

 

 

狼華がうつ伏せになって待った

 

……どのあたりかな。えっと確か……腰痛はあまり押さないほうがよかったんだよね

 

 

「どのあたりが痛む?」

 

 

とりあえず腰回りを触る

 

 

「ひゃっ……そこ……」

 

 

適当に触っていると、狼華が止めた

 

 

[ご自慢のマッサージの犠牲に狼華ちゃんが加わるのね……]

 

 

……犠牲?

 

 

[あ、失礼。 虜の間違いだったわ]

 

(そんなに上手だった?)

 

[それはもう……ずっとしてほしかったくらいよ]

 

(誤解を招くからその言い方はやめて)

 

[本心よ?]

 

(本心でも)

 

 

危険な匂いがすごくするので

 

 

[……腰が痛いならやっぱりあれの出番じゃない?]

 

 

……あれ? ああ、あれね。 ……なんだっけ?

 

 

[温かいのを出すあれよ。あれ]

 

 

思い出した。氣功法だ

 

手のひらから気を放出して患部の痛みをかなり抑えるもの。腰痛には相性はかなりいい

 

……どうして思い出せなかったのかなぁ。毎回ロディに無理やりやらされていたのに思い出せないなんて……

 

 

狼華が指示した場所に手を置き、気を放出する

 

 

「はぅ……」

 

 

パシッ パシッ

 

 

気持ちよさそうに尻尾を揺らしているけど、それが私に当たっている

 

 

「…………」

 

 

……少しいたずらしてしまおう

 

手を少しずつ下にずらしていく

 

 

「どう?」

 

「しゅごく……いい」

 

 

……呂律が回らなくなるくらいなんだ。ロディにもしたときはそんな感じになっていたなぁ。唯一、ならなかったのが一人いたけど

 

……大したことはしてないんだけどね

 

 

「ひゃうっ!!」

 

 

尻尾の付け根周りを撫でると、予想通りの反応が返ってきた

 

 

「……もう、それは十分。腰、腰やってってば、あっ!!」

 

「この尻尾が私に攻撃してくるから、こうすればしなくなるのかなって思って」

 

[この光景を放送してもいい?]

 

(だ、駄目!)

 

 

 

まさかロディから攻撃されるとは思わなかった

 

 

「気持ちいいと勝手に動いちゃうの……大目に見て」

 

 

狼華が目元に涙を浮かべながら訴えてくる

 

 

「うん……」

 

 

真面目にやります

 

 

 

 

<> <> <> <> <>

 

 

 

 

真面目にやった結果、無事に狼華の腰痛が解消した

 

 

「……途中はあれだったけど、ありがと。えっと……」

 

「ノヴァって呼んで」

 

「ありがと、ノヴァ」

 

 

身体を起こせるようになった狼華が、こっちを向いてお礼を言った

 

 

「どういたしまして」

 

 

それに応じる

 

そういえばもう、すぐ近くまで海が形成されていた。地球を覆う大気ができるまであと少しだ

 

生命維持空間の外は、ものすごい大雨。マグマの光で明るかった周りの景色は、すっかり見えなくなってしまった

 

 

[ねえ、いつになったら服を着るの?]

 

「あっ……」

 

「ん?」

 

 

すっかり忘れてた。……でもいいかな

 

 

[裸族になるつもりなの? 私は構わないけど]

 

(じゃあ、着替える)

 

[…………]

 

 

今度はちゃんとした服に着替える。着替えるといっても粒子化した衣装を具象化させるだけなんだけど……

 

鏡面を使って全身を確認する

 

……まるで、悪の組織の幹部のような衣装だ。闇をイメージしているらしいけど、考案したのは光の神のロディだ。……光とか闇とかもう関係ないけど

 

光をイメージしたものも用意されているみたいだけど、そっちはあいにくと以前に門をくぐっているときにはじけ飛んで消滅してしまった。すごく気に入っていたのに……

 

 

「……ノヴァ、どうやって出したの?」

 

 

一部始終を見ていた狼華が訊いてくる

 

 

「事前にストックしておけば出せるよ。はい、狼華の服」

 

 

