wake up knights   作:すーぱーおもちらんど

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第九話になります。

今回は疲れました。

戦闘の表現がむずかしくてへこたれそうです。




 俺がまだ5歳の頃だった。

 

 とある由緒正しい家系に生まれた俺は、父親の期待と母親の信頼に答えるために必死に努力してきた。

 だけど、いくら必死に努力しても報われない事だってある。

 才能がなく、努力ができず、根性がたりない。それが持って生まれた俺の運命だった。

 

「強くなれ」

 

 口癖のように父親は言っていた。

 

「刀霞! お前はこんな事もできないのか!!」 

 

ごめんなさい……ごめんなさい……

 

「謝る暇があるなら剣をとれ!! 父を見返してみろ!!」

 

ごめんなさい……もうふれません……ゆるしてください……

 

「……っ……この霧ヶ峰家の……出来損ないが!!」

 

 

 

 

 そんな言葉を言われたのは初めてではない。教えを受けたものを何一つ身につけることができず、自分の限界を感じるとすぐに根を上げてしまうのが俺の癖、というか性格だった。

 五歳児の俺には耐え難い苦痛だったが、そんな俺にも祖父だけは味方をしてくれた。稽古から逃げ、嫌なことから逃げ、辛いことから逃げた先にはかならず祖父がいて、俺を優しく受け入れてくれた。

 

「刀霞、お前は素直でいい子だ。自分に嘘がつけず、己の心に正直に生きておる。だからこそ、感情に流されない強い心が必要なのだ。強くなれとはそういうことだ」

 

 当時の祖父の言葉は俺には理解できなかった。自分の感情に流されることが、いけないことだとは思っていなかった。嫌な事から逃げ、辛い事から逃げ、苦しい事から逃げて何が悪いのか。誰にも迷惑かけているつもりはなかったし誰も困ることはないと思っていた。

 そして数年後、祖父が亡くなる数日前、泣きじゃくる俺に優しく諭してくれたあの言葉。それは今でもよく覚えている。

 

「刀霞、お前の心には鬼がいる。決して感情の赴くままに生きてはいけない。委ねてしまうことになれば、いずれ大切な人を傷つけてしまうことになるだろう……辛ければ逃げるのもいい……」

「だが、守るべき存在が現れた時、絶対に逃げるな。命を賭して戦いなさい」

 

 その言葉だけは信じて生きてきた。いつか俺にとって大切な存在ができたなら、命を懸けて守ろうと。

 それが、俺に残された唯一の存在意義なのだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

――……何が……起きた……何故……俺がリメインライト化されている……

 

――あのゴミに……剣を突き刺そうとしたところまでは覚えている……どうなってんだ……いったい……あいつは……

 

「おっ……おい!! どうした!何が起きた!?」

「し……しらねーよ!! 急にあいつ……リメインライトしちまったぞ!!」

 

 トウカは無意識のうちに立ち上がっていた。しかし、顔は項垂れたまま、右手には大剣を引きずるように持っている。

 

「てめぇぇ!! 何しやがったぁぁぁ!!」

 

 斧持ちの男は状況が呑み込めないまま、トウカを攻撃しようと斧振り上げ突っ込んでいった。

 勢いよく振り下ろされた斧は刀霞の脳天に後数センチというところまで迫っていたが、トウカは片手で斧を弾き返してしまった。弾き返された斧は遠心力が働き、男の手から離れ、後方の地面に裂き刺さる。

 

「なっ……こ、こいつ……!!」

「どけ! 俺が殺す!!」

 

 槍持ちの男は斧持ちの男とスイッチするように入れ替わり、刀霞の顔に目掛けて鋭い突きを放つ。

 トウカはそれに対し、体勢を落として大剣を懐に納め、抜刀するような構えを見せた。

 

「馬鹿が!! 俺のほうが速ぇんだよ!!」

 

