終わりのセラフ〜転生した少年〜   作:鬼城

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どんどん文が長くなっているような。

それに、主人公の出番が少ない気がする。

では三話どうぞ


三話 仲間

俺達が地下都市を脱出してから四年後

俺にとってもあの二人にとってもあの事件はまだ繊細に覚えている。

 

4年前から今まで俺はまだシノアに会ってはいないどうしても不安が残る。俺は、沙耶が好きだからシノアを好きになるのか。今いるシノア自身を本当に好きになれるのか?と魂は同じだきっと俺はシノアを好きになるだろう。その時俺は魂ではなくシノア自身に好きだと言えるだろうか?

夜のくらい空に浮かぶ月を見上げながらぼーっとそんなことを考える。

 

「クソッ」

 

「『ヨハネの四騎士』か」

 

「白夜優一郎二等兵!?こんな所で何をしている!!早く逃げ…」

 

優の名前が聞こえたので視線を落とし目の前をみる。

そこにはこの程度の化け物…殺せなくってどうすんだよ!と言いながら指揮を無視してヨハネを殺す優の姿があった。

(またか、優もこりないな)

そんな優を見てオロオロとしている茜もため息をついた。

 

◆

 

第二渋谷高校

隣でふて腐れたように座っている優を見る。

(納得いかねぇなどと思ってるんだろうなぁ)

 

「だいたい軍人の…………」

 

とブツブツ言っている優に先生が気付く。

 

「おーい百夜優一郎なにブツブツ言ってる?いま授業中だぞ?」

 

プイと優は先生の言葉を無視する態度を示す。

その態度が気に入らなかったのか先生は優を叱った。

そんな光景に平和だなと笑いをおさせながら下を向く。

 

「なんだよってかお前誰だよ?」

 

しばらくして優が後ろの子に声をかけている。

その後ろの子は俺が一度見たことある顔シノ…

 

「は?マジですか」

 

驚いたため大きな声を出してしまう。そのため先生がこっちを睨んでくる。

 

「なんだ?鈴谷?お前もなんか文句あるのか?」

 

「あっ、すみません。」

 

すぐさま謝罪をし優の方を見て見ると、優は笑いを堪えながらこちらを見ていた。そんな優にイラっとする。

そして後ろのシノアを見ると笑顔でこちらをみてくる。

その様子をみた優が俺にコソコソと話し掛ける。

 

「こいつ、俺らの監視官だとよ」

 

その言葉を聞いてたのかシノアはノートにその続きを書いていき俺達にノートを立てらして見せてくる。

 

『鈴谷 陵さんではなくあなたの監視官です。もしあなたが協調性がなさそうな行動したら軍に報告して謹慎を延長することになっています。』

 

そのノートに書かれたメッセージに優はああ!!?と立ち上がった。そんな優に先生は反応する。

 

「百夜!!」

 

「くそが……!!」

 

「くそが!!?」

 

大きい声で怒っていた優にシノアは初めて声に出して協調性と言葉を出す。その言葉に優は諦めたように座った。

 

「ちなみに協調性の欠片もないあなたの謹慎はこの一般高校で『友達』が作れない限り解けない事になっています。」

 

「あの〜、じゃあ俺は?」

 

「陵さんはそこのバカをみとけだそうですよ?」

 

「あ〜、分かった。」

 

そしてその後の授業は眠たかったので眠りについた。

 

◆

 

「ねぇ、陵起きて」

 

そんな声と共に起きる。聞いたことのあるその声は…

 

「神様がなんのようだい?」

 

「そう言わないでおくれよ。君がずっと悩んでることについて教えてあげようと思っただけだよ。」

 

全てを見透かしてくる神様に苦笑が漏れる。

 

「そうか…」

 

「そうだよ。君は心配しすぎだ大丈夫君はちゃんと柊 シノアが好きだよ?沙耶を通してではなく本人そのものをね。」

 

「でも…!」

 

自分とは思えないほどのかすれた声。

 

「君は優しすぎるんだ。私は彼女に頼まれてね、きっと彼は悩むだろうからその時は背中を押してあげてと」

 

