終わりのセラフ〜転生した少年〜   作:鬼城

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先に謝ります。
すみませんでした。まだ鬼呪装備させることができませんでした。楽しみにしていた方(いるのだろうか?)には頭が上がりません!

次回は入るので今回は許していただけたらと思います。


七話 試験

あれから、約10日

優がグレンを探しにいこうぜと言うので五人で探しにいくこととなった。やく2時間ほど会話をしながら歩いて行くと

 

「あー、クソつまんなかった。世界滅びた後も内部で政治やら派閥争いやら…あほかっての。」

 

と言う声がきこえる。

その声は俺たちが探していた張本人のものでありその声が聞こえた瞬間に俺たちはその声の方へ走っていくいち早く走っていった優は当たり前のようにグレンを先に見つけた。

 

「馬鹿グレン、見つけたぁああああ!!」

 

大きい声を出しながら優はグレンの方にダダダダダッと走っていく。そして蹴った。見事な飛び蹴り。しかも

 

「俺に鬼呪装備渡さないで10日失踪するってどう言うことだあああ!!」

 

と言いながら、だがその蹴りも軽々とグレンに止められた。そんな優を見てグレンは面白いように笑う。

 

「はは、相変わらずおまえ…わかりやすいなぁ。くだらん政治の後だとちょっと面白いぞ。」

 

「俺は面白くねぇよ!!いい加減俺に吸血鬼殺せる武器よこせっ!!」

 

そんなことを優が言っているとき俺たちはやっと優に追いつく。

そしてそんな俺らを見てグレンは一旦優の足をはなしておまえらそーんなに吸血鬼に復讐したいのか?と聞いてくる。その質問にすぐさま優が答えた。

 

「したいねっ!俺はそのためだけに生きてんだよ!」

 

そう言った優をグレンは考え事をしているのかボーとした顔でみつめる。そして決意したように言う。

 

「よし、なら明日鬼と契約するか で前線に出してやる」

 

さすがの優もこんなにすんなりオッケーをもらえるとは思わなかったのか面食らった顔をしている。

そのあと、え、マジで!!?と声を出していた。

 

「ああそうしよう。訓練間に合ってなくてももういいや」

 

そんな投げやりな言葉に俺は呟く。

 

「仮にも先生やってんのにそんなんでいいのかなぁ」

 

聞こえないように言ったつもりだったのだが地獄耳のグレンには聞こえたようだ。

 

「何かいったか?」

 

「いいや、なんでもありません。」

 

その言葉にグレンはそれでいいと言うようにとてつもなく怖い笑顔でニコッと笑った。そして俺たちに言う。

 

「死んだらおまえらの責任な?」

 

そんな言葉に優は顔を輝かせながら

 

「おおお問題ないね!!それだよそういう展開をずっと待ってたんだよ‼︎」

 

と言っている。グレンはははっと笑う。

 

「やっぱ馬鹿だなおまえ…あっところでさ優…

上官蹴ろうとするんじゃねぇえええ!‼︎」

 

優の頭にグレンの踵落としがゴンっと鈍い音を立ててヒットした。そのまま意識をうしなった優をほっといてグレンは歩いていく。

 

「あーやっぱ馬鹿どもの相手すんのは疲れたわでもまあちょっと面白くなってきたな。」

 

と呟きながら。

 

 

「それではこの前やった呪術筆記試験の答案を返して解散にしまーす。この結果はこれから与えられる鬼呪装備のランク決めにも影響するので結果を受け止めて次回に活かすようにして…」

 

先生は答案用紙を配りながらそんな事を言っている。俺にも結果が配られた。結果は全て100点

そばにいたシノアが覗き込んでくる。

 

「いやー、私の彼氏さんは天才ですねぇ。すごい人貰っちゃいました。あはっ」

 

とテストの結果を見て言ってくる。

それに比べて…とシノアは風のように優のそばにいきサッと優の答案用紙を奪う。優は取られまいとしたようだが一歩遅かった。シノアはその結果を見てやはりというように笑う。

 

「うわーすごいこれアレじゃないですか!超人にしか取れないと噂のあの伝説の点数じゃないですか!皆に見てもらいましょう〜」

 