 槍が刀霞の前髪に触れたその刹那、刀霞は男と入れ替わるように一瞬にして消え、一撃で槍持ちの男の体を一刀両断してしまった。

 その間実に一秒を切る。

 

「――……は……?」

 

 両断された槍持ちの男は斬られても尚、どういう状況か理解できなかった。

 そして、あっという間に《リメインライト》してしまった槍持ちの姿を見て、斧持ちの男は未だに状況を把握できず、消えていく仲間を見て動揺を隠せずにいた。

 

「お、お前……なんなんだよぉぉ!!」

 

 男は焦っていた。少なくともトウカよりは実力が上だと確信していたにも関わらず、片腕を失った瀕死のビギナーに圧倒されてしまうこの現状が、理解できなかった。

 トウカの目には光がなく、気を失っているようにも見えるが目の焦点は男の方へ向いていた。男の問いに答えることもなく、トウカはゆっくりと男に歩み寄る。

 

「く……くそぉ……!!」

 

 男は拾い上げた斧で必死に刀霞を攻撃するが、全て弾かれてしまう。そもそも大剣を片腕で振り回すことは本来できないはずなのだが、男が両手で振り下ろす渾身の一撃を、トウカは軽々と正面から弾いてしまった。

 

「これならどうだぁぁぁっ!!」

 

 がむしゃらに振り上げた斧が赤く染まり、《アックス・バッシュ》が発動する。既に瀕死のトウカがこれ食らってしまえば、《リメインライト》は免れないだろう。

 風を切り裂くような音が聞こえるほど鋭く振り下ろされた斧に対し、トウカは大剣の剣先を斧の刃に当て、軌道を変えるように受け流してしまった。

 軌道が反れた斧はそのまま地面を割り、大きな砂煙を巻き上げ広い範囲で視界を覆った。

 

「く……!! ど、どこいきやがった!!!」

 

 男は煙を掻き分けるようにトウカを探すが、視界に捉えることができない。

 そして、いつのまに背後をとったのか、トウカは先ほどと同じ抜刀するような構えをしつつ、男に呟くように一言声をかけた。

 

「――逝ね」

 

 男は振り向いてその声のする方へ視線を向けるが、既に銅と体が逝き別れた後だった。視界が逆さまになり、自分の下半身が彼方にあることを視認した瞬間、男は《リメインライト》化してしまった。

 周囲には淡く揺れる炎が三つ。トウカの頭上にはデュエルに勝利したエフェクトが表示され、効果音が勝利を知らせると同時に彼は糸の切れた操り人形のようにその場に崩れ落ちた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 意識が回復した俺は、少し休憩した後なんとかインプ領に戻り、キリトとアスナが来るのを待った。二人が合流すると、今まで起きた事を全て説明し、疲弊しきった俺はその場でログアウトした。

 その後、全てを引き受けてくれたアスナとキリトは俺がログアウトした後さっそくGMコールをしてくれたらしい。

 翌日、お見舞いに来てくれた二人から聞いた話では、《ハラスメントコード》に基づいた規約違反とみなされ、あの三人の男はメイン、サブアカウント共にALOの永久追放となり、現実世界でも悪質な犯罪行為だと咎められ書類送検となった。

 この事件に関してはユウキのプライバシーにも関わるため、全体的な公表はされなかったが、ALOはセキュリティ強化という名目で、『他プレイヤーから触れられた状態でメニュー画面を開く事はできない』ただし、フレンド登録していたプレイヤーのみ例外となる、というアップデートが追加された。

 俺は恐る恐るユウキの容態を確認するとアスナは話してくれた。一時的に精神的なショックを受けていたようだが、今はすっかり良くなったらしい。《スリーピング・ナイツ》のみんなやアスナたちが支えてくれたおかげでうまく立ち直ることができたようだ。

 俺はユウキが無事だという朗報が聞けてホッと胸をなでおろした時だった。

 

「と・う・か・く・ん?」

「は、はい」

 