「……ありがと。じゃあ俺はそろそろ行くよ。」

 

その言葉と共に俺は目が覚めた。

 

◆

 

目が覚めた瞬間に優の大きい声が聞こえた。どうやらシノアと話しているようだ。

 

「くだらねぇこと言ってねぇで早く俺を吸血鬼殲滅部隊に入れろってバカに伝えろ俺はもう奴らを殺れるだけの力があるってな」

 

「…と言い出すだろうからこれを渡せと中佐に言われていますはいどうぞ」

 

手紙が渡されそれを優が見る。その内容を見るために俺と近くにいた茜がその手紙を覗き込む。

内容はこうだった。

 

『仲間も友達も恋人も作れないような童貞くんは軍にはいりませーんくやしかったたら一人でも学校で友達作ってみろっての俺に紹介してみろってのまぁお前にゃ無理だろうけどな!プップー』

 

その手紙を読むと優はグシャグシャと手紙を丸めるとだぁっ!!と言って投げる。

 

「優、どんま……もう無理はっはははー」

 

流石にこれには笑いが止まらなかった。

 

「ごめん優ちゃん私も我慢できない…ふっ」

 

「どいつもこいつもバカにしやがって…!!」

 

ガタンッその音とともに一人の少年がドサッと倒れる。

 

「や………やめてよぅ………」

 

その少年の目の前には三人の男子いかにも俺ら悪ガキですオーラを出していた。

 

「やめてだ?なんだよそれそれじゃ俺らがお前いじめてるみてぇじゃねぇか」

 

そう一人の男は言うがどうみてもイジメの図だろう。

 

「俺ら友達だからジュース買ってきてってたのんだだけだろ?ナニヨその態度は?」

 

そんな光景をみて優は頭を掻きながら、茜はそんな優を見ている。

 

「平和だねぇ、じゃ…俺帰るから」

 

優は目の前で起こったことを無視し歩き始める。

そんな優にため息をつきながらシノアは言う。

 

「あれを見てその感想じゃ…、当分友達作るのは難しそうですねぇ…」

 

(まったくもってその通りだ。)

心の中で同意しながらいじめられている男子を見る。

 

「だいたい俺らの仲間になりたいって言ってきたのはお前だろうがよ与一?なら働けよ家畜みてーに。」

 

いじめられている与一という男子生徒はその男たちに蹴られる。

 

「おい、その辺にしとけよ。」

 

さっきまで興味なさそうにしていた優がきっと家畜という言葉にイラついたのだろうイジメていた男三人に声をかける。

 

「おいおいおーいえ何?まさか正義の味方?ミカタっすか?」

 

「それとも何?お前が与一の代わりにパシられてくれんの?」

 

そう言いながら男三人は優に近寄る。

 

「いやぁ…お前らわかりやすくっていいわ、俺こういうのは得意だから何か嬉しいなぁいいよ喧嘩か?やるか?」

 

完全に喧嘩やる気満々の優にシノアは忘れてましたと優に向って声をかける。

 

「民間人に手を出したら謹慎処分ですから。」

 

その言葉にはあああああ!!?という優にその瞬間を狙っての相手の拳が優に当たった。

 

◆

 

沢山のジュースを持って優と与一そして、途中から手伝ってジュースを持っている茜その三人の後ろをシノアと俺で歩く。

さっきから優はずっと文句を言っている。

 

「なんで俺がパシリ……なんで俺が…」

 

「ごめんね、僕のせいで…」

 

さっきからずっと誤っている与一に俺は疑問に感じてることを聞いてみる。

 

「なんで与一君はあの三人に仲間に入れて欲しいって、たのんだんだ?」

 

「三人っていうより山中君にお願いがあって……」

 

「ん?山中って誰だっけ?」

 

そんなボケたことをいう優にシノアが茶化しにはいる。

 

「なるほど脳ミソ猿ですね」

 

そんなシノアを殴りにかかるので俺は優をとめ与一に続けてと言う。その時シノアの顔が赤かった気がしたが気のせいだろう。

 

