東方呼振譚   作:返事が無いただの天邪鬼

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唐突に崩れる現実
1番最初のエピローグ


強盗は1人、人質は5人も居る

物語の普通はそんな事を言われても、そのうち主人公か警察が解決すると相場が決まっていると思う

しかし俺こと災条常徒は、物語の主人公でなければ警察でもない

では、何故こんな話になってしまったか?理由はその日は俺に不幸な出来事が多かったからだ

その日は朝からついてなかった、朝から友人と出かけると友人が車に轢かれそうなところを助けたら自分が轢かれかけ、友人の上から鉄柱が落ちてきたのを友人を止めて救うと自分は鉄柱が落ちた場所のコンクリート片が大量にぶつかる

そして昼飯を食べ様としたらこの強盗である

 

(強盗が持っている銃はリボルバー、これは銃に詳しく無い俺でも分かる。そして強盗は最初の警告に1発、次の警告でさらに1発、計2発の弾丸を使った)

 

チラッと強盗を見るとかなり激情していた

 

(ここで物語の主人公ならば誰も予想のつかないアイデアで強盗を無力化するだろうが、さっきも言った通り俺は主人公ではない。だから自分を犠牲にして強盗を取り押さえるしか無いか)

 

そう心の中で呟いた俺は1人強盗の前に出てきた

 

「なぁ、強盗さんよ」

「何だ⁉︎」

「お前はそうやってリボルバーを振り回してばっかりで、そのリボルバーは玩具なのか?」

「そんなわけ無いだろ‼︎」

 

パァン‼︎そんな乾いた銃声が店の中に響いた

 

「どうだ‼︎本物だろ‼︎」

(なるほど、確かに本物の銃だ)

そしてこの瞬間自分のやることが決まった

 

(残り3発の弾丸も使わせてやる。たとえそれが自分の死ぬ結果だとしても)

 

俺はまた強盗を見て言った

 

「さっきから人を狙わずにして、何なの?チキンなの?かっこわらいかっことじ」

「ガキィ‼︎」

(どうやら強盗を怒らせることに成功した様だ、わざわざかっこわらいかっことじと言った甲斐があった)

 

強盗が怒ったら後は簡単だ

 

「ほらほら、当ててみろよ」

「死ね‼︎」

パァン‼︎

まずは、1発撃たせる。強盗は頭に血が上っている為に外れる

 

「当たって無いぞぉ」

「ちょこまかと‼︎」

 

パァン‼︎

 

銃口を見て避ける

 

(また外れ、後1発)

「⁉︎後ろに人が‼︎」

「死ね‼︎ガキ‼︎」

 

パァン‼︎

 

どうやら後ろに居た友人を庇う形で最後の1発に当たってしまった

 

(身体に力が入らない、強盗も周りの人たちに取り押さえられたみたいだ。これなら自分1人の犠牲で良かった……)

 

周りからはサイレンの音

おそらく警察が来たのだろう

 

(友…人……泣……く…な y)

 

此処で災条常徒の18年に及ぶ短い人生は幕を閉じる事になった

俺が最後に思ったことは

もしも生きていたら寺でお祓いしてもらう

 

(まぁ、生きていたらだがな………)

 

と言うことだ

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