預言者の弟は活躍出来る?   作:筋肉革命

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なんとなくで投稿しました。


第1話 はじめましての長い一日

 俺は普通の日本人で、普通の家庭で暮らしていて、この先も人生を普通に過ごしていくものだと思っていた。多少の幸せや不幸があっても常識の範囲内でびっくり仰天なんてものは、俺には無縁だったからだ。だからこそ、今、この時は声を大にして叫びたい。

 

「な、なんじゃこりゃーーーー!!??」

 

起きたら体が縮んでいた!コ○ンじゃないんだからやめてほしい!ああぁ、せっかく鍛えた肉体が、筋肉が。幼児ボディになってなくなっていやがる。ってゆうか、ここどこだ?部屋を見渡して見ればそこは寝る前にいた畳部屋ではなく、なんかいかにもって感じに豪華な部屋だった。俺のいる場所も布団じゃなくベット。超ふかふか。天井を見ても細かい細工が見て取れる。

はっ!俺としたことが、こんな時は必ず言わなきゃならない言葉があるじゃないか!

「知らな『ガチャ』「どうかなさいましたか!ギル様!」いシスター?」

有名なあのセリフを「言わせねーよ!」と言わんばかりに部屋に入ってきたのは、紫色の髪と瞳をした小さなシスターさんだった。あのシスター服、どっかで見たことあるような?でも俺はシスターにお世話になったことなど一度もない。うちは仏教だ。首元から肩のあたりまでは白く、そこより下はすべて黒。あれあれ、なんかこの組み合わせすごく見覚えがあるぞ。彼女をそのまま大きくしていけば、

 

「シスターシャッハ?」

「ギル様、大声で叫んでおられましたが何があったのですか。見たところいつもと変わりないように見えますが・・・。」

 

否定しないってことは確定だよ。ここは魔砲使いがいる世界で、ここはベルカ領地内の聖王教会の中、もしくはその近くの「ギル」の部屋ってことだな。でもってその「ギル」ってのが俺なわけだ。

 

「うん。ちょっと怖い夢を見てね、もう大丈夫だよ。」

「そうですか。滅多に大声を出されないギル様が大声を出されたので何事かと思いました。そろそろ朝食の支度ができますので、着替えていらしてください。それでは、しつれいします。」

 

 パタン、と音を立ててしまったドアを俺はぼーと見つめていた。シャッハってあんなに小さい頃からシスターやってたんだな。しかも完璧に。やっぱこの世界普通じゃねえよ。

取り合えず自分が今置かれている状況を確認していこう。ベットから降りて机のあるところまで歩く。机の上には筆記用具が置かれておりすべてに名前が書かれていた。

 

「ギル・グラシア。グラシアってことは、カリムさんの兄か弟になるのか。まあ、シャッハがいた時点でそんな気がしていたけど。次は、」

 

 クローゼットの近くにある鏡台の前に立って俺は驚愕した。カリムの兄弟ということは分かったがてっきりロッサみたいに養子かと思いきや、血が繋がっているかもしれない。なぜなら髪が金髪だからだ。これだけなら、今まで髪を染めたことがなくずっと黒髪だったのが金髪になり少し戸惑う位で驚愕とまで行かないだろう。問題は目と容姿だ。カリムは目の色が翠だが俺の目の色は、紅だ。クセもなくサラサラしていて耳元で切りそろえた髪型、パッチリとした紅い目、綺麗に整った顔立ち。うん、小さな慢心王だこれ。取り合えずクローゼットから服を取り出して着替える。この後朝食に行ってカリムさんと顔を合わせをして会話の流れで兄か弟かが分かるだろう。行くか食堂という名の戦場へ!

 

 

 部屋を出るとシャッハが扉の前で待っていた。

 

「やっと着替え終わりましたか。もう5歳になのですから1人での着替えに早く慣れてくださいね。カリム様が食堂で待っていますよ。」

 

 この時期はカリムさんのことを様付で読んでいたんだ。といかカリムさんがまだ騎士の称号を手に入れてないだけかな?シャッハに連れられて食堂に入るとカリムさんがテーブルからこちらを見た。

 

「ギル、おはよう。今日は少し遅かったけど何かあったの?」

 

 俺のことを兄と呼んでいないということは弟でいいだろな。

 

「今朝は何か怖い夢を見たようですよ。それで大きな声で叫んで驚きました。」

「まあ、そうだったの。一体どんな夢を見たの?」

「夢の内容は覚えてないんだ。ごめんね、姉さん。」

 

 俺がそう言うと、カリムさんは少し驚いた顔をした。

 

