神さまの言うとおり 〜踊らされる悪魔達〜 【完結】 作:兵太郎
……ぶっ飛ばす……
--『私がいなくても一生懸命、生きてくださいね』
……生きる……
…ぶっ飛ばす……生きる………ぶっ飛ばす…………生きる……………
ぶっ飛ばす生きるぶっ飛ばす生きるぶっ飛ばす生きるぶっ飛ばす生きるぶっ飛ばす生きるぶっ飛ばす生きるぶっ飛ばす生きるぶっ飛ばす生きるぶっ飛ばす生きるぶっ飛ばす生きるぶっ飛ばす生きるぶっ飛ばす生きるぶっ飛ばす生きるぶっ飛ばす生きるぶっ飛ばす生きるぶっ飛ばす生きるぶっ飛ばす生きるぶっ飛ばす生きるぶっ飛ばす生きるぶっ飛ばす生きるぶっ飛ばす生きるぶっ飛ばす生きるぶっ飛ばす生きるぶっ飛ばす生きるぶっ飛ばす生きるぶっ飛ばす生きるぶっ飛ばす生きるぶっ飛ばす生きるぶっ飛ばす生きるぶっ飛ばす生きるぶっ飛ばす生きるぶっ飛ばす生きるぶっ飛ばす生きるぶっ飛ばす生きるぶっ飛ばす生きるぶっ飛ばす生きるぶっ飛ばす生きるぶっ飛ばす生きるぶっ飛ばす--!!
「かみまろ……神はどこだぁぁあああああああ!!!」
--「おい匙!落ち着け!!」
空から落ちてきた匙は、正気じゃなくなってる!身体の至る所から漆黒の炎が溢れ出ていて、今にも周りの全てを燃やし尽くそうと妖しく唸っている!
「がぁぁぁあああ!!」
匙は地面に拳を叩きつける!コンクリートの道路から巨大な破片が何個も飛び出てくる!それらを匙は掴み取り、やたらめったら周囲に投げ始める。それも軽いスローでは無く、全身を使ったフルスイングだ!
こっちに飛んできたのを左手で粉砕しながら、俺はなおも匙に声をかける。
「匙、俺だよ!イッセーだ!!わからないのかよ!!ほら!!」
そういうとともに俺は匙の目の前にまで近づく!完全に視界に入った!これなら気づいてくれるはず……そう思ったが甘かった。
目の前で匙が投げたコンクリート片が、俺の下半身を持っていく。
一瞬何が起こったか、匙が何をしたのかがわからなかった。レイヴェルの力で再生しながらも、俺は匙の姿に戦慄する。
今のアイツはまさに怒れる竜。逆鱗に触れられた生物の頂点だ。
『相棒、まずはあいつを黙らせねば、まともに会話もできんぞ』
「俺もそう考えてた所だ、よっ!」
ドライグの声を聞きながら、俺は再生した脚で思いっきり匙の顎を蹴り抜く!!一瞬咆哮と共に動きも止めた匙は、今度は俺に狙いを絞ってコンクリート片を何個も投げつけてくる!
俺はそれを避ける事なく全部粉砕しながら、まっすぐに匙の前までたどり着き、力を倍加した左腕でアッパーを再び顎にお見舞いした!
匙は同じ箇所への集中攻撃に今度はダウンし、コンクリートを手から離しながら自分も落ちていく。気絶したか?と俺が思ったのも束の間、匙は地面に着くのとほぼ同時に、あしのバネと背中の翼を最大限に利用して弾丸の様にこちらに再び襲いかかってくる!
「だけど、隙が多いぞ!」
顔面に迫る拳を俺は首を横に振って紙一重で回避!そのまま俺は伸びきった右腕を肩の上で掴むと、そのまま急降下!!
「おおおおおおぉ!!」
ゴキッ!という音が、匙の腕から聞こえた。見ると、匙の右腕が、肘から真逆に曲がってる!確かに腕を折るつもりではあったけど、こうして見るとやっぱりやりすぎたんじゃないか、と思ってしまう。
「ガァァァァァァ!!」
匙は痛みにのたうち回る……かと思いきや、逆の手を遠心力を利用してこちらに叩きつけてくる。アドレナリンだか何だかで痛みの感覚が麻痺してんのか!?なんて事を考えながら、拳を顔面に受けてよろける隙だらけの俺に、匙は黒炎球を投げつけてきた!
水の魔力で打ち消そうにも、匙の炎……ヴリトラの炎はそんなものでは消えないのが予想できた俺は、リアスの滅びの魔力で炎を消滅させる。
匙は今度は
脱出法を考えているうちにもどんどんと魔力や体力を吸収されていく俺は、再び滅びの魔力でラインを消し、倍加の力で魔力を元に戻した。
くっそ、
もともと俺にはそんなものは無かった。
レイナーレをぶっ飛ばした時も、ライザーを倒した時も、コカビエルと闘った時も、ヴァーリとの因縁の対決でもそうだ。
「俺にあったのはこの
『
「いくぞ、匙!この1撃で終わらせる!」
全力を左手に込める!そして、コンクリを粉砕する勢いで蹴り、反動で一気に匙へと近づく!
片手を突き出し炎を出そうとする匙。だけど遅い!
数瞬先に俺は匙の懐に入る。匙が手を身体からラインを伸ばしているのが見えるが関係ない!
全力、全神経を注ぎ繰り出したアッパーはラインよりも先に匙の身体に届き、3度顎に強い打撃を喰らった匙は、今度こそ背中から大の字で倒れた--