終わりのセラフ〜転生した少年〜   作:鬼城

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とても、遅くなりました。
すみません。

テストがですね、あったものでですね…
テストってなんであるんだろう…

まぁ、そんなことより、どうぞ!


三章 名古屋決戦 後編
二十九話 活動開始?


サテラ・バートリーはとある廃墟に向かった。そこにいたのは、リンとレミで二人は不気味な笑みを浮かべている。

 

「作戦は失敗しました。すみません。」

 

「別に…いい。彼が仲間を…守ると決めたのなら…そっちの方が…誘導…しやすいから」

 

「まるで、見ていたかのようなセリフですね。」

 

「やーやー、私たちにはみえるのだよ。」

 

「レミ、ほんとに…うっ…さい。」

 

その会話でサテラは参ったと頭を抱える。こっちが利用することは無理そうだと…彼女たちには誰も勝てない…

 

「早く…迎えにいってあげないと…」

 

「迎えに?」

 

「気にしないでください、サテラ・バートリー。では、次の任務を与えましょう。次は…」

 

そうして、レミから言い渡された任務にサテラは目を見開いた。

 

「貴族を人間が殺す?そんな、馬鹿な事を信じろと?」

 

「彼等は強くなった。それも禁忌をおかせる程に…貴方は神の実験を知っています?その人間を殺すためだけに造られた兵器。」

 

「何を言って…」

 

「その兵器が暴れるまでもう少しです。そこには人間も吸血鬼も天使さえも関係ない。だから、貴方にたのみました。」

 

「時…が…来るのは、そう遠くない…」

 

そして二人は空を見上げる。サテラはわからないというように首を傾げる。それでも、面白いことが起こるというのは分かった。その事に胸を踊らせながらサテラも空を見上げた。

 

 

俺たち六人はあの後すぐに解散し俺はシノアと自分達の部屋に帰る。それも、手を繋ぎながら。

 

「さてさて、陵さんにはしっかり、話をしてもらいますよ?」

 

「うっ…」

 

「あはは、沙鬼さんはあなたのなんですか?」

 

「沙鬼は俺の恩人だよ。転生前のね…俺は呪いのせいで一人だったから。」

 

昔の事を思い出しながらそう話す。もっと他にも聞いてくると思ったが、それ以上シノアは何も言わなかった。そして、俺は昔の事を思い出す。

 

あの時は本当に一人だった。両親の顔も姉の顔も分からず自分の存在さえも怖かった。あれ…そういえば俺はなんで、両親の名前を知っていたのだろうか?親の名前は親戚も教えてくれなかった。禁忌やらなんやらと言っていた気がする。葬式すらも俺は出してもらえず、知ったのはあの時に沙鬼が言ってからだ。それなのに、何故俺はあの時、親の名前を知っていた?どんどん考えが広がっていく。そんな時、不意にシノアが強く手を握ってきた。いつの間にか部屋の扉の前についていて俺は今だけはと考えるのをやめた。

 

 

「陵さんはもう寝てください。」

 

着いてそうそうシノアは言う。それに「大丈夫だよ。」と返すとそれでもと無理やり寝かされた。シノア相手に無理があったか…

 

「腹部を刺されているんですから、安静です。いいですね?あ、ん、せ、い、ですよ?」

 

「分かったよ。」

 

「陵さんが寝るまでここにいますので。」

 

「だいじょうb「ここにいますので!」

 

俺の声を遮りそうシノアは言うとベッドの横にあるイスに座る。それを見てこれ以上は無理だと悟りおとなしく寝る事にした。目を瞑る。と同時に横から、スーと吐息が聞こえる。

 

「シノアが先に寝ちゃったよ…まぁ、心配かけたからね。」

 

「スー…りょ…さん…だめ…ですよ…そこは…」

 

どんな夢を見ているのかな?とおもわなくもないが…流石にこのままと言うわけにはいかない。そっと、起き上がりシノアをおぶる。そしてシノアの部屋まで来ると降ろそうとベッドに腰掛ける。その時、

 

「!?」

 

「はなし…ません…から…」

 

急にシノアが強く首を絞めてきてシノアを寝かすことが出来ない。そして、放すようすもない。というより、寝てるんだよね?これ…

 

「…シノアさん?」

 

「………」

 

「嘘だろ…」

 

このままどうしろというのか。とりあえず風邪を引かせるわけにはいかないので暖房をつけてジッとしてみる。

 

「うわっ」

 

そして、急にシノアが横へ体重を掛けてきたので倒れてしまった。それでも手を放す様子のないシノア。

 

「本当に…これは流石に…」

 

後ろを振り返りながらシノアの顔をみる。その顔は素晴らしいほどに笑顔である。その顔にドキッとしなくもないが…

 

「反則だよ…こんなの…」

 

やばい、本当にやばい。これはやばい。その…理性がですね?寝ている相手にいっても意味無いので心の中でそう繰り返す。

 

「あはは、もういいや。俺は大仏だ。心を無に…」

 

出来なかった。それでも、不幸中の幸いか…いや、これまた不幸か…眠気が襲ってきたので俺は意識を手放した。

 

 

朝、シノアは目が覚める。すぐ目の前には陵の顔がありその顔は普段の格好良さとは違い可愛さがある。

 

「…って、え?あれ?」

 

どういうことなのか。昨日は確か陵さんが寝るの見て…あれ?寝るの見た?どうにも昨日の記憶が思い出せない。シノアは考えても無駄だと思い、気にしないことにした。

 

「陵さん…夢じゃないですよね?…」

 

「ん?どうした…の?」

 

「おわ、起きて…いえ、おはようございます。」

 

「おはよう?あぁ!」

 

