「さぁ、着いたわ」
どうやら月夜見様がいる部屋の前に着いたようだ……
コンコン
「誰だ?」
「八意です、月夜見様」
「八意か?分かった入れ」
「失礼します」
ギィィィィと音を出してドアが開いた
しかし、いや確実にこれは効果音だと思える。なぜなら今入ったドアは両開きのドアで、左右にスライドしたからだ
(何この無駄機能・・・?)
そんな俺の考えをどうでもいいかのようにドアは開き、その奥に椅子に座った女性が居た
「八意、お前の隣に居る男は誰だ?」
「こちらの方は私を妖怪から救ってくださった災条常徒さんです」
「成る程」
「・・・どうも」
(意外!月夜見は女性ッ!驚いた、まさか都市のトップ月夜見様が女性だったとは……)
などと俺がアホな事を考えていたが永琳たちの話は進んでいく
「月夜見様、彼を都市に住まわせてよろしいでしょうか?」
「ほぅ、それは何故?」
「彼は私を助けた後に妖怪をいともたやすく殺しました。それも、我々も知らない方法です」
「『能力』を持っていると言うことか?」
「おそらくは」
ドキッ
(何故俺が『能力』を持っていることが分かる⁉︎)
「何故?って顔をしてるけど、分かるわよ?」
「なんで……」
「貴方があの妖怪を倒す時に指を妖怪の身体に刺し込んだわ。普通の人間にはできない芸当ですもの。しかし貴方は妖怪ではない、つまり貴方は『能力』を持っていると言う事になるわ」
「そうやって確信していると言う事は、永琳お前も『能力』を持っているのか?」
「えぇ、私は『あらゆる薬を作る程度の能力』を持っているわ。ところで、貴方はなんの『能力』を持っているのかしら?」
「俺?いや今はまだ詳しく言えないな」
「それは何故?」
「俺の『能力』は、元は一個だけどまるで木のようにいくつにも枝分かれしているんだ」
「なら元の一個を言えばいいじゃない?」
「そうだな、確かに言うのが礼儀ではないか?」
「それは無理だ。永琳そして月夜見様貴女方は、自分の手の内を全て人に明かしますか?」
「それもそうね」
「確かに、しかし枝分かれした『能力』は言えるのではないか?」
ドキッ
(痛いところを突いてくるな、月夜見様)
俺は今、非常に困る質問をされてしまった。正直に言うと『
(難しい。非常に難しい。永琳たちが見た『
「どうしたの?急に黙り込んで」
「いや俺の『能力』をどう言うべきかを考えていただけだよ?」
今、言おう俺の『能力』を‼︎