「姉さんだなんて、昨日まではお姉ちゃんだったのにどうしたの?」

 しまった、呼び方を間違えたか。だがこれくらいなら問題ない。

「もう子供じゃないんだからお姉ちゃんなんて言わないよ。それより早くご飯を食べようよ。」

 

 これなら少し背伸びしようとしている子供に見えるだろ。俺もお姉ちゃんって呼ぶのは抵抗あるし。

 

「そうね、いただきましょうか。」

「いただきます。」

 

 目の前にある料理を見る。思っていたより量はなかったが一つ一つが丁寧に作られたって感じの品々だ。あ、スープうめー。

 

「今日は管理局の方々との交流会があるけれど、準備は大丈夫?」

「えっ!?」

「その様子だと忘れていたようね。もう、そんなんじゃまだまだ子供よ?」

 

 忘れるもなにも今初めて聞いたよ、なんて言えるわけねーからなー。

 

「交流会って何するんだっけ?」

「管理局に所属している方々の同年代くらいの子達と一緒に魔法の見せ合いっ子をするのよ。大人の人達との挨拶は私がするし、難しい事はないから大丈夫よ。」

「わかったよ。」

 

 挨拶の時に自分の名前を言えば後はカリムさんが何とかしてくれる、と。今回はカリムさんに丸投げして様子見を決め込むかな。いきなり会話に参加してボロを出す可能性高いし。それにしても魔法の見せ合いか。俺ってやっぱりベルカ式なんだろうけど、どんな魔法適正あるかな?ギルガメッシュに似てるなら射撃?それとも魔力値が高いだけの容器(タンク)?なんにしてもまだ5歳だから練習次第でなんとかなるだろう。

 つーか今気づいたけどカリムさんの弟って原作介入出来るのStrikerSから?それは嫌だな〜。だって、原作組のロリ姿をこの目で見たい!!どうにかアースラに乗り込む方法考えなきゃな。

 

 

 

 食事が終わって早速交流会に出かけることになり、その準備をする。その際シャッハから俺専用のデバイスがまだないので量産型の槍型デバイスを渡された。

 

「シャッハ、悪いんだけどグローブタイプのデバイスってないかな?」

「ありますがいつも魔法の練習をするときは槍型を使用していらしたではないですか。何故急に変えたいと思ったのですか?」

「余計なものを持っているより動けるかと思って。」

 

 今まで得物を持ちながらの戦闘はやったことはあるが得意ではないんだよな。それならば邪魔にならないグローブタイプがいいからな。

 

「・・・分かりました。ですがそう言う注文は出来るだけ早めにお願いします。準備にも時間がかかりますので。」

「ごめんなさい、それとありがとう。」

「では、先に玄関に向かっていてください。すぐに準備をしてまいります。」

「うん。」

 

 シャッハには悪いことしたかな。それにしてもカリムさんもシャッハも今の時代だと可愛いいな〜。なでなでとか抱っこしてギュッ!とかしたいわ。あれ、今の体ならカリムさんなら大丈夫じゃね?弟が姉に甘える、うん!どこも不自然なところがないね!いつかきっと。フフフッ。っと妄想も大概にしてさっさと玄関に行かないとな。またカリムさんを待たせちまう。少し早足で玄関のあると思わきし方に行く。2分くらい走ると玄関に着いた。いやいや、何この家広すぎでしょ。いくら子供の体でも2分走ってもまだ端から端までに余裕があるってどんだけだよ。しかも走ったせいで疲れた。この家に住むならまず体力付けないとな。玄関に着いたがまだカリムさんは来てないようだった。よかった。女の子を待たせるのは出来るだけしたくないからな。その後カリムさんが来て、最後にシャッハがデバイスを持って来てくれて全員揃ったので出発した。

 

 

 

 車に乗って連れられた場所は管理局の管轄の訓練場だった。何故管理局の方でやるのかを聞いたら、この催しは年に何回か行われており管理局側と聖王協会側で交互に行ったり来たりしているらしい。それで今回は管理局側だったということらしい。ちなみにこの催し管理局と聖王協会の仲を少しでも良いものにしようとした人達が始めたらしいが、実際に来ているのは相手を使い自分はうまい汁を飲もうとしている人がほとんどらしい。ただ、子供はほとんどが純粋に楽しみにきているそうだ。中には子供ですら親の教育によって相手を出し抜こうとするのもいるらしい。怖い怖い。訓練場の中に入ると子連れの人達が結構数がいた。2グループに分かれており、管理局員と聖王協会の人達に分かれているようだ・

時間になり管理局員の人が前の方で「この度は〜。」とか喋っているが聞くのが面倒なので無視。周りを見てみると皆親子であり兄弟で来ているのはうちだけらしい。うちで来ている大人は運転手だけだ。長い話も終わったらしく、交流会が始まった。するとすぐにカリムさんに群がる大人たち。