常に私の右後方に次元の壁を隔て、周囲から完全に隔離されて待機している物体A、亜空間ボックスから、青い服を取り出して狼華に渡す

 

 

「……甚平? それに青?」

 

「動きやすいからいいと思って、それに色は子供の狼は瞳の色が青だけど大人になると金色になるってところから考えたの。狼華は蒼眼だしね」

 

「うん、ありがと」

 

 

狼華が袖に腕を通し、付紐を結んで襟を整える

 

 

「丈が長くて膝まであるね……下は?」

 

「ごめん。上だけなの」

 

「そうなの? ……大胆な格好だ」

 

「あ、ついでにこの帯も」

 

 

そう言って白く長い布を渡す

 

 

「どこに巻くの?」

 

「お腹のあたりに」

 

 

指示すると狼華は、半周身体に巻いて軽く結び目を作って余りを垂れさせるようにした

 

 

「全部巻かないの?」

 

「締まるから苦しくなるの」

 

 

結び目を正面よりやや左にずらしながら言った

 

 

「どう?」

 

「すごく似合ってる」

 

「……///」

 

 

率直な感想を言うと、狼華が頬を掻いて恥ずかしそうに顔を背けてくる

 

最初で最後かもしれない表情だからとっておこうかな

 

常に私の右斜め後ろに見えない入り口を構えている亜空間ボックスに手を突っ込み、中から白く四角い半透明のキューブを取り出し、変形させる

 

 

パシャッ

 

 

「へっ?」

 

 

きょとんとしたまま狼華が固まる

 

 

「可愛かったからつい……」

 

「可愛いって……///」

 

 

恥ずかしげに、狼華が頬に手を当てた

 

 

[可愛い子に目覚めちゃった?]

 

(…………)

 

[無視!?]

 

 

とりあえず無視していると、復帰した狼華が私が手に持っている物を見つめてきた

 

 

「それ……なに?」

 

 

……ああ、気になるのね

 

 

「これはカメラっていうの」

 

「それが? 明らかに形が違うんだけど」

 

 

狼華が疑うのは無理もないか。 情報にある形とはまったく異なっているから

 

今、手に持っている物は白くて四角い半透明のキューブだから。隠す必要がないので、形状を変化させる

 

 

「あっ」

 

「これでここを押すと……」

 

 

中央に表示されているカメラのマークを押す

 

 

パシャッ

 

 

「……撮れると」

 

「私を撮らないでよ///」

 

「…………」

 

 

パシャッ パシャッ

 

 

「もう……」

 

 

呆れられちゃった

 

 

「それで、これのすごいところはどんなにたくさん撮っても保存しておけるってところと、鮮明な写真が撮れるってところなの」

 

「それ欲しい」

 

「欲しいの?」

 

「うん」

 

 

意外だ

 

ふ~ん、で終わるかと思ったけど、関心を示してきた

 

……そのまま終わるのはロディか

 

 

「いろいろな風景を撮っていきたいから……情報じゃなくてこの目で見て収めていきたいの」

 

 

……なるほどね

 

 

「それじゃあ、はい」

 

 

亜空間ボックスから青くて半透明のキューブを取り出して、狼華に差し出す

 

 

「お揃いだけど私のよりも高機能だよ」

 

「ありがと♪」

 

 

にこっと微笑む

 

とても……いい笑顔です

 

 

パシャッ

 

 

「…………」

 

[相変わらずね]

 

 

お互い様だよ

 

 

 

 

 

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「ノヴァ。 外、大雨だね……」

 

「うん」

 

「何もすることがないのは……暇」

 

「マッサージする?」

 

「何かされそうで怖い」

 

「何にもしないってば」

 

「ずっと前に、思いっきりしてきたよね?」

 

「あれもマッサージのひとつだって」

 

「嘘だ!」

 

 

あれから何もすることがなく、この世界でおよそ20年くらい経った

 

カメラの機能を調べてみたけど、一日で調べ終わってしまった

 

ノヴァが張ったっていう生命維持空間の外ではいまだ、雨が降り続いている

 

この中では活動できるけど……外に出たら、大気がまだ不安定だから、私はろくに動けないらしい

 

暇だ暇だって言っていたらノヴァが、マッサージする、なんて言い出して……ここ数年は尻尾マッサージをやるみたいです

 

 

「ケアだって」

 

 

と、本人は言っているけど……深いことは気にしないほうがいいのかな

 

 

「それじゃあ……うん」

 

 

服を脱いでその場でうつ伏せになる。 ……柔らかい地面が心地いい

 

なぜかわからないけど、土がつかない。不思議

 

 

「……お願いします」

 

「承ったよ♪」

 

 

なんだかすごく嬉しそうなんだけど……そんなに心待ちにしていたことなの?

