身に付けているものを確認する。
服装は制服からなんか、冒険者っぽいものに変わっている。おそらくこれがこの世界の正装なのだろう。
だだ、腕時計だけがそのままであった。いじってみるがやはり機能はダメになっているようだ。電源すらつかない。
ーーーー起きてください
なんだか聞き覚えのある
「あぁ、女神様ですか」
「はい、女神様です」
そういいながら、微妙な顔をする
「どうしたんですか?」
「いえ、あまりドキドキしていられないようなので」
へ?
「いわ、私それなりに自分の容姿には多少の自信があるつもりなので、実際に出会う方々は結構、その…………」
あぁ、何となくわかるな。
そういえば、なんで、平気なんだろうな。しかも、会う方々って神がそんなにひんぱんに会うのかな?
まぁいいか
「いや、可愛いと思いますよ、本当に」
「うふふ、ありがとうございます」
なんだかご機嫌になったようだ、よかった
それでは。まずあなた様のお力を確認しましょうか
そう女神様が言うと、唐突に俺の手を握ってきた。不思議に思っていると目の前に『膜』があらわれた
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亜火守 美兎 (あびす みと) ♂
Lv1
力 100
魔力 1000
回避 500
《恩恵》
有利な状態《アドバンテージ》
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「魔力と回避が高いですね、あぁ、回避は、足の早さと思ってください」
まぁ、猪とおいかけっこしたぐらいだしな
「あの、魔力があるなら、魔法…………とかあるんですか?」
「はい、ありますよもちろん」
「俺、持ってないみたいなんですけど…………」
チクショウ、なんか楽しいことしてみたかったのに
「本当ですね、この恩恵というのがありますね、魔法が使えるならここにその魔法名が刻まれるはずなんですけど」
そういえば、恩恵って…………
「そうですね、恩恵というのは、私たち神からの贈り物といった感じでしょうか」
また心を読まれた…………これ、やましいこと考えたら一発でおわりなんじゃ
「今回は私からの恩恵としてちょっと変わったものを差し上げました 」
有利な状態?か
「説明しますとまぁ、そのままですね、常に有利な状態になるということです」
具体的に言うと、相手側火を出したら水、力が強いなら守りが強くなったり回避がすごくなったり、と
アドバンテージを持っているてか
使い方次第で糞にも最強にもなるやつだな。
「あなた様なら、お使いになれると信じております」
信頼が重い…………。それにしても、優しい神にしては、戦闘むきのだな…………まぁいいか
「もう一個質問いい?」
「ええ、いくつでも構いませんよ」
「スキル………て言っていいのかな、なんか、剣術とか弓術とか、そういった技術関連のものってないの?」
もちろんございますと、自慢げに答える、そして、でもと続ける
「あなた様には、得ることができません。まぁいってしまえば、あなた様の恩恵はすべて持っている、ような感じですからね」
確かにな、それなら納得だわ。
「おけー、やっぱりそういうのも恩恵に含まれるのか」
「はい、また、習熟度によってその行使できる幅は変わってきますが」
「ありがとう、じゃあ、これで最後。このレベルってのは俺が想像してるのとおんなじ感じかな?」
心読めるんなら分かるだろ?
「ええ、そんなかんじです。世界中に存在してる魔物や人を殺したとき、まぁそうですね、経験値のようなものが足りたら上がると考えてもらっていいです」
「その時、この力とかは?」
「それらも、上昇します。上昇幅は、個人差がありますが、あなた様の素質から考えれば、結構上がるんじゃないでしょうか?」
「素質?素質なんてわかるの?」
神ですから という女神。どうやら神専用能力らしい