東京喰種-Prototype-   作:アレックス・マーサー

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衝動書きです。


そして彼は。

神様転生という言葉がある。

誰が一番最初に考えた訳でもなく、需要があるシュチュエーションなのは確かだ。

神様の都合により別世界に転生し、そして特典という物を貰い受け、別世界に旅立つ。

ここで転生する場所や特典の内容を指定する場合もあれば、しない場合もある。

大体が前者だ。ごく稀に特典無しというhardモードも存在する。人生は甘くないということなのか。

 

しかし俺の場合は後者だった。

 

色々なゲームや漫画を買い、部屋に篭り自分の世界に入り込んでいた。

何となく、東京喰種が読みたくなり2時間で今現在出ている巻を読破した。

そしてアメリカのゲームであるProttypeというゲームを無性にプレイしたくなったので1から2を食事と睡眠を抜いて、プレイした。

次の日が休みだったのが良かった。

 

ストーリーをクリアし、俺は睡眠欲を満たす事にした。

俺はある意味後悔した。

 

この読んでいた本が世界で人気な海賊な話や忍者の話だったらだと。東京喰種では無くもっとファンタジーで夢がある作品を読めばと。

プレイしていたゲームが、寄付金1億を突破したあの有名な中二心を刺激する作品だったらと。

それかZ戦士が登場するゲームでも良かった。あ、でも絶対地獄を見る自信がある。

 

今更後悔しても遅いが。

 

俺は気が付けばアレックス・マーサーになっていた。

そして本当の俺の名前は忘れてしまった。

驚く事に勝手に英語で俺の口が喋る。もうびっくり。

言葉としては俺の感情は出なかったが、内心ヒャッハーと思いながらビルから飛び降りて滑空してた。物凄く気持ちが良かった。

序盤で軍の兵舎の中で、ハンター達と戦う時が内心一番恐怖を感じていたと思う。

次第に殺す事に躊躇しなくなり、歩く殺すしか選択肢がない別ゲームのクレイトスさんみたいになっていった。

成り行きでストーリー通りに核爆発に巻き込まれたけど、見事に復活しました。

細胞一つ一つが俺。これがアラガミ状態と思いながら復活しました。

その後に意識が途切れた。ちなみにゲーム感覚で人を殺しても、ゴキブリのように湧いてくる。一種のホラーだったよ。

リアルなのにリアルじゃない。

 

次は何故かジェームズ・ヘラーで最初のマーサを追いかけてウイルスを打ち込まれた。

自分が自分にウイルスを注入されるのがシュールだった。こっちの身体でも勝手に口が喋る。

そして気がついたらブラックウォッチに囚われていて基地を滅茶苦茶にした後に脱走した。

因みに能力は敵を倒して奪っていく筈なのだが、俺の場合は前のアレックス・マーサの能力を引き継いだ形になった。

Prototype2には無かったアーマー状態にもなることができた。

もちろん、ジェームズ・ヘラーがストーリー通りに入手する能力も手に入れた。これ何てチート?

でも前の力のおかげで簡単にクリーチャーや進化者達をボッコボコに出来たのは楽しかったな。

最後のラスボス、アレックスと戦う事になった。彼アレックス・マーサーではなかった。

ただのブラックライトウイルスの化け物。元俺の身体。俺が身体を使っていた時よりも弱く、簡単に倒せてしまった。

アレックスを取り込み、俺は街に居る全てを取り込んだ。そしてこの身体の娘マーヤと抱き合って俺の意識は途切れた。

 

何時間、意識を失って居たのだろうか。

全身が冷たい。そして何より手足の感覚が無い。

でも、次第に身体の感覚が戻ってくる。俺は目を開け、起き上がり辺りを見渡すと、いつの間にか道路で寝ていた。

何故か俺は服を着ておらず、全裸だった。そして朝に寝たはずなのに夜だった。

オマケに身体がアレックス・マーサーでも無くジェームズ・ヘラーでも無く、日本人のショタになっていた。

この場合は元に戻ったのが正しのか?正にポルナレフ状態だった。

 

 

 

「お、飯発見!柔らかそうで旨そうなガキだな!」

その男の瞳は赤く、涎を垂らしながら全裸の俺を見つめていた。

俺の背筋にゾワゾワする寒さが走った。考えてほしい。

全裸のショタに旨そうなガキとか言うと、ショタコンでホモ。俺このまま襲われるの!?

 

あ、そうだった。

 

俺は感染者だった。

元アレックス・マーサーとジェームズ・ヘラーだった。

俺は人を殺す事に躊躇しないし何とも思わない。

そうでなければ俺の心は壊れ、自我は崩壊でもしていたと思う。

結果として俺の感情が壊れてしまったが。

 

赤い瞳の男は腰辺りから、赤い"ナニカ"が生えていた。

見たこと無い。俺を含める感染者達の武器に似ているが、別物と思える。

感染者の武器は身体を変化させ武器にする。

しかし目の前にいる男は生やしている。内側から"ナニカ"が生えて、それを操っている感じだ。

人にして人に非ず。似た者同士。何処かで見たことあるような気がする。

 

まずは思いっきり叩き潰す。そして取り込む。

簡単なお仕事。両腕をハンマーフィストに変化させる。

両腕を思いっきり振り上げ、男に向かって一気に振り下ろす。

 

男は跡形も無く見るも無残な物になった。

子供の身体では到底出せない威力。まず大人でも出すことはできないが。

アレックス・マーサーやジェームズ・ヘラーの時のような約5m程の陥没後は残せないが、それでも約3.5程の陥没跡は作れた。

 

男を取り込む。

この男の記憶と経験が俺に流れ込んでくる。

 

男は喰種だった。

人の姿をした化け物。俺も人の事を言えないが。

あの"ナニカ"は赫子だったようだ。

 

ということはだ。

考えられるのはこの世界が東京喰種ということしか考えられらない。

 

この男に擬態する。

子供から大人に容姿が変わる。

そしてこの男の赫子は鱗赫だった。

試しに腰辺りから赫子を出してみる。

やはり出すことができ、コントロールすることもできた。

 

これからどうするか。

行く当ても無い。日本に帰ってこれたのは嬉しいが。

 

 

 

 

 

この日を境に、食物連鎖の頂点に立つ人間を喰らう喰種の食物連鎖のピラミッドは崩壊した。

 

その頂点が変わった。

 

感染者。進化者に。

 

 

 




続かないかもしれないし、続くかもしれない。
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