 

 

「……狼華の尻尾ってすごくふわふわしてるよね」

 

「突然……何?」

 

 

尻尾をブラッシングしながらノヴァが言った

 

 

「狼なのに長いし、太いし……もう最高♪」

 

 

自分ではよくわからないよ、そんなこと

 

 

「ふかふかの種族がいるらしいけど?」

 

「それよりも、もふもふしててまるで狐みたいなんだもん」

 

「狼です」

 

「たとえで言ったんだって。下手したら狐よりもふもふしてるかも? ああっ、この触り心地、最高です♪」

 

「いっ!?」

 

 

尻尾が抱きしめられてる!!

 

やめて!! 付け根のほうに手を伸ばさないで!! 力が入らなくなっちゃう!!

 

 

「っと、いけない。誘惑に負けるところだった」

 

「ふぅ……」

 

 

危なかった……抱きしめられたときはどうなるかと思ったけど……

 

前は誘惑に負けてひどく重点的にやってきたから、今回は耐性がついていたのか

 

その前は、初めて会った時の……///

 

その時のことは鮮明に覚えてる

 

発情した勢いで覆いかぶさって、収まったらノヴァの態度が豹変して……

 

乱暴にされたけど、ノヴァにならいいって思った///

 

 

「……はい、終了」

 

「ん……」

 

 

身体を起こし、服を着る

 

膝まであるから隠れるんだけど、できれば下も欲しい。……ズボンはないのかな。

 

 

「お? 雨やんだみたい」

 

 

ノヴァの声に辺りを見回す

 

あんなに降っていたのに、急にやんでいた。でも、まだ雲が空を覆っており、あたりは薄暗かった

 

 

「そろそろこの空間もしまっておいていいかな」

 

「いいと思う」

 

「よし」

 

 

ノヴァが手を上げてパチンと指を鳴らすと、今まで見えていた枠が跡形もなくなっていった

 

 

「……はぁ、やっぱり新鮮な空気はいいなぁ~」

 

 

ノヴァが大きく深呼吸した

 

 

「あの空間の空気はね、私が大気に似せて造ったの」

 

「へぇ~」

 

 

あんまり変化がなかったから、言われるまでわからなかった。人工的ならぬ神工的ですか

 

 

「じゃあ、早速やろっか」

 

 

唐突にノヴァが言い出す

 

 

「何を?」

 

「力の制御」

 

「あ、うん」

 

 

初めからそう言ってくれればいいのに……

 

 

「その腕輪が力を制御しているのは知ってる?」

 

「知らない」

 

 

初めて聞いた

 

 

「……今の狼華には許容できないほど膨大な力があるの。それを制御しているのがその腕輪なの」

 

「ふ~ん……」

 

 

腕輪に触れてみる。すると、腕輪についていた宝玉の一つが光って、側面から半透明の帯が出てきた

 

 

「……え?」

 

 

どうなってるの、これ?

 

 

「その腕輪に触れることで力を解放するの。今、狼華は五本の指で触ったから五割分解放されたよ」

 

 

そう言われてみれば、なんか体が幾分か軽い

 

 

「へぇ~……ん?」

 

 

なんだか声が少し変わった気がする

 

他に身体に変化がないか見てみると、胸元が開いていた。いつのまにはだけたんだろう……

 

 

「…………」

 

 

そして、服が短くなって、腿のあたりまでになっていた。……体が少し大きくなっている?