陵は急いで飛び起きたかと思えばすぐさま部屋を出て行く。忘れてた…俺あの後寝たんだった…。と陵はドアの前で頭を抱えた。

 

 

軍用車に乗って俺たちは目的地である、海老名サービスエリアに向かっていた。

 

「空が青いなぁ、こんな天気がいいと、世界が滅亡してるなんてとても思えないな。」

 

「はは、優は呑気だねぇ。」

 

「悪かったな!…なぁ、君月、この道って箱根の温泉行くやつでしょ?」

 

「ん?さぁ、俺は東京生まれじゃないから知らん。」

 

「車運転するならそれくらい知ってろよー」

 

「じゃあ、おまえが運転しろ」

 

「いいの‼︎?」

 

このくだり、いつまで続くのか…優は運転できるまでずっと言いそう。と呆れながら優の方を見る。

 

「あはは…あ、ヨハネの四騎士だ。」

 

与一は、苦笑いをしながら前にいる約四体のヨハネを見つける。それに反応し

 

「俺と与一でやろうか?」

 

と聞く。まだヨハネの四騎士は気づいていないので簡単に殺れる。それにこの距離なら俺も与一も外さないだろう。

 

「いや、たぶんよけれる。」

 

「だめだ。急ブレーキや急カーブは禁止する。軍用車は貴重だからな。」

 

君月の言葉にそう返す三宮。ということは…やっぱり、始末することになりそうだ。

 

「じゃあ、やっぱり、僕と陵くんで…」

 

「いやいや、俺が殺るよ。君月が運転させてくれなくて暇だから。君月がいじめっ子すぎて暇だから!!」

 

「うるせぇなぁ。殺るなら早くやれ。斬ってすぐ戻れよ。減速しねーぞ。」

 

「問題ない。」

 

そして、優は刀を構える。それを俺たちは黙って見る。

 

「行くぞ、阿朱羅丸。」

 

優はものすごいスピードでヨハネの方へ行き刀を振る。全てを一瞬で斬ると着地予定であるこの車を見ずにジャンプする。素晴らしい格好付け。そして、着地する寸前でシノアの声が響いた。

 

「君月さん、敵です‼︎右によけて下さい!」

 

「ん?」

 

シノアの声に従い君月はハンドルをきる。方向転換した車により、優は車に着地できず…

 

「へ!?ちょっ敵!?」

 

と言いながらいるはずのない敵を探している。その間にも車は進んでいく。

 

「アクセル全開だ!」

 

「じゃあ、20キロ先の海老名サービスエリアでまた、会いましょー!」

 

「流石にやめようか…しょうがない、形状変化 ーー」

 

俺は刀をすぐさま鎖に変えて優の方へ投げる。その鎖は見事優の首に絡まり、それを確かめた後、それを思いっきり引きながら長さを短くしていく。

 

「え?ちょっと…おい?死ぬって…首!!」

 

悲鳴が聞こえていたのは聞かなかったことにしよう。なんとか車に乗ることができた優はすでにご愁傷様だった。

 

「優くん死んでないよね?」

 

「これぐらいじゃ、死なないよ…多分…」

 

「あはは、まぁ、少ししたら目が覚めるでしょう。」

 

「そうだな。今はこのままにしておこう。」

 

そして、何事もなかったかのように…

 

「…ふざけんな!?」

 

急に起き上がる優。なにやら、ご立腹のようだ。

 

「おはよう。優。」

 

「ああ、おはyじゃねぇよ!?なんか置いていかれそうになるし、死にかけるし…おまえら、ほんとに殺すよ?」

 

「ねぇねぇ、君月。集合場所まであとどれくらい?」

 

「無視すんな!」

 

「あーもう、うるせぇ。優、おまえ運転してみるか?」

 

「え!?いいの!?」

 

さっきまで怒っていたのが嘘みたいにはしゃぐ優。

 

「まぁ、慣れとく必要もあるしな。あと、おまえ暇にしとくとうるせーし。」

 

「よかったね。優くん。」

 

「頑張って優。」

 

「おお!見てろおまえら!俺のドライビングテクが炸裂…」

 

「させるな。安全運転から覚えろ。」

 

優にツッコミを入れながら君月は車を止めて優に席を譲る。そして優が運転席に座る。と…そのとき、またもやシノアの声が響いた。

 

「優さん!急いでエンジンをかけてください‼︎」

 

「え?」

 

「敵だ‼︎敵から逃げるんだ‼︎」

 

「………あ」

 

何が何だか分かっていない優だったが三宮の言葉により意味を察してすぐにエンジンをかける。もちろん、ここで言う敵は君月である。車は走りだし車に乗っていない君月は置いていかれる。二度目の展開。だが…

 

「力をよこせ《鬼箱王》」

 

黒いオーラが君月を覆う。それに俺は気づき、

 

「君月さん、お達者…」

 

「シノア、さがってて。」

 

と、呑気なシノアに忠告しておく。その瞬間、君月が目の前にいた。素晴らしい跳躍を見せた君月は顔を鬼のようにしながら、剣をシノアと三宮に向けている。

 

「あら…女の子に刃物を向けるなんて、君月さんかっこわるーい。」

 

「そうだぞ、君月。モテなくなるぞ?」

 

「少なくとも、てめぇらにモテたいと思ったことはないね。」

 

やはり、怒っている君月。

 

「おかえり、君月くん。」

 

「首謀者は与一さんなんですけどねぇ。」

 

「ええええええ!!」

 

とまあ、とばっちりを受けた与一。こんな感じで俺たちシノア隊は目的地へ向かった。

 




微妙な所で終わらせてしまった…

次回は早めに出せたらと思いますので、よろしくお願いします!
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