世の中予定通りに物事が進む方が少なかったりする。必ずどこかに異常が発生する。今現在俺の目の前にも異常が発生しているわけなのだが、その異常というのは、
「グオオオオオオオ!!!!!!!!」
「うおっ!危ねえな街中でいきなり暴れんじゃねえよ!『封時結界』!」
ジュエルシードがいきなり襲いかかってきたってことだ。俺が結界を発動させると周りの景色が少し変わり温度が何度かさがった。俺は昔魔力操作が下手だと思っていたがどんな魔法を使っても必ず冷気が出てしまう。これは変だと思い専門家に調べてもらったところどうやら一種のスキルらしい。魔力を氷属性に変換しているのではなく魔力が冷気を纏っているらしい。どんな魔法であれ冷気が勝手につくこの体質が時々厄介だと思ったりもするがそこは上手く付き合っていくしかないだろう。
「グオオオオ!!!!」
「とりあえずお前はここで封印させてもらうぞ。『氷縛』封印っと。」
ルビーを使うまでもなくジュエルシードの頭を鷲掴みして氷漬けにして封印する。
それにしてもピンク色の光の柱が見えたから現場に向かっていた途中に出会うとは。これは物語が加速する可能性があるのかな?タイムロスもあったし今から行っても間に合わないんだろな。それでも一応顔合わせをしておくか。
「チンク、さっきの光の柱が出た場所に急ぐぞ。もしかしたらさっきみたいにジュエルシードが暴走してるかもしれないしな。」
「ああ、結界のない所でさっきの様なのが暴れていたら大変だ。」
そして二人で現場にダッシュで向かったらそこは周りが破壊痕だらけだった。遅かったか。だけど近くの公園でユーノ君がなのはちゃんに魔法の説明をしているはずだしそっちに行くか。
次にどこに行くかを決めた俺の肩を誰かが叩く。
「君たちちょっといいかな?」
「はい?」
「ここの現場の状況なにかしっているかい?」
青い制服に身を包んだ警察官だった。心なしかそのこめかみには青い血管が浮き出てピクピク動いているように見える。・・・あかんこれ、疑われてるパターンや。ここで捕まると後々めんどいし、ここは
「何も知りませんたまたま通りがかっただけですさようなら!」
「あっ!こら待てー!?」
チンクの手を取って全力で戦線離脱あるのみ!このまま近くにあるはずの公園探してユーノ君と合流できればいいな。
しばらく走って公園を見つけるとそこにユーノ君となのはちゃんが話している最中だった。今回は間に合ったな。よかったよかった。ユーノ君たちに声を掛けようと歩き出した俺の腕を小さな掌がガシッと掴んだ。俺が小首を傾げながら振り向くとチンクが俺の腕を掴みながら怖い顔でこちらを睨んでいた。
「どうしたんだ?怖い顔をして。」
「どうしたもこうしたもない。急に公園の前で立ち止まったかを思えば夜の公園でペットと戯れている少女の方にふらふらと寄っていく男が居たら誰だって止めるだろう。それともなにか?あの少女はジュエルシード探しに何か関係あるのか?」
「あ~。いや、それは~。」
関係ありありです。むしろあの子が持っています、なんて言えないしなどうしよっかな~、っは!
「よく見ろ。あの女の子が持っているものを。あれはデバイスだ。」
「なに!?・・本当だな。私はってきり私を騙してその隙に逃げる算段を立てていると思って思いっきり握力を強めてしまったぞ。」
「ああそうだな。おかげで腕が少し痺れているからそろそろ放してくれないかな?」
チンクが腕から手を放してくれたのでユーノ君たちの方に向かう。足音を立てずになのはちゃんの後ろに回り込んで
「こんばんは。おじょうちゃん。」
高町なのはに声を掛けた。