シノアはまたもや風のように男子生徒の方へ行きサッと答案用紙を机の上におく。男子生徒はその点数を見てそれぞれの感想を言っていく。

 

「おおおおなんだこいつまじで0点だぞ」

 

「ほんとだすげぇ!!」

 

「この月鬼ノ組は吸血鬼殲滅部隊の中でもエリートの集まりじゃなかったのかよ?」

 

「答え全部ひらがなで書いてあんだけどそんな馬鹿がなんでここにいんだよ…」

 

「見んなコラアアア!!!」

 

ついに優が怒った。まぁ我慢した方だろう。

やっとの事で答案用紙を奪い取りシノアの方を向く。

 

「…てんめぇいじめっ子すぎんだろ。陵に嫌われるぞ。」

 

「いじめっ子とはなんですか。トゲトゲしすぎてクラスに溶け込めないあなたを人気者にしてあげてるんじゃないですか。それに陵さんは優さんと違って心が広いので…大丈夫で…す…。」

 

チラッとこっちを見てくるシノア不安そうなシノアに大丈夫だと頷く。そんな俺にシノアは安心した顔をして優の方を向く。

 

「余計なお世話だっつの‼︎だいたい仲間やら友達やら吸血鬼殺すのにいらねぇんだよ‼︎」

 

と優は開きなおっている。

 

「まーたそんなことをチームプレイできない人は軍じゃ活躍できませんよ。」

 

そんな言葉を聞かず優はシノアを指差し言う。

 

「できるね!俺は超スーパー活躍するね!」

 

そんな優に呆れ呆れシノアは言う。

 

「子供ですかあなたは、」

 

「誰が子供だって!?」

 

そんな二人の会話を与一と茜と一緒にまあまあと割ってはいる。

 

「でも優くんはあれだよね。子供の時吸血鬼の都市で監禁されてたから読み書きは日本語より英語やラテン語の方が得意なんだよね。今回は仕方ないよ。」

 

そんな与一の言葉にあーいや、なんというか…と照れたように?頭をかく優。そんな中で後ろからひょいっと君月君が優の答案用紙をとった。隙をつかれた優は、ああ!!?と叫んだがその手に答案用紙はもうない。

君月君はその答案用紙を見ると一言言う。

 

「頭にクソでも詰まってんのか?」

 

「ああ!!?」

 

「君月君やめなよ、優はクソが詰まってるんじゃなくて空っぽなんだよ。」

 

「おい!?陵てめぇもかよ⁉︎」

 

本当に言うつもりはなかったのだがどうやら口に出ていたらしい。気をつけなくては…

さっきまで怒っていた優は俺たち二人に向かって

 

「なんだよ偉そうにしてるてめぇはじゃあ何点だったんだよ!!?さぞいい点なんだろうな!?」

 

と聞いてくる。

(これは…言った方がいいのか?)

そんなことを考えているとすでに君月君は自分の答案用紙をもって優に見せおり、それは全て100点の答案用紙だった。

 

「右からラテン語、呪術、英語呪術、日本語呪術、いやー俺は日本語以外苦手だから帰国子女気取りの優さんにはとてもかないませんよ〜」

 

そんな君月君の嫌味に優は完全にきれる。

 

「てめぇは吸血鬼の前にぶっ殺ぉおおおす‼︎」

 

「上等だ来いやコラぁあああ!‼︎」

 

喧嘩し始めた優達をほっとき、俺はシノアの方へ歩み寄る。

 

「シノア、グレン今日来るって言ってたよね?くるの?」

 

ちょうどシノアに聞いていた時ガラッとドアが開く。

入ってきたのはグレンだった。

 

「おいなんだ相変わらずクソうるせぇなここは。」

 

と言いながら入ってくる。女の先生はグレンが来たことが嬉しかったのか照れたような嬉しいような顔でグレンを出迎えている。

 

「中佐ちょうど来ましたね。」

 

そうシノアが言ってくるのでそうだねと返す。

隣の優達はまだ喧嘩をしているがすぐにグレンに気づき優がグレンに声を掛ける。

 

