走る、嘴る、バジル。   作:ぶるーちーづ

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第2話

 

 

猪に追いかけられる。いや、別に追いかけてきているわけではないのかもしれない、でも、こっちに向かって走っているのは確かだ。

 

あいにく、今は一本道。

 

そして、人間の体力は無限ではない。

 

さらに、なぜか、その猪デカイ。シャトルバス位ありそうだ。

 

 

走る…………疲れた

 

もう、、、、、、むり

 

 

 

 

パクり

 

 

 

 

はい、そうです、美兎さん♂食われました。むしろ、飲み込まれました。外傷は、ありません

 

猪のなかは、その図体にあわせ、大分大きく過ごしやすい環境となっていた。過ごしやすい?そういえば、内蔵がないぞう?(笑)

 

てゆーか疲れた、さっきまで走っているのを、忘れてた。そうしておれは、意識を手放した。

 

 

 

CCCCCCCCCCCC

 

 

「おき……さ………」

 

ん?

 

「お……な……い」

 

読んでるのか?声かわいいな

 

「おきろっつってんだろこらぁ!!」

 

 

バシンッ

 

 

痛い、でも、声かわいくて怒られている気がしない

 

 

「起きましたね、少年 」

 

 

そこにいたのは、美しい女性だった

 

といいたいところだが、違う。

 

 

居たのは、さっきの猪

 

「てめぇ、何でしゃべれんだ!!てか、食いやがったな!」

 

「あら、そうでしたね、まだ、この姿のままでした」

 

 

憎き猪 がそういうと、その体が光に包まれた。今度こそ出てきたのは、美しい女性。俺の語彙では、いや、俺の世界のどんな言葉を用いても形容しがたい美貌。そなはずなのに、俺は見とれていなかった。現実味がなかったからか?

 

 

「少年、まず、最初に先程のことは謝ります。申し訳ありません」

 

「いやいや、なんかよくわかんないですけど、貴方みたいな美しい人が簡単に頭下げないでください」

 

 

お優しいんですね、 とくすり、と笑いながら言う、可愛い

 

 

「それで、なんなんですか?これ」

 

「ああ、これですか、これは、私の世界、私の空間です」

 

 

「私の世界?」

 

 

はい、と答える彼女、二度可愛い

 

「私は、貴方がほしい」

 

「貴方が必要なんです」

 

お、おうぅなんか、こうぐっと来るものがあるな。

 

 

「それは、こう、どういった理由で?」

 

「そうですね、それを言うのを忘れていましたね」

 

「いえいえ、大丈夫ですよ 」

 

可愛いんで大丈夫です、と心のなかで付け足す

 

 

「それはですね…………」

 

 

要約すると、目の前の美しい女性は、神様だそうだ。それは美しいはずだ。そして、神である限りその存在は、信仰によって保たれる。

しかし、彼女の世界で、今その信仰が失われつつあるということで/ZA力を貸しまた彼女の信仰を広めてほしいということだ。

 

「原因はわかってるんですか?」

 

 

ちょっとうつむいてはいと、答える

 

「違う神が入ってきたんです」

 

「違う神?」

 

気になったので質問してみる

 

「はい、争いを司る神です。もう、邪神や、悪神と言っても差し障りはないかもしれません」

 

 

「それは、分かりましたが、それがなんで、信仰が失われることになったんですか?」

 

 

「最もな疑問ですね、それは、私が真反対のものを司る神だからです」

 

 

争いが溢れた世界では、優しさは自分の身を守れなくなるだけってことか

 

 

「手伝って、もらえますか?」

 

こんな美しい人に言われて断れるわけがなかった

 

「はい、微力を尽くさせていただきます」

 

「ありがとうございます。わたしも貴方のお側でサポートさせて頂きます」

 

それは、一緒に旅できるということか?

 

「はい、そう ですよ。これから、よろしくお願いしますね?」

 

心を、読まれた…………。でも、嬉しい

 

 

 

 

こうして、冒頭の状態に戻るわけである。異世界だと疑えなかった理由がお分かりいただけただろう。

 

 

 

 

 

 

この時の俺に話しかけられるなら声を大にして言いたい

 

 

ーーーー考え直せ

 

 

と。

 

 

 

 

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