目が醒めると其処は・・・
核の影響が無くなるまで『20th センチュリー・ボーイ』を出して始めは、植物の成長を波紋エネルギーで促していたが、途中からは自然に悪影響だと思い止めた。都市が消滅してから、何年たっただろうか。取り敢えず、50回目の冬を越した辺りから月日が気にならなくなった
(永琳から貰った、狐の面でも着けて状態でも確認してみるか?)
俺は、永琳から貰った面を見て壊れていないかを確認する。壊れていない事が分かったら、何故か急に眠たくなってきた
(ヤバイ・眠い・・意識が・・・)
「う、う〜ん・・・」
あまりにも、する事が無い為に永い時間を寝ていたみたいだ。鳥のさえずりで目が醒めて気持ちが良かったのだが……
(目が醒めると其処はジャングルでした。・・・じゃねぇよ⁉︎)
以前俺が、落ちて来た森に戻ってました。しかも俺の身体に植物の蔓が巻きついていた
(うーむ、この蔓は如何やって外そうかなぁ・・・)
俺は少し考えて
(取り敢えず『ダイバー・ダウン』)
『能力』で、『ダイバー・ダウン』を出して地面を泳いで脱出する。だが、出る場所が悪かったみたいだ。目の前に幼女が見える
「誰だ、お前は‼︎」
「“誰だ?”って聞きたそうな表情してんで自己紹介させてもらうがよ俺は、おせっかい焼きの災条常徒だ!」
「如何やってお前は『人型の蔓』の前に現れたんだ!お前は何者だ‼︎」
幼女が色々と聞いてくるので、親切に教えてあげるとある事に気がついた
(・・・この幼女に、この蛙の様な帽子、まさか『諏訪子』様か?)
「黙っていても、分からない。さっさと喋りな!」
「一つ聞いても良いか?」
「・・何だい」
「今、貴女が言った『人型の蔓』とは一体何だ?」
俺はまさか、自分が観光名所の一つになっているのかを確かめる為に聞いた。すると返ってきた言葉が
「知らないのか?『人型の蔓』はその昔、村を守った男が亡くなった場所に生えてきた蔓が絡み合った形が人の形だったらしいからその名前が付いたらしい。何でも、コレの近くに生える植物は成長する速度が速いって聞くし蔓を人の形で保つなんて、神でも難しいよ」
「中に人が入ってると思わなかったのか?」
俺は、誰でも考えつくことを目の前に居る
「そんな事はすぐに考えたけど、何十年と腐ることがないから生き物ではない。岩か何かなら、風化してしまう。だから謎だったのさ」
(なら、蔓を切って中を確かめれば良いのに)
そんな野暮な事を考えていると幼女が、最初に言ってきた質問を繰り返した
「それで、お前は何者だ?」
「俺は、おせっかい焼きの災条常徒だと言わなかったか?」
「私が聞きたいのは、お前の名前じゃなくて素性だよ!」
正論である。俺だって急に人が出てきたら、其奴が何者かを聞く。名前は、如何でも良い
「俺は、貴女の言った『人型の蔓』の中に入っていた唯の人間だよ」
「は?」
洩矢の祟り神との出会いで俺は、これから沢山の人と関わっていくと思わなかった。と言うか、楽をしたいから思いたくなかった