「おいグレン‼︎てめぇいい加減俺に鬼呪装備よこせよ‼︎俺は吸血鬼どもに復讐するためだけに生きてんだぞ‼︎なのになんでこんなとこでクズどもと一緒に…「騒ぐな馬鹿俺が喋る…」

 

君月君は優の言葉を遮り次は俺だ、とグレンに向かって話し掛ける。

 

「なぜクラスを放置して10日以上も失踪したのでしょう?もう我々には鬼呪装備契約のための実力はあると思いますが」

 

その言葉にグレンは薄く笑う。

 

「へぇ、おまえらクズどもに鬼と契約できるだけの実力があるって?」

 

「あるに決まってんだろ‼︎君月のクソにはないとしても俺にはある‼︎」

 

優が素早く返答しそれに君月が黙れよ‼︎と言うそのまままた、喧嘩になっていく。

そんな二人を尻目にみながらため息を一つはく。

そして俺は近くにいた茜に言う。

 

「ねぇ茜、優はいつ大人になるのかな?」

 

「一生このままだとおもうよ?」

 

ですよね〜っとまた一つため息を着いた。

そのまま前を向くとグレンが自分の剣を抜いている所だった。

(うそだろう!?とてつもなく嫌な予感が…)

そんな俺の嫌な予感は的中する。そして

 

「死んだ奴は修練足りてなかった自分を恨め」

 

と、グレンは言ったあとそのまま剣を床に突き刺した。

その瞬間黒い霧のようなものが教室全体を包む。がそれだけではなかった、周りのほとんどがすぐにドサドサと倒れていく。

 

「があ?なんだこれ」

 

「し…心臓が締め付けられ…」

 

それぞれ優と君月君が言う。与一はほとんどなにも感じて無いのかみんなどうしたの?とキョロキョロしている。

俺も俺でなにも感じずただ倒れていく人を見ることしかできなかった。

そんな中やっとグレンがはい終了と剣をしまう。そしてそのまま言っていく。

 

「よーしじゃあ今意識があるやつ、見込みがあるこのまま訓練続けてきゃ鬼呪装備契約の儀に移れる可能性がある。あと立ってられた奴お前らは優秀だ。すぐに俺の剣と同ランクー『黒鬼』のシリーズに挑戦させてやる。で立っているのは〜優…君月、与一、陵…お前は気絶しろよ」

 

ははっとシノアは笑う。

茜は立ってはいないが足を着いていてようやく耐えたみたいだ。俺は大丈夫かと茜に手を貸す。茜は大丈夫だと言ったが結構きつそうだ。

 

「あのグレン様無茶苦茶な試験はいつものことですが与一くんを『黒鬼』シリーズに挑戦させるのはどうかと思います。」

 

と女の先生がグレンに言う。その言葉にグレンはうっとおしそうに答える。

 

「俺の決定に文句あんのか?」

 

「文句は無いですが…しかし、与一君は心が安定していても鬼を受け入れられるだけの強さは…」

 

「強さがなきゃ死ぬ。ここはそういう世界だ、おままごとやってんじゃねぇぞ。」

 

今度は女の先生ではなくシノアがグレンの言葉に対して答える。

 

「ですが鬼は弱い人間を嫌います。与一さんはきっと鬼に…「うるせぇなぁ」

 

シノアの言葉を遮りグレンは与一の方を向く。

 

「おい与一おまえ吸血鬼に殺された姉貴の復讐したいんだろ?なら命かけるよな?」

 

与一は少しためらいを見せる。そんな与一に俺は声を掛ける。

 

「与一、俺はやめた方がいいと思うよ。でも与一にはここに来た理由があるはずだよ?だから無理強いはしない。」

 

そして与一は何秒か考えたあと大声でグレンに言う。

 

「グレン中佐‼︎僕やります‼︎もっと強い力が欲しいから‼︎もう大切な人を失わないですむだけの力が欲しいから‼︎」

 

その言葉には与一なりの決意の表れがあった気がした。

そして優はその時悲しい顔をしていたが誰も気付く人はいなかった。

 

 

 

 




明日更新できそうならしますのでよろしくお願いします。

また、次も読んでいただけたらと思います。

では次回で会いましょう。
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