私が災条常徒と言う男が出会った時の事は今でも鮮明に覚えている。そして、彼を好きになった日の事も
初めて彼と出会った時の印象は、「少し、可笑しな人」だった。それから、一緒に暮らす様になってだんだん彼の事を気になり始めて、仕事を手伝ってくれる頃には自分の世界に常徒が必要になっていた
なのに……
(今日は常徒と出会って100年目、一緒に月に入ってそのまま暮らせるかしら?)
月へ移住する日、その日は何事も無く無事に月に行けると思っていた。だけど、あんな結果になるなんて……
(兵士が走ってくる。何かあったのかしら?)
「永琳様、常徒様!大変です‼︎」
「どうしたの?」
「都市に妖怪が攻め込んで来ました‼︎」
「何ですって⁉︎」
そこからは、時間が速く進む様に感じた。ロケットに辿り着いた時に常徒から、先に乗るように言われて乗り込んだけど。今考えたら、乗らなければよかった
「常徒!早く‼︎」
外に居るのは常徒だけ、彼がロケットに乗って発射するだけだった
「悪いな永琳、俺にはまだ仕事が残ってるんだ。だから、また次の時代で会おうぜ」
「待って常徒!まだ貴方には伝えたい事が沢山……⁉︎」
私たちを乗せたロケットは発射してしまった。彼は、まだ残って妖怪と戦っている
「そんな・・なんで・・・」
頭の中では、残った理由がある事は分かっていた。でも……
「貴方が居なければ、意味が無いじゃない……」
そんな時に部下から耳を疑う報告を受けた
「永琳様!都市に核が撃ち込まれました‼︎」
「なんで⁉︎」
「上層部が、我々が居た痕跡を消す為に撃ったらしいです‼︎」
気がついたら、自分の居た部屋を出て都市に核を撃った
「月夜見様、何故ここに?」
「永琳か?此奴らは、我の戦士であり友でもある常徒が残っている場所に核を放ったから、その理由を聞きに来た」
「それで、何か分かりましたか?」
「嗚呼「都市を消さなければ妖怪どもが月に侵略してくるかもしれない」だそうだ」
私は月夜見様から話を聞いた後、部屋に戻って椅子に乗って項垂れていた
パシュッ
部屋の扉が開き部下の1人が入ってきた
「永琳様」
「何かしら?……」
「常徒様からの手紙を届けに来ました」
「常徒からの手紙?」
「はい」
「分かった。見てみるわ」
そう言って私は部下から、常徒が書いた手紙を貰った。内容は
拝啓
八意永琳様へ
この手紙を見ている貴女の前に私は居ない事でしょう。今だから言います。貴女の入浴後のお菓子を食べてしまったのは私です
一瞬で手紙を破り捨てたくなった
「アレを食べたの常徒なの⁉︎別の人を疑ったじゃない!」
取り敢えず、続きを読んでみよう
罪悪感でより一層お菓子を美味しく感じました。そして、貴女の部屋を掃除している時に下着を見つけてしまい、もう少しおとなしめの下着を着けて欲しかったです。おそらく、また貴女と出会うかもしれません、その時は私に弓矢を撃たないでくださいね?私は、貴女と一緒に居た100年目がとても充実して楽しかったです。それでは、また会う日まで
P.S
部屋は散らかしたらいけませんよ?
最近、家事能力が高まってきた災条常徒より
「よし、殺そう」
手紙を読み終わった私は、自然と落ち込んだ気分が消えて常徒と会った時に彼に矢を放つと決めた
「待っていなさいよ常徒、絶対に後悔させるんだから」