東方言霊伝   作:柊 夏芽

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はーめるんで書いてもいいかなと思ったゐたけど、やはり、小説家になろうで書いてから投稿しようと思います。


第四話:居眠り武闘派門番

チルノと大妖精と別れてから、数十分歩いた。

 チルノに対して、二次方程式の解は何かという問題はまだ早すぎたかもしれない。実際公式は覚えたら簡単なのだが、チルノはどう見てもまだ小学生みたいな子供だ。なんだか少し悪いことをした気がする。

 そんなことを思いながらさらに数十分歩くと森が開け、目の前に大きな門が佇んでいた。

 

「うわあ、でかいな。だれが住んでいるのだろう?」

 

 ついそんなことを言ってしまった。自分の身長の何倍もの大きな門を見ると、行ってしまうのも無理はなかった。

 

 その門にはよく見ると、右のほうに何やら門番らしき人物がいた。なんでこんなにも大きいのに一人なのかと思いつつ、話したら入れてくれるかなと、少しの期待はしていた。

 

 少し近づいてみると、門番は立ったまま寝ていた。何を言っているかわからないと思うけど、俺も目の前の門番が寝ていることをそのまま言っているだけで、自分もわからない。

 

 そして何より、門番ってなんかガタイのいい奴が鎧を着て槍を構えて立っている。そんな俺のイメージに対し、この門番は中国風の民族衣装らしき着物に、尚且つ男ではなく女である。

 

 俺は思った。この門番は大丈夫なのかと。

 そして、ある程度門に近づくといきなり目を覚ました。

 

「侵入者!」

 

 そう言って俺を攻撃しようとした。

 

「ま、待て。俺は侵入者じゃない」

 

「じゃあ何しに来たんですか?」

 

「何しにって……ここに入りたいんだけど」

 

「入門ですか?」

 

「そうじゃないんだけど」

 

 何かの道場なのか、はたまた宗教団体かもしれない。

 

「あ、もしかしてさっき来た博麗の巫女の仲間か!」

 

 博麗の巫女? 博麗…・・博麗神社に巫女……霊夢のことだろうか?

 

「博麗の巫女の仲間なら容赦しない! さっきの白黒魔法使いよりも弱そうですし!」

 

 何やら怪しい構えを取って、敵意をむき出しにしてきた。

 

「霊夢と魔理沙が来ているのか? なら俺も通して欲しいんだけど」

 

「そういう訳にはいきません! 帰ってください! 帰らないなら……」

 

 まずい、そう思った俺は後ずさった。

 

「やっぱりやるしかないのか……」

 

 俺も、構えを取る。見たところ彼女は中国拳法を使う可能性が非常に高い、対して俺は日本拳法に合気道……勝てるかもしれないが、正直純粋にやったら負けてしまう可能性がある。

 

「では、行きます! はあ!」

 

 彼女は、いきなり殴ってくるのではなく、玉のようなものを打ち出した。

 

「え、ちょ!」

 

 後ろで轟音が響いた。あと数秒遅れていたら、当たって即死だっただろうと思われる轟音だった。しかし、地面は抉れてはいなかった。

 

「ちょっと待ってくれ! 普通に武道で戦うんじゃなかったのかよ!」

 

 俺は手で彼女の攻撃を制す。

 

「え? そうなんですか? てっきり弾幕ごっこかと……」

 

 ふと構えを一度解いた彼女は、そう言った。

 

「弾幕ごっこ? あれ当たっていたら死んでいたぞ!」

 

 地面が抉れていなかったとしても、音からするには、とても高い威力だったように思えた。

 

「うーん。弾幕ごっこを知らないんですか。じゃあ本当に武道で戦うしかありませんね」

 

 納得してくれたようで安心したが、油断は禁物である。

 彼女はどう見ても中国拳法を使うようにしか見えない。それに今ゲームを思い出してみると、確か彼女は紅美鈴ホン メイリンだったはず。

 

「一応武道を嗜んでいるから礼をしなきゃな。あと俺は言葉霊ことのは れい」

 

「なら私も、紅美鈴です。一応妖怪です」

 

 妖怪だったのか。というのは置いておいて、構えを取る。

 

「一応聞くけど、3回やって2本取れたら勝ちでいいか?」

 

「ん~いいですよ。まあ負けませんけどね」

 

 そう言い終わり、俺と美鈴の試合が始まった。




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