 安堵したところにアスナの若干怒りが混じった声が突然耳に入った俺は、一瞬驚いてしまいつい敬語で返事してしまった。

 

「どうしてユウキがログアウトした後すぐ貴方もログアウトしなかったの? 誘導や戦う必要はなかったと思うの……それにGMコールで通報できるタイミングもあったはずよ。貴方があんなに危険な目に遭うことはなかったはずだわ」

「あー……そ……それはですね……混乱していたというか……なんというか……」

「ちゃんと、答えて」

「……き……キリト……」

 

 助けを求めるように視線をキリトに向けるが、「俺を見るな」と言わんばかり視線を逸らされた。

 アスナの鋭い眼光に観念した俺は、一つため息を漏らし、正直に話すことにした。

 

「……我慢できなかったんだ」

「……え?」

 

 アスナ表情が困惑に変化したが、俺は構わず続けた。

 

「……確かに、アスナの言う通りだ。そのまま通報していればあいつら追放されて終わっていたと思う。だけど、ユウキを玩具のように嬲っていたアイツらをどうしても俺は許すことができなかった……だから俺はあの時、アイツらを殺す事しか頭になくて……――あ、いや……殺すなんて穏やかじゃないな……すまない……」

 

 アスナは黙って聞いていてくれたが、キリトは俺の肩をポンと軽く叩き、優しく励ましてくれた。

 

「……もしアスナが同じような目に遭っていたら、俺もそうしたと思う。俺は刀霞のしたことが間違っているとは思っていないよ」

「……二人ともすまない……俺の個人的な我侭で後始末を任せることになってしまって……」

「違うわ……本当に悪いのはあいつらよ……刀霞、ユウキを助けてくれて本当にありがとう……これで二度目ね……私もしっかりしなくちゃ」

 

 いくら命の危険はないとはいえ、警戒しなければいけないことがあることを改めて認識した俺たちは、お互いに気をつけようと再確認した。その後しばらく雑談しているとキリトが俺と男たちのデュエルに関して質問を尋ねた。

 

「それにしても刀霞、どうやって倒したんだ? アイツら結構強いはずだぞ」

「普通に倒した……と思う」

「普通にって……刀霞があの三人を倒したなんて……ちょっと信じられないな……」

「別の俺が倒したというか、俺じゃない誰かが戦ってくれたというか……結果的には俺が倒したことになってるんだけど……なんと言えばいいか……」

「おいおい、デュエルなんだから誰かが助けに入ることはできないぞ。それにあの三人を独りで相手するのは俺でも厳しいと思う……どんな戦い方をしたんだ?」

「あの時は意識が虚ろだったというか、その、よく覚えてないんだ。まるで……そう、ステレオグラムのような……そんな感覚だった」

 

《ステレオグラム》とは、立体的印象をもつように描かれた平面に描かれた図や絵を目の焦点を意図的に前後にずらして合わせることで立体的に見ることができる。立体画ともいう。

 

 人間は、片眼では焦点距離、物体の大きさ、重なり、明瞭さ、移動速度、両眼では、両眼視差、輻輳などの情報を総合的に利用して立体を認識している。《ステレオグラム》は両眼視差を利用して画像を立体として認識させる。

 現実の立体を見るときには、両眼の位置の差から右眼と左眼では異なった像が写っている。この見え方の違いが両眼視差である。

 この2つの画像の差異を利用して脳は空間の再構築を行う。逆に、平面上の画像でも両眼に視差が生じるように映像を写すことで、脳に立体として認識させることができる。

 

「あの時の俺はこれがゲームだと忘れていた気がする。やるかやられるかしか考えてなかったから必死だった。だから偶々だよ、もう勝てないと思う」

「……そうか。無理に聞いて悪かった」

「気にしないでくれ。それよりアスナ。俺の事はユウキに言ってないよな?」

「えぇ、もちろん。でも助けてくれた人にお礼がしたいって言ってたから、この際会って見たら……?」

「いや、遠慮しとくよ。無事に助かればそれでいいんだ」

「またそんな事言って……でも、ユウキは少し気づいてたよ?」

「……え?」

「会ったことがある気がするって言ってたわ。ねぇ、もし偶然でもいいから出会ってしまったら、素直にお礼を聞いてあげて。ユウキは貴方の顔覚えているみたいだから、逃げてしまったらきっと傷つくと思うの……」