 

 

「ついでに尻尾も六本に増えてるよ」

 

「え? うん」

 

 

言われて見てみたら、その通りだった。もふもふしててとてももふいです……

 

 

「戻すときは帯を引っ張ると戻せるよ。他の誰かに引っ張られても大丈夫だから。というか、この世界の住民には三割でも出したら死んでしまうから、元に戻しておいて」

 

「一割ならいいの?」

 

「私しかいないからわからないけど、一割だと動けなくなるよ」

 

「……わかった」

 

 

言われたとおりに帯を引っ張ると、腕輪の中に入っていった

 

入ると同時に身体が重くなった。戻したくなかった……

 

 

「……んで、最初に言うことはもう実践しちゃったから飛ばすとして」

 

「うん」

 

「狼華は、制御してあるものも含めて三つの力を持ってるの」

 

「三つも?」

 

 

何と何と何なんだろう?

 

 

「霊力と妖力、それと魔力。狼の霊獣だから霊力と妖力だね。魔力は……えっと」

 

「うん……」

 

 

顔を赤くしてノヴァが黙り込む

 

言いたいことはよくわかるよ

 

 

「……一番多いのが霊力、二番目が妖力で、最後が魔力。なんでなんだろうね?」

 

「霊獣だからでしょ?」

 

「そうだった…………」

 

 

自分で言ったことを忘れちゃダメでしょ

 

 

「それで妖力の制御をしようと思うの。魔力は後でいいかな」

 

「うん」

 

「じゃあ、まず手を出して。出来れば腕輪をしていないほう」

 

 

腕輪をしていないほうは……左か。……利き腕じゃないじゃん

 

 

「はい」

 

「それでイメージするんだけど、炎をイメージしてみて」

 

「わかった」

 

 

促されて目をつぶる

 

……炎……轟々と燃え盛る炎……

 

 

「イメージしたら目を開けて、手に妖力を集める」

 

 

なんか手順が……ポンポンって出せないのかな。自分の力なのに……大部分が違うか

 

 

「そのまま放出」

 

「っ!!」

 

 

言われたとおりにしたら、手から小さな火の玉が離れていった。小さな小さな火の玉が

 

 

「……え?」

 

「まぁまぁの出来――」

 

 

ドゴォオオン!!

 

 

 

 

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ドゴォオオン!!

 

 

少し離れた直後に大爆発を起こした

 

その場に巨大な火柱が立ち、雲を突き抜けていった

 

 

『ぎゃあぁぁ!! 熱っ!! あっつ!!』

 

『み、水』

 

 

火柱の中心にいたノヴァ達は火を消すべく、転がり込むようにその場の水溜りに飛び込んだ

 

 

『……し、死ぬかと思った』

 

『まさか、爆発するなんて……狼華、一体何イメージしたの?』

 

『燃え盛る炎をイメージしました……』

 

『……何が悪かったのかなぁ』

 

「…………」

 

 

ノヴァに無視されてから、画面越しに様子を眺めているようにしているけれど……

 

こうして見ていると、二人ともどこかしら抜けているのよね。天然っていうのかしら? それになんだか似ているのよね

 

ノヴァは有り余る知識を駆使して失敗し、狼華ちゃんはちゃんと指示に従っているけどなぜか失敗する

 

ノヴァ単体は何度も見たけれど、こうして二人揃ってやっていると新鮮でいい

 

岸に上がったノヴァ達は濡れた衣服を乾かすべく、脱いだ

 

そして、ノヴァが代わりの服を取り出し、狼華ちゃんにも渡した。 ……結局甚平なのね

 

着終わってその場に座り込むと、ノヴァが話し出した

 

 

『とりあえず、私が体を操るから体感してみて』

 

 

失敗の規模が大きかったからって、操るとか……まぁ、覚えやすいのはいいんだけど

 

 

『わっ……!』

 

 

ノヴァが目をつぶると、狼華ちゃんが声を上げた

 

狼華ちゃんが左手を前に突き出すと、手から火が噴きだした

 

流石、扱いに長けているだけあって制御の仕方が完璧ね

 

 

『はやっ!!』

 

 

狼華ちゃんが驚くのも無理はないわね

 

 

『火を出すってだけだから、そうでもないよ……う~ん、他のも試すね』

 

 

狼華ちゃんが一人二役……ノヴァがしゃべっているのね

 

水を出したり風を吹かしたり、やりたい放題だわ

 

