皆さんどうもギルです。ただ今私はチンクと一緒に空の旅をしております。いつも自分で出しているスピードよりも速く綺麗な夜空の中進んでおります。ですが少し困ったことがあります。移動方向が横ではなく、縦なのです!しかも下へ。
「ヒャッホー!このまま落ちたら木端微塵だぜー!」
「馬鹿なこと言っていないでさっさと飛行魔法で制御しろ!私はとべないんだぞ!」
「はいはい、ふん!」
チンクに言われて魔法を使うが、
「悪いチンク。スピード付きすぎて完全にはとめれないかも。」
「はあ!?が、頑張れ!全てはお前にかかっているんだ!」
「はっはっは。大丈夫だって。スピードはかなり緩まるし、方向も真下から斜め下くらいにしたから受け身とれるようになるから。」
「・・・私には下が地面ではなく水面に見えるのだがどうやって受け身をとるのだ?」
「あー、地面に落ちるより痛くないだろうし、よかったね?」
俺の言葉を最後に俺達は海に大きな水柱を立てて落っこちた。フィールド魔法を展開して着水の衝撃を抑えて落ちる勢いがなくなったら浮上する。
「なんとかなったな。とりあえず陸に向かうけどいいよな?」
「この星の原住民には見つからないように移動するんだぞ。この世界に魔法の存在があるかどうかが分からないのだからな。」
「おk。じゃあ行くぞ。」
町明かりが見える方へ低空飛行で向かっていく。そーいやユーノ君はどこらへんに落ちたかな?船が攻撃された時に隣に居たチンクしか掴めなかったからな。護衛対象を守れなかったから報酬はなしかなー。散らばったジュエルシード集めたら貰えないかなー。っと、
「そろそろ着くけど今日はもう暗いし山の中で一晩明かすか。」
「そうだな。ユーノもいっぱしの魔導師だし、あの程度の墜落なら生きているだろう。ジュエルシードと合わせて探すのは明るくなってからでいいだろう。」
「よし、じゃあ下りるぞ。」
明かりのついている町を見下ろせる山に下りて野宿の準備をする。
「護衛の仕事を受けたが本当に襲撃を受けるなんてな。しかもいきなり護衛失敗。萎えるわー。」
「起こってしまった物はしかたないだろう。問題はこれからだ。船を襲った相手とのジュエルシード争奪戦がこれから始まるだろ。そのときは私もサポートはするが戦うのはギルだぞ。しっかり頼むぞ。」
「だよなー。ユーノ君を回収して、一応時空管理局に救援要請しといた方がいいか。」
「いいのか?お前の失態が晒されるぞ?」
「現地に迷惑掛かってんだからしゃーないだろ。それに俺は別に今回のこと隠そうとか思ってなかったしな。って俺はそろそろ寝るぞ。お休み。」
「ああ、私も寝るよ。お休み。」
俺達はデバイス(ルビー)から取り出した寝袋に包まれながら一晩を明かす。
次の日!明るくなってから俺達は町に下りてここがどこなのかを探索していた。電柱に書いている文字を確認するとここは「海鳴市」と言うらしい。うん、知ってた。この地のことをもっと良く知るために図書館に行って情報収集に勤しんだ。途中でユーノ君からSOSがあったが無視させてもらった。ちなみにチンクは念話は使えない。だからユーノ君の声は聞こえないのである。俺とチンクの間には機械的なパスが繋がっているので念話の様な物が二人だけの間で使えるだけである。
原作を見ていた時から分かっていたことだがここは元居た世界と大して変わらない世界であった。あえて挙げるなら歴史が少し違ったこと位だ。その中で一番驚いたのは信長が本能寺の変でギリギリ生き残り明智光秀に復讐したことになっていることだ。正直今は全く関係ない話ではあるが。