prince of saiyan   作:民族王

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この小説はドラゴンボールの2次創作ものです 
原作のドラゴンボールの設定と異なる または都合よく解釈してるところが存在しますが
ご了承ください
またオリキャラが登場しますので苦手な方は見るのを控えることをおススメします





プロローグ~王子生誕~

 

~エイジ729~ 

惑星ベジータ王宮にて

 

この日、王宮内はめずらしく賑わっていた。

 

いつもは物音もあまりしないこの王宮だが今日は違った。

 

ベジータ王の息子の生誕を祝いパーティーが開かれていたのだ。

 

王族の者が生まれたとなればそれを祝うのは当然と言って良いだろう

 

ベジータ王が主催したパーティーには多くのサイヤ人が参加した。

 

王の側近やその親族たちはもちろんのこと、一般のサイヤ人たちもこの日は王宮に立ち入ることを許され

 

それぞれがみなパーティーを楽しんでいた。

 

しかし王族主催のパーティーというにはお世辞にも華があるとは言えなかった。

 

それもそのはず 彼らは野蛮な種族として宇宙にその名が知れ渡っている《戦闘民族サイヤ人》だ。

 

彼らは古来より自分たちの高い戦闘能力を生かし、欲しいものは戦って奪い取ることで財と文化を成してきた。

 

この星、惑星ベジータも元々は《ツフル人》の住む星《惑星プラント》であったのだ。

 

約一世紀前 宇宙を放浪していたサイヤ人は異星人から奪った宇宙船に乗ってこの星に流れ着いた。

 

宇宙船を発見したツフル人たちはサイヤ人の居住を快く受け入れたかのように見えた。

 

しかしツフル人は野蛮民族として名が知れていたサイヤ人たちを内心蔑んでおり

 

サイヤ人を自分たちの奴隷や労働力として扱い迫害や弾圧も行った。

 

だがそうした中でも居住地を得たサイヤ人はその繁殖力で数を増やしていた。

 

そしてエイジ720

 

時を伺い密かに集っていたサイヤ人たちが一斉蜂起 サイヤ人とツフル人の全面戦争が始まった。

 

圧倒的な戦闘能力を誇るサイヤ人を相手にツフル人は高度な文明による産物を使い対抗した。

 

サイヤ人たちはほとんど知性を持たず真っ向から向かってくる者ばかりだったため

 

最初は高度な文明と頭脳をもつツフル人が優勢であった。しかしその中に他のサイヤ人をも寄せ付けない

 

圧倒的な力と知能を持ったサイヤ人がいた。それが現ベジータ王だ。

 

彼は烏合の衆にも等しいサイヤ人たちを纏め上げ、力と策を使い戦争を優位に進めていった。

 

サイヤ人は次第にツフル人の文明を奪い取りながら彼らを圧倒し続け、エイジ724 

 

8年に一度の満月の夜が訪れた。それはサイヤ人の勝利を約束するものでもあった。

 

サイヤ人には戦闘に長けた様々な特性がある。その一つが大猿化だ。

 

満月の光を目から浴びたサイヤ人は尻尾と光が反応しその名の通り巨大な猿の姿となる。

 

大猿化したサイヤ人は体の大きさは勿論のこと元々高いパワーがさらに10倍にも跳ね上がるのだ。

 

この満月の夜にサイヤ人たちは一斉に大猿化 ツフル人を完全に絶滅させ戦争は終結した。

 

そして星の名を《惑星ベジータ》と改め、以降ベジータ王がサイヤ人を治めることとなった。

 

これが現在のサイヤ人の大まかな成り立ちである。

 

このように元々本能に従って動く民族であったため、品性を求めるほうが酷なのかも知れない。

 

一応ツフル人から奪った文明によりある程度の知性は得たものの野蛮な所は変わらず

 

王族やその側近たちなどの王宮に出入りしているサイヤ人はある程度の品性を持っているものの

 

一般の、いわゆる下級戦士と呼ばれるサイヤ人たちは全くといっていいほど品が無かった。

 

テーブルに並べられた料理を皿にも取らず手でガツガツと貪り食うようなものたちがほとんどである。

 

パーティーというより酒場のような光景であった。

 

ベジータ王はそんな中、妃や側近たちと共に静かに食事をたしなみながらある知らせを待っていた。

 

(息子の戦闘力の計測がそろそろ終わる頃だ・・・・)

 

しばらくすると廊下から歩いてきた側近が王の前に跪いた。

 

『ベジータ王 王子の戦闘力数値計測、ただいま終了いたしました。』

 

『そうか・・ご苦労であった してその数値は?』

 

『戦闘力数値は約5000程です。』

 

5000・・・成人したサイヤ人のエリート戦士の平均と同じくらいの数値だ。

 

ちなみにエリート戦士の出生時の平均は1000ほどである

 

どうやら王の高い戦闘力を問題なく受け継いだらしい。

 

『5000か・・・上出来じゃな。』

 

王もこの知らせに満足したようである。

 

『ご苦労であったな 遅くなったがそちも宴を楽しむがよい』

 

『ハッ。有難う御座います』

 

そういうと側近は空いている席へと歩いていった。

 

 

 

ベジータ王子・・・サイヤ人の天才戦士であり後に地球を救う英雄の一人となる男が

この日、誕生した

 

 




原作との主な相違点

・ベジータの出生が原作より3年早い

・ツフル人がサイヤ人を奴隷として扱ったことに関してはアニメの王子の発言が元で
厳密には真相不明
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