 

「初めまして、ミス・カリム。私、エドワード・ローリエと申します。お会い出来て光栄です。」

「初めまして、ミスタ・エドワード。私のような若輩者に声をかけていただきありがとうございます。」

 

 カリムさんに最初に挨拶をしたのは金髪カールのいかにも金持ちって感じのおっさんだった。つーかカリムさん、その年できちんと挨拶出来るとかスゲー。

 

「またまたご謙遜を。今、聖王協会の代表に一番近いと言われているではないですか。ところで隣にいるのは?」

「申し遅れました。弟のギル・グラシアです。姉共々よろしくお願いします。」

 

 挨拶の仕方やりすぎたかな。おっさんだけじゃなくカリムさんまでこっちを見て驚いてるよ。カリムさんがあれだけ出来てるからこのくらいはいいかと思ったんだけどな。

 

「さ、流石はミス・カリムの弟殿ですな。その年できちんと挨拶されるとは。ほら、シエスタ。お前も挨拶なさい。」

「シエルタ・ローリエです。よろしくお願いします。」

 

 彼女の見た目の感想は、デブ。これに尽きる。その年でその体型はまずくないか?

 

「シエスタせっかくの交流会何だあっちの子供達と一緒に遊んで来るといい。」

「はい。行ってきます。」

「ギルもあっちで遊んで来るといいわ。」

「うん、姉さんもあんまり無理しないでね。シャッハ姉さんをよろしく。じゃ、行ってきます!」

「怪我をしないようにねー!」

「はーい!」

 

 さてと、魔法の練習と行きますか。子供達の輪から少し離れた場所で魔法を使ってみる。目を閉じて自分の知識にあるやり方で魔法を起動。リンカーコアを感じて、そこからエネルギーを取り出すイメージ。そこで発動した自分の魔法陣を見てみる。青かった。というより青が深すぎて紺色だった。魔力光で性格診断とかあったと思うけど思い出せないからいいや。取り出した魔力をデバイスに通して自分に身体強化をかける。初めてだったけど問題なく発動したようだ。体がいつもより鋭く動く。チラッと子供達の方を見ると魔力弾有りの鬼ごっこをしているらしい。シールドで防げばセーフ体にヒットしたらタッチつまり鬼交替となるらしい。普通に手でタッチもありみたいだが、それをやるのは少数派らしい。自分の力がどの程度なのか図るため鬼ごっこに参加しよう。

 

「いーれーてー!」

「いいよー!じゃあ鬼よろしく!」

 

 まさか早速鬼をやる羽目になるとは。追いかける方か力試しにはなるか、な?

 

「取り合えず、行きますか。よーい、ドン!」

 

 身体強化のおかげで5Mの距離を2歩でなくし、一番近くにいた子にタッチ。

 

「はい、タッチ。鬼交替。」

 

 身体強化、思っていたよりすごいなこれ。子供が5Mを一瞬で走り抜けるとか。よし、この調子で少しずつ出来ることを見つけていこう。

 

 

 

 昼食の時間となり鬼ごっこは終わった。結果から言って俺はあの後鬼になることはなかった。身体強化で大抵の攻撃は避けれたし、避けれそうにないのはシールドを使い弾いた。シールドで弾くのも回数をこなしていくうちに少しずつ小さくして、最後の方は手のひらにシールドを発動するだけでよかった。射撃魔法は撃つ機会がなかったからまだ試していない。昼食を食い終わったら今度は鬼の時間をわざと長くして射撃の練習をしようかな?

 

 午後からは親子レクををやったので射撃の練習はおあづけとなった。親子と言っても俺達は兄弟のわけだが。肩車をする時が一番すごかった。普通親が子供を乗せるが俺達の場合は俺がカリムさんを肩車した。身体強化をすれば重さはたいしたことないんだが俺の顔を柔らかい太ももが挟み、そして後頭部には・・・ゲフン、ゲフン!色々とすごかった。ごちそうさまでした。親子レクが終わってまた自由時間になったので気になっていた人物に声をかけることにした。

 

「こんにちは。僕はギル・グラシア。さっき鬼ごっこにいなかったよね。よかったら一緒に遊ばない?」

「初めまして、僕はクロノ・ハラオウン。せっかくのお誘いだけど遠慮しようかな。」

 

 そう。俺が声をかけたのはまっくろクロノ君です。お供に猫娘を2人連れているよ。

 

「行ってきなよクロスケ。せっかく誘ってくれたんだぞ。午前中も誰とも遊んでなかったじゃないか。」

「僕はさっさと帰って魔法の練習をしたいんだけど。」

 

 魔法の練習をしたいとな。ならば誘い方を変えようじゃないか。

 

「じゃあ、軽く模擬戦でもしないか。あっちの方は誰もいないみたいだから出来るでしょ。」

「それなら、まあ、いいよ。」

「君、わざわざクロスケのわがままに付き合わなくてもいいんだよ。あの子が魔法の練習をしたいって言ったから模擬戦をしようって言ったんだろ?あの子は他の子達とちょっと違って遊びたがらないから、無理しなくても・・・」

「別に無理してませんよ。僕ももう少し本気で動きたいと思ってましたし。」

 

 しかもクロノとの交流も出来るってね。お互いにまだ小さいから大したことはできないけどこれからの為に全力でやるぜ!

