神さまの言うとおり 〜踊らされる悪魔達〜 【完結】 作:兵太郎
--少し前、俺、兵藤一誠は狸の腹のゲートを抜け、光の外へと出た。そこに広がっているのは、
「教室?」
日本の学校の教室が、そこにはあった。そして、人もいる。ただ、
(日本人じゃない!?)
今までの試練は、出席者も欠席者も皆日本人だった……だけど今この教室にいるのは、皆外国人みたいだ。赤や青、金などの髪や瞳、白や黒の肌!色的な特徴だけでも十分外国人ってわかる!
俺は、近くにいた3人の男達に声をかける。
「なぁ、俺今来たんだけど、どうすれば良いんだ?」
すると、男達はこちらを向くと、自分の名前が書いてある席があるんだ、と教えてくれた。
俺は彼らに礼を言うと、席を探す……と思ったら、彼らの隣に俺の席もあった。俺は席に着くと、気のいい彼らと再び話をしながら、次の指示を待った。
そして、20分くらいが経過した時には、教室の席が全て埋まっていた。何か動きがないかな〜?
と思っていたその時、黒板の前に巨大モニターが出現した!!
『はーい、皆さん。よくできました♪アシッド・マナ先生だよ♪』
モニターの中には、何回か会った時の子供っぽい服装ではなく、メガネにスーツというあざとい女教師の格好をしたアシッド・マナが現れていた!
……うん、見た目が子供っぽいから似合ってねー……
と、それはともかく、アシッド・マナはここにいる人全員に、状況の説明を始める!
『ここに集まっているのは、これまでの全
世界中の立方体を、1ヶ所に集めといたから。世界中の高校生は、今全部ここ、日本にいるよ。そして次の
あ、なるほど。だから外国人がいっぱいいるのか。納得。
……ってことは?各国から全国になったって事は……これがラストゲーム?もうラストが近づいてる!?
そんな事を考えていると、マナがパチンと指を鳴らして言う。
『次のゲームは……ジャジャン!!
「三国ドロケイ」だ!!』
「ドロケイ?」「何だそれ?知ってるアルフ?」「いや、わからん」
3人組はよくわからないって感じで肩をすくめている。俺が彼らに教えようとした時、マナの説明が始まった為、俺は口をつぐんだ。
『「泥棒」チームと「警察」チームに分かれて、「逃げ」たり「捕まえ」たりするゲームなんだけど……「三国ドロケイ」はもっと楽しいよ!その為にはまず、人数から解説!!
アンタ達がいる教室は、1クラス約40人で、それが30クラス……つまり、約1200人が今、その学校にいるの。
でも、その1200人は、チームだよ。
なぜなら学校は他にも2つあって、3つの学校対抗戦だから。
1200人対1200人対1200人の命懸けのドロケイ、それが地獄変、第2ステージ、「三国ドロケイ」!!!』
1200人×3……俺はその規模のデカさに驚いた。1番最初の『まめまき』以来、そんなに大人数で試練をする事は無かった……今回は全世界を巻き込んでるだけあって、スケールも壮大だ!
『……というワケで、皆。机の中にある箱を開けてみて』
そう言われて俺達は、机の中を確認する。中には、『おどうぐばこ ひょうどういっせい』という文字と、警察と泥棒の絵、そして月、太陽、星の絵が描かれている箱があった。
蓋を取ると中には4つのアイテム……箱に描かれているのと同じ『太陽』のマークがついた服、手袋、スマートフォンに……液晶プレート?
『それがこの「三国ドロケイ」の、重要な4つのアイテムだよ。1つずつ順番に説明していくね♪
まず「グローブ」。それをつけた状態で敵にタッチすると、「捕まえる」事が出来るの!
で、それを防ぐ事が出来るのが、「ライフジャケット」。それを着る事で、タッチされても無効に出来るの。ただし、背中にある手のマークの部分……そこをタッチされるとアウトだよ。
つまり、「ライフジャケット」を着れば、背中のマーク以外をタッチされても大丈夫ってワケ。しかも、体にフィットするように出来てるから、装備も楽チン♪』
言われて俺もライフジャケットを着てみる。着る前は相当大きいサイズだったライフジャケットだが、全て着た瞬間にサイズが俺の体に合うように変化した!おぉ、すげぇー!
『次に「マナ・フォン」。これは、自分や敵の位置を知る為や、仲間との連絡を取るのに役立つ』
カミーズフォンの上位互換みたいなもんかな?さすがにこれで『戯』は使えないだろうな……
『そして、最後に指紋認証のIDプレート。画面をタッチしてみてね♪』
そう言われて俺は箱からプレートを取り出すと、親指を押し付けた。すると画面が光り、文字が現れる。
『YOU ARE SOLDIER』と書かれたプレートを見ながら、俺は説明を待つ。
『そこには、この
「
まず、攻防に最も適した「
遠距離からアシストする「
情報を操作する「
捕まった仲間を牢屋から脱出させる「
敵を欺く「
チームの最重要人物。「
キングは他の「
なるほど……神に近い人間……空中ケンパの前、佑が確か『世界で最も神に近い人間』とかって言われてたらしいけど、そんな人間の考えじゃなくて、本当に神が選んだ最も神に近い人間なんだ……
どんな奴がいるのか、俺は想像できなかった。もしかしたら、グレモリー眷属の生き残りじゃないかと期待しながら、そのキングの発表を待つ……発表するよな?
『そして、このゲームのクリア条件はただ1つ。敵国のキングを捕らえて処刑する事。もちろん、その国のプレイヤーは道連れで全員死亡。どこかのキングが死んだ時点でゲーム終了……つまり、1国1200人の命運を、キングが背負って戦うんだ♪』
そう言ってマナは可笑しそうに笑う……可笑しくねーよ!!俺はキングじゃ無かったから良いけど、キングになったら責任の重さで胃とか破裂するわ!今になってリアスの苦労を改めて考えながら、モニターを眺める。
『3つの国……ライフジャケットとかに所属国は描いてあるんだけど、「太陽」、「月」、「星」の3つに分かれるよ!それでもって、各国の王はこいつらだ!!』
そう言うとともに、モニターからマナの顔が消え、3人の写真と紹介が映る。
『太陽の国……ガチムチの絶対皇帝・リリィ』
『星の国……スピリチュアル天然娘・ファトマ』
『月の国……僕らの救世主・明石』
……ってぇぇぇえええ!?!?明石ぃ!?
アイエエエ!?アカシ!?アカシナンデ!?
次回、三国ドロケイスタート……かな?
今回も読んでいただき、ありがとうございますm(_ _)m
これからもよろしくお願いします!