「……わかった。考えておくよ」

「うん、お願いね」

 

 そんな会話をした後、今回はキリトとアスナは病院でフルダイブせずに帰っていった。なんでも、エギルの店が新作のメニューを考えたらしい。その味見をするべく、今日は早めに帰るそうだ。俺にもいつか紹介してくれと頼むと、キリトとアスナは快諾してくれた。キリトとアスナを見送った後、俺はたまたま鉢合わせた倉橋先生と少し話をした。

 

 内容はちょっとした雑談程度の話だが、せっかくなのでユウキの容態を聞いてみた。倉橋先生曰く、元気すぎて困っているぐらいだそうだ。リハビリも順調で、食事の量も増えてきている。また売店や屋上に行きたいと駄々を捏ねているらしく、看護士が収めるのに苦労しているらしい。

 

「本当に、仕方のない奴ですね」

 

 とはいいながらも、つい笑みがこぼれてしまう。

 

「ええ、元気すぎも困ったものですね。あ、そういえば刀霞さん。これを」

 

 そう言うと倉橋先生は懐から一通の茶封筒を取り出し、俺に手渡した。

 

「……これは?」

「開けてみてください」

 

 開封してみると、そこにはお金が入っていた。大金というわけではないがここで今後生活する分に必要以上な金額だった。

 

「そんな……こんなの受け取れないですよ。それに謝礼については募金とユウキの生活費にと……」

「ええ、もちろん。それを差し引いた額を含めてこの金額なんです。今後観光するにしても何か必要となるでしょう。貴方が貢献していただいたおかげで我々も非常に助かっています。どうか、受け取って下さい」

「……ありがとうございます。大事に使わせていただきます」

「いえいえ、今後も定期的にお渡し致しますし、足りないようであればどうか仰って下さい。本来であればこの十倍はお渡しすることになっていますので」

「……わかりました。わざわざすいません」

 

 こんなに貰ったところで観光以外での使い道がまったくない。食べたいものがあるわけでもないし、ほしいものがあるわけでもなかったので、俺は使い道ができるまで貯めることにした。

 そして夕食を済ませ、無菌室に戻った俺は、ナースコールで看護士さんを呼び、《メディキュボイド》によるフルダイブで、ALOに再びログインしたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 今日はキリトとアスナがログインする時間はおおよそだが事前に教えてもらった。それまではソロでモンスターを討伐して資金を稼ごうと思う。

 インプ領に無事ログインできた俺は、現在地を確認し、近くの山岳地帯に向かおうとしたのだが、向かっている最中に武器屋を横切る際、ふと思い出した。

 

――……そーいえば……アレ買うか悩んでたんだよな……

 

 そう、武器を買おうと悩んでいた最中に事件が起きてしまったため、今まですっかり忘れてしまっていた。

 

――……まだやめておこう。武器を変えたところで強くなるとは限らないしな。それよりもポーションとか必要なものを買っておくか

 

 さっそく俺は以前ヘアバンドを購入した道具屋へ再び向かった。いざ到着して、扉を開けようとしたのだが、以前自分で約束してしまった『次来る時はそのヘアバンドを買う」という言葉を思い出してしまった。

 

――しまった……あれ買ったらポーション買えなくなる……ってゆーかたしか八万ユルドだよな……げ……俺三万ユルドしかもってないぞ…ま、まぁあのじーさんが俺のこと覚えてるとは限らないし……いけるか?