 クロノと約20M程距離を開けて向かい合う。審判役は猫耳のロングが担当してくれる。クロノのデバイスはS2Uなく、普通の量産型の杖デバイスだ。原作だとクロノは射撃魔法を中心に使っていたから接近すれば勝てるかな?っと今回は自分とクロノがどれだけ魔法を使えるかのチェックだから出来るだけ長引かせないとな。

 

「二人共用意はいい?」

「OKでーす。」

「大丈夫だ。」

 

 おう。そのセリフの後に「問題ない。」って付けたら死亡フラグでしたよ。

 

「それじゃあ行くわよ。レディー、ファイト!」

「スティンガー!」

「ファイア!」

 

 合図と同時に魔力弾を発射。様子見を兼ねて取り合えず一発。クロノも一発だがこちらと違い誘導弾らしく、俺に放った弾を避けてこちらに向かってくる。向かってくる弾をシールドで弾いてすぐに次を撃てる体制を取るためクロノの方を確認すると、

「クソ、氷結の変換資質を持っていたのか。次からは受けないで避けたほうが良さそうだな。」

 

 シールドに薄い氷が張っていた。え、つまり俺には八神さんちのはやてちゃんと同じ氷使いって事!?やったぜブラザー!氷の魔術師って憧れてたんだよねー。エヴァンジェリン・A・K・マクダウェルと一緒だぜ!うれピー。

 

「スティンガー!」

 

 しまった。あまりに嬉しくて硬直してた。ギリギリのところでシールドが間に合い弾を弾くことができた。

 

「何故さっき攻撃はしてこなかった。こっちがそっちの攻撃に気を取られている間に攻撃出来ただろう。僕のことを舐めているのか?」

「いやそうじゃまなくて、実は俺自分が氷の変換資質だって知らなくでさ。今初めて知って驚いていたところなんだわ。別に悪気があったわけじゃなんだ。」

「今初めて知っただって?でも君は午前中にも魔法を使っていたじゃないか。」

「その時は身体強化とシールドしか使ってないんだ。そして初めて使った射撃魔法で自分の力に気づいたってわけ。おk?」

「・・・そういうことにしておこう。それとここからは様子見をやめて、全力で倒しに行く。」

 

 クロノはそう言うと魔法陣を展開し魔力弾を3発作った。

 

「スティンガー!」

 

 3発とも誘導弾らしく色々な軌道を描いて襲ってくる。俺は身体強化、両手に小さいシールドを展開し迎撃する。

 

「こっちからも行くぞ!アイスバインド!」

 

 クロノの足元を凍らせて動けなくし一気に接近する。近づきながらシューターを1発放ち相手に防御させて他の魔法を使わせない。

 

「楽しいバトルだったぜ。クロごえっ!?」

 

後少しでクロノにパンチが届くというところでバインドをかけられた。バインドのせいで急に停止したために変な声を出してしまった。

 

「言っただろ。全力で倒しに行くと。これでチェックメイトだ。」

 

 縛られでいる俺に杖の先端を向けるクロノ。あー、これは、

 

「詰んだな、降参だ。」

 

 クロノってこの年から既に設置型バインド得意だったんだ。

 

 

 

 その後俺達は魔法の事やお互いの事を話したりした。そこで知ったのがクロノが俺と同い年の5歳だということだ。つまり原作まで9年ある。それまでに出来るだけ物語をハッピーエンドになるよに努力をしよう。

 クロノと別れてすぐに交流会はお開きの時間となり各々帰っていった。俺は協会に帰って夕飯を食べて、風呂に入るとすぐに眠くなりベットに入った。

 これからの生活が楽しみだ。今までの平々凡々な暮らしではなく刺激に満ち溢れている。カリムさんの弟、氷の変換資質、クロノと顔見知り(になる予定)。退屈なんて言葉は程遠い。神様がいたら心から感謝する。だから言わせてもらおう。

 

「神LOVE。俺は神を愛している。」

 

 ああ眠い、明日は起きたら何をしようかな?それじゃ、おやすみ。

 

 

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