……ここで、何かピンときたのか、手に光を集め始めた

 

 

『……やっぱり』

 

『何がやっぱりなの?』

 

『ちょっと待ってね……』

 

 

ノヴァが目を開けた

 

 

『ふぅ……ちょっと混乱してるから待って』

 

 

頭を押さえながらノヴァが言った

 

 

『う、うん……』

 

 

狼華ちゃんがそれにうなずく

 

効率よく相手を操るには、直接相手の体に乗り移ってしまうのがいいけれど……感覚が狂うから、私たちの間ではあまり好まれないのよね

 

 

『……おっけー。……えっと、いろいろとやってみた結果は、光と相性が一番相性がよく、その次に闇がいいってことがわかったの。狼華の髪の色と一緒だね』

 

『「生活するのに役に立たなさそう……」』

 

 

思わずこぼれた言葉が、狼華ちゃんとかぶった。似たようなことを思っていたのね

 

 

『……そ、そんなことないよ! 暗いところを照らすのに使えるし、それに、それに……』

 

 

ノヴァが慌てふためく

 

 

『それしかないの?』

 

 

狼華ちゃん……鋭い一言ね

 

 

『うっ……そうだよ。でも、そんな狼華にプレゼント!』

 

『え?』

 

 

プレゼントって、カメラ以外に渡すものでもあるのかしら

 

それにしても、向こうに行く前はしんみりしていたのに……かなりの変貌っぷりね。……でも安心したわ

 

 

「ふぁあ~……」

 

 

なんだかずっと画面見ていたら眠くなってきちゃったわ……

 

 

「……ん?」

 

 

監視していた霊界に魂がたくさん入っていった

 

……また現世にアレの攻撃が届いてしまったのね。封印が直に破られてしまいそう

 

一つ一つの世界がアレを封印するための楔のような役割を果たし、現世がそれの中心核の役割になっているから、出来れば世界が壊れてしまうような派手な戦闘は避けてほしいのだけど……破られないことを祈るしかないわね

 

 

……さてと、ちょうどノヴァが向こうの世界に留まっていることだし、そこに入った分を転生させちゃいましょうか

 

記憶持ちとかは、アレに吸収されて送り込まれてくるのに比べたらまだましよね

 

転生者とは関係ないアレの手先のことを考えると、記憶持ちもそうでないのも力を持たせておいたほうがいいわね。その世界の重要なキーパーソンを主に狙ってくるけれど、きっと守ってくれるはず

 

…そうと決まれば、早速準備しないと

 

 

 

 

 

 

 

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「生活に役に立つプレゼントその一! まずは能力から。なくてもいいと思ったけど、あったほうがいいよね♪ ということで」

 

「何をくれるの?」

 

「えー三つ力を保有しているということなので、特殊能力も三つほどあげちゃいます♪ イェーイ!」

 

「…………」

 

 

……何、このテンション。ついていけないです

 

 

「えっと、一つ目は”’みる’能力”だよ」

 

 

……見る? 

 

 

「遠くを見たり、透視したり、相手の考えていることを視たり、その場の過去の出来事とか未来の出来事を視たりといろいろと汎用できるよ」

 

「なんでもありなのか……」

 

「だけど、高度なものほど負担が大きいから使うときは要注意ね?」

 

「わかった」

 

 

高度なものは……未来を視ることくらいかな

 

 

「それで二つ目は”’ひく’能力”だよ」

 

「また平仮名表記?」

 

「その通り。汎用できるってことなので」

 

 

’ひく’って……思い浮かばないんだけど……

 

 

「例えば、興味を惹いたり、元のものから引いたり……」

 

「引き算?」

 

「そんな感じで一歩歩いたら数キロとかいいよね」

 

 

移動が面倒な時は、ね

 

 

「三つ目は”’うつす’能力”。平仮名表記だよ」

 

「大体わかってる」

 

「……うん。それでね、いろいろとうつしたりできるの。それだけ」

 

 

急にすごい短絡的になった

 

 

「……なんかごめん」

 

 

なぜかはわからないけど、謝らないといけない気がした

 

心なしか、ノヴァの周りが少し歪んで見えた

 

白と黒に分れていた翼は黒一色に染まっていた

 

 

「今の私は闇寄りだから……慰めてくれる?」

 

 

……テンションがハイになってたのは闇寄りになっていたんだ。 ……闇寄り?

