神さまの言うとおり 〜踊らされる悪魔達〜 【完結】 作:兵太郎
掃除面倒くさいけど、年末だからやらないとなぁ……
--食堂にて。
食堂で俺達を待っていたのは、飯だった。
「うおー、飯だ!」「お腹空いてたんだよなぁ、俺!」
松田と元浜は我先にと飯をもらいに行ってしまった。
「僕達も行きましょうか?」「……おう」
俺達も食事をもらいに列に並ぶ。配膳は何故かにのがやっていた。このにのは何でも屋のような立ち位置なのだろうか?
にのから食事をもらうと、俺達は一際大きな声で騒いでいる団体、明石達の近くに座る。
聞いた話によると、明石達のチームで全部の鬼を退治したらしい。スゲェ……俺達は隠れてるだけだったのに……
ちなみに最初に見た4人の鬼以外にちいさ〜い鬼とかいうのがいたらしく、それを
チーム明石には、個性的な人材が揃っている。
いきなりカミにタンカを切っていた
アフロの
縦も横も大きな優しそうな男子は
さっき明石とイチャイチャする真似をしてちいさ〜い鬼を釣り出した
他にもおっぱいのでかいゆるふわな見た目の女の子、
『そろそろ全員揃った様ですねー。』
!?
俺が(いろいろな意味で)自己嫌悪していると、再び放送が流れてきた。今度は何だ!?次の試練が始まるのか!?
『まーまー、楽に聞いてください。
YOU達は今、「何故こんな目に遭っているのか」とお思いでしょうが、その問いの前にまず、自分達が学校を欠席したクズだという事をお忘れなく。出席者達はもっと頑張っていますから』
それを聞いて俺は思い出した。崩壊した体育館、その中にいた大きな招き猫と、その手や足、身体に着いた大量の血。返り血で外が見えなくなっていた窓ガラス。
暗い顔をしていた生き残った仲間達、血にまみれ身体に穴の開いた後輩やクラスメイト。大量の死体で床が埋め尽くされた教室。そして、その中に横たわる最愛の人……
吐き気がした。身体が、思い出すのを拒否しているかの様に急激に冷えていくのを感じる。慌てて頭を振って、再び放送に耳を傾ける。
『YOU達は出席者に対するアンチテーゼ……いわゆる裏ルートです。それではこれよりこの給食の時間を利用しまして、1次オーディションを勝ち抜いたYOU達にだけお伝えしましょう。何故YOU達がここに集められたのかを』
そう言うとともに、配膳しているにの達の上のモニターの電源が着いた。そこに写っていたのは、2人の男子と……こけし?男子2人で縄跳びしてんのか?
「青山!!?」
明石が叫んだ。
話を聞いていると、どうやら片方……縄跳びしているうちの片方は知り合いらしい。
「あ……友達なんだ。同じ学校の、大事な友達」
彼の心配そうな表情が俺にはよく分かる。彼も俺と同じで、学校でダルマや招き猫をクリアした仲間や友達がいるんだ。しかし、その人とはろくに会話する事も出来なかったんだろう……そしてその夜、にのに乗ってここまで来た。生き残った者達にに会えると聞いて……。
恐らく木場達、俺の学校の生き残りもあのような試練に参加しているんだ。きっと、今も……
『映像の彼らはきちんと学校に行った者達です。いわば、YOU達とは逆の存在。しかし、彼らもまたこちらと同じ様に、ある者にふるいにかけられているのです。その、「ある者」とはこちら!ハイドン!!』
縄跳びをしてる彼らの画面が小さくなり、その上にカミの写真、その横には髪の長い裸の男の上半身が大きな写真で写っている。つかあの人なんで裸!?つか髪も爪も長!切れよ!
『彼の名は「
画面を見ると、さっきの縄跳びしている少年達が神の子として、そして食堂にいる俺達がカミーズJr.として写っている。
「縄跳びとか、あんなの楽勝じゃん」「それなら私もあっちの方が良かったな」
木場やこねこちゃんや朱乃さんも縄跳びしてるんだろうか……朱乃さんの縄跳び、揺れるおっぱい……グフフ。
なんて事を妄想していると、小さい方の男子の足が縄であるこけしの腕に引っかかった。
そして、引っかかった足首が単体で空を飛んだ。
「ファッ!?」「足が……!」
片足を失った男子は地面に倒れ、さらに次に回ってくる縄の餌食になった。
(……おいおい、朱乃さん達、大丈夫かよ!?)
エロい妄想などすぐに吹っ飛んだ。俺は、ただ彼女達の無事を祈る。
さあ、ここまで書いたので、次からは再び第壱章に戻ります。明日からは出席者達のこけしの試練が始まる!
出席者はこけしからそのまま最後まで行ってしまうかもしれませんね。そうなると第弐章はしばらく放置か…
もしかしたらしばらくイッセー君のターンは無いかもです。私次第ですけれども。
今回も読んでいただき、ありがとうございますm(_ _)m
これからもよろしくお願いします!