「うん…えっと僕…帝鬼軍の入隊試験落ちたんだけど…どうしても入りたくて…山中君…実はあの有名な吸血鬼殲滅部隊の…月鬼ノ組入りが内定しているらしくて…」

 

「月鬼ノ組!!?あいつが!?マジで!?俺も入れねぇのに!!グレンの奴ぶっ殺す。」

 

そしてシノアにまたもや文句を言い始める。そんな仲の良い二人をみていると少し胸が痛むのを感じる。が与一の方を向いてまた質問をする。

 

「で、なんでそこまでして入りたいの?」

 

「こんな弱っちいのが…ていうのは分かってるけどどうしてもお姉ちゃんの敵を取りたいんだ…」

 

「まさかっ…」

 

「うん、お姉ちゃん僕をかばって吸血鬼に殺されたんだ…僕…怖くて動けなくて…後悔してるんだ…」

 

優がその言葉を聞き与一に近寄るそしてそのまま与一の頭を殴る。

 

「バーカ何が後悔だよ助けに行ってたら死んでたよ。」

 

「優の言う通りだ、それにお姉ちゃんも復讐なんて求めてないよきっと、」

 

ドンッ急な爆発音にみんな爆発した方を見る。そしてその瞬間に警報がなる。

 

『緊急警報、緊急警報、全生徒及び職員にお知らせします。隣接の生体実験施設から吸血鬼が一匹逃げ出しました全生徒及び職員は大至急敷地外に避難してください吸血鬼は血を吸うと力を取り戻します見つけても決して近づかず…』

 

「4人とも避難してください!!私は月鬼ノ組に出動要請を……!!」

 

「いらねぇ!!吸血鬼は俺が殺す」

 

優は大きい声で叫ぶとそのまま走り去って行く。

 

「くっそ…俺も行く」

 

優のあとを追い吸血鬼がいる教室につく。

 

そこには女子とその女子の血を吸おうとしている吸血鬼の姿がそして今まさに吸血鬼に向って突進をしている優の姿があった。

そしてその近くに山中という男がいる

 

「おい、山中君早く逃げるんだ。早く!!」

 

今でも優と吸血鬼が戦っている。だがその吸血鬼が教卓の上にいる女子の血を吸おうとその女子に触れる。

 

「ふ…ふふ…遊びは終わりだ、お前は誰も救えないこいつの血で回復すれば…お前などわらわの敵ではない」

 

「まずい!!」

 

吸血鬼が血を吸おうする瞬間与一が飛び込み吸血鬼と一緒に倒れる。

 

「与一⁉︎」

 

「百夜君早くこいつを…‼︎」

 

吸血鬼が与一を襲うそれをすぐさま優がとめる。そしてそのまま吸血鬼と窓から落ちる。

 

「百夜君!!」

 

「優!!」

 

すぐさま下に降りるとグレンが吸血鬼を消した後だった。

 

「お前、アホか。抗吸血呪もかかってない一般兵器で吸血鬼狩れるわきゃねぇだろそれに、陵お前は武器なしになにやってんだ。」

 

「武器ならありますよほら」

 

そう言って腰にある光剣を出す。これは神様が転生したとき何故か渡してくれたものだ。

 

「…まぁいい、だがガキのわりにはよくやった。学校の友達を守ったな」

 

「はっ?友達?興味ねーよ」

 

そう言った優にやっと下に降りてきた与一が抱きつく。

 

「何あれ?」

 

グレンが聞いてきたので答える。

 

「友達みたいだよ?グレン約束守らなくちゃな」

 

「えーー嘘だろぉ?それと陵お前今日からシノアと一緒に暮らせ。」

 

「は?えっ、なんで?」

 

そして後ろから近づいてきたシノアは俺をみて

 

「よろしくお願いします。」

 

と言う。

 

俺は苦笑いしかできなかった。

 

◆

 

優が目覚めて俺たちは月鬼ノ組に入れることになった。

 

「これで私たちはあなたの大嫌いな『仲間』ですね何はともあれようこそ月鬼ノ組へ」

 

こうして仲間になった俺たちは吸血鬼を殺すための第一歩を踏み出した。

 

 




茜の出番が少ない。

次は頑張らなくては…

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