 

 

「慰めて……くれる?」

 

「ど、どんな方法でですか……?」

 

「それはもちろん……」

 

 

恐る恐る尋ねると、ノヴァが身体を寄せてくる

 

……まさか

 

 

「狼華が一番よく知っているんじゃない?」

 

「うっ……」

 

 

身体をくっつけ、服を脱がしにかかってきた

 

 

「気の済むまで……させてね?」

 

 

……終わった

 

 

 

 

 

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ノヴァから解放されて数分後、私は、そこらへんの地面に正に転がっているという表現が似合う感じで横たわっていました

 

原因は……きゃっきゃうふふです。はい

 

 

「…………」

 

 

凶報……

 

……また腰がおかしくなってしまいました。前よりは酷くないけど、起き上がりたくない。痛いから

 

治してくれた当の本人にまた痛めさせられると……なんだかすごく複雑です

 

 

「……!? ろ、狼華!?」

 

 

転がっている私を見たノヴァが驚く

 

翼はまた、白と黒に分れている

 

 

「だ、大丈夫?」

 

 

心配そうに声をかけてくる

 

あなたがやったことでしょうに……覚えてないのかな

 

 

「……ノヴァ」

 

 

横たわったまま声をかける

 

 

「はいっ!」

 

 

名前を呼ぶとノヴァがビクッと肩を震わせた

 

 

「闇寄りって何?」

 

「光と闇の闇のほうに偏ったってことだと思う。それが?」

 

 

普通に返答をしてくる

 

しらを切っているのか、それともただ単に覚えていないのか……覚えてないんだろうな

 

 

「ノヴァ」

 

「なんでしょうか!?」

 

 

丁寧語で返してくる

 

 

「ノヴァが私にしたこと言ってあげようか?」

 

「え? う、うん……」

 

「…………」

 

 

少し間をおいて、思い出す

 

忘れてはいないけど、詳しくね

 

 

「ノヴァが私を押し倒して、腰を持ち上げて――」

 

「あーー!! あーー!!」

 

 

話している最中なのに急に叫びだした

 

 

「何?」

 

「ごめんなさい! ごめんなさい!!」

 

 

突然、土下座して謝りだしたよ、この子

 

 

「暴走してしまったんです! はい!」

 

「暴走? 闇側に偏ったのが?」

 

「その通りです!!」

 

「ちなみにその時のことは?」

 

「覚えておりません!!」

 

「………………」

 

 

なんというラッキースキルなんだ……私にとってはアンラッキーなんだけど

 

 

「いたた……暴走していたとはいえ……少し乱暴だよ」

 

 

身体を起こすと背中の辺りがミシミシと音を立てた

 

……そんな音立てないでよ。先行きすごく不安になるんだけど……

 

ノヴァに乱された服を着なおす

 

外された袖に腕を通し、お腹まで捲られた裾を戻そうとしたとき、下腹部に紋様が入っているのが見えた。……あまり関係はないかな 

 

どうせまたこういうイベントは次もあるかもしれないし、綺麗に着るのはやめて適度に着崩すことにしよう

 

 

「申し訳ございませんでした!!」

 

 

記憶がないからものすごい罪悪感を持ってるのか……

 

 

「先に制御するべきはノヴァのほうじゃない? このままだと私の身体が持たないんだけど……色々な意味で」

 

 

二度目の行為を終えてから、なんだかお腹に違和感があるんだよね……妊娠? 別にかまわないけど

 

 

「はい!! 二度とならないようにします!!」

 

 

これだけ言ったから、もう暴走は大丈夫かな

 

その時の記憶がないだけだから、これ以上責めても可哀相だし

 

 

「…………」

 

 

顔を伏せたままじっとしているノヴァの頭を撫でてあげる

 

 

「!?」

 

 

驚いてノヴァが身体を強張らせた

 

 

「…………」

 

「ひゃっ!」

 

 

後ろに回り、ノヴァの身体を抱き起こす

 

 

「っと……!」

 

