猪に追いかけられる。いや、別に追いかけてきているわけではないのかもしれない、でも、こっちに向かって走っているのは確かだ。
あいにく、今は一本道。
そして、人間の体力は無限ではない。
さらに、なぜか、その猪デカイ。シャトルバス位ありそうだ。
走る…………疲れた
もう、、、、、、むり
パクり
はい、そうです、美兎さん♂食われました。むしろ、飲み込まれました。外傷は、ありません
猪のなかは、その図体にあわせ、大分大きく過ごしやすい環境となっていた。過ごしやすい?そういえば、内蔵がないぞう?(笑)
てゆーか疲れた、さっきまで走っているのを、忘れてた。そうしておれは、意識を手放した。
CCCCCCCCCCCC
「おき……さ………」
ん?
「お……な……い」
読んでるのか?声かわいいな
「おきろっつってんだろこらぁ!!」
バシンッ
痛い、でも、声かわいくて怒られている気がしない
「起きましたね、少年 」
そこにいたのは、美しい女性だった
といいたいところだが、違う。
居たのは、さっきの猪
「てめぇ、何でしゃべれんだ!!てか、食いやがったな!」
「あら、そうでしたね、まだ、この姿のままでした」
憎き猪 がそういうと、その体が光に包まれた。今度こそ出てきたのは、美しい女性。俺の語彙では、いや、俺の世界のどんな言葉を用いても形容しがたい美貌。そなはずなのに、俺は見とれていなかった。現実味がなかったからか?
「少年、まず、最初に先程のことは謝ります。申し訳ありません」
「いやいや、なんかよくわかんないですけど、貴方みたいな美しい人が簡単に頭下げないでください」
お優しいんですね、 とくすり、と笑いながら言う、可愛い
「それで、なんなんですか?これ」
「ああ、これですか、これは、私の世界、私の空間です」
「私の世界?」
はい、と答える彼女、二度可愛い
「私は、貴方がほしい」
「貴方が必要なんです」
お、おうぅなんか、こうぐっと来るものがあるな。
「それは、こう、どういった理由で?」
「そうですね、それを言うのを忘れていましたね」
「いえいえ、大丈夫ですよ 」
可愛いんで大丈夫です、と心のなかで付け足す
「それはですね…………」
要約すると、目の前の美しい女性は、神様だそうだ。それは美しいはずだ。そして、神である限りその存在は、信仰によって保たれる。
しかし、彼女の世界で、今その信仰が失われつつあるということで/ZA力を貸しまた彼女の信仰を広めてほしいということだ。
「原因はわかってるんですか?」
ちょっとうつむいてはいと、答える
「違う神が入ってきたんです」
「違う神?」
気になったので質問してみる
「はい、争いを司る神です。もう、邪神や、悪神と言っても差し障りはないかもしれません」
「それは、分かりましたが、それがなんで、信仰が失われることになったんですか?」
「最もな疑問ですね、それは、私が真反対のものを司る神だからです」
争いが溢れた世界では、優しさは自分の身を守れなくなるだけってことか
「手伝って、もらえますか?」
こんな美しい人に言われて断れるわけがなかった
「はい、微力を尽くさせていただきます」
「ありがとうございます。わたしも貴方のお側でサポートさせて頂きます」
それは、一緒に旅できるということか?
「はい、そう ですよ。これから、よろしくお願いしますね?」
心を、読まれた…………。でも、嬉しい
こうして、冒頭の状態に戻るわけである。異世界だと疑えなかった理由がお分かりいただけただろう。
この時の俺に話しかけられるなら声を大にして言いたい
ーーーー考え直せ
と。