 

 おそるおそる扉を開け、店内の様子を伺うと、いつもの老人しかいなかった。老人は俺の姿に気づくやいなや、「おぉ、この前のにーちゃん!!」と明るく挨拶してくれたことに対し、どうやってあの装備を買わずに済むか必死に考えることしかできなかった。

 

「ど、どうも……」

「約束だったな! 《エア・スプリング》とっといたんだぜ!」

「あ、あぁ……それなんだが……少し手持ちが足りなくてさ……」

「なにぃ!? 買うって言っただろーが! 約束破るつもりかぃ!」

「い、いやそーいうつもりでは……あ、そうだ。このアイテム欄の中で、何か買い取ってくれるものはないか? あまりいいものはないと思うが、モンスターを少し倒してドロップ品を手に入れたんだ」

 

 俺はメニュー画面を開いて所持アイテム一覧を道具屋の老人に見せた。

 

「そうさなぁ……ここいらのモンスターじゃ禄なアイテムなん…て……なにぃぃぃ!?」

 

 老人は1つのアイテムに目がとまると同時に飛び上がり、後ろへ尻餅をついてしまった。

 

「お、おいおい大丈夫か……?」

「そんなことよりもにーちゃん!! これどこで手に入れたんだい!?」

「これ……? あぁ、なんか色違いのゴーレムを倒した時に手に入れた奴だけど」

「ま、まさか……そのゴーレムの名前って……まさか《ユミル・フロストゴーレム》って名前じゃ……」

「あ、あぁ、そんな長ったらしい名前だった気が……」

 

 そう言葉返すと、老人は過呼吸になり、汗を大量に流して終始興奮しっぱなしだった。

 

「にーちゃん……こりゃあ《属性結晶》だ……しかもソードスキルの属性にはない氷属性だぞ……」

「それはー……凄いのか……」

 

 それが価値あるもなのかわからなかった俺は、老人に尋ね返すといきなり俺の胸倉を掴み、これが如何に貴重なものなのかを力説し始める。

 

「凄いなんてもんじゃねぇ!! 《ユミル・フロストゴーレム》も、氷属性の属性結晶も逸話だと思ってたぐらいだ! この素材はな、にーちゃん! 《レジェンダリーウェポンに匹敵する武器が作れるかもしれねーんだぞ!?」

 

――唾が……唾が顔に……なるほど。武器の生産素材だったのか。でもなぁ…そんな武器作ったところで俺の熟練度じゃ装備できないしな。

 

「よし、じゃあこれ買い取ってくれ」

「はぁ!? そんな金うちにはねーぞ!!」

「そんな高いものなのか、これ」

「恐らく持っているのはお前だけだろうな……一千万ユルドは下らないぞ」

「そうか。じゃあ言い値でいいから買い取ってくれ」

「はぁ!?」

 

 老人は金魚のように口をパクパクさせ、体を震わせて俺の言葉を聞き返した。

 

「いま……なんて……?」

「いや、言い値でいいから……」

 

 俺がそう言いかけた瞬間、頭をおもいっきり殴られた。急に殴られた俺は一瞬何をされたのか理解できず、一時的に放心状態になってしまった。

 

「馬鹿たれが!! 男なら金よりも力を求めんか!」

「だ……だから、それ売ってヘアバンド買うって……」

「そんなもん後でいい! とっと鍛冶屋行って作ってもらってこい!! いつかその武器を装備して、お金を貯めたら売ってやるわい!!さっさといけ大馬鹿たれが!!」

 

――……二回も馬鹿たれと言われた。

 

 急かすように店から追い出され、老人の馬鹿たれという言葉ですっかり落ち込んでしまった刀霞はしょんぼりと頭をうなだれたまま、鍛冶屋へ向かうのだった。




今回も閲覧していただき、ありがとうございました。

UA総合数が2500を突破しました。

色々な人に見ていただくことができて本当に嬉しいです。

文才も表現力もない私ですが、どうか最後まで見守っていただけると嬉しいです。

コメントしていただいた方、ありがとうございました。また下さると励みになります。

今後も宜しくお願い致します。

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