 

勢いで尻餅をついた。 ……腰に少しきた

 

膝の上に乗せて正面を向かせると……

 

 

「はぅ……///」

 

 

頬を紅潮させ、視線を右往左往させていた

 

……意外。こういうのに弱かったのか

 

予定通り、なでなで再開

 

 

「あぅ、あぅ///」

 

「…………」

 

 

まるで小動物みたいです

 

……こんなのが世界を創っちゃうんだから……わからないもんだなぁ

 

しばらく撫でていると、今度は翼が白一色に染まっていった

 

……今度はどういった暴走をしてくるのやら

 

 

「狼華ぁ~」

 

「ん?」

 

「もっとなでなでして~」

 

「…………」

 

 

ある意味……暴走してるのかな

 

おねだりしてくるノヴァはもう、小動物といってもよかった

 

なんか白くなってから頭の少し後ろに、下腹部に入っていた紋様と同じものが浮かびあがってきた

 

そして、ノヴァの身体が光を放ち始めた

 

 

「ノ、ノヴァ?」

 

「ふにゃぁ~」

 

「……駄目だこりゃ」

 

 

ノヴァの体が光に包まれると、その光が私に向かい、中に入っていった

 

 

「どうなってるの……」

 

「愛の魔法~」

 

 

冗談には聞こえないんだけど、それ

 

 

「狼華のことが大好きだから」

 

「何気に大胆な発言しているんですけど……」

 

「関係な~い♪」

 

 

ぎゅっと抱きしめてくる

 

 

「……はぁ」

 

 

溜息が出た

 

溜息をつくと幸せが逃げるっていうけど……この場合はやれやれっていうほうになる

 

プレゼントのこと……まだその一しか言ってないけど……

 

この状態じゃ話してくれそうにないなぁ……しばらく待ってよう

 

 

 

 

 

 

<> <> <> <>  <>

 

 

 

 

 

 

「……ハッ! ワタシハイッタイナニヲシテイタノデショウ」

 

「……絶対覚えているよね?」

 

「え? 何のこと? ……その様子だとまたやっちゃったの?」

 

「……ごめん、やっぱなんでもない」

 

 

ようやくして、ノヴァが元に戻った。すごい時間がかかった気がする

 

……結局、暴走していたみたいでした

 

収まるのを待っている間、ノヴァとのあつーい接吻を交わし続けていました。 ……もちろん向こうからやってきたことです

 

抵抗? ……しませんでした///

 

そういうものは受け止めてあげるのが粋ってものでしょ? ……ん? 違う?

 

 

「ねぇ、狼華?」

 

「ん?」

 

 

ノヴァが話しかけてくる

 

 

「プレゼントの話ってどこまでしたっけ?」

 

「……特殊能力を三つ話したところで終わった」

 

 

そこで、何が原因かわからずに私は暴走の餌食になったんです

 

そして、そのことについて覚えていないノヴァを慰めようとしたら、今度は別の暴走で、あつーい接吻と愛の魔法をかけられてしまったんです

 

 

「……それじゃあ、次はその二だね」

 

「うん」

 

「中身はなんと不死です♪」

 

「死ねないね」

 

「狼華は元々、不老だから老いることはないの」

 

 

知らなかったよ。うん

 

 

「だから、それに不死もつけて不老不死、と」

 

「死ななくなるけど……実際すごく痛いでしょ」

 

「うん」

 

 

うん、って……

 

 

「心折れちゃわない?」

 

「うん。そのために力を制御したり訓練をするの」

 

「ふ~ん……」

 

「質問はいい?」

 

 

質問……そういえば

 

 

「……ノヴァも不死だよね?」

 

「そうだよ?」

 

「腕取れたら痛い?」

 

「痛いよ?」

 

「どのくらい取れた?」

 

「覚えてないけど結構取れた。足とか翼とか他にも吹き飛んだこともあるよ」

 

「うへぇ……」

 

 

よく耐えられるなぁ……

 

 

「最初は痛かったけど……痛いのは一瞬。次第に感じなくなっていくから」

 

「取れたらまた元通りになるの?」

 

「うん。私は一瞬だけど、狼華の場合は少ししないと治らないから、そこのところはきをつけてね?」

 

「わかった」

 

 

再生はするんだ。 ……しなかったら怖いけど

 

 

「それじゃあ、三つ目のプレゼントにいくね」

 

「ん……」

 

「三つ目のプレゼントは、一度聞いたり見たりしたものをずっと記憶しておける能力」

 

「それってその一で言うべきじゃなかった?」

 

「少しカテゴリーが違うので」

 

 

さいですか……

 

 

「内容はそのまんまだよ」

 

「りょうかい」

 

 

聞いたり見たりしたものをずっと記憶できるのか……便利だ

 

便利だけど、あまり使い道がなさそう

 

 

「まだまだあるよ?」

 

「ん……」

 

 

どれだけ送るつもりですかね……

 

 

「四つ目は通称、便利な物置。亜空間ボックスだよ」

 

 

……便利な物置? 亜空間ボックス?

 

 

「……何それ?」

 

「その名の通り……実際に見せてあげるね」

 

 

そう言ってノヴァが、腕を横に動かした。すると――

 

 

「腕が……」

 

 

腕が消えていた

 

……でもちょうど腕が切れている部分の空間がかすかに歪んで見えていたから、何かに手を突っ込んだってことかな

 

 

「こんな感じで……物を自由に取り出すことができると」

 

 

小さな袋を取り出してきた

 

 

「この中に狼華の分があるからね」

 

 

そう言って渡してくる

 

中を覗くと、黒くて丸い球体が入っていた

 

 

「表面をなぞるとと展開するからね。初期設定は右斜め後ろに待機してるけど、取り出したいって思ったときは、どこにでも現れてくれるからね」

 

「ん……」

 

 

袋から取り出し、言われたとおりなぞってみる

 

 

シュッ

 

 

消えてしまった

 

 

「それと、この袋も」

 

 

今度は大きめの巾着袋を渡してきた

 

 

「五つ目ね」

 

「イエス♪ それは錬金袋っていうの」

 

「お金が出てくるの?」

 

「まぁ、そんな感じ」

 

「…………」

 

 

適当に言ったらあたったよ……

 

 

「素材と素材をその袋の中に入れると、いいものができるの。二つまでしか入れられないのがナンセンスだけど」

 

「へぇ~」

 

 

あまり使わなそうだけど、お金を生成できるならいいな

 

今は使わないから、亜空間ボックスに入れておく

 

 

「ねぇ、狼華」

 

 

入れ終わると、ノヴァが居住まいを正して座っていた。表情がなんだか険しい

 

 

「……どうしたの?」

 

「これから話すことをよ――」

 

 

ガラッ

 

 

話している最中に急に浮遊感に襲われた

 

ノヴァが驚き、手を伸ばしてくるけれど……あと少しのところで空振り、地面に空いた大きな穴に落ちていった

 

 

 

 

 

 

 




同性愛? いや異性交遊です


とりあえず小説の説明でも:

光と闇の神々は王道なので使わせていただきました。クなんとかのほうの神々ではありません

カットした部分のことを、アプロディーテ、愛称ロディがすべてを語ってしまい、狼華がその時の感想をこぼしてしまいました。あまり隠した意味がなかったです。残念

ノヴァの趣味は写真を撮ることです。ロディに強いられてスキルを習得しているだけなのでマッサージは趣味ではないです

この小説のメイン主人公は狼華です。腰痛……響かないといいな

落下イベントがあったら、永久に腰痛持ち確定です。ありましたね

戦いがあってもろくに戦えなさそうです。マッサージ器をつけると十分くらい戦えるようになるんですね

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なんで今回こんなに腰痛という単語が出てきたかというと……書いているときずっと腰が痛かったからです

執筆途中にうちの犬がササミジャーキーをねだるので、首から尻尾まで這わせていく、通称ぞわぞわフィンガーを食らわせてやりました。尻尾の付け根というよりも、ちょっといった腰のあたりをざわざわすると、反応しましたね(キリッ


P・S こういう、複数の名前が明かされない世界が登場するような作品には、必ず主人公が別の世界に(ry

それと、なろうのほうで投稿しているのとキャラがかぶり始めてきたでござる
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