駄女神の登場
「いや〜ごめんね〜」
俺の目の前の女性は急にそんなことを言い出した
(どう言う事だ、俺はもう死んだはずなのに意識がある)
弾丸を受けて生きているはずがない。そう思っていたら目の前の女性はさらに続けて
「君はまだ生きているはずなんだけど、ちょっと私がミスをしてしまってね〜」
と言った
(まだ生きているはず?何故分かる……まさか…いや有り得ない。此処は物語ではないのだから。でも、もしかしたら)
「1ついいか?」
「はいはいなんだね少年君?まさか…お姉さんのスリーサイズを知りたいのかい?」
……かなりイライラする女性だ
「スリーサイズは興味が無いだが、もしかすると貴女は神か?」
「へ〜何でそう思うの?」
確かにそうだ、いくら何でもいきなり『貴女は神か?』と言われてもただの怪しい人にしか見えない。だからこそ聞いたのだ
「1つ目は、生きているはずと言った事だ。普通ならそんな事は言わない」
「………」
「2つ目は、その後に私がミスをしてしまってね〜と言った事だ。俺が死んだのに対してのこれは貴女自身が生者と死者に司る仕事をしてないと出てこない」
「それなら、警察でも一緒じゃない?」
「3つ目、それは俺が貴女に『神か?』と聞いた後の貴女の反応だ。普通はこんな事を言われたら混乱するか、俺の事を頭の可笑しな人だと思う。だけど貴女は興味津々に俺を見た。『何故そう思うか』と聞いたのは俺の推測を聞きたいからじゃないか?」
「………」
目の前の女性は黙り込んでしまったそして口を開いて言ってきた
「ピンポンピンポン大正解‼︎いや〜見事な推理だね〜これなら探偵として食べていけるね‼︎」
……どうしようかなりウザい
「うんうんそろそろ君の眼が怖いから真面目に話すね」
(最初からそうしろ‼︎)
「確かに私は神で、私のミスで君が死んだのは間違いないよ。でも本当は君じゃなくて君の友人が死ぬはずだったんだよ?」
どう言う事だ目の前の神は死ぬのは俺ではなく友人の方だと言った
「なら何故俺が死んだ?」
「君が死んだのは死ぬはずだった友人を庇っちゃった所為だよ。友人の代わりに君が死んでしまったから君の分まで友人は生きていけるんだけどね〜」
何て事だ死ぬ前に起きた数々の不幸は友人を庇ったからなのか……
「そこで!そんな君に素敵なプレゼントを送ろう‼︎」
プレゼント?
「そう、君に送るプレゼントは転生‼︎いや〜誰でも1度は願うよね‼︎私も、こんなに沢山の仕事は出来ないよ〜って時に思うもん」
それは唯の職場放棄、サボりです
「そして君の転生先は!ジャン‼︎」
(口で言うなよ‼︎)
「東方projectの世界です‼︎そして君には3つだけ願いを叶えられます‼︎」
3つもだと⁉︎
「さぁ君の願いは何だ‼︎」
そんなのは決まっている
「能力の数が無制限になる程度の能力と波紋と振動を司る程度の能力後は………」
「どうしたの?急に止まって」
「……俺の居た記録を全部消してくれ‼︎」
「本当に消していいの?」
確かに今まで自分がして来た事を『全て消す』なんて願い初めてだろう。全て消すと言う事は自分の歩んできた道のりを無くすと言う事だ。でも……俺は‼︎
「良いんだ、友人や家族は悲しませたく無いからな」
「良い子だよ〜お姉さん涙が出そうだよ〜」
眼を滲ませてこっちを見ないでくれ、恥ずかいから
「こんな良い子にはお姉さんが1つ能力をあげよう‼︎その名も記憶し続ける程度の能力‼︎」
「記憶し続ける程度の能力?」
「そう、この能力は物事を忘れる事なく覚え続ける事が出来る能力だよ」
なるほど、これなら転生しても生前の記憶は覚えていられるな
「それじゃあ、そろそろ転生を始めるよ〜」
「了解した」
「転生プログラム発動‼︎」
「⁉︎その名前駄目d……」
この瞬間、地球に災条常徒が居た記録は全て無くなった………
主人公の名前
常はじょうとも読めるので生前のあだ名にはジョジョがあった。本